1. 福祉と育児のちょっと前向きな話
  2. 4🌻労働規制緩和と過労死の話..
2025-10-27 09:55

4🌻労働規制緩和と過労死の話。それはそれ、これはこれなんじゃない?

労働規制緩和と過労死。
高市内閣が掲げる「もっと働ける社会」の方針に、過労で家族を亡くした遺族たちが反対の声を上げています。
障害者福祉の現場で働く私が考えるのは、「それはそれ、これはこれ」という視点。
企業の働かせ方だけでなく、個人の働き方にも課題があるのでは?
過労で鬱になったAさんの事例を通じて、働き方の主体性と選択の重要性についてお話しします。

#働き方改革 #高市内閣 #労働規制 #社会福祉士 #精神保健福祉士
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サマリー

このエピソードでは、労働規制の緩和と過労死についての議論が展開され、特に高市内閣の政策やその影響について話されています。また、福祉の現場での経験を踏まえて、個人と企業の責任について考察されています。

労働規制緩和の背景
おはようございます。社会福祉士のぽこです。障がい者施設の相談員をやっていて、今は0歳児のママ、育休中です。
福祉と育児のちょっと前向きな話をしています。今日は10月の27日、月曜日ですね。静岡県は久しぶりに晴れて気持ちのいい天気です。
皆さん、週の始まりはどうでしょうか?気持ちよくスタートできそうですか?
今日は、月曜日なんですけれど、働き方の話、労働規制緩和と過労死についてお話をしようと思います。
まず、高市内閣法則してから、かなり公私事実を叩き出しているイメージなんですけれど、皆さんは何か注目されている政策とかありますか?
私はかなり注目しているものの中に、労働規制の緩和があるんですけど、その労働規制緩和について、かなり批判的な意見が多いというニュースを見たので、それについて今日はお話ししていこうと思います。
簡単に言うと、労働規制の緩和というのは、残業時間の見直しとか、簡単に言うと、もっと働いていいようにするという政策だと思うんです。
この政策に対して反対している層というのが、特に過労死で家族を亡くした遺族の皆さんと聞いています。
それはそうだと思います。労働規制が緩和されれば、また働きすぎて、娘・息子・親のように命を絶ってしまう人が増えるんじゃないかというような危機感から、労働規制の緩和なんてしないでほしいという声が大きくなっているんだと思います。
これに対する私の意見は、それはそれ、これはこれというものなんですけど、今日はそんな労働規制緩和と過労死の話を、障害者福祉の現場で働く私の視点でお話ができればなと思います。
一人、利用者の人を紹介します。もちろん個人が特定されないようにミックスして情報をお話しするんですけど、Aさんとします。
Aさんは元々一般企業でバリバリ働いていた人です。この人は地元では結構有名な良い企業、ここに勤めれば安泰だよねっていうような企業に勤めていた人になります。
この人、仕事がきつくて働き始めて何年かな、5年か10年くらいでうつになったんですよね。
うつ病発症してから仕事を全然続けられなくなってしまったので退職して派遣のバイトを点々とするんですけど、その生活も長く続かなくてホームレスになったんです。
ホームレスになったけどやっぱり生活続かなくて、ショッピングモールのトイレで倒れているところを警察に保護されて生活保護につながり施設に入るっていうような流れになりました。
Aさんは職場さえ問題なければ普通に働いて生活していたって私最初は思っていました。
うつ病になることもなく、ホームレスになることもなく、福祉のお世話になることもなく、普通に稼いで生活していたんだろうな職場さえ問題なければって思っていたんです。
けど、最近高市内閣の発足の話、労働規制緩和の話を聞いてから、それもしかしたら違うかもしれないなって思うようになりました。
その理由が職場と個人の問題、両方の問題なんじゃないかって思うようになったからなんですよね。
もちろん過労で家族を亡くされた遺族の皆様に対しても本当にもう残念なことだったと思うし、繰り返されてはいけない何か改善の策を講じなければいけない問題だとは思います。
個人の責任と選択
けど、その問題、改善の策を講じなければならなかった問題っていうのが、果たして企業だけの問題だったのかっていうのはちょっと疑問だと思っています。
というのも、働かせ方に問題があったことはわかるんですが、働き方、本人の働く方向について問題がなかったのかなと疑問に思うんですよね。
働くっていうのはあくまでも積極的な行為、自分から行う行為だと思います。
鞭打たれて働かないと殺されるっていうような時代でもないし、極端な話だと思うんですけどね。
ただ、様々な環境要因の中で自分から行っているものだと私は思っています。
だからこそ選択する側にも少なからず責任があるっていうのが私の意見です。
残業しないと生きていけないじゃないか、働いていけないじゃないかって言われるかもしれないけど、
そもそも残業しないといけないって何でだろうって考えたことあるのかなって思うんですよね。
託された業務が終わらないのかなとか、託された業務を断ったらどうなるんだろう。
これ断ったら働けなくなるのかな。
ただ職場ここで働けなくなったらどうしようかってどんどん自分で積極的に考えたことあるかなって思います。
もちろん色々事情があるのは承知の上です。
その上で自分で選択を変えることは何もできなかったのかっていうとゼロではないんじゃないかなと思うんですよね。
特にある程度の精神的ダメージを受けている状態だと現状を抜け出すのにエネルギーを使えなくなるのが人間だと思うんです。
すごい疲れているときにダイエットして体を変えようって思えないし、
職場の環境に疲れきっているときにこの業務量おかしいよって声を上げるのは絶対無理だと思います。
それは私でもできないし、堀江さんぐらいだったらできるかもしれないけど、
どれだけ精神的に強い人でもできない時ってあると思います。
だからこそその手前で気づける自分であるっていう事前準備も必要だったんじゃないかなと思うんですよね。
こんなワークライフバランスで働きたいっていう働き方、
これを主体的に持って就職していたら、
これは私の持っている理想と違うって気づいていたかもしれない。
企業の働かせ方に問題があるのと同時に、
個人の働き方にも課題がどこかあったはずなんですよね。
でもそれは課題として絶対クローズアップされてこない問題です。
その理由は、遺族のことを思うと誰も口に出せないから。
家族を過労で亡くした人に対して、
誰が本人にも課題があったんじゃないのって言えるのかっていうことです。
でも確実に企業側の努力だけでは解決しない問題だと思います。
企業がどれだけ頑張っても働かせ方を改善するしかできないんですよね。
その上でどんな働き方をするのは、選択するのは労働者本人なんです。
最初の話に戻ると、高市さんは別に全員に対して、
もっと働けって言ってるわけではないんです。
働きたい人がもっと働けるようにしたいだけであって、
それを全員がもっと働かなくちゃいけない環境にするかどうかは、
企業次第で、労働者次第。
そこはこの二人にかかってくる課題だと思っています。
もちろん、ブラック企業って言われるところで働いている、
もうここで働くのは辛い、死んじゃうっていうぐらいだったら、
転職するのも一つだし、
転職するエネルギーもなくなっている状態の人がいるんだったら、
もちろんその時点でできることを探すのはベストなんですけど、
それ以前にそうなる前に対策できる自分になるっていうのも一つ、
自分側の課題なんじゃないかなっていうのが正直なところです。
そこに対して企業ができることもまたあると思います。
就職してきた新卒に対して研修をするときに、
こういう研修をするとか、働き方ってこういうものだよね、
自分で選択するものだよね、
こういうときは声を上げようっていう研修をしっかりするとか、
学生のときにそういう授業をするとか、
それだけでもいいと思うんですけど、
その観点で企業側、労働者側、
両方にまだまだできることあるんじゃないかなと思います。
というのが私の働き方、働かせ方っていうところに対する考え方になります。
この労働規制緩和と過労死の話は、
たぶんかなりセンシティブな話になるので、
賛否両論あると思うんです。
ただ、企業側だけに問題があったのかっていうと、
そうじゃないよなっていうのが私の考えなので、
あくまでも遺族の方に対して、
いやあなたの息子娘にも問題があったんじゃないのって、
冷たく言いたいわけではありません。
ただこの問題に対しては、そういう意見があると、
本人にも課題があったんじゃないのっていう意見があると、
どうしても遺族の人からバッシングがあるのも事実だと思いますので、
なかなか意見しづらいトピックではありますね。
ちょっともやもやした状態で終わりますが、
今日はここまでにしようと思います。
月曜日ですね、今週で10月が終わり、
また年末に向けて走っていくシーズンになると思いますが、
皆さん体調にも精神的なメンタル、
一緒ですね、精神的な体調にもお気をつけてお過ごしください。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
また次の放送でお待ちしております。
ではまた。
09:55

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