1. 明日、今より生きやすく
  2. 靴に入った石ころを拾う
2024-06-05 09:25

靴に入った石ころを拾う

https://note.com/hinalife0105/n/n96c1c75ef01c
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こんばんは、ぽこです。今日も放送に来てくださりありがとうございます。 この放送では、
社会福祉士として障害者施設で働く私が気づいたこと、ヨガに取り組むものとして気が付いたこと、 そんな私の心の疲労になった気づきをシェアしています。毎日
ノートの方で記事を書いています。 その記事を参考に放送をしているので、よかったら聞き終わった後、ノートの記事の本も見てみてください。
では今日のテーマは、 私が働く施設で気づいたことについてお話しします。
今日はその私が得た気づきから、仕事のやりがいについて改めて言語化してみています。 最後まではお付き合いください。
ではまず私が働いている施設なんですけれど、救護施設という施設の種類です。 この救護施設は精神障害を持った人、身体障害を持った人が、
かつ生活保護を受けている人が大体対象の施設になっています。 もちろん診断を受けている人、受けていない人といるので明確に〇〇症とか
〇〇障害ってついていない人もいるんですけど、基本的には 障害があって生活が困難で地域では暮らせないと行政が判断した人が暮らしています。
この施設がですね3階建てです。 それぞれ1階は1グループ、2階は2グループ、3階は3グループというふうに割り振りがあって、
それぞれ月1回カンファレンスがあるんですね。 そこで利用者に対する支援だったり業務連絡とかを共有しています。
で各階に20人くらいの利用者がいるようになるんですけど、 その職場に申し送りたいこと、あとは新しい取り組みについての相談とか、
その他諸々会議の内容は盛りだくさんです。 で毎回絶対に帝国を過ぎて終了します。
なんなら議題が全部終わらないで1時間オーバーということもあります。 私は今施設の入所の相談員として全グループの会議に出席することになるので、
朝から4時間半行かないかなぐらいを月に3回座りっぱなしっていう業務がちょっと憂鬱な気分でいました。
でも参加する前は今日会議かと思うんですけど、 会議を終えた後はどこかだいたいすがすがしい気持ちになるんですね。
今日はそのすがすがしさについて改めて言語化をしてみたいと思います。 こんなすがすがしい気持ち、
どうやって生み出されているんだろうって思ったんですが、 考えてみると会議の中で見える職員による利用者のケア、
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これが本当に綿密だなぁと思うんですね。 うちの施設にいる人っていうのは統合失調症、
自閉症、知的障害、相打病、 また車椅子使って生活している人とかいたり、
介護的な支援の必要度も結構高い施設になっています。 毎日何かを交換するとか決まった業務、ルーティン業務をするだけでもかなりいっぱいいっぱいの
フロアの職員さんが 常にプラスアルファの支援を考えていることに会議のたびに感動します。
私は普段事務室で電話対応とか多機関との調整とか入所の相談というのをメインに動いています。
そのためあんまりフロアにいることがないんですね。 なので対人援助というところで毎日日々関わっているフロアの様子、
これを知ることができるのがグループカンファレンスになります。 私が今回カンファレンスで感じたことっていうのが
精神に障害を持っている人たちのアンコントローラブルな範囲がとても広いなぁと思ったんですね。
というのも疾患とか症状に人生の舵を握られやすいんですよね、こういう人たちは。 もちろん程度によってできることできないことあるんですけど、
私の施設に入所している人、少なくとも彼らは疾患とかねそういったところを理由に地域での生活は困難だって行政に判断された人なんですね。
なので日常の中でこれやりたいこれはしたくないって自分の意思で働かせたくなっても、なかなかその方法を思いつかない。
思いついても実現させられる状況にいないという人が多いです。 だけどそんな本人の中にも言語化しきれない葛藤っていうのがあるんですね。
これをやりたいでもわからない、それを本人は言語化しきれないので大きな声とか規制浴びせたり、職員の腕を掴んだり利用者を蹴ったりとかっていうちょっと状況にはなっています。
例えば食事に拒否がある人がいます。食事を提供しようにも本人がもう言葉にはならないような声で体全部使って嫌だって表すんですよね。
そんな日が続くと職員が云々ではなくご本人の体重が減って体力も下がってきてしまいます。
そうするとただでさえ今高い介護度がどんどんどんどん上がってできないこと増えてしまう。
そういう利用者に対してフロアの職員さんはあらゆる可能性を考えてくれています。
お腹がなかなか空かないんじゃないか胃腸の機能のところとか、あと味が好みじゃないのかもねーとか、食堂に行くとなんか嫌なことが起こると思ってるんじゃないとか、
席順変えてみたら変わるかなとかね、いろんなことを考えてくれています。
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そんな意見が飛び交う中、管理栄養士、あの施設に一人はいるんですけどその管理栄養士さんが一言、
そういえばドロドロのカレーは食べてたな、もしかしたら食べづらいだけかもしれない、みたいなことを言っていて食事形態を変えてみたんですね。
そうしたら、もりもり食べるわ、食後にありがとね、みたいなことを言うわ、表情は明るいわと、もう今までの表情とは全然違いました。
今までは食事だけでなくもうそれ以外の場面でももう本当に不快そうな表情ばかりしていた人だったんですけど、
食べやすい食事にしたいっていう気持ちを職員がうまく汲み取って実現させるところまでできた。
これがその利用者さんの生活のしやすさにつながったんだなと思います。
このように現場では日々靴の中に入ったちっちゃな石、これをもうちょっとずつ拾い上げるようなケアを積み重ねているっていうふうに思います。
大声上げる人とか、ただ体で拒否をする人とか、そんな人たちの靴に入った石ころを探す、見つける、取り去る。
この深い観察と考察によるケアがグループカンファレンスからはとても見受けられています。
介護現場って聞くとどうしてもルーティン業務で手一杯じゃないとか、ゆとりのある退陣演者なんてもうしてらんないでしょっていうイメージもたれがちなんですけど、
実際忙しすぎてそういう時もありますが、基本的に職員の頭の中はそんなことはないです。
職員は頭の中常に目の前の利用者に、なんでこの人こういうことするんだろう、何をしてあげたらいいんだろうっていうのをずっとずっと考えています。
それを実現させるだけの余力があるかって言われるとそうじゃないこともあるけど、基本的に一番軸になっているのはそこです。
月に1回のグループカンファレンスが私に現場の温かさとか力強さに気づかせてくれます。
なので私は会議前はちょっと憂鬱なんですけど、会議終わった後はこんな内容になったら長い会議もまぁ悪くないなぁとか、
もうなんなら現場の人たちありがとうっていう気持ちでいっぱいになります。
ということで今日は自分の中に沸き起こった仕事に対する熱い気持ちと言っていいのか感謝の気持ち、なんかもっと頑張ろうって思えるような気持ち、
これを熱いうちに言語化してみました。
皆さんも良かったらこの仕事のこういうとこ好きなんだよなぁとか、何か思い直すきっかけになった出来事、こういうものがあったらシェアしてくれると嬉しいです。
自分の仕事のかっこよさは自分で探してシェアしていくことで、自分のやりがい探しにつながっていくんじゃないかなと思っています。
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はい、では以上になります。
今日も誰かの生きやすさにつながる放送ができていたら嬉しいです。
今日も聞いてくださりありがとうございました。
ではまた次の放送でお待ちしております。
おやすみなさい。
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