2025-11-04 15:23

#1619. 「英語史の世界を覗いてみよう」 --- 都内の学校でリモート講義

▼hel活のハブ The HEL Hub のホームページがオープンしました


- https://user.keio.ac.jp/~rhotta/helhub/

- heldio, helwa はもちろん hellog や YouTube 「いのほた言語学チャンネル」などの様々な媒体での英語史コンテンツの新着が日々集まってくるページです.


▼2025年10月15日に新刊書が出ました


📕井上 逸兵・堀田 隆一 『言語学でスッキリ解決!英語の「なぜ?」』 ナツメ社,2025年.


- Amazon での予約注文はこちら:https://amzn.to/4nmDn6Y

- 本書を紹介する特設HPはこちら:http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/inohota_naze

- YouTube 「いのほた言語学チャンネル」が書籍化されました

- Amazon 新着ランキングの英語部門で第2位を記録


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の12号が公開されています


- 第12号(2025年9月28日):https://note.com/helwa/n/n7754627fffb2


▼2025年6月18日に新刊書が出ました


📙唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.


- Amazon 新着ランキングの英語部門で第1位を記録

- 発売3ヶ月で早くも3刷が決定

- 「本格的な語源本」としてご好評いただいています

- Amazon での購入はこちら:https://amzn.to/4mlxdnQ

- 本書を紹介するランディングページはこちら:http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/lp/hee.html


▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


- https://open.spotify.com/show/0xOyOIXBUrIZbnwSLeJsSb?si=zH5V2CjkS0ekqNz5ro7caw


▼2025年7月7日に『英語史新聞』第12号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第12号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第12号:https://drive.google.com/file/d/1eQawDu2njFNMMVKDUr4JRZdIWTNHDdha/view?usp=drivesdk


第12号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています


「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

サマリー

ポッドキャストでは、リモート講義を通じて中高生に英語史を紹介する貴重な機会が語られています。具体的な疑問に基づいた英語の文法や語源の説明が行われ、特に家庭法や不規則動詞の謎に迫っています。今回のエピソードでは、リモート講義を通じて生徒たちの積極的な参加に焦点が当てられ、英語の歴史や発音についての質問が盛り上がっています。講義はカジュアルで充実感があり、生徒たちの活気ある様子に感謝の意が示されています。

リモート講義の実施
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史の著者、そして6月18日に研究者から刊行された英語語源ハンドブックの著者の堀田隆一です。
加えて、10月15日に夏目社より新刊書が出ました。同僚の井上一平さんとお届けしているYouTubeチャンネル
井上言語学チャンネルから生まれた本です。井上一平堀田隆一長 言語学ですっきり解決英語のなぜ
ハッシュタグひらがな6文字で井上なぜとしてご意見やご感想をお寄せください。 特設ホームページも概要欄のリンクからどうぞ
英語の語源がミニツクラジオヘルディオ 英語史をお茶の間にをもとに英語の歴史の面白さを伝え
裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています 本日は11月4日火曜日皆さんいかがお過ごしでしょうか
今日はですね 先日11月1日土曜日の午後に
実施しましたあるリモート講義 これについて
ご報告したいと思います 英語史の世界を覗いてみよう
都内の学校でリモート講義 それでは行ってみましょうどうぞお聞きください
今日もニュージーランドはクライストチャーチのボタニックガーデンズ 植物園よりお届けしています
鳥のさえずり聞こえますでしょうか 日本から1万キロ近く離れているんですけれども
便利な時代になりました 先日11月1日の土曜日にリモートでですね
実は中高生に向けて 英語史講義を
行う機会がありました 今日はそのご報告ということなんですけれども
10月初めに 日本を出る前からですね
こちら予定は決まっていたんですけれども 都内のある中高ですね
そちらにですね 私がかつて
ゼミを担当していた時のそのゼミ生ですね ゼミ生卒業生が今その学校でですね
先生をしている 英語の先生をしているということで その関連でですね
うちの学校中高生たちに英語史を導入してくれませんか というような話があったんですね
その先生 かつてのゼミ生ですけれども K先生というふうに呼んでおきましょうかね
K先生からそのようなお招きがありまして もちろんやりますと
草の音的にですね 英語史をお茶の間にというふうに毎日言っていますし
特に最近はですね この中高生ですね
私 直接の中高生へのアクセスっていうのが ほとんどないんですね
大学の教員ということで 大学生には日々接しているんですが
中高生となるとですね めったに直接触れ合う機会っていうのがないんですね
たまにですね 今回のような形で かつての教え子で 中高の英語の先生をやっているという先生からですね
声がけいただいてというのは 本当に数年に一遍あって
今回もそのような機会だったんですけれども それを除くとですね ほとんどないんですね
数年前にですね NHKのラジオ講座の雑誌でですね
中高生に向けた英語史の連載みたいなのを やったことがあるんですけれども 2年間続きましたね
こちらも文章を通じてということで 直接ではないんですよね
ですので私にとってですね 直接中高生にお話しする機会というのは 極めて貴重で稀なんですね
これはなかなかない機会だということで 今回ですね
英語の疑問への回答
じゃあ何をお話ししようかと 英語史の導入ということでお話はですね もらったんですけれども
時間はですね 2時間ぐらい たっぷりあるんですよ
土曜日の 日本は連休ですよね 連休前の土曜日午後 つまり午前の授業が終わった後ということなので
有志の生徒がですね 参加するということで
多少連休も前にして 開放感みたいなのがあるかなというような
そこでたっぷりと2時間 時間をとっていただいたんですね
さて何をお話ししようかみたいなことを しばらく考えていたんですけれども
結果としてですね どういうお話をしたかというと
最初の数十分ですね ちょっと伸びて 1時間近くなっちゃったんですけれども
以前ですね このヘルディオでもお話ししてですね だいぶ前の話なんですけれども
反響があった回がありましてね
これは中高生のためにとか 中高生に向けてというような副題をつけつつですね
なぜ英語を学ばなければならないのかという 本質的な疑問に迫った回だったんですね
これをですね 改めて2025年度版ということで
今回のオーディエンスとなるですね 中高生に向けて
少し改変した形でお話ししようというふうに 資料も作ってですね 準備したんです
その数年前のヘルディオの回 これがいわばオリジナルということなので
リンクを貼っておきたいと思いますね
そして数年経つとですね 英語をめぐる環境というのも ちょっと変わってきています
例えばAIが出てきて AI翻訳通訳ということで
ますます英語をなぜ学ぶのかという問いがですね 鋭い問いになってきているわけですよね
そんなこともアップデートしながら 改めてですね 文字起こしと言いますか
文章にもしておいた方が 講義で話しやすいということで 文章にしました
それをまさにですね 11月1日土曜日のヘログ 英語紙ブログの方で
予習復習に使えるようにという趣旨で あげたんですね
なのでヘルディオ版がまずあって それでちょっと現代風というか 2025年度版にアップデートしたものをブログに載せ
さらにですね それらを元にしてですね グーグルノートブックLMに素材としてあげてですね それを動画化しました
これはまあ半ば遊びということで ちょっとAIをいじってみようかなということだったんですけれども
この動画もですね 私のYouTube ヘルチューブの方にアップしております
ぜひですね 関心があればそちらでも見ていただければと思います
アニメ仕立てでプラスナレーションって感じですかね
なのでAIの声で 私の声ではないんですけれども 数分の比較的短く収めたものですので
もしご関心があればということで 各チャプターリンク貼っておきますので 眺めていただければと思います
さあそんなことでですね 準備して4,50分しゃべったんですね
そして休憩を入れて後半 これがメインといえばメインだったんですけれども
事前にK先生が出席する生徒たちからですね 英語に関する素朴な疑問を集めておいてくれたんですね
いわゆる1000本ノックをやろうという企画なわけですね 特に収録はしてないんですけれども 1000本ノックをやりました
そこでですね たくさん集まりました 出席した生徒はですね 中3の生徒が多かったですかね
全体でどれくらいですかね 十数名というところかと思いますが 主に中3生が多くて
そしてちょうどですね 今英語の文法で何をやっているところかというと 家庭法をやっているっていうことで
家庭法に関する質問が多く寄せられたんですね
なぜ if I were you ってはになるのかというような 英語史の英語素朴な疑問ネタとしては定番中の定番といって良いのですが
そんな家庭法の話があり それからですね なぜ不規則系の話ですね
名詞複数形の不規則なものであるとか あるいは動詞の不規則なものというものですね
これもですね 多くの生徒 学生から 英語学習者から上がってくる質問のわけなんですけれども
こういったものにですね 英語史の立場から答えることで 英語史を導入しようと そういう趣旨でお話ししました
講義のまとめと振り返り
さらにその1000本ノックの後半ではですね 事前に集めたもののみならず その場でもう投げ込みでですね
手を挙げてくださいということで いくつか質問をその場で寄せていただきまして
なぜbe going toがgonnaとなって want toがwannaみたいな発音になるのかという質問であるとかですね
これは歴史の立場から それから音声学の立場から それからもう一つは文法家の立場から
ちょろっとですね 専門用語はなるべく出さずに 中高生に分かりやすいように話しました
私もですね どんどんヒートアップしてと言いますかね
非常に生徒のみんなが生き生きとして発言していて
そもそもが有志でですね 参加している土曜日の放課後に参加しているということで
非常に欲のある生徒が多かったということもそうですし
K先生が非常にいい感じのカジュアルさでですね 生徒を載せて
そしてリモートというね このハンディキャップを感じさせないくらいに
私も臨場感 ライブ感というのをその場で感じながらですね
専門ノックをやったわけですね
事後にですね K先生も述べていたんですけれども
普段の授業よりも生徒たちが目が生き生きしていたと
手を挙げたり その場で質問を投げ込んだりという際にも
とてもやる気を持ってですね 関心を持って参加している様子が
伺われたというふうにコメントをされていましたね
普段の授業よりも生き生きとというところは非常に嬉しかったですね
私は普段の授業の様子はもちろん知らないわけなんですが
リモートでもですね そのライブ感を感じたというところから
これは多分間違いないと思うんですね
非常に充実した2時間で 私も本当にあっという間
もうエネルギーをその2時間で使い倒したというぐらい
感謝と今後の展望
かなり集中して 熱くですね
生徒さんからの質問に答えたりして 楽しい時間を過ごすことができました
それから他に先生方もですね 後ろの方に静かに
生徒が主役だということで 静かに座っていらっしゃったんですけれども
非常に温かい目で 講義全体を見守っていただいた感が
すごく伝わってきまして
本当に対面でやるに越したことはないとは思うんですけれども
日程的にですね 私が海外に出てからのこういう講座ということで
オンラインということで最初から設定されていたわけなんですが
オンラインと感じさせないぐらいの熱気でした
そして英語誌もですね 深入りしたわけではないんですが
今回みたいな導入法ですね
専門ノックを中心として 前半は講義もしましたけれども
こういう形でライトにカジュアルに そして授業の中というよりは
こういう放課後のね 課外プログラム的な学校の施策の一環として
やるっていうのは とってもいいなというふうに思いました
非日常感というのが出ていたのも 全体良かったかなと思うんですね
こういう機会 私もあまりいないんですが
いやー素晴らしかったですね
もっとこういう機会あるといいななんて思っております
はい 今日はですね 11月1日の距離も時間も感じさせない
素晴らしいリモート講義を設けていただいた 経営先生 それから学校の関係の先生方ですね
この場を借りて改めて感謝申し上げます
そして何よりも素晴らしい質問を 投げてくれた生徒たちですね
あの盛り上がり 私も本当に興奮して 楽しい時間を過ごさせてもらいました
またですね 今後も同じようなことができるかどうかは
別としてですね 研修生を介して繋がっておりますので
また何かあれば 素朴な疑問をどんどん寄せていただければと思います
ということで リモート講義の様子を
ヘルディオお聞きの皆さんにも 公表と言いますかね ご報告いたしました
エンディングです 今日も最後まで放送を聞いていただきまして ありがとうございました
素晴らしいリモート講義の機会いただきまして
大変満足と言いますかね 充実しました ありがとうございました
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英語子研究者のほったり打ちがお届けしました また明日
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