2025-09-26 14:57

#1580. 「ゆる言語学ラジオ」『ターゲット1900』回にお邪魔してきました

▼2025年10月15日に新刊書が出ます


📕井上 逸兵・堀田 隆一 『言語学でスッキリ解決!英語の「なぜ?」』 ナツメ社,2025年.


- YouTube 「いのほた言語学チャンネル」が書籍化されました

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▼2025年6月18日に新刊書が出ました


📙唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.


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▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


- https://open.spotify.com/show/0xOyOIXBUrIZbnwSLeJsSb?si=zH5V2CjkS0ekqNz5ro7caw


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の11号が公開されています


- 第11号(2025年8月28日):https://note.com/helwa/n/n2415c5e4db5e


▼2025年7月7日に『英語史新聞』第12号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第12号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第12号:https://drive.google.com/file/d/1eQawDu2njFNMMVKDUr4JRZdIWTNHDdha/view?usp=drivesdk


第12号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています


「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

サマリー

ポッドキャスト「ゆる言語学ラジオ」のエピソードでは、ターゲット1900における英語の基本語を取り上げ、英語語源ハンドブックとの関連性を深掘りしています。参加者のトークを通じて、7つの単語の語源の面白さが紹介されており、特に基本語の重要性が強調されています。また、収録中のインスピレーションやインテレストに関する興味深い内容も取り上げられています。

ターゲット1900の紹介
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語詩ブログの管理者、 英語のなぜに応える初めての英語詩の著者、そして6月18日に研究者から刊行された
英語語源ハンドブックの著者のホッタリュイチです。 加えて、来る10月15日に夏目社より新刊書が出ます。
井上一平・ホッタリュイチ長。 言語学ですっきり解決英語のなぜ。 こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
英語の語源が身につくラジオheldio。 英語詩をお茶の間にをもとに、英語の歴史の面白さを伝え、
裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は3日前、9月23日火曜日に
アップされました、ゆる言語学ラジオの最新回。 こちらのご紹介です。
ターゲット1900回なんですけれども、私お邪魔してまいりました。
ターゲット1900回へのお邪魔としては2回目になるんですけれども、 今回の収録も楽しかったですね。
水野さんと堀本さんのパワー全開ということだったんですけれども、 そちらにお邪魔しまして、
毎朝コールしております英語語源ハンドブック、 こちらの方も紹介してまいりました。
ターゲット1900のような基本語を暗記するための単語帳と、 基本戦語を扱う英語語源ハンドブックというのは、
かなりの程度相性が良いということはご想像できるかと思うんですね。
実際、今回のゆる言語学ラジオで取り上げられた7つの英単語、 このうちですね、少なくとも6語に関しては英語語源ハンドブックに記載があります。
今日のこのヘルディオでは、 ゆる言語学ラジオで取り上げた7語に注目しまして、
それが英語語源ハンドブックにどのような形で反映されているか、 記述があるかをざっと眺めてみたいと思います。
ゆる言語学ラジオからこのチャンネルに飛んでこられた方も、 この数日間で実は多いんですね。
ぜひこの機会に、この英語の語源が身につくラジオヘルディオを毎日お聞きいただきまして、 そして英語語源ハンドブック、こちら手に取っていただければと思います。
それでは行ってみましょう。ゆる言語学ラジオの最新回。 タイトルはですね、アカウントはなぜ講座も説明も表すのか。
となっておりますが、全体としてはいわゆるターゲット1900回という、 ゆる言語学ラジオの人気シリーズの回となっているんですね。
以前、私が一度出演させていただいた時にはですね、 1単語も進まなかったんですよ。
スピードが出なくてですね。 Evidentという単語のvidの部分だけということで、3分の1語進んだということだったんですね。
さすがに今回はですね、もう少し進めようということで、7語。 最初に7語唱えまして、
この7語については、しっかり終えるぞという意気込みで収録が始まったんですね。 実際終わることができましたが、
70分かかりましたね。最後の方は英語語源ハンドブックの広報時間だったんですけれども、 平均するとですね、1語について10分とか10分弱ぐらい話すことができたかなということですね。
水野さん堀本さんのトークを交えながらということですので、どんどん話題がですね、広がって深まっていったんですね。
英語語源ハンドブックの関連
1語10分ぐらいに収まったというのは、これはこれで奇跡的だったと思うんですよね。 ぜひじっくりとご覧になっていただければと思います。
さあ、その取り上げた7語というのはですね、比較的基本語ではありますが、 ここでも読み上げたいと思いますね。
accord, thought, interest, account, cause, sound, individual
という7語なんですね。 こちら、基本語ということで英語語源ハンドブックにもですね、おおよそ載っております。
ただしですね、 西さん申し上げている通り、英語語源ハンドブックはあくまでジャセット、基本戦語が見出し語に立っているんですね。
本当に基本的で高頻度の英語教育で必須の戦語ということなので、本当に重要な語しか見出し語には立っていません。
しかしその見出し語から話を広げて、語源つながりで もっと難しい単語に広がっていっているという意味では、
今回、ゆる言語学ラジオで取り上げた7語については、最後のindividualを除く6語まではですね、必ずどこかに記載があるということなんですね。
こちら逆引きのような形でですね、引くことがこの英語語源ハンドブックではですね、ちょっとできないんですね。
ただ、ただですね、この逆引きしたいという需要はありますので、実はもっかですね、逆引きの作品、目次のようなものを研究者の編集さんの方で実は作っていただいています。
遠からずオンラインで公開することができるかと思いますので、こちらの方もぜひ楽しみにしていただければと思います。
今のところはですね、その逆引き作品のようなものがありませんので、私の方でですね、ご案内いたしたいと思います。
さあ、まずですね、今回ゆる言語学ラジオで取り上げられた単語のうち、1語目、accord。これについては、動画の中でもお話ししていますが、実はheart、心心臓のあのheartですね、これと語源が一緒。
accordのcordの部分が一緒ということは、動画で述べた通りなんですね。
そして、このheartっていうのは基本語なので、英語語源ハンドブックにちゃんと見出しが立っております。
ぜひですね、heartの部分を引いてみてください。
そうするとですね、その中にちゃんとaccordが出てくるという、こんな仕掛けなんですよね。
次にですね、thought、考えということですね。thought、これは動詞thinkの過去形、過去分詞の形でもあるんですよね。
think、thought、thought。ただし、これで名詞、考えという意味の名詞でもあるという、ちょっと変わった単語なんですね。
この単語につきましては、英語語源ハンドブックでthink、thoughtと合わせた項目として、ちゃんと見出しが立っております。
そしてこの名詞、考えにも触れていますので、ぜひご覧ください。
イルゲン語学ラジオの動画の中では、少しこの経緯ですね、なぜ過去形と名詞形が同じ形になってしまうのかということについては語っております。
次にinterest、これは動画の中でもかなりトークが弾んだ話題なんですけれども、興味、関心、利益、いろんな意味があるんですね。
この単語はinterest、それ自体ではなくinterestingであるとかinterestedという現在分詞、過去分詞の形で、英語語源ハンドブックには見出しが立っております。
もちろんその大元である名詞interest、これについても触れてあります。
ぜひご覧ください。 そしてもう一つ動画の中でおにわいだったのがaccount。
この多義性の説明にかなり時間を割いて3人でトークしたんでした。
英語語源ハンドブックの考察
基本語ではあるんですけれども、残念ながら英語語源ハンドブックのJACET1000語の中には入っていないほどだったので、これは見出しには立っていないんですが、なんとなんとcomputerという見出しのもとに関連語としてaccountが記載されています。
動画の中でも話しておりますが、実はcomputer、computeの部分ですね。これとcountというのが同語源、あるいは二重語という言い方をするのがふさわしいでしょうか。ダブレットなんですよね。
このあたり、computerを引いてみることで、アカウント周りの単語も整理できるかと思います。
ぜひ英語語源ハンドブックのcomputerを引いてみてください。
次にcause、理由、原因という意味ですが、これは動画の中でも述べた通り、あまり広がりがないと言いますか、語源が不詳なんですね。
不詳というとだいたい広がりを書く。ただ動画の中でもbecause、byプラスcauseということで、becauseの話では盛り上がったと思います。
文法化の話などにおよびました。 causeは基本語ですので、英語語源ハンドブックにも立項はされているんですけれどもね、あまり広がっていかない単語かなというところです。
そしてもう一つ盛り上がったのがsoundですね。これは音という基本的な単語です。
他にも実はですね、探るであるとか、あるいは健康な健全なとか、さまざまな意味があるんですね。
こちらはですね、じっくりとこの単語の語形であるとか、多義性について考えてみたい方はですね、
英語語源ハンドブックの親と言っていいでしょう、英語語源辞典の方を引いてじっくりと味わってみていただければと思います。
ハンドブックの方では、soundは基本語ですので立項はされています。そして動画の中でお話ししたような最後のdの話ですね、soundのd、語尾のdの話についても触れております。
7つ目に取り上げたindividual、これはですね、divideという動詞から発生した形容詞というべきものなんですが、この大元のdivideも基本戦後には入っていないということで、
残念ながらこの単語については英語語源ハンドブックで言及なしということになっております。
ただですね、ターゲット1900と英語語源ハンドブックというのは、いずれも比較的基本的な単語に注目しているという点では当然ながら相性が良いということで、
ハンドブックの方に直接立項はされていなくとも、別の単語の項目の中でちらっと触れられている、そういったものを含めると大体カバーしているということはですね、
今回証明されたのではないかと思います。 ぜひですね、こちら英語語源ハンドブック使い手がありますので、
どなた様にも英語に関心がある方であれば、 絶対に楽しんで読んでいただける本、聞いていただける本となっております。
収録とインスピレーション
改めましてよろしくお願い致します。 エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
いや今回も本当にですね、ゆる言語学ラジオ3に出演させていただきまして楽しかったですね。
スルーTシャツを3人で着ながらですね、なかなか異様な光景での収録会だったわけなんですが、大いにインスピレーションを得ました。
インテレストの話などはですね、これからもじっくり調べていきたいなぁと思った次第です。
どうもですね、この興味・関心と訳すとですね、ピタッとはまることもあるんですが、うまくはまらない、そんなインテレストの使い方があったりする、そんな話でした。
オンエアから数日でもう10万回再生を超えるというゆる言語学ラジオの人気ぶり、これには本当に毎回たまげますね。
このVoicy Heldioであるとかですね、井上弘太言語学チャンネル、こちらはYouTubeでやっているわけなんですが、もう桁違いという感じですね。
もう笑ってしまうぐらいすごいなと思っている次第です。 実はこの収録の後ですね、もう1回分別の回を収録しておりまして、
それはですね、またしばらく時間を空けてから後日ゆる言語学ラジオの方でオンエアされることになるかと思いますが、これもまた楽しい収録会だったんですよ。
ぜひお楽しみにしていただければと思います。 このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、あなたからのご意見ご感想をお待ちしています。
Voicyのコメント機能を通じてお寄せいただけますと幸いです。 SNSでのシェアもよろしくお願いいたします。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように。 英語詞研究者のホッタリウイチがお届けしました。
また明日!
14:57

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