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2024-08-07 10:20

効率的な支援をすべきか、じっくり寄り添うべきか@障害者福祉

いくら仕事を効率化させても、1人の利用者の水分補給に30分もかかる。
福祉の仕事は効率化すべきなのか。
それとも時間をかけるべきか?
私なりの答えは、その「両方」です。

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おはようございます。社会福祉士のぽこです。この放送では、このままでいいのかな、ともやもや働く日々をワクワクの日々に変える、そんなメソッドや気づきを、障害者福祉の現場からゆるくお届けをしています。
今日も聞きに来てくださってありがとうございます。今日のお話は、私が早場に入って感じたことについて、少し言語化をさせてもらいます。最後までお付き合いください。
はい、私事ですが、昨日初めての早番、変則勤務を体験させていただきました。体験といっても、今後も入っていくんですけれど、早番というと、普段の8時半からの業務ではなく、1時間半前ですね、7時から業務に入るような形になります。
そして、普段は相談員としての業務を行っているんですけれど、その早番の業務の中では、フロアの業務ですね、介護だとか、身体解除、食事解除、排泄の解除、あとはお薬を配ったりとか、そういったところに入るようになります。
より日常生活に近いところを支援させてもらうような立場になるんですけれど、その早番をやってみて感じたこと、言語化をしていきたいと思います。早番の中で一番印象に残ったのが、お茶ゼリーの提供だったんですね。
利用者さんの中には、かなり演芸能力、飲み込む力が弱ってきていて、水分を飲み物として飲むのが難しい方、あとは障害の特性からお茶とか水とか、そういうただの水分を取るのがすごく嫌だよっていう方もいらっしゃるんですが、その方に対するお茶ゼリーの提供を行っています。
このお茶ゼリーなんですけれど、食べてもらうのにすごく時間がかかるんですね。一番時間がかかった方で、1カップのお茶ゼリー、大体どのくらいかな、手のひらに2つ乗るんじゃないかなくらいのサイズ感、あれ一つで30分解除に時間がかかりました。
この30分間かけた水分補給の時間を体験してみて、すごく最初苦しかったんですけど、だんだんすっきりした気持ちになってきていたので、その気持ちの変遷についてもう少し詳しく考えてみたいと思います。
この水分補給に30分かかったという事実、最初に思ったのは、なんて無駄な時間なんだと思ったんです。なんかこう、自分で食べてくれればこんなに時間がかからないのにって思ってしまったりとか、水分補給ではなく点滴とか、もうそういったレベルなんじゃないか、なんかそこまで考えたんですね。
というのも、やっぱりこの指導員、相談員が変則勤務に入らなきゃいけないくらい枯渇している人権費というか、人の人材ですね。ここをもう一人一人にゆっくりかけている時間なんて正直ないんじゃないって思ってしまったのが1回目の解除の時間です。
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でも2回目以降に解除に入った時から、だんだんその飲んでる時、食べてる時の利用者さんの顔とか、なんかさっきより飲み込みがいいな、なんか美味しく感じてるのかなって思ったりとか、その後食べ終わった後、1時間後くらいにしっかり排泄があったりとか、そういったところを見ると、なんかすごく人間らしい生活のお手伝いができているのかもしれないなって思ったんですね。
それを感じた時に、なんで私さっきの仕事無駄だって思ったんだろうって振り返ってみました。
それと対局にあるのが、その30分間の水分補給に対局にあるのが、普段行っている事務仕事、普段効率化を最大級に目指している事務仕事と、30分間の水分補給を比較して無駄だと思ってしまっていたんだなと気がつきます。
この私、普段の事務仕事は、なるべく効率化させて、最悪私が急にいなくなってもなんとか回るように、なるべく文字起こしをしたりとか、ここまで進んでるよって記録に残したりとか、あと手順を明確化させたりとか、そういった工夫をしています。
そういうことを通して、少しでも効率的に仕事を早く終わらせるように進めているんですけど、いくら効率化させたところで、水分補給30分じっくりかけていては意味がない。
でも、そこに本当の支援の意味がある。
この温度差というか、難しさに、私何を大切に仕事を今後していったらいいんだろうって、すごく今度は悩んできました。
忙しかったですね。何か無駄じゃないかって思ったり、いやでもこの時間って大事だよなって悟ったり、でも効率化を求めなきゃいけないって、私どうしたらいいんだろうっていう気持ちで、今日早晩を終えたんですけど、
この一人でも多くの人を施設に入所させるにはというか、施設で支援を行って地域での生活をあっせんするためには、効率的な支援も時には必要になってくるんですね。
それを行うための支援者も確保するためには、やっぱり少しでも負担の少ない仕事にしたりとか、残業が少ない、時間的な拘束が少ないような状況を作らなきゃいけない。支援者にもその意識を作っていきたい。私はそんな思いで発信を続けています。
でもこの一人でも多くの人を救うために持続可能な福祉職、これを育てていきたいって思っているのに、かたやじっくりと一人に寄り添うような非利益的な人間性、ここを支援者に目指していく、ここも私大切だなと思っていることなんですね。
このどっちを大切に求めていったらいいんだろうか、そんなふうにすごく今は悩んでいます。悩んだときにふと、何で二項対立的なのか、このAかBか、○か×かなのか、すごくここを矛盾していてもいいんじゃないかなってふと思ったんですね。
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この目の前の利用者を大切にしつつ、それでも支援者としての自分たちのことも大切に守る、こんな働き方はできないのか、矛盾していたとしても、同時に二つの姿を目指して葛藤し続けたって別にいいじゃないかと思うようになりました。
すごく感情というか思考の波が今日は激しかったですね。それくらい利用者さんとの関わり方が変わる、関わるような立場が変わるって、すごく見え方変わるような出来事だったんだなと思います。
この矛盾している二つの姿、一人の利用者さんにじっくりと時間をかけること、その支援者の姿と、効率的に自分を守りながら、自分の時間や生活を大切にしながら働く支援者の姿、ここの二つを常に求めていく、別に二つのゴールを追っていても、どっちにもたどり着けないかもしれないけど、別にいいじゃないかって今は思っています。
今まではどっちかの姿を目指さないとどっちにもいけない、二党主の一党Sじゃないですが、欲張りにどっちもって言ったって結局どっちもうまくいかないんじゃないかって思っていたんですが、でもそうではなく、どちらの姿も追い求めるからこそ、その時その時にかけるべきところに時間をかけれるようになるんじゃないかな、今はそんな風に思っています。
例えば目の前の利用者さんとの関わりを今は大切にしたい、そんな風に思うんだったら、たとえ普段効率化を意識していたとしても、どれだけ無駄なたわいもない、今日は天気が良くて明日は天気が悪そうだねなんて会話でも大切にしたいと思ったんだったら、じっくり時間をかけて関わったらいいんじゃないかと思うんですよね。
逆にこの仕事ってそんなに重要じゃないよな、時間をかけなくてもいいよなって思うことなのであれば、今まで丁寧にやっていたとしてもそこだけ力を抜く、それも別にいいと思うんですよね。
要は自分が大切にしたいかどうか、自分がその支援やその仕事に対する思いとして重視したいかどうか、ここをやっぱり基準にいつも持ってこなきゃいけないんじゃないかなと改めて思っています。
やっぱりどこを頑張っても上手くできない、これは仕方ないことだと思うんですよね。どこを追っていてもやっぱり足りない部分で出てくると思うんです。いくら効率化を求めていても絶対無駄な動きってあるし、逆にいくらじっくり時間をかけていても聞ききれていない話って絶対出てくるんですよね。
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なので、その最大級目指すところっていうのが別に2つあったとしても、自分が思うような、自分が大切にしたいと思えるような関わりができていれば、それは支援者としても十分やっているんじゃないかな、そんなふうに今は思っています。
なので、何かにこだわらず、自分がなりたい姿、目指すべき姿っていうのはどっちなんだろうって、効率的な働き方か、一人の利用者に向けて働くべきか、すごく悩んだとしてもどっちも追っていいんだよ、大切にしたいことその都度変わってもその都度自分がしっかり追いかけていけばいいんだよ、そんなふうに自分に言い聞かせるような回になりました。
はい、ここまで聞いてくださってありがとうございます。
何か少しでも、障害者福祉の現場はもちろんですが、働いている人、家族との関わりの中で何か悩みを抱えている人、そんな誰かに行きやすさを届けられたらいいなと思って、今日の放送を締めさせていただきます。
はい、ということで、今日も早晩なので、利用者さんとの関わり楽しみつつ、自分にできるような支援を心がけて頑張っていきたいと思います。
それでは、今日も聞いてくださってありがとうございました。
では、いってらっしゃい。
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