家族内ケアの難しさ
みなさん、おはようございます。社会福祉士のぽこです。
昨日に引き続き、久しぶりの投稿、まずは2日目になっております。
フォローを続けてくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
少しずつまた配信も続けていければと思っておりますので、そのままフォローしていただけると嬉しいです。
今日は10月の23日木曜日ですね。今は時刻5時20分になります。
皆さん寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
だんだん薄着だとね、かなり腹寒くなってきましたので、風邪ひかないようにお気をつけください。
では今日のテーマですけれど、今日のテーマは家族内のケアについて、チーム戦だからこそ弱音を吐けないよなぁっていうお話になります。
最後までお付き合いください。
今日のお話については、育児がテーマにはなります。
育児ってチーム戦だよねってよく言われると思うんですが、他にも介護とかもそうかなと思います。
小さい子供を育てる育児、あとは大人の介護、子供の必要な方は介護、障害のある若者の介護、
育児における感情の共有
親の介護、なんかいろいろケアをするっていうことがあると思うんですが、その中で育児は育児、ケアはチーム戦だけどチーム戦だからこそ弱音を吐けないよなって
最近よく思います。
その理由は家族の中でケアをしていると、いくらチームであったとしても、自分が辛い時って大抵相手も辛いことが多いからだと思うんですよね。
理想は弱音を吐き合いながら、まあそれでも頑張っていこうぜってこぶし合いながら頑張っていくっていうのが理想です。
けどそうはわかっていても、特に夫は妻に、妻は夫に弱音を一番吐けないっていうのが現状かなと思います。
本来であれば仕事とかならね、自分が弱っている時は相手に補ってもらうということができる、これがチーム戦のいいところだと思うんですけれど、
育児や介護などの家族の中だけで完結するケア、これはその逆になることが多いなと思います。
そんな時に誰を頼ったらいいのかっていうお話も今日できればと思います。
まず今私の現状なんですが、7月に出産をして育児に励んでいる私と、7月から11月まで育休をとっている夫、この2人で今0歳3ヶ月の息子の育児に奮闘している日々になります。
よく思うのが、辛い時こそ夫に弱音を吐く気に全くならないんですよね。
別に夫が頼りないわけでもないし、私が言いたいこと本当は言えないっていうようなメンタルだから、性格だからっていうわけでもありません。
単純に私辛いけどあなたも大変だよねって思ってるだけなんですよね。
これもし仕事だったら、職場内の全員が同じくらい大変で、どうしようもない状況に陥るっていうことって少ないと思うんです。
時々例外とか、施設全般で事業者全体で大変だっていうことはあるかもしれないんですけど、
基本的には1人が負った痛みを分け合うことができるっていうのがチームの良いところだと思っています。
例えば、たった1人に業務が偏っているときは、それを平らにならすとか、仕事量に余力がある人が補ったり、
精神的に余裕がある人が余裕のない人をフォローアップするっていうことが可能だと思います。
でも家族のケアになると、そもそもチームのメンバーが少ないんですよね。
ほとんどの場合はチームメンバー2人になります。
外中扱いに私はしてますけど、自分の両親とか義理の両親とか、あとは公的サービスに頼るっていうこともなくはない。
けど基本的なメンバー、会社の中にいるメンバー、チームのメンバーっていうのは夫妻のこの2人だと思います。
この2人だけで大量のタスクを回すってなったときに、自分が辛いときにちょっと聞いてよって言いづらいと思うんですよね。
自分が元気がないときって相手も元気ないだろうし、自分が元気なときって相手もだいたい元気だしっていうような、
同じ状況に陥りやすいのが家族の中でのケアだからです。
仕事量が多くて困っていたら誰かに業務を振ればいいけど、育児とかケアってそうもいかない。
誰かに例えば殴られて辛いときに、隣にいる相棒に痛いよって言いたくなったとしても、
相手さえも、一緒に戦っている相棒もボコボコにやられている。
そんな状況を見て、俺も痛いよなんて言えないと思うんです。
弱音吐いている場合じゃないな、やめとこうってなる人がこの場合はほとんどなんじゃないかと思います。
育児介護とか家族の中だけでチームを結成して取り組むプロジェクト、これにおいてはこういった背景から弱音を吐けないっていう状況が続いていくんじゃないかなと思います。
ケアにおける相手への配慮
こんな時にじゃあ誰に弱音を吐けばいいのか、ちょっと考えてみたところ、私がたどり着いた結論はケアしている相手本人でした。
育児だったら子供本人に、介護だったら被介護者、なので子供、医療ケアが必要な子供、障害のある人、家族、親ですね、そういった介護されている相手本人に
今ちょっともう辛いんだっていうことをきちんと伝えるのが一番ベストなんじゃないかなと思います。
子供に今日ちょっと眠くて辛いんだよとか、親に休む暇がなくて本当大変なんだよねってもう大変な心境を素直に言っちゃえばいいんじゃないかと私は思います。
人にもよるんですけれど、育児とか介護している人の中で心の底から本当にもうやりたくないけどやらないと死ぬからっていう理由で介護している人って少ないと思うんです。
もちろんそういった理由もあるとは思いますが、その気持ちもありつつ、でもこの人のために何か少しやってあげたいという気持ちもほんの少しはあると思います。
なのでこの大変な気持ちっていうのとケアをしてあげたいっていう気持ちって別に両立しないわけじゃないと思うんですよね。
大変だけどやってあげたい、でもやっぱり大変っていうのが本当のところなんだと思います。
なのにケアしている人ってどうしても前者の何か
してあげたいっていう気持ち、これを表面化していいけれど、大変だっていう気持ちは表面化しちゃいけないと思っている人がとても多いです。
でも大変だけどやってあげたい、これは両立する。ならば大変っていう気持ちもでもやってあげたいんだっていう気持ちも両方相手に直接伝えてあげたらいいんじゃないかなと思いました。
冒頭で言った、育児や介護などのケアは弱音を吐けないっていうところは、一緒にやっている人、一緒に痛みを味わっている人に対して、俺も痛いんだって、私も大変なんだって言いづらいっていう話だと思うので、
だったら直接ケアをしている人に大変なんだって言ってあげたらいいと思うんですよね。
私は勤めている施設の利用者の介護をすることもありますが、そんな時はもう自分が感じた大変さって直接利用者に伝えるようにしてます。
何回も何回もナースコールで呼んでくる人もいるから、そういった人にはもう何回も呼ばれると行くの大変なんだよねってちゃんと伝えます。
そうすると利用者本人も、大変なら来れる時に来てくれたらいいからって言ってくれる人もいる。
そんなふうに妥協案を考えてくれる人だっていますし、妥協案考えられない人、そんなこと言ったって来てもらわないと困るんだよって怒ってくる人ももちろんいるので、そういった人は変わらないんですけれど、
それにしたって大変な中行ってるんだよっていうことを伝えるだけでもかなりメンタル変わってきます。
育児でも同じで、私もよくまだ言葉もわからない息子に対して、ママ今日こういうこと頑張ったんだよってすごいつぶやいてます。
息子は別に何か言うわけでもないし意味もわかってないけれど、ただニコニコへへしてますが、
そんな姿を見ているだけでも割と吐き出せたっていうことがメンタルを救ってくれるので、思い切って介護している相手、頑張ってケアをしている相手に私頑張ってますっていうことを伝えていくのがいいんじゃないかなと思いました。
ということで今日は家族内ケアで弱音を吐くべき相手についてお話をしてみましたが、
介護している人とか育児をしている人ってみんな頑張りがちだと思うので、このお話を聞いて少し楽になってくれたら嬉しいなと思います。
こんなふうに私のスタイフーノートの配信の中では、福祉とか育児とかちょっとどっちかというと後ろ向きなイメージが大変なイメージが多い業界の話を少し前向きに考えられるような配信を心がけています。
また気になってフォローしてくださると嬉しいです。
ではまた次の放送でお会いできたら嬉しいです。今日も聞いてくださってありがとうございます。
それではまた