2025-09-18 18:48

#1572. 「いのほたなぜ」が英語部門で第2位をマーク --- 超ざっくり英語史年表もついています

▼緊急告知! 2025年6月18日に本が出ました


📙唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.


- ぜひ Amazon よりご予約ください:https://amzn.to/4mlxdnQ

- 詳しくは研究社のHPをご覧ください:https://www.kenkyusha.co.jp/book/b10135166.html

- 7月13日(土) に朝日カルチャーセンター新宿教室にて著者3名が記念出版記念講座をハイブリッド開講します.詳しくは https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8388868 をどうぞ.


▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


https://open.spotify.com/show/0xOyOIXBUrIZbnwSLeJsSb?si=zH5V2CjkS0ekqNz5ro7caw


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の10号が公開されています


- 第10号(2025年7月28日):https://note.com/helwa/n/nb4e7746663b5


▼2025年7月7日に『英語史新聞』第12号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第12号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第12号:https://drive.google.com/file/d/1eQawDu2njFNMMVKDUr4JRZdIWTNHDdha/view?usp=drivesdk


第12号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼2025年第2四半期のリスナー投票が7月10日までオープンしています


- 投票会場:https://app.sli.do/event/weRify7g2SvDa89mZh7k1A


▼2024年9月8日(日)に12時間連続生放送の「英語史ライヴ2024」を開催しました.英語史界隈では前代未聞のイベントとなりました.詳細は以下の配信回,あるいは khelf の特設ページを! イベント後は,数ヶ月間かけて各番組をアーカイヴで通常配信していきました.


- heldio 「#1119. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 https://voicy.jp/channel/1950/1296042

- khelf 特設ページ: https://sites.google.com/view/khelf-hotta/英語史ライヴ2024特設ページ


▼X(旧Twitter)上で「heldio コミュニティ」が開設しています.


Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のリスナーさんどうしの交流と情報発信の場です.heldio やそこで配信された話題を「待ち合わせ場所」として,英語史やその他の話題について自由にコメント・質問・議論していただければ.heldio が広く知られ「英語史をお茶の間に」届けることができればよいなと.今のところ承認制ですが,お気軽に申請してください.

https://twitter.com/i/communities/1679727671385915392


▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています


「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

サマリー

ポッドキャストエピソードでは、「いのほたなぜ」が英語部門で第2位に上昇した経緯が語られています。また、英語史の難しさや、作成された英語誌年表に対するこだわりについても紹介されています。エピソード1572では、英語部門でのランキングの話や、英語史年表の作成の難しさについても触れています。特に、年表の視覚的な要素が言語の変化に与える影響についても言及されています。

いのほたなぜの成功
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史の著者、そして6月18日に研究者から刊行された英語語源ハンドブックの著者のホッタリュイチです。
英語の語源が身につくラジオheldio、英語史をお茶の間にをもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は9月18日木曜日です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
先週の土曜日、9月13日、
英語史ライブ2025をお届けしました。当日、生配信等でお聞きいただいた多くのリスナーの皆様、本当にありがとうございました。
当日はですね、たくさんの配信会を実は録音、収録いたしておりまして、
当日の生としては配信しなかったもの、取り置きしたものが実はストックたくさんございます。
今後ですね、ゆっくりとこの9月、そしておそらくは10月にまでかかる可能性もありますが、
無効数週間で配信していきたいと思います。
一つ一つがですね、主力の、本当に集まってくださったケルフ、ヘルワのメンバーの皆さんの英語詞愛というものが凝縮したような、
そんな収録会たくさん撮ったんですよね。
それをゆっくりと上げていきたいと思いますので、今後ぜひ皆さん楽しみにしていただければと思います。
さあ、9月13日の英語詞ライブより数日が経ちました。
この数日ですね、私がケルフのゼミ合宿等でですね、バタバタしておりまして、
英語詞ライブの総括と言いますかね、なかなかできていなかったわけなんですけれども、その総括の一部なんですけれども、
英語詞ライブの当日夕方にですね、
4時から井上一平さんとともに、井のほたなぜ?の予約爆撃アワー企画を実施いたしました。
当日ライブで視聴していただいた皆さん、あるいはこのVoicyでですね、聞いていただいた皆さん本当にありがとうございました。
そしてAmazonでですね、予約爆撃アワーということでしたので、こちらにご賛同いただきまして予約注文いただいた皆さんにも心より感謝申し上げます。
その結果についてはチラッとすでに述べましたが、実はその翌日ですね、日曜日の時点でですね、朝起きてみましたら、なんとなんと英語部門で井のほたなぜ?の本が第2位に輝いておりました。
こちら2回目の拍手と同時にですね、告知だったわけなんですけれども、
その後ですね、2日ぐらいはこの第2位をキープしておりましたね。
そしてですね、その後ちょっと下がって3位ということにもなったんですが、残念ながらですね、第1位は取れていないんですね。
なかなか強力なトーイックの英語学習本が鎮座しておりまして、これを超えるのはですね、至難の技であると。
おういうことでですね、落胆しているわけではないんですが、どちらかというと悔しいっていう感じですよね。
ただですね、皆さんが力を貸していただいたあの予約爆撃アワーというイベントで第2位ということだとしてもですね、
今後まだですね、第1位を取る可能性は残されているということで、私は全く諦めておりません。
ぜひですね、これからも皆さんにいろいろな形でご支援いただいてですね、なんとかこの英語部門第1位、最も注目される本、新着ランキングということですね。
これから10月15日に発売されるということで、まだまだですね、予約注文という段階なんですけれども、まだいけると私は信じております。
第1位を狙ってですね、今後もいろいろと広報していきたいと思いますが、今日もその一環としてお話しさせていただきます。
英語誌年表の挑戦
前置きが長くなったんですが、このような今ですね、コンテクスト、状況だということをですね、ご理解いただいた上で、つまりイノホタナゼが英語部門で最高位として第2位をマークしています。
今ちょっと下がってしまっているということはあるんですが、これからですという趣旨でお話しいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
英語支ライブ2025の日に予約爆撃アワーと称しましてイベントを行いました。皆さんの強力な推進、奨励によりまして、このアマゾンへの注文を完了していただきました。
ご参加いただいた皆さん、趣旨にご賛同いただいた皆さん、本当にありがとうございます。
当日の夜ですかね、私が最終的に確認したのは翌日の朝だったんですが、おそらくですね、当日の夜ぐらいにすでにですね、アマゾンの中でのランキング、新着ラインランキングが動きまして、予約爆撃アワーの効果大でですね、英語部門にて
言語学ですっきり解決英語のなぜ、こちら通称イノホタナゼの本ですね。夏目社より10月15日に発売される予定なんですが、この本が新着アマゾンランキングの第2位に輝いておりました。
その後ですね、私ゼミ合宿に出ることになったので、たまにランキングの方ですね、チェックしていたんですが、
第2位をしばらくキープしておりました。残念ながら第1位になるという機会はなかったわけなんですけれども、その後ですね、
昨日の段階では第3位ということで、一つ落としてはしまいましたけれども、未だにですね、このランキングをキープしているということで、もうワンチャンスですね、
押していきたいと思っております。もちろん最大のイベントは先日の
英語しライブ2025の夕方の予約爆撃アワーということだったことは間違いありませんね。
ですので、あれが最大の機会だったということなんですが、ここで諦めずにですね、まだまだ広報していきたいと思います。
なにせですね、まだ本出てないんですよ。予約注文の今、ランキングを争っているというところなわけですが、出たらですね、皆さんに驚いていただけるんではないかと
いう本の作りになっております。少しずつですね、発売も近づいてまいりましたので、本の中身についてもお話ししていきたいなというふうに思っております。
本文の他にですね、始めにであるとか終わりにを含めて、いわゆる本文以外の部分ですね、
つきものなんていうふうに言ったりしますけれども、つきものの一つにですね、私が作ったものとして、
英語誌年表というコーナーと言いますかね、あるんですよ。 これですね、私いろいろな本をこれまで作ってきました。雑誌であるとかウェブ上のコンテンツも含めまして、
英語誌年表というものにはちょっとこだわりがあるんですね。 いろいろなバージョンを作ってきたんですが、とりわけですね、本にする場合が、やはりとりわけ、特にということなんですが、難しいんです。
なぜかと言いますと、一般の歴史年表、例えば日本史、 世界史を念頭においていただけますと、
基本的に何か起こった年というのが明らかになっているんですね。 例えばですね、まぁもちろん英語字でもそういうのはあるんですね。
594年にイギリスにキリスト教がもたらされたというのは、 いわば先教団がですね、送られてきてイギリスの地に足を踏み入れた年ということで、これは紛れもない事実としてですね、
ズバッと数字594年ということを言うことができるんですね。 他にもですね、例えば戦争のようなものは時間的にだいたいスパンがあることが多いですよね。
100年戦争とか30年戦争とか、それで定義の問題はあれですね。 いつ始まって、そしていつ終わったか、あるいは終わり収束に近づいたかということは、それもやはり年代でピンポイントで
ズバッということができることは多いです。 始まりと終わり合わせて、幅があるということは確かなんですけれども、その両端の年についてはある程度わかることがあると。
これがですね、大体政治史であるとか軍事史であるとか、いわば一般に歴史で学ぶ時の年代っていうのはそういうものが多いんですよね。
ところがですね、言語史、私の場合英語史なんですけれども、英語史の場合、言葉の変化がある年に始まってある年に終わったのような、はっきりしたことはわからないんですね。
言語変化っていうのはだいたい、古く遡れば遡るほど、何年に起こり始めたとか何年に終わったということは言えないんですよ。
現代のことであれば、日々観察をして、この年の、この何月にこういう現象が始まり出したみたいなことは、わりと細かく言えることもあるのかなというふうに思うんですけれども、
往々にして歴史言語学、英語史のような世界の場合ですね、何年にこの言語変化が起こったというものは、極めてピンポイントで指摘するのが難しいんですね。
近代になると、あるいはそういうことも可能かもしれません。例えば流行語、有名人、あるいは作家が発した言葉が一斉に広まるというような流行現象については、作家がその本を出した年であるとかですね、
現代であれば、ある記事がウェブ上に載ったその瞬間ということで、スタート地点をですね、童貞できるということになりますが、そのようにメディアも発達していませんし、そもそも言語の変化の始まりがいつかというのはピンポイントで指摘するのが難しいということで、
ゆるーく何世紀とかですね、せいぜい何世紀前半、後半みたいな言い方で、逃げると言いますか、逃げざるを得ないというか、それが現実なんですというようなところはありますね。
英語史年表の難しさ
で、この時間がはっきりしない、いつ始まったのかわからない、それにかこつけた、ある言語変化にかこつけて、こういった社会史上の現象がありましたよということであれば、強引に結びつけてですね、年代をズバッということも不可能ではないんですけれども、ただ言語変化の実際としてはこれなかなか難しいですよね。
とするとですね、年表というのも非常に作るのが難しいんです。これ私もう何度悩んだことか。ピンポイントで何年と言えない限り、アバウトに5世紀とか6世紀ということになるわけですよね。そうしますと数直線であるとか、その年表の表形式ですね、リスト形式、グラフ形式の中に適当なところに当てはめていくことになるわけです。
つまり6世紀に何か起こったと言っても、6世紀の年表の幅が設けられておりまして、そのうちの前の方に載せるか後の方に載せるかとかですね、他にリージュの事件があったらテキストでですね、ラベルを貼って、これ並べなきゃいけないわけですよ。
そうするとですね、厳密に6世紀の真ん中ぐらいだから650年かなというような簡単なわけにはいかず、レイアウトの工夫で真ん中にあるけど、いや実は620年ぐらいの糸なんです。650年じゃないんです、みたいなこともあったりしますよね。
このあたり、厳密に取らないでくださいということは前提ではあるんですが、やっぱり年表って視覚的な資料、ビジュアルな資料ですので、6世紀のどのあたりにあるかみたいなものがですね、同時に伝わってしまうんですね。
それが、レイアウト上の問題でずれていた2世をですね、年表の形で示されるとそのイメージが強烈なので、残ってしまうということは十分にあると思うんですよね。なのでこの年表作りということほどですね、言語史において英語史において難しいことはないというのは、私何度も体験しております。
今回ですね、超ざっくり英語史年表という形で、猪穂田奈瀬にもですね、4ページにわたって、つまり見開きで4ページということですね、にわたってざっくりとしたこの英語史年表があるんですね。なので超ざっくりというのはですね、ある意味私のですね、正しがきと言いますか、
悪く言いますと逃げの一手ということでもあるんですね。超ざっくりに過ぎませんのでご注意くださいっていうのは、逃げというよりもですね、やはり皆さんに注意喚起したいなと。それぐらい英語史年表というものを作るのは難しいというような話なんですね。何年に何かが始まったということが言いにくいのが言語史だからです。
英語史上最も有名な音声変化の一つ、大母音髄。これはですね、1400年ぐらいから1700年ぐらいまでという言い方をしていますが、その始まりと終わりも緩いですし、しかも計算すれば300年続いているわけですよ。まあ緩い言語変化というふうに捉えていただけるんではないかと思いますよね。
逆にそのポイントをちゃんと伝えるべくですね、年代としては極めてわかりやすい、つまり1400、1700っていうね、その年に何が起こったわけではないだろうというふうに多くの読者の皆さんが理解してくれるだろうという想定の下に、あえてわかりやすい年代、つまり霧の良い年代ですね、を挙げているというのも、
今回の、ある意味対処法でもありますし、言語史を語る際の一つの手法でもあるという、その辺りのリテラシーと言いますかね、皆さんへの読み解き方をですね、今日はお話ししたことになるかなというふうに思います。
英語しないと難しいんですよ、作るのが。これ、誰か助けてくださいと、いつも言いたくなる代物ということなんですが、このような苦心の策もですね、ちゃんと稲穂田謎の本には入っております。そこも含めてじっくりご鑑賞、読書いただければと思います。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
稲穂田謎、こちらですね、英語部門でもっか第3位ほどになっておりますが、もうワンプッシュ、ツープッシュ加えていただきまして、ぜひですね、新着ランキングで、つまり10月15日の発売前に第1位を狙いたいと思っております。
そして何度も申し上げますが、その趣旨は、英語学、言語学の面白さを少しでも広く伝えたいと思っているからです。
お日のこのヘルディアも、英語誌をお茶沼にということで毎朝コールしていますが、これはですね、このボイシー、初めてから今の今まで全く変わっておりません。
面白さをとにかく世の中に伝えたい、そういう思いでこのヘルディアもやっていますし、稲穂田謎の本も出しましたし、その元出である稲穂田言語学チャンネルも毎週2回、なかなか厳しいスケジュールの中、お届けしているという次第なんですね。
面白さをわかっていただきたいんですよ。これが学問、学びの根本だからだというふうに信じております。皆さんのこれからのご支援にも感謝申し上げます。
稲穂田謎、まだまだいきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、あなたからのご意見ご感想をお待ちしています。
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように。
英語子研究者のほったりうちがお届けしました。
また明日!
18:48

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