よろしくお願いします。
それではまず第1面なんですけれども、これは表紙のページになっているので、すぐに目に飛び込んでくるかと思いますが、
星を見ながら語源をめぐろうということでですね、こちらはテレビの寺沢潮さんが1面ガーンと書いてもらいましたが、
これはどういう趣旨ですかと聞くのもヤバなんですが、どういう趣旨ですか。
そうですね。今回ちょっと時間が空いて英語新聞第12号が発行されたんですが、今回の編集長を務めてくださった周氏の小田さんが、
今回は7月7日の棚畑に発行日を決めたいと思いますというふうに言われまして、その時まだ私は記事を書くことはお願いされていたんですけど、
何で書くかは決めていなかったので、せっかくなら例は7年7月7日ということで、トリプルセブンの棚畑らしいので。
例は7年でもあったんですね。
そうですね。せっかくなら棚畑に関する英語しネタがないかなって探してみたら何とか書けそうだったので、これで書いてみました。
これは読み応えがあるというか、表紙で語源なので引きが強いというか、語源の話題で終始するのかなと思ったら、やはり語源的つづり字が出てきてしまったかというところもあってですね。
これは知っていてこの話題というわけではなく。
今回調べて初めて知ったもので、棚畑なので織姫と彦星に関連する西洋の星座ですと和氏座と琴座にあたる英単語で語源を探ってみようと思って、その琴座がレイラという単語になるんですけど、
このYのつづり字が英語語源辞典とかその他の先行研究によって語源的つづり字でIからYにつづり字が変わったということが書かれていたので、へーって思いながら私も執筆しました。
読んでいろいろ学ぶことというか初めて知ったことも多かったんですが、一つは小英語のエアルネ、これが現代語でも一応残っているというのは知らなくてですね。
はい、私も最初E号から英語語源辞典をパラパラ開き始めて、小英語ではエアルネという小英語がありますよって書いてあったので、そのページに飛んでみたら確か英語語源辞典に見出しとしてエルネが書かれていました。
これはワシ、特にオジロワシというある特定のワシの種類に今はなっているということなんですが、小英語由来のものがちゃんとあるということですね。
さらにこれがアーノルドという人の名前のアーノルドのアーヌヌに相当するということも、これプラスアルファの知識でいやー面白かったなということですね。
そうですね、E号、和紙座のアクエラからどれだけ広げられるかなというのも出た当初交渉部で調べていたんですけど、思いのほかいろんな単語に広がっていったので、これは十分記事が書けるなと思って。
はい、これはもうね、七夕ということですし、引きが強い一面、これ一面ということも最初から決まってたんですか?
決まっていなかったです。
じゃあこれは編集委員長の計らい、やっぱり七夕だしみたいなところですかね。
まあそんな感じ。
ありがとうございます。そして寺澤さんといえばね、前にもお話ししたことがありますけれども、ご自身で英語語源辞典を通読する試みを始めてしまったということで、つづり字に主に注目してということですよね。
はい、今順調にアドに関する語源的つづり字を進んでおります。
アドが専門だから、ここ以上進まないんじゃないかという気が、ちゃんといきます?
やっと終わりが見えました。
素晴らしいですね。そちらの方もですね、ぜひお読みいただければと思います。
ちょうど一面の右下の部分にですね、英語語源辞典で辿る英語つづり字を連載中ということでリンク貼っておりますので、こちら今回は第一面を飾ってもらいまして、素晴らしい記事だったと思いますね。ありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは第2面に行ってみたいと思うんですけれども、第2面は学部4年生のYTさんというふうに新聞ではあるんですけれども、高野さんということで来てもらっています。高野さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、2面はですね、まるまる高野さんの記事ということで聞こうしてもらいましたけれども、WHから始まる関係代名詞の歴史ということで、結構広派な話題なんですよね。
実際、今期のゼミ4年生の中では多分一番広派というか言語学的だと思うんですけれども、この関係代名詞に関心を持ったっていうのは何かきっかけあるんですか?
もともと中学生時代に関係代名詞を勉強し始めた時に、ふうウィッチ、ふむフーズなどバリエーションが多かったのと、あと制限用法であったり非制限用法があって、すごい理解が難しかったのがあったので、ゼミに入ってからこの関係代名詞についてやりたいと思っていたんですけれども、
その研究をしていく中で、人を先行詞とするウィッチの用法があると知って、すごく興味深く研究を進めていった時に、もともと人にはフー、物にはウィッチというルールがどういうふうに定着したのかが気になったので、今回この記事を執筆させていただきました。
はい、とすると動機はその中学校時代に英語を勉強した時に関係代名詞がいろいろあって、ウィッチとフー使い分けどうなんだとか、そういうところから始まっていると。今回あまり触れていなかったんですけど、ザッととかね、それも省略可能とか、関係代名詞はややこしいですよね。
実際に複雑な歴史があるわけですが、今回はとりわけウィッチが先行詞を物だけでなく、まだ人にも使えたよというような時代、シェイクスピアあたりの時代、近代英語、初期近代英語ですかね、そのあたりの分布に注目されたということなんですが、もちろん詳しくは皆さんお読みいただければと思うんですが、
ザックリとね、一面がっつりとした記事なので、中身があるので、本当に読んでいただければと思うんですが、ここでザックリと概要を教えていただきたいんですが。
はい、まずはWHから始まる関係代名詞が昔から存在したと思いきや、本当に今からそんな私ではない時から出てきて、かつウィッチが先に出てきてからフが出てきたので、先ほど先生もおっしゃったようにウィッチが人に対して使われていた時代がありました。
その歴史の中で、やっぱり人にはフ、物にはウィッチというルールがどんどん定着していたので、そこを読んでいただけると嬉しいです。
もともとWHの関係代名詞がなかったというところから始まって、小英語には全くなかったんですよね。中英語の後期ぐらいになって、徐々に使われ始めてということで、新山物ですかね、歴史的に言えば。
最初に出たのは、今お話してもらったようにウィッチだけで、先行詞が人物関わらずとにかくウィッチなんだということになっていたのが、後からフが出てきたことによって、フということは人だし、
そうするとウィッチは物になるし、組み替えみたいなのが起こって、現代のようになったということで、それも最初からこのような先行詞の人物区別という分類ではなかったんだという、ちょうどその変わっている、一番面白い時代ですよね、の初期近代英語記を注目したということですよね。
なのでウィッチがまだ人を表せた時代、かつフが出てきたので、人といえばフだよね、みたいな、ちょうどね、過渡期の時代の面白いところをついてもらったかなというところですね。
はい、これ関係代名詞というと、実はこの大石ヘルビオでもおなじみの専修大学の菊地翔太先生が関係代名詞のことなどね、シェイクスピアの方もやられていますが、菊地先生に習ったことがあると。ありますか。
いつもお世話になっていて、この卒論でも関係代名詞を書くということで、いろいろと勉強させていただきます。
はい、ぜひ菊地先生、聞いていましたらですね、コメントをどうぞいただければと。なんかね、催促するような感じになっちゃいましたが、そうすると高野さんは、今回の記事でも示されたこのWHを含む関係代名詞の歴史に関心があるということで、これから本越しを入れてね、夏に向けて書いていくことになる、研究していくことになる、卒業論文でもこの路線で行くということで。
ということですかね。どんな、今後は数ヶ月ですけれども、どんなテーマになっていきそうですかね。
そうですね、今までは割とシェイクスピアの作品、文学作品の中のWHの関係代名詞の使われ方であったり、あとはそのウィッチの特殊な用法のThe Witchのような表現に結構着目して研究を進めていたんですけれども、
今回この記事を執筆することによって、歴史の方をすごく勉強になったので、この視点を論文につなげるように執筆を頑張っていきたいと思います。
最後どういう形でまとまるかということなんですが、卒業論文ね、出来上がった暁にはまた結果報告じゃないですけど、してもらいたいなと思いつつ、今チラッと出ましたから、The Witchの問題ね。
これもなぜかザがつくという、ザ・ウィッチっていうような妙な関係代名詞があって、これは近代語記まで結構続いていたということで、今別の授業でどうもテニスンを読んでいるということを先ほど聞いてしまったんですが、テニスンがこのザ・ウィッチを使っている最後の人みたいにOEDとかではなっているんですよね。
出てくるんですか、実際。そこに当たったことあります?
あったことはないんですけど、テニスンのシーンには出てきたという。
ぜひ探して実例を報告してもらえれば、みたいなところですけどね。
はい、今回の英語新聞第12号での2面記事、WHから始まる関係代名詞の歴史ということで、なかなか広派なテーマで書いてもらって、この英語新聞、本来はかなり広派なところから始まっているので、その流れを受け継いでもらえたかなというふうに思っております。
これから本当に卒業論文ということで、どんな関係代名詞の歴史についての卒論になるか楽しみにしています。夏の間、ぜひ頑張ってもらえればと思います。
はい、ありがとうございます。
はい、ありがとうございました。
それでは第3面にいきたいと思うんですけれども、第3面の上半分は英語誌ラウンジバイケルフということで、第4回、これはシリーズのラウンジでインタビューしてきた先生が4人目ということですね、この第4回。
今はですね、寺沢淳先生が前回、前回、今回ということで、前編、中編、後編と3部作でインタビュー記事をお届けしてきまして、今回その寺沢先生の最終回となりますね。
こちらの担当は過去2回に引き続きケルフ会長の青木光さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はいこちら、インタビューしたのはだいぶ時間が経ってしまったとはいえ、これ改めてですね、今回の後編を読んで、やっぱり一番最後に読者へのメッセージというところがあるので、これはこれでやっぱり熱い回になっているなと思ったんですけど。
そうですね。いつも通りね、推し本についても伺ってきたりとかはしてますし、最後にメッセージもいただいているので、どうします?一つ一つ見ていきますか?
推し本は特に、そうですね、ぜひ伝えたいですよね、大きな方にも。
そうですね、推し本ということで、今までもね、英語志ラウンジ、いろいろな先生方に推し本を伺ってきたんですけれども、今回寺沢先生にお伺いして、やっぱりすごく印象に残ったのが、かなり言い方はあれですけど、出版された本が少し古い時代のものが多いというのがかなり特徴かなと思っていて、
一番最初にお勧めいただいたのが、英語発達史ですか、岩波からの1979年のものですし、それ以外でもヘンリーブラッドリーなので、これ日本で翻訳出てますけれども、これが1982年。
さらに別のもので、フィロロジーへの道という書籍もありますが、これが1981年。あとは池上義彦先生の英詩の文法という書籍、これ最後にお勧めいただいたんですけれども、これが1967年。
だからやはり2000年よりも前のものというのが本当に多かったなという感じで、ただ一言寺沢先生からいただいたお言葉を載せているんですけれども、やっぱりこの分野、いいものなら古いものでもずっと変わらず価値があるという、この一言が本当に染みまして。
そうですね、これは自明のことではないというか、我々には自明なんですよ、これ。文系の学も全般に言えることだと思うんですが、とりわけこのフィロロジーの世界、そうですよね。新しければより良いものが出るという分野ではないんですよね。
理系とかだと常に理論がアップデートされたりとか、医学とかでも何でも最新の研究とか、そこに注目されること多いと思うんですけど、そうでもないという、この分野は違うんだぞというのを改めて突きつけられるとすごくハッとさせられるというか、やっぱり我々も本を読んでいると最新のものが出たかというのはそっちに気を取られますからね。
そういう中で古い英語史の書籍というものにフォーカスが当たるってなかなかなかったと思いますし、改めてこうして寺沢先生からお勧めされると、確かになって読んでみようという気持ちにはなりますよね。
そうですね。これはある意味ではあえてね、寺沢先生も出されたのかなということもありますし、もちろん先生ご自身が学生の頃であるとか、早い研究の段階で感銘を受けたということもあるかと思いますが、読者、我々は若い世代、寺沢先生から見ると若い世代にこれは伝えておきたいなという思いも感じられたりして、
この本の選び方はさすがだなという。
ならではだなというのは感じていましたし、まあでもねこれAmazonとかまだ手に入ると思いますから、古くてもねまだ手に入るものありますので。
この辺りはね、ありと思いますし、何ならもちろん図書館などでも図書館でも手に入ると思いますので、これぜひですね、ですよね。
ですね。
それから英語誌の魅力とは何ですか。これ私やっぱり感銘受けましたね。
本当ですか。
これは受けまして、私もここ同じように言っていこうと思いました。
これちょっと読んでいただければと思うんですけども、研究者を目指している人がいるなら、なるほどで止まらずに、自らなぜという問いかけを続けてほしい。
この辺りが、なるほどで解決した感で終わっちゃうっていうのはありますよね。英語のなぜ、面白いんですけど、解決して満足しちゃうっていうのが、10人中8人、9人じゃないですかね。
特に英語誌はもうトリビアみたいなところで終わっちゃうっていうのが一つあると思うので、その中でこのことを言われて、我々からしてみれば激励というか、確かになぁと研究者としてやりたいと思う方は、特にその数段上のステップを目指してほしいっていう一言があったので。
もちろん、なるほどはやっぱりスタート、入り口としてすごく大事なので、隣に引田会員さんがいますけれども、ケルフのインスタでね、体を張って動画でいわゆるトリビアに相当する、なるほどに相当するものをやって、この間はWILLをやってもらって、そこ入り口なんですが、ここで面白いと思った人は、
今、人の中でさらに一歩行きたいなと言ったら、ぜひ、なるほどで終わらずにですね、もう一歩深みにはまってみてはいかがでしょうかという、そういう趣旨で動画も引田さんは撮ってるんですよね。
もうそういうことですね。
言わせたような。
ありがとうございます。最後に、読者の方に一言お願いいたします。ここも、インタビュアーがね、こういう聞き方をしたっていうこともあるかもしれませんけれども、これありがたいですよ、英語新聞的には。
おしていただきまして、本当にありがたい限りなんですけれども、やはり英語学習の上では英語に対する愛着というものがあってこそだと。
そうした愛着を手に入れていくためには、英語史重要なきっかけですし、英語新聞から触れていただければということで、ありがたい限り。
ありがたいですね。3回にわたって寺沢淳先生のインタビュー記事をお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
こちらの方、このシリーズの他の先生を題材にインタビューを取り上げさせていただいたときもそうだったんですが、ホームページ上でも読めることになっていますか。
そうですね。ホームページにも今までのインタビューは全てまとめてありますので、一応英語史新聞の方にもQRコードは載せていますけれども、そちらからでもぜひご覧いただければと思いますので、
過去のインタビューと合わせてぜひ一読いただければと思います。
よろしくお願いいたします。3回にわたりまして、青木さんもありがとうございました。
ありがとうございました。
そして第3面の下半分なんですが、ここが前回から始まったシリーズですかね。
英語史クイズベーシックということで、今回は編集委員長も務めてもらいました尾田浩平さんにこの部分、英語史クイズの出題と、
あとここで3面の下にあるのは解説ですね。答えと解説。答えは言っちゃっていいんですかね。
まだ教師って英語史文読むよっていう方もいるかもしれないんですけど。
そうですね。ちょっと伏せたいところですね。
ただ解説難しいですよね。伏せると。
伏せると、まあ難しいは難しいですけど。
いける感じですか。
ちょっとヒント的な話は。
まず出題はどんなんでしたっけ。Qは。
現代英語の語彙における尺読語の割合は約何%とされているでしょうかっていう。
これは英語史クイズベーシック的にですね。1、約30%。2、約50%。3、約70%ということですね。
これかなり詳しくと言いますか、下半分を使って丁寧に書いてあるので、これ読めば完璧っていう感じですかね。基本は。
ありがとうございます。
これ何か言えることはあります?答えをバランス悪く言うのはめちゃくちゃ難しいですよね。
英語の尺読語の割合が何%かっていうことはちょっと伏せておきたいんですけども。
ただその尺読語の中でもどこの言語由来の尺読語が多いかとかそういった割合ですね。
そこについては多少は話せるかなと思いまして。
何%かは言わずとも比較的多くある中で、その尺読語の内訳みたいな感じですかね。
尺読語の内訳は、ラテン語やフランス語がやっぱりかなり多い割合で、尺読語の中でも占めていると。
そうですね。1位、2位ということになりますよね。この辺り書いてありますね。
あとは割合としてはこの中では決して多いものではないんですけれども、
今の現代英語においてですね、影響を強く持っている尺読語として、コーノルド語由来の尺読語というのがあるんですけども、
そちらについても少しお話しさせていただきました。
そうですね。コーノルド語、古いって書くんですけれど、ノルド語の古いやつということで、一定に言えばバイキングたちが話していた言葉ということですよね。
これは英語史では必ず出てくる。
重要用語の一つとして。
あとね、最後の方で面白いなと思ったのが、いわゆる一般的な尺読語とは異なって、
根種語とか意味尺読っていう、尺読語も細かく見るといろんなタイプがあってっていう、
この辺りに触れている段落があるっていうのはいいですね。
面白いのは根種語みたいな場合、単語の半分は何語から来ているけど、もう半分は何語から来てますよとか、英語ですよみたいな、半々の根種語って言いますが、
これそういえばどうカウントしているんですかね、このパーセンテート。0.5みたいにカウントしているわけではないですかね。
0.5なんですかね。
これもね、数え方によりますよね。
尺読している要素があるからやっぱり尺読語かなみたいなふうに1として数えるみたいなふうなのか。
これによって数値は多分変わると思うんですよね。
この大元の総数がどういう立場にとっているのかとか、究極のOEDになることが多いと思うんですよね。
そうですね。
その場合OEDの方針はどうなのかとか、なかなかね、これは面白い問題ですよね。
さらに意味釈用とかいうと、形は釈用していないので、一般に私は釈用語だと思っているというか、割と分類していいかなという立場なんですけど、形は何も変わっていないしなというところだと、
これは違う意味で0.5とか。
語源ベースでいくのか意味ベースでいくのかっていうところは。
語源の問題はやっぱり難しいですよね。通知化するって難しいですよね。
最後に内訳を示すグラフがありまして、これはやっぱりカラーがいいですね。
ぜひともカラーでご覧ください。
今我々見ているのは白黒で印刷したサイズですから、つぶれてよくわかんない。
これだともう何が何だかって感じになって。
もちろんオンラインのウェブで見るものではピッカピカに光ってカラーは大丈夫なんですけど、印刷するときはご注意。
この部分はとりわけご注意くださいという感じですね。
こちらはぜひ何パーセントか言い当てていただければと思います。
小田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
そして最後の4面ですが、これは後半に来ましたね。
今回後半なのは少なくないですけど、もう一つの後半はシンタックスということで、
ノットは否定の強調、Yes-person-cycle、英語的にはジェス・パーソンというんですかね。
ジェス・パーソン・サイクルとコトとしての言語化ということで、この副題が何を意味するかというところですが、
こちら書いてもらいましたのは引田会員さんです。よろしくお願いします。
はい、お願いします。
これは最初から書こうと思ってた感じですか?
いや、これは書こうと思ってないです。
話をもらった時にどういう風な記事を書こうかなと思って、当時読んでた本から思いついたわけです。
なるほど。本の中に出てきますか?参考文献の。
2つあって、1個が真ん中ら辺にある前田光先生の本。
前田光先生ですね。
最近出た最新刊ですよね、2025年の。
そうですね。
この本と後は古田哲也先生という東大の哲学者の先生の
言葉の魂の哲学、この2つの本を読んでいて思いつきました。
関係してくるってことですか?
哲学の古田先生の方はどうやって関係してくるんだろうというところがあるんですけどね。
これは古田先生はウィトゲンシュタインという哲学者の研究者なんですね。
この本の中で今ちょうど僕が引用している部分と関連して議論をしているんですけども、
言語というのがことのようであるという、そういう風な表現をウィトゲンシュタインがしているみたいなくだりがあって、
すごい抽象的な議論をするんですね、ウィトゲンシュタインって。
それを具体例で落とし込んで、例えば英語史の具体例で落とし込んだらどんな風な例があるかなって考えたときに、
前田先生がちょうど取り上げていたイエス・ペルセンズ・サイクルで捉えると両方が合わさって考えられるんだということで書いた記事です。
これ第3コラムの真ん中よりちょっと下あたりに引用されていますが、
ここは重要ですしちょっと読み上げてもいいぐらいですか?
ちょっと読み上げていただけますかね。
こととしての言語感という部分ですね。
われわれの言語は古い都市とみなすことができる。
狭い通りと広場があり、古い家々と新しい家々があり、さまざまな時代にたて増しされた家々があり、
それらが入り組んで配置されているというふうに書いてありました。
教授的に見ると結構なカオスということになりますかね。
数字的には脈絡があって、地層のように積み重なってきて、
今残ってこととして、めでようではないかみたいな、
どっちかというとポジティブ、必ずしもポジティブではない、ニュートラル。
いや、ポジティブ、ニュートラル、ネガティブか分からないんですけど、
ただ少なくともこういう言語感をウィトリエンシタインが持っていて、
一応この文脈としてはタギ語の文脈なんですね。
タギ語は意味を積み重ねてきていっているというのを表現するときに、
こういうふうな表現をウィトリエンシタインがしていて、
僕から見ると否定字のノットとか、それも実はこれと同じように捉えられるんじゃないか、
みたいなふうにして書いたという感じです。
否定字の話がちょっと後回しになっちゃいましたが、
逆に先に結論というか、抽象的な部分から言いましたが、
読んでいただけると今の意味分かると思いますよね。
きれいに分かると思います。
分かると思いますね。
あと、このイエス・ペルセンの否定のサイクルというのは、
これまで扱ってきていなかったかなと思うんですよね。
この英語新聞でも。
なので、紹介してもらって本当に良かったなという非常に重要な討論の話題ですし、
説明されると本当に納得がいくというか。
それに上乗せして、おそらく前田光先生からのインスピレーションということで、
最新の例というか、今だって起こっているスクワットという例があるんだよという、
ここは私も初めてだったので面白いな、まさにサイクル。
やっぱりサイクルだったんだみたいな納得感がありますよね。
これ何のことか分からない方はぜひ、
このイエス・ペルセンのサイクルというのは、
英語史ではなかなか有名な討論の減少というか考え方というか説明原理となっています。
ぜひお読みいただければと思います。
本当にがっつり書いてくれた感じですね。注文も含めて原文も載せてくれてありがとうございました。
それからですね、あとレイアウト担当の木原さんも、
レイアウトは他にいろんな方が協力してやっていただいた感じなんですが、
今回も前夜までということでやってもらいまして、
いつもレイアウトがね、実動体として一番大変というあれなんですが、
今回は全体の内容もそうですけど、形式も担当されて、どんな出来上がりに感じますかね。
そうですね、いつもと変わりない感じの作業をずっとしていた感じなんですけど、
やっぱり力作が多いしというので、
印象的だったのは、さっきの4面の引田さんの記事、今ご紹介いただいたと思うんですけど、
これ実は後半彼自身が編集に加わっているので、結構助けていただいてということで、
すごい力作に仕上がっているなという感じです。
じゃあ思う存分編集までできたって書いたんですかね。
もう好きかって書いて好きかって編集させてもらったという。
引田さんのね、この編集まで含めた、自分でやってしまったという。
すごい助かりました。ありがとうございます。
今回そうですね、ビジュアル的にもやっぱり星座が入っているし、見栄えがね、一面から涼しげでいいですよね。
確かに。一面は私ではなくて、もう一人のレイアウトがかりの方が頑張って編集してくれたので、
一面すごい素晴らしい出来になったなと思って、ちょっとよかったなという。
星座がすごい良いです。
他には、
ギッシリ今回文字数が。
文字多いかもしれないですね。
2面も、これはロミオとジュイエットのシーンですかね。
これを挿し挟む以外は全部文字ですもんね。
結構文字が詰まっている感じ。
いつもよりも、3面も特に文字がめちゃくちゃ詰まっていて、実は3面に一番編集苦労したという話があります。
確かに、上も下もギッシリという感じ。
そうなんですよね。それだけ充実した記事だなという。
そして4面の一番下、いつも宣伝コーナーで、たぶん私が一番利益をこむっているのではないかという、
エログとかボイシーヘルディオとか、
イノオタ言語学チャンネルとか、一応差し替えているんですよね。
木原さんから頂きまして、何に差し替えますか。
今回新記事区で、
エルワのメンバーが有志で作っている月刊誌エルビディアンも載せて頂きまして、
前後から載せている感じですかね。
1号、2号、続いて8号と9号ということで載せて頂きました。
ありがとうございました。という充実の4面で、
これ12号なので全部合わせるともう48ページ単純計算。
1年前のあれは倍でやりましたよね。
6面とかでやりましたし、
後は号外も何回か3回ぐらい出ているので、
50数枚この濃さでできているというのは、
これすごいですね、集めると。
一番最初から、第1号からお付き合いして頂いているというか、
そもそもこのレイアウトのテンプレを作ってくれたのが木原さんということで、
これがないと続きませんので、改めてありがとうございます。
あとね、実は今回も何点かでロゴが入っていますけど、
これも木原さん作というロゴとアイコンですよね。
SNSのX、インスタグラムなんかでも使われていますよね。
今回も一番4面の右下のところで、
ケルフマークというか、こちら使わせてもらっていますが、
ありがとうございます。すっかり定着してきた感があって、我々も見慣れてきましたね。