2025-08-31 16:40

#1554. 昨日の朝日サンヤツに『英語語源ハンドブック』が掲載 --- そして「ライヴ」 (live) の話しへ

▼緊急告知! 2025年6月18日に本が出ました


📙唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.


- ぜひ Amazon よりご予約ください:https://amzn.to/4mlxdnQ

- 詳しくは研究社のHPをご覧ください:https://www.kenkyusha.co.jp/book/b10135166.html

- 7月13日(土) に朝日カルチャーセンター新宿教室にて著者3名が記念出版記念講座をハイブリッド開講します.詳しくは https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8388868 をどうぞ.


▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


https://open.spotify.com/show/0xOyOIXBUrIZbnwSLeJsSb?si=zH5V2CjkS0ekqNz5ro7caw


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の10号が公開されています


- 第10号(2025年7月28日):https://note.com/helwa/n/nb4e7746663b5


▼2025年7月7日に『英語史新聞』第12号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第12号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第12号:https://drive.google.com/file/d/1eQawDu2njFNMMVKDUr4JRZdIWTNHDdha/view?usp=drivesdk


第12号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼2025年第2四半期のリスナー投票が7月10日までオープンしています


- 投票会場:https://app.sli.do/event/weRify7g2SvDa89mZh7k1A


▼2024年9月8日(日)に12時間連続生放送の「英語史ライヴ2024」を開催しました.英語史界隈では前代未聞のイベントとなりました.詳細は以下の配信回,あるいは khelf の特設ページを! イベント後は,数ヶ月間かけて各番組をアーカイヴで通常配信していきました.


- heldio 「#1119. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 https://voicy.jp/channel/1950/1296042

- khelf 特設ページ: https://sites.google.com/view/khelf-hotta/英語史ライヴ2024特設ページ


▼X(旧Twitter)上で「heldio コミュニティ」が開設しています.


Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のリスナーさんどうしの交流と情報発信の場です.heldio やそこで配信された話題を「待ち合わせ場所」として,英語史やその他の話題について自由にコメント・質問・議論していただければ.heldio が広く知られ「英語史をお茶の間に」届けることができればよいなと.今のところ承認制ですが,お気軽に申請してください.

https://twitter.com/i/communities/1679727671385915392


▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています


「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

サマリー

英語語源ハンドブックが朝日新聞に掲載され、その記念として9月の英語詩ライブについて触れられています。また、単語「live」と「life」の語源的な関連性についても議論されています。ポッドキャストでは、英語の語源に関するハンドブックの内容を基に「ライブ」と「アライブ」の起源や発音の変化について詳しく解説されています。これにより、単語がどのように関連付けられ進化してきたのかが探られています。

英語語源ハンドブックの紹介
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語詩ブログの管理者、 英語のなぜに答える初めての英語詩の著者、そして6月18日に研究者から刊行された
英語語源ハンドブックの著者の太田隆一です。 英語の語源が身につくラジオheldio、英語詩をお茶の間にをモットーに、英語の歴史の面白さを伝え
すその広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は8月31日日曜日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
8月も瞬く間に終わりとなってしまいました。 ただただ暑かった8月という印象が強いんですけれども、皆さんは
どんな8月だったでしょうか。 さあ本日なんですけれども、昨日8月30日土曜日だったんですけれども
朝日新聞長官の3月広告に英語語源ハンドブックが掲載されました。 今日はそれを記念しまして9月の英語詩ライブ
2025 こちらに向けてですね
準備している最中なんですが関係づける形でライブ LIVEと書いて、これ生きている、住むという意味ではliveという発音なんですが
もちろんこれはライブとも読めるわけなんですよね。 この辺の事情を英語語源ハンドブックを参照しながらお話ししたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。 昨日8月30日土曜日
朝日新聞長官の3月広告に英語語源ハンドブックが掲載されました。 こちらにですねその切り抜き部分の写真を貼っておりますけれども
研究者さんがこちらの広告をですね ちょうど一番あの紙面の一番左下っていう感じですね
に出していただきまして英語語源ハンドブックそして新刊章ですね 科学技術表現から学ぶシンプル英語というこちらと合わせて研究者さんの候補
ということでですね こちら英語語源ハンドブックも昨日出ますよということを事前に情報を受けておりまして
楽しみに待っていた次第です。これまで英語語源ハンドブックが6月18日に出て以来ですね 何度かこのような形で新聞の広告にも出していただいたんですけれども
これやはりですね新聞メディア 若い方はですね撮らなくなっている等の事情はありますがやはり大きなメディアということでですね
こちらなかなか効くんですね ということでこれを
機会にですねますます英語語源ハンドブックが広がってくれると良いなぁということを期待していたわけでですね
今日のこのヘルディオというまた別のメディアですよね ネットラジオメディアなんですけれどもマルチプラットフォーム クロスプラットフォームでこの英語語源ハンドブック
広めていきたいというふうに思っております 皆さん引き続きよろしくお願い致します
単語「live」と「life」の考察
すでにお持ちの方もですねじっくり今頃読まれていることかと思いますが このヘルディオでもなるべく多くの機会を捉えて英語語源ハンドブックからの話題取り上げていき
たいと思っております そして今日もですねここから話題をお届けしたいと思うんですがたくさんの単語があります
ジャセットを基本戦後を見出し事を立てておりますが そこから関連する語源の単語ということでですね
クロスレファレンスも貼っておりますし この見出しに立っていない単語もですねたくさん
取り上げているんですよねそして今回はですね 昨日ヘルディオでもご案内いたしました
ほぼ2週間後ですけれども9月13日土曜日 英語しライブ2025をお届けするというお話をですねいたしました
そこでですね 日本語にもなっているこのライブという単語
英語では live と綴りましてこれでライブと読ませるわけなんですけれども この単語に注目してみたいと思います
live と言いますともちろんこのライブというのも日本語になってしまっているので 馴染みがあるといえばあるんですが英語学習の最初に習う
live は live と読ませて生きる住む というこちらの方の単語だと思うんですよね
もちろん発音も異なりますし意味も異なるので多くの辞書では と言いますかほぼ全ての辞書では別見出しに立っているつまり
live 1と live 2みたいな感じでですね 載っていることが多いんではないかと思いますがこれは究極的には同語言
同じ単語に遡りますという話題なんですね そこで英語語源ハンドブックお持ちの皆さんはですね
ぜひ引いていただきたいと思うんですけれども life
これを引いていただきたいんですね life っていうのは live 生きる住むの名詞形だということは意味上わかると思うんですね
生命生き物一生ということで life と書きます こちらの見出しをぜひですね
引いてみていただければと思うんですね 英語語源ハンドブックの186ページ左コラムしたということなんですがここに実は
life と live と living この3つの単語が一色他に扱われておりまして
合わせて2コラム弱ぐらいの長さでですね 記事が書かれております
ここで扱われている単語は life live live living という用語なんですね
さらにここから矢印で arrive も見よ ということがですね途中に
記されておりますそして arrive はですねこれはあの11ページ a で始まりますので早いところですね
arrive も1コラム分ぐらい書かれておりまして 合わせて読むとこの一連の単語の関係がすっかりよくわかるということになっているんですよね
このヘルディオでどこまで話してしまおうかと言いますか 本で読んだ方がすっきりと理解できるのではないかということで
そちらおすすめなんですがざっとですねここに書いてあることを要約して お話ししたいと思います
まずですね大元にあるのは 名詞 life だと考えてください
生命生き物一生という意味の life ですね
これは語英語の時代にはリーフという調某員を持っていました さらに遡りますと
引用祖母のレイプ に相当するんですね
l e ip これは固執する粘着するというような意味を持っていた
引用語根ということになりますが このレイプのプがですねグリムの法則により英語をはじめとする
ゲルマン語では f の音になるということで語英語でリーフ だったわけですねさらに
中英語後期から近代英語初期にかけて起こった大母音水位という 音の変化特に調某員の変化によりこの
いいという母音が愛という二重母音になったんですね そして最終的にライフ
となったという流れなんです語形的にはそういうことなんですね このライフに相当する名詞が基本にあるというふうに考えてください
この動詞形がリーヴィアンということなんですね 語英語での形であげますけれども明らかに
名詞ライフと関係付けられる語形なわけです 引用祖母からの発展については専門的になりますのでここで深入りはしませんけれども
名詞に動詞語尾をつけたものがリーヴィアン だというふうにざっくりと捉えておいていただければと思うんですね
このように後ろに何かをつけて動詞化したというところがポイントで何かをつけた ことによって
ライブとアライブの語源
ライフの負の部分ですね f というシーンが置かれる環境が変わりましてこれが語英語では濁る 優勢化するという変化を遂げるんですね
なので今でもリーヴというふうに f ではなく v の音になっているっていうことです さらに同じようにですねやはり環境の問題で
母音の方もですね長母音ではなく単母音となって live
となったわけです これが生きる住むという意味の動詞形になるわけですよね
そしてこれに ing をつけて同名詞を作ったのが リーヴィングというのはもうお分かりの通りかと思います
さあ本題はここからなんですけれども ライブとかアライブという系統ですね
発音としてはライブというふうにちょうどライフと同じような二重母音を持っています ということは大母音推移を逆算しますと元々
リーフ という
やはりあの生命生き物一緒という意味の名詞に遡るだろうということが予想されます live の動詞には遡らないっていうことなんですね
つづり事情は現代の標準のものを見ると live ということですね live も アライブもむしろそちらと関係づけたくなる気持ちはわかるんですけれども
二重母音に注目してください とするとですね
ライブやアライブは むしろライフと神話性が高いということになるんですね
実際語源はまさにライフ なんです
どういうことかと言いますとこれはアライブの項目を英語語源ハンドブックで弾いて 読んでいただければと思うんですがこのあというのは実は音
前置の音が短くなったものなんです つまりオンライフと言っているに過ぎないんですね
小英語の規則では前置詞の後は名詞が来るわけですがその名詞は予格という格に 活用しなければいけません
そうするとです語尾に何かがつくんですね ライフリーフの語尾に具体的にいますといいがつくんですね
リーフプラスイの語尾っていうことで これはですね f がやはりこのような環境では濁って優勢化してリーフェとなるんです
つまりオンリーフェ これが
つづまったりやはり大母音推移を経たりした結果がアライブ なんですね生きているという意味ですね
そしてなんとなんとアライブが語源となり このアが落ちてしまったつまり語源的にはですね
オンだったあれがついにですね 0になってしまった
音が弱まってアになりアがさらに弱まって結局ゼロ 無音になってしまったなれの果てがライブということなんですよね
ライブというのは生きている生き生きとした イベントということですね
実際にですねこれにリーをつけてライブリーとしても生き生きとしたという形容詞が ありますけれども関連語ということになります
いかがでしたでしょうかこのライフという基本語から広がる 単語のファミリー
微妙に発音が異なったりさらに綴りが f から v に化けたりなどいろいろ細かいところは変化してきたんですけれども
ここから広がったのがライフ live living
アライブライブライブリー といった語群ということになるんですよね
英語語源ハンドブックの重要性
9月13日の英語しライブ2025 生き生きといきたいとおもいます
エンディングです今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました 今日はですね英語語源ハンドブックからよりすぐりの面白いところを抜き出して
ざっくりと要約してお話しいたしました スタートは186ページにあるライフ
live living という部分ですね そしてそこからクロスレファレンスする形
アライブという11ページの単語に飛んでいます 11ページのアライブの方には残念ながらですね
186ページのライフリブリビングに飛んでくださいっていうそちらからの矢印はなかった ということでですね
まあこういうこともあの実際にはあるわけなんですが なるべくですねこのクロスレファレンスを張ってネットワーク
単語の家族をつなぐようには最大限努力 いたしましたこちらですねぜひ矢印がついているところはですね
合わせて飛んで 読んでいただけますと単語のつながり語源のつながりがますます広がっていくかと思いますので
そのような読み方を推奨したいと思います このチャンネル英語の語源が身につくラジオヘルディオではあなたからのご意見ご感想をお待ちして
います vc のコメント機能を通じてお寄せいただけますと幸いです sns でのシェアもよろしくお願い致します
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように 英語子研究者のほったり打ちがお届けしました
またした
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