まず無職さん、この記事を書くモチベーションと言いますか、ご専門ということで、一番よくご存知のところっていうところから話を始められているということかと思うんですが、これはどういう付き合い方になるんですか?
専門の方にとってTooth、デント、Odontっていうのは。
今はデントを使うことが多いんですけども、病名とか解剖学名はラテン語が多いので、Odontになりますね。
例えば小西河合は英語でPedodontistというんですけども、これはOdontですね。
Pedで子供、ギリシャ語根ですが。
これは厳密に言ってOdontっていうのはギリシア語で、それがラテン語にも入っているっていう感じなんですかね。
デント自体はラテン語、フランス語系というような感じですかね。
ラテン語はギリシャ語自体も入れていることが結構多いので、この辺大元のルーツをたどると、英語に直に入ってきたのはどの段階からかとか、
あるいは英語側で作っちゃったものももしかしてあったりしてとかいう厄介な問題はあるかもしれませんが、
まず大きくこの3つの分布と言いますか、どういうニュアンスの違いがあるかとかルーツについて、この記事に沿ってお話しいただけますでしょうか。
トゥースは一般的な庶民の言葉のような感じで、
病名とか解剖学名ではあまり使わないですね。
派という単語自体がトゥースなんですけども。
例えばこの病気が、派の組織から起きた病気だったら、オドントジェニックという表現をするものです。
ですから司会同士でもこれはオドントジェニックだったというような表現をするんですけども、そこで例えばトゥースとかデントという単語は使わない感じですね。
司会同士でオドントジェニックという使うということは、やっぱり日本語にそれに相当する分かりやすい言葉、漢語ばっかりになっちゃうので、そのまま横文字を使ってしまうみたいな発想ですかね。
そうですね。日本語で言えば資源性になるんです。
ただ主という言葉は、派を思い出す人もいるし、いろいろな言葉があるんで。
やっかいですね、日本語。確かにそういうこともあって、日本語でも専門家の間では英語といいますか、形列を使うと。
文字を書くときは資源性が多いですけど、会話ではオドントジェニックということを使うことが多いですね。
そうすると逆にすごく低レベルな質問なんですが、トゥースとか派っていうことはあまりないんですか、専門家の先生は。
そうですね。単語としてトゥースを使いますけども、そこから派生する言葉とならないと思います。
なるほど。これが英語的に言うと、本来のゲルマン語、アングロサクソンの母英語からある単語ということですよね。
庶民的で、悪く言えばレベルが低い幼稚っていうことにもなりますが、子供にも分かりやすいという、外国人も分かりやすいという感じですよね。
そしてその上の層にデント系っていうのが大体なってきて、これも低すぎず高すぎずって感じですかね。
そうですね。ただ今、オドントよりも新しい言葉はデントを使うことが多い。
例えば新しい用語ですか。
そうですね。デンタルなんとかというような感じで、専門用語なんかでも使うことが多いですね。
わざわざオドントを使うというのは、新しい言葉では少ないですね。
あとトゥースだと物足りないのは、形容詞系がないってことですかね。
そうでしょうね。
デンタルというと、いくらでもつなげられるので展開できるんだけれども、トゥースの形容詞系ないですよね。
そうですね。それもあると思います。
トゥースリーとか。
トゥースリーあんまり聞いたことないですね。
そういう側面はあるかもしれないですね。
そうするとちょうどいいのがデンタル。硬すぎず。
そうですね。
利便性もあるみたいな。
オドントになると一気に専門、海外は滅多に使わないんじゃないかっていうことで。
そうでしょうね。
私自発的にオドント系を使ったり書いたりしたことは多分ないんじゃないかなって気がしますね。
それぐらいレベルが異なっていて、一番下が本来の英語、フランス語、ラテン系のデンス、デンタル系、そしてオドント系というふうに下から上にレベル階層が上がっているっていうのが
英語詞的にも非常に面白い状況で、語彙の層が積み上がっていく感じで
基本的に発声といいますか、語源辞典なんかでは、だいたいこの下からの順でやっぱり出てきたと考えて、おおよそ良さそうですかね。
そうですね。良さそうですね。
時期によってフランス語からデントが入ったらデントを使い出したという、そんな感じだと思います。
ノルマン政府以降とか近代以降はフランス、ラテンですが、
ギリシャ語のオドント系みたいな一番学問的なものが入ってきたのは、かなり新しいことが多いですか。
と思います。ネサス以降とか、あるいは18世紀とかそのあたりで、どんどん科学が発達するときに、昔のラテン語とかギリシャ語のほうを参照して単語を使ったという感じですね。
要するに時代としてはまぴったりいろいろ当てはまりますかね、この英語の産総構造的なものとしては。
あと解剖革命とか病気の名前の病理革命とかは、学会が決めることが多いんですけども、それは欧米主体に決めていくので、おそらく彼らの共通語である言葉を使って、そういうことを決めていったんだと思います。
そういうのもやっぱり何十年に一回ぐらい、そういう国際的な学会が改定していくんですけども。
要語ですか。
それを今度日本の委員会は日本語化していくという、そういう流れなんですけども。
大体その漢語を組み合わせていくことが多い。
日本語はそうですね。日本の解剖革命とか病理革命は漢字を使うことが多いですね。
日本語も英語と同じように産総構造みたいなのがあるっていう、歴史的に語彙が積み重なってきたというところで言うと、
司会で言うと、先ほどの歯医者さんっていう、歯を使ってますよね。
医者は漢語だとしても、歯医者さんっていう言い方があるんですよね。
一番最初に多分子供の頃に聞いたのは歯医者さんですよね。
それから司会っていうことになって、
普通ここで止まるかと思うんですが、英語をやるとデンタルクリニックとかデンティストという単語も出会うので、
私の日本語として使ったことあるかわからないんですが、
デンティストって産総名にあるような気がしないでもないですよね。日本語としても。
そうですね。将来的には上の方で入ってくる可能性があるかもしれないですね。
これ本当に近代以降の学問全体に言える傾向ですかね。
おだしょー 私面白いなと思ってるのは、18世紀以降にこのオドントみたいなギリシャ語が採用されたというところで、
主に当時は西洋諸国なんですが、先ほど三聖さんおっしゃられたように、
自分たちのルーツ、文化的ルーツとしてのギリシャ語みたいなものを利用しているっていうのが面白いですよね。
しかもラテン語よりさらに上にある兄貴文のギリシャ語に頼ったっていうところがすごく面白いなと。
ラテン語はラテン語でレベルが高いんだけれども、多くの人がやっていると。
さらに上が欲しいというような欲求と、ギリシャ語だと誰も起こらないだろうっていうか、
みんなわからないしっていう、逆に言うと。そういう共通性とか。
あともう一つ、ロシアも取り込めるっていう。
やはり東ヨーロッパ系ですかね。
ギリシャの連携みたいなところで、いろいろ喧嘩が起きにくいっていう事情があったっていう説があるんですよね。
それもあるかもしれませんね。
あとはギリシャ時代の、例えばヒコクラ達とかの著作を読んでみると、
もうそういう表明がその頃決まってたという。すでにヒコクラ達が考えたのがあったというのがあって、
じゃあこれ借りようかというのもあったんじゃないかと思うんですけど。
なるほどね。そのまま借りたり、あるいはモデルにしたりっていう。
なるほど。
キリスト教の暗黒時代に全部忘れられてたのが、ギリシャ語の原点を読んでみたら、
もう昔考えてたんだった。それそのまま使おうかというのがあったみたいですね。
あとラテン語とかギリシャ語を、後位の方、エデュケートされた人たちが使ってたので、
それと親和性があったというのもあるかもしれないですね。
同じ古典語とかレベル高いって言っても、やっぱりラテン語とギリシャ語っていうのはまた格が違うっていうのは西洋ではあると思いますし、
私なんかもラテン語まではやりましたけど、ギリシャ語はやっぱりなかなか歯が立たなくて、もうすぐにやめちゃったみたいなところはあったりする。
ある種の格付け、ランキングができていて、最上なのでこれ以上は多分ないんでしょうね。
あとヘブライ語とかそういう宗教的な方向行くよりなくなってしまってるっていう。
多分医学用語としては参照してもあんまり役に立たないというのがあったんじゃないかと思いますね。
このお伺いになった記事で面白かったのが、最後、原点回帰しているような現象もあって、
つまり、地理引向化というのは非常に難しい単語なんだけれども、
どういう意味ですか?
ear, nose, throatです。
これでENTと呼ぶ動きで、急に簡単になったっていうか、大元は。略されるとわからないですけどね、ENTって。
これはちょっと原点回帰。わかりやすさですか?
そうでしょうね。基本的に診療加盟というのは患者さんのためのものなんで、それをギリシャ語で決めてること自体がおかしいっちゃおかしい話なんですよ。
それ大矛盾だなと今思い出してきたんですけど。
そうですよね。
小児歯科医はペドドンとして言うのはいいですけど、子供に言ってもいいという感じなんで、それはチャイルドデンって人とか言わないとわからないと思うので。
それはやっぱり子供に向けてというか、患者さんがわかりやすいようにということだと思います。
そういう方向に触れてくるという動きがあってもおかしくはないですよね。
ファミリーメディソンっていうのが戦後できたときに、それも例えばラテン語風とかギリシャ語風に増語しないで、そのままファミリーメディソンというふうに使ったのがその一つの例だと思うんですけどね。
患者さんにわかりやすい言葉でいくという。
そうすると、自秘医科とか自秘咽喉科もやっぱり明治に増語されたと考えていいわけですかね、おそらく。
自秘咽喉科という日本語自体は明治代に増語されてますね。
そうですよね。
GBぐらいわかるんですけど、子供は咽喉がなんて読むのかなってわからなかったし、そもそもなんなんだろう。
GB以外に何があるんだろうみたいに思ってたんですけど、後からね、これ喉のことだっていう。
なので日本語で言えばそのENTは鼻、耳、喉みたいに言っているようなもので、めちゃくちゃわかりやすいですよね。
そうですね。
そうしていただきたいですかね。
学問名としてはちょっと幼稚すぎて耳、肌、喉の学問。通じはしません。わかりやすいのはいいんですけどね。
やっぱり異元がなくなるんで、たぶん自秘咽喉科と続くのかなというところですよね。
そうですね。日本語だったら耳、肌、喉科にしても悪くはないと思うんですけどもね。
でもたぶんそうはならないと思います。
言語学も言葉学でいいんではないかってやっぱり人もいますね。
なんでわざわざ言語っていう難しい漢字、漢語を使うのかっていうことで、
言葉学と言語学っていうのを分野で分けたりね、ちょっと微妙なところがあって。
なかなか学会は保守的ですし、固いものですよね。
もう一つは、たぶん日本語の場合は漢語にすると、その漢語に関しては結構定義がいくので、
言語という言葉は定義があるけども、言葉には定義がないとかそういうのもあるのかもしれないと思ってるんですけどもね。
例えば、歯茎のことを死肉と言うんですけども、死肉という言葉は定義があるんです。
だから例えば口の中の粘膜と死肉との違いというのは、顕微鏡で見たらわかるというような定義があるんですけども、
それを歯茎にしてしまうと、口の中の粘膜も患者さんによっては歯茎と呼んだりするんで、よくわからなくなることがあるんですよね。
そういう意味ですか。定義がしっかりしている。
だからたぶんギリシャ語の方を使うというのも、そっちの方が定義がはっきりしてるから、
一般的な市民が使う言葉を採用しにくいというのもあるのかもしれないですね。
なるほど。ギリシャ語本だから定義がしっかりしてるというよりは、ギリシャ語にのっとって学問、科学が発達してきたんで、
それと結びつけられる定義みたいな伝統がもう出来上がってるっていう理解でいいですね。
自民語化の咽喉という言葉もきっちり科学的に定義があるんですけども、
それを喉にしてしまうと、喉のどこまでの範囲が喉になるかということになってしまうので、
その正式用語としては使えないんじゃないかと思います。
私も言葉の歴史ということでバリバリの文系ではあるんですが、音声学が絡むんで、
口周りの解剖用語は一応一通り覚えることになってます。
咽頭と口頭って言っても、皆さん違いわかりますか?みたいな。
自民咽喉か咽喉ですけど、今はわかるわけなんですが。
それからもう一つ、歯茎は音声学では歯茎音っていうふうに言うんですけど、
これも歯茎音でいいわけなんですけど、これ歯茎とは言うんですか?
先ほど歯茎と歯肉って歯茎とは言わないんですか?
言わないですね。
不思議ですね。
だから音声学の教科書を見ながら、これ何とか変えられないかなと思ってるんですけど。
まだ歯茎の方が音で同じ文字で済むので、そうなんですよ。
だから歯茎音って言わず、一応歯茎音っていう音声学ではなってるんですけど、
歯肉音って言いたいってことですか?
いやいや、ただ歯肉音と言っても、歯肉音を出すわけじゃないので、
多分あれも一つのメタファーだから、これまでもいいかなと思うんだから。
おもしろいですね。専門的な話がすごく聞くことができまして、ありがとうございます。
もう一つの記事、実際に書かれておりまして、
皆さんリンクをたどっていただければ面白いと思うんですが、
これも心療加盟ですね。
これもやはりラテン・ギリシャ系で満ちているというふうに考えているんですかね。
ただ内科とか外科とかいう基本的なものは結構フランス語釈用とかが多いですね。
サージュリーはフランス語釈用ですね。
大元はギリシャ語だったりすると思うんですけど、
フランス語崩れしたものが英語に入ってきたっていうところですかね。
基本的な心療科はノルマクエストで入ってきて、
18世紀とかに医学がバーッと発達するときに、
他の心療科に関してはギリシャ語を釈用したという流れじゃないかなと思っているんですけど。
これは英語語音の三層構造という、まさに英語史の話題と、
科学の歴史みたいなものが綺麗にはまる例で、
ありがとうございます。
それではこちらで終わりたいと思います。
無職さんありがとうございました。
ありがとうございました。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
いやー面白い対談でしたね。
もっともっとですね、
歯科医学の専門的な見地から、
英語誌について語っていただきたいなと思いました。
私は歯科医学のことをこれっぽっちも知りませんので、
聞くこと、話すことがですね、
だいたい新しいんですね。
無職さんとは今回の対談以外のところでも色々とおしゃべりしているんですけれども、
楽しいんですよね。
やはり異分野の融合というのはこういう点でも大事なんだなというふうに思った次第です。
フレッシュな視点から英語語彙や英語誌を見ることができたそんな機会だったと思います。
無職さんは他にも英語誌関連の記事を上げておりますので、
先に示したノートの方に訪れていただければと思います。
無職さんとはこれからもお会いする機会があるかと思います。
と言いますか、今晩お会いするんではないかなという感じなんですけれども、
またですね、このような対談等を通じて色々と教えていただければと思います。
このヘルディオお聞きの皆さん、ぜひですね、
プレミアムリスナー限定配信チャンネル英語誌のヘルアの方にもお入りください。
無職さんとの色々な対談、実はこれまでも繰り広げてきておりまして、記録に残っております。
英語誌のヘルアの方は毎週下木堂の午後6時より配信しています。
お聞きのヘルディオよりももっと砕けたカジュアルなトーンで色々なことを話しております。
雑談会も多いです。ご関心のある方、ぜひお入りください。
月額800円のサブスクとなっておりますが、
VoicyアプリからではなくWebブラウザ経由でお入りになることをお勧めいたします。
手数料がお安くなっております。
また初月無料サービスがございますので、まずは試しに入って覗いてみてください。
今日は土曜日ですので、今晩ヘルアを配信することになると思います。
実は今晩は定例新宿オフ会の日ということでですね、
ヘルアメンバー数名が集まって楽しくやる予定です。
そこからお届けすることになるんではないかなというふうに思います。
ですので通常の午後6時配信というわけにはいかずですね、
もうちょっと遅い時間になると思いますが、
ぜひお試し聞きで構いませんので訪れてみていただければと思います。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、
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それでは今日も皆さんにとって良い一日になりますように、
英語詞研究者のほったりうちがお届けしました。
また明日!