2025-06-06 15:59

#1468. 『英語語源ハンドブック』の狙いと見出し語の選定

▼緊急告知! 2025年6月18日に本が出ます


📙唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.


- ぜひ Amazon よりご予約ください:https://amzn.to/4mlxdnQ

- 詳しくは研究社のHPをご覧ください:https://www.kenkyusha.co.jp/book/b10135166.html


▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


https://open.spotify.com/show/0xOyOIXBUrIZbnwSLeJsSb?si=zH5V2CjkS0ekqNz5ro7caw


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」が2024年10月28日に創刊しています.第4号まで公開されています.


- 創刊号(2024年10月28日):https://note.com/helwa/n/ne2b999d5af72

- 第2号(2024年11月28日):https://note.com/helwa/n/n94e9d9a74706

- 第3号(2024年12月28日):https://note.com/helwa/n/na7394ab1dc4c

- 第4号(2025年1月28日):https://note.com/helwa/n/nb6229eebe391


▼2024年12月30日に『英語史新聞』第11号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第11号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第11号:https://keio.box.com/s/kk0jss15l22pz1rpuysa0ys4nkpc3lwr


第11号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼2024年第3四半期のリスナー投票による heldio 人気配信回


- 第1位 「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6049608

- 第2位 「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6052858

- 第3位 「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/1298775

- 詳しくは hellog 記事「#5645. リスナー投票による heldio 2024年第3四半期のランキング」をどうぞ http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2024-10-10-1.html をどうぞ


▼2024年9月8日(日)に12時間連続生放送の「英語史ライヴ2024」を開催しました.英語史界隈では前代未聞のイベントとなりました.詳細は以下の配信回,あるいは khelf の特設ページを! イベント後は,数ヶ月間かけて各番組をアーカイヴで通常配信していきました.


- heldio 「#1119. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 https://voicy.jp/channel/1950/1296042

- khelf 特設ページ: https://sites.google.com/view/khelf-hotta/英語史ライヴ2024特設ページ


▼2024年8月26日より特別企画「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」」が始まっています.ぜひ特設ホームページに訪れて,ライヴ当日まで毎日1つか2つずつ公開される helwa メンバーによる英語史コンテンツをお楽しみください.


- http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/etc/helwa_content_for_hellive2024/


▼X(旧Twitter)上で「heldio コミュニティ」が開設しています.


Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のリスナーさんどうしの交流と情報発信の場です.heldio やそこで配信された話題を「待ち合わせ場所」として,英語史やその他の話題について自由にコメント・質問・議論していただければ.heldio が広く知られ「英語史をお茶の間に」届けることができればよいなと.今のところ承認制ですが,お気軽に申請してください.

https://twitter.com/i/communities/1679727671385915392


▼「英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む」シリーズ(有料)を展開しています.


英語史の古典的名著 Baugh, Albert C. and Thomas Cable. *A History of the English Language*. 6th ed. London: Routledge, 2013. のオンライン講座です.毎回1セクションンずつゆっくりと進んでいき,内容について縦横無尽にコメントしていきます.シリーズについて自由にご意見,ご感想,ご質問をください.皆さんで議論しながら読んでいきましょう.1回200円です.

https://voicy.jp/channel/1950/570931


▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています


「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語誌ブログの管理者、 英語のなぜに答える初めての英語誌の著者、そして2025年6月18日に発売予定の 英語語源ハンドブックの著者のホッタリュイチです。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語誌をお茶の間にをモットーに、英語の歴史の面白さを伝え、 裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は6月6日金曜日 英語語源ハンドブック発売まであと12日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
毎日のようにこのheldioでお知らせ、ご案内しております 英語語源ハンドブック情報公開解禁から
3週間ほど経つのですがしばらくですね amazon の新着ランキング英語部門で第1位をキープしております そしてその1個上のカテゴリーである
語学辞辞典年間こちらでもですね今 第2位を記録しております
多くの皆さんに注目していただいているということで本当に感謝する次第なんですが ここでですねもうワンプッシュ加えるべくですね
今日は この本の狙いと見出し語の選定について改めてお話ししておきたいと思います
この金冠賞につきまして一人でも多くの方にご関心持っていただきたいということでですね お話しいたしますどうぞよろしくお願い致します
英語語源ハンドブックこちらがですね12日後に発売となるわけなんですけれども 出版元は研究者です
このヘルディオでも私この2年ほどですね 英語語源辞典
こちらの方を激推ししてきたんですね ちょうど1年前の6月にはこちら新総版も出たということで私の英語語源辞典の推し活
も激しくなっているんですねこちら本当に専門的な辞典ということで英語種研究者なりですね 専門家が主に使うということなんですがもちろんこれですね
少し読み方を覚えますとちゃんとですね読めるんですね 実際このヘルディオでも英語語源辞典を読むシリーズというのをお届けしてきたくらいなんです
よね ですがやはりなかなかハードルが高いという方もいらっしゃるのではないでしょうか
03:04
そこで今回 出版されることになりました英語語源ハンドブックの方ですね
こちら英語語源辞典の辞典の部分がハンドブックに変わっただけです そして同じ研究者さんから出版されるということで
介護官というわけではないんですがまた別の狙いですね 今日まさにそのことをお話ししようと思うんですけれども
英語語源ハンドブックで慣れると記述であるとか 記号の使い方あるいはインドヨーロッパ祖語の語形
これって何なのとかですねこういった 用語とか記法であるとかあるいは英語詞一般の
知識 これをですね比較的優しく書かれている英語語源ハンドブックの方で慣れ親しむと必ず皆さん
英語語源辞典の方も読めるようになります そのようなことも実は意図して書かれているんですね
実際に記述の際に一番 よく利用したのは英語語源辞典なんですね
その後に OEDであるとかその他の既存の辞書ということになるんですけれども そのようなまずですね位置づけであるということを意識していただければと思うんですね
著者はみな英語史の研究者です 英語史を専門として研究してきた仲間たちということで
立教大学の唐沢和友氏 そして愛知教育大学の小塚義隆
そして私 慶応義塾大学の堀田隆一 この3名が著者となりまして
校閲協力に入っていただきましたお二人も英語史研究者です 駒沢大学の福田和隆氏
そして 常治大学の小川俊史ということですでにこのヘルディオでもおなじみの名前
お聞き覚えがあるというお名前もですね入っているのではないかと思いますけれども このグループで作りました英語語源ハンドブック研究者より
12日後6月18日に発売されるということなんですよね こちら研究者のホームページ上に公式なアナウンスいろいろとあるんですけれども
実はその中にですね試し読みがあります pdf の形で最初の部分ですねそれからサンプルの本文
中ほどの部分というのが公開されております これですでにですね読んで面白そうだなと思ってコメントくださったりですね
06:01
いろいろあの web 上で例えばノートを記事を書かれたりということで早くもですね まあレビューと言いますかね一種のこの試し読みを見ての感想ということを書いてくださる
英語子ファンの方々もいらっしゃいましたね 本当にありがたい限りなんですけれども試し読みコーナーですね
これこのチャプターにリンクを貼っておりますので直接 pdf に飛ぶことになります この中でですね初めにの部分が公開されているんですね
そこをたどりながら改めてこの語源ハンドブックの 狙い対象読者
そして 見出し後の選定方法この辺りについて簡単にお話しいたしたいと思います
まずですねこの本の狙いなんですけれども 初めにに書かれています通り
本書は英語を学んでいる生徒学生や一般学習者の方々 および英語を教える立場にある英語教育関係の方々を念頭に
英語子研究者3名が執筆したものである とりわけ英語教師に基本英単語を教える際の虎の巻として参照し利用してもらうことを
想定して本書を企画した 英語教育の研究者ではなく英語子の研究者が作成した
英単語のハンドブックであるから語源うんちくはもちろん 歴史的通じ的観点からの記述が豊富であり
この点でボキャビル教材を含めた類書とは一線を画する また語彙学習それ自体から離れても英語の歴史に関心を持つすべての方々にとって
好奇心が刺激され新たな発展の多い 読み物となっていることと確信する
ということなんですね 意気込み感じていただけましたでしょうか
そして英単語の語源ハンドブックということで辞書とは銘打っておりませんが ハンドブックといえば単語を集めたものになりますね
見出し語をどうするかという問題があるんです この点でも
今回の英語語源ハンドブックは ボキャビル系の類書とは一線を書くしています
はじめにとして公開されている部分ですね 試し読みできる部分で見出し語の選定方法とその意義というセクションがあるんですね
こちらから読み上げたいと思います 本書は見出し語として約1000語を収録しているがその選定に際して参照したのが
シン・ジャセット8000である シン・ジャセット8000は大学英語教育学会ジャセットが管項する学会公式基本語位表で
09:00
イギリス英語とアメリカ英語の大規模コーパスから得たデータをもとに 英語教育の実態も考慮して選定された
高頻度8000語を提示している 本書ではそのうち最も頻度の高い1000語を見出し語の基本としている
ということなんですね ここが
おそらく類書にはない 英語語源ハンドブックの最大の特徴の一つ
なんですね つまりですね基本1000語ですからこれをお聞きの皆さんですね
みんな知っている英単語なんです 当たり前の1000語について
語源深掘りするっていうことなんですね もちろん
だからといってボキャビルには活用できないということにはなりません なぜならばあくまで見出し語が1000語ということでそこから広がる単語の世界
ということで各見出し語から もっと高度な単語をにですねどんどん世界が広がっていくんですね
結果としてやはりボキャビルにも使えます 実用的な目的にも使えるということなんですがただですねこの実用目的
ぜひ利用していただきたいと思うんですがここだけを目指したわけではないということ なんですね
こうした記述を通じて皆さんに英語史を知っていただきたいんです そして歴史言語学であるとか言語変化を知っていただきたい
ということで様々な歴史言語学上の用語というのが出てきます なるべく少なく抑えようと努力はしました
ただ どうしても品質する用語これはですねもう出さざるを得ないんですね
ということでこれはちゃんと用語集を付しております さらにですね
この 英語語源ハンドブックを読むために最低限必要な英語史の知識
英語史の流れこれはですね まず最初の部分でしっかりと数ページで解説しておりますので
ここを読みいただけますとちゃんとこの英語語源ハンドブック 読みこなせますし使いこなせます
広く読者層をターゲットに据えているんですね a 単語の語源を楽しみたい方
英語の授業のネタを探したい先生 本格的に語源でボキャビルがしたい方
英語の不規則性の背景を知りたいというあなた 英語史の基礎を学んでみたいというすべての方にお届けする
英語語源ハンドブック 発売まであと12日です皆さんぜひ期待してお待ちいただければと思います
12:03
エンディングです今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました こちらですね
私の周囲 沖のヘルディオにはですねプレミアムリスナー限定配信チャンネル英語しのはがあるんですが実はそちらの
方でもですね盛り上げていただいています 英語語源ハンドブックで何が書かれているだろうかという予想会予想コーナー
みたいなものが実はですね 開かれているんですね
この説明あるかもしれないということでジャセットの基本戦後は必ず出ます 見出しに立っていますということは公言しておりますのでそれぞれの単語について
おそらくこんなことが書き込まれているんではないかということを予想するという 遊びですね
これ発売日までの限定の遊びということでですね これ今しかできない遊び
こちらをコアリスナーの有さんがご自身のノートの方でその一部ですけれども 披露しておりますこちらにリンクを貼っておきますので皆さんもですねぜひご参加
いただければと思います この単語には絶対この語源記述このような面白げな語源記述あるだろうなということを自由に
述べていただき後で答え合わせみたいなことですね これ6月18日超えてしまいますともう答えが出てしまいますのでそれまでの
ゲームということになりますね ご関心のある方はぜひヘルアにお入りいただきこのゲームに参加していただければと思います
さあ本日ですね私東京から京都へ移動いたします というのは明日6月7日の午後にですね京都の立命館大学にて
新刊紹介まさに今日お話ししました英語語源ハンドブックの新刊紹介のセッションに 参加させていただくことになっているからです
著者3名が集まります 情報公開以降3名が対面で集まるのは初めてということでですね
私もワクワクしております そして明日がその学会本番なんですけれども今日金曜日中にですね
京都入りする予定ですそこで著者3名も顔を合わせまして もし状況が許せばですねこのヘルディオあるいはヘルアで
何か収録したりあるいは生配信ライブ配信したりするということもあり得るかも しれません
この辺はですねちょっと未定なところはあるんですができれば何かやりたいなという ふうには思っております
ですので皆さん大きい逃しがないようにぜひこのヘルディを英語の語源が身につく味を フォローしていただければと思います
15:09
フォローしていただけますと急に生配信する時などでも通知が入ることになっております のでやるんであれば今晩の
6時7時以降になるかなというふうには思いますね ということで何があるかはわかりませんがそんなですね
ちょっと暑い京都での週末を過ごすことになりそうです 皆さんぜひ応援いただければと思います
このチャンネル英語の語源が身につくラジオヘルディオではあなたからのご意見ご 感想をお待ちしています
おいしいのコメント機能通じてお寄せいただけますと幸いです sns でのシェアもよろしくお願い致します
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように英語子研究者のほったり家がお 届けしました
また明日
15:59

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