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2024-08-06 08:33

久遠チョコレートから見る、障害者の新しい働き

紹介した本はこちら

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おはようございます。 社会福祉士のぽこです。
このラジオでは、このままでいいのかなと、もやもや働く日々を、ワクワクの日々に変える、そんな放送を、障害者福祉の現場から、緩くお届けしています。
本当に毎日暑い中ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。 私は相変わらず、夏を楽しんでおります。暑いの得意で良かったなぁと、いつも思うんですけれど、
体壊さないように、皆さんも気をつけてお過ごしください。 では早速、今日のテーマです。今日は、とある本を紹介します。
タイトルは、「温めれば何度だってやり直せる。チョコレートが買える。働くと稼ぐの未来。」という本です。
最後までお付き合いください。 読んだことある方もいらっしゃるかもしれませんが、
クオンチョコレートというチョコレートのブランドを立ち上げた人の話ですね。 ビジネスの話でもあるんですけれど、実は障害者雇用とすごく関わりが強いこの本です。
よかったら皆さんもリンク付けておくので、読んでみてください。 この本を読んで、私はオーディブルで聞いたんですが、オーディブルで聞く中で感じたことを
シェアさせてもらいます。 一番この本を読んでいて強く感じたのが、障害者雇用の面、障害者だけでなく働くということ全体において、
できることがないのではなく、できる仕事をまだ見つけられていないだけという視点ですね。 ここにすごく気がついた本です。
私、救護施設で今、利用者の地域移行を推進するような立場にいますが、 その一番ネックになってくるのが、働く先がないということなんですね。
例えば、利用者の中には朝毎日同じ時間に起きて仕事をするという習慣がなかなかない人、 だとか、細かい作業を何分かしか続けてられない人、
あとは、作業に正確性がなくてムラがある人、 そんな課題がたくさん山積みの人たちを地域で暮らしてもらうためには、そういう人を受け入れてくれる働き先がないといけない。
そんな働き先はなかなかない。どんどん求められていくことがレベルアップして、 働けるところが見つからなくなってきているな、そんな課題感をいつも持っています。
でもこの本を読んでから、この自分たち支援者が見つけられていないだけであって、 できる仕事ってたくさんあるんだよな、ということに気がついたんですね。
木下ひとしさんの放送を聞いている方だったら、 少年の支援をしている方の放送を聞いたことがあるかもしれないんですけど、
最近トピックに上がっているので、そこでも話が出ていたように、 私たち大人や支援者とかが見ている仕事の世界ってすごくすごく限られていて、実はもっと視野を広げれば、
利用者や障害者、非支援者にもできること、できる仕事、 かなり世の中あふれているということに気がつけます。
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例えば、私たちから見ると、家の中で引きこもっているだけの人でも、 同じ作業をパソコンの前に座って何時間も続けられるっていうスキル、アビリティに、能力に見える、 そんな人たちもいると思います。
あとは、細かい作業を何も考えずに、ただ黙々とこなせるということですね。 それしかできないのではなく、それができるという視点。
ここが私たちに抜けていたなぁと、すごく感じさせてくれる本でした。 日々私たちは自分のサジ加減とか、自分の物差しで仕事を図っていたなと思います。
もっと私たち支援者が、利用者の姿をフラットに見る必要があったなぁと、すごく思いました。 なんかこういうことしかできない、こういうことができる、
そんなできるできない評価の基準でいろいろ見ていましたが、 ただただこの利用者はこういうことをして何時間過ごしているという事実を見ることができれば、
それを活かせる仕事ってどこにあるかな、どういうものを作れるかな、 そんな視点が持てたんじゃないかなと思うんですよね。
フラットな視点で見ることができさえすれば、仕事に対して彼ら、利用者を当てはめるんじゃなく、 彼らのできることベースで仕事を探すこと、
それがもっと視野を広げることにつながるんじゃないかなと思います。 これって私たちの転職と同じで、自分が好きなこと、得意なこと、今やっていること、
時間を長く避けること、こんなことを基準に次の仕事を見つけてくると思うんですね。 例えば私であれば、
こういう書き物をするっていう話すっていうことや書くっていうこと、 発信をするのがすごく実は好きだった。
だからこうやって続けることができていて、少しずつ有料での放送や 発信内容も購入をいただけるようになっている。
だけど、これってただただ黙々と日記を書いてやっとメンタルが整理できる、 ちょっとめんどくさい人だっていうふうにも捉えることができると思うんです。
実際私も自分のことをそうだと思っていました。 なんかもっとすっきり、何も無駄なことを考えずに生きられたら楽だったのにな、その方が良かったのになって
思っていたことかなりありましたが、 今となってはいろいろ考えることでこうやって発信を聞いてくれる人がいたり、
こうやって発信したこと、私が考えたことを、 何か価値を感じてくれる人がいるっていう見方の視点の切り替えが
支援者と非支援者という立場になると途端に見えなくなっていたんですよね。 何時間も同じような仕事を続けなきゃいけない、それはこの人には無理だ。
だから働けないとか、すごく形が決まったものの中に彼らを当てはめようとするからうまくいかない。
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それだけであって、その形を変える努力をすれば、何か事実ベースで彼らベースで物事を考えさえすれば、もっと選択肢が広がっていたんじゃないかなと、今はちょっと彼らとの
関わり方について反省しているところです。 この本の感想ばかり語っていますけれど、この本自体の話も少しさせてください。
この本ではクォンチョコレートというチョコレートのブランドの創始者、 この方が凸凹のある方々を雇う中で、どうやってこのブランドを作り上げてきたのか、そんな
ビジネスストーリーになっています。 クォンチョコレートのブランドが立ち上がるまでの間にも、いろんな障害者雇用の経緯があったりとか、いろいろな事業所の立ち上げの経緯があります。
働いている人も、障害がある人、ない人、働き方も様々。 ママだったり、副業をしていたりとか、本当にいろいろなスタイルで働いている人を多様に取り入れるということを
先駆的に行っている会社さんです。 働くためにお金を払っているという障害者サービスではなく、その人ができることをビジネスにつなげる
働き方、働き愚痴を作り出すということにすごく尽力している先駆者の方なので、読んでいてすごい、こんな働き方あったんだ、こんな仕事の見つけ方あったんだ、
こんな作り方があったんだ、そんな発見がたくさんある本でした。 働き愚痴を探す支援をしている私たち、支援者自身がもっともっとこういう視点を持って仕事を見つけていかなきゃいけない時には作り出さなきゃいけないんだなぁと強く思うような本です。
よかったら読んでみてください。 ということで今日は、温めれば何度だってやり直せる、チョコレートが買える、働くと稼ぐの未来という本を紹介して、そこから見えた働き方についての私たちの視点の切り替え方、こんなところを話してみました。
何かこう、自分の就労について、自分の転職についてということで、視点に入れていただいてもいいですし、何か支援をしている方だったら直接支援に役立つような本だと思うので、よかったら読んでみてください。
それでは今日も聞いてくださりありがとうございました。また次の放送でお待ちしております。 今日も元気にいってらっしゃい。
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