2025-10-04 15:05

#1588. 日本音声学会の音声学セミナー「現代英語の発音と「大母音推移」」を振り返って

▼2025年10月15日に新刊書が出ます


📕井上 逸兵・堀田 隆一 『言語学でスッキリ解決!英語の「なぜ?」』 ナツメ社,2025年.


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▼2025年6月18日に新刊書が出ました


📙唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.


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▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


- https://open.spotify.com/show/0xOyOIXBUrIZbnwSLeJsSb?si=zH5V2CjkS0ekqNz5ro7caw


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の11号が公開されています


- 第11号(2025年8月28日):https://note.com/helwa/n/n2415c5e4db5e


▼2025年7月7日に『英語史新聞』第12号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第12号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第12号:https://drive.google.com/file/d/1eQawDu2njFNMMVKDUr4JRZdIWTNHDdha/view?usp=drivesdk


第12号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています


「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

サマリー

日本音声学会の音声学セミナーでは、現代英語の発音や「大母音推移」について多くの参加者が集まり、ハイブリッド形式で開催されます。セミナーでは十分な質疑応答の時間が設けられ、英語の歴史や音声変化に関する興味深い質問が寄せられます。また、大勢の参加者からの質問やフィードバックがあり、参加者にとって有意義な経験となります。これにより、今後の研究への興味も喚起されます。

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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語誌ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語誌の著者、そして6月18日に研究者より勧告されました、英語語源ハンドブックの著者のホッタリュウイチです。
英語の語源が身につくラジオheldio、英語誌をお茶の間に、おもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は10月3日、いや4日です。
私は10月1日に日本を立ちまして、2日にニュージーランドに着いております。
時間間隔、日付間隔もちょっとわからなくなり始めているということと、いつものようにどこで収録しようかということにちょっと迷うことが多くて、
日本にいるときは研究室で収録したり、自宅で収録したりというところだったんですが、
今日は外で収録しております。
風の音とか、他の環境音などが入ってくるかもしれませんが、
いつもアンチョコぐらいは手にしながらお話ししているんですが、
今日は何も手元にないということで、思い起こしてお話しできるような内容ということで、
私が日本を出る直前だったのですが、9月29日日曜日であっていますかね、
日本音声学会セミナーの開催
日本音声学会の音声学セミナーにて、大母音声周りのお話をさせていただきました。
そのご報告ということで、今日はお話しさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
日本音声学会の音声学セミナーにお声掛けいただきまして、
現代英語の発音と大母音声というお題でお話しさせていただきました。
非常に多くの方に参加していただきまして、オンラインと会場対面でのハイブリッドだったんですけれども、
オンラインの方が多かったですかね。最近はこのようにハイブリッドにやると、
オンラインですと全国区というか、全世界区ということになりますし、
しかも今回はですね、いわゆる見逃し配信みたいな形ででも参加することができましたので、
オンラインでの登録が非常に多かったかと思います。
それでもですね、暑い日だったんですけれども、会場にも足を運んでいただいた方々がいらっしゃいまして、
そしてセミナーの後にですね、何人かの方に声をかけていただいたんですが、
ヘルディを聞いてますとかですね、ヘログ読んでますみたいな声をかけていただきまして、
とてもうれしかったというのを覚えております。そんな会だったんですけれども、
聴衆の皆さんはですね、日本音声学会の会員という方もいらっしゃったんですが、
参加者の関心と質問
一般の公開という形でのセミナーでしたので、
控員の皆様ですね、ただ音声学には関心があるであるとか、あるいは英語学習教育に関心がある、
そしてさらにはですね、このヘルディをなどを聞きで、英語史のことに関心を持っているという、
いろいろな方が来られたかと思います。
そしてですね、どれくらい英語史、それから大盆水、さらに言えば音声変化ですね、
の話題の前提をお持ちかというのがですね、いろいろな方がいらっしゃるかなというところでしたので、
専門的にはなりすぎずに、ただですね、専門性の面白さも何とか伝えたいということでですね、
事前にいろいろとシミュレーションしましてね、全くの最初だったらかなり難しかったのではないかなと思いますが、
逆にある程度大盆水をですね、知っているという方には、またプラスアルファの情報であるとか、
考え方、捉え方を提示できたかなという、そんなプランでですね、スライドを用意したり、
セミナー全体をですね、構成しておりました。
全体で休み休みと質疑応答を入れての3時間ということで、
フルに3時間やったわけではないんですが、2時間ちょっとぐらいのセミナー、
プラス質疑応答に時間をゆっくり、比較的ですね、他の講演であるとか、学会発表などと異なってですね、
質疑応答の時間は割と多く取ることができたかなと、その点、とても良かったと思います。
オンラインの方からのチャットも、たくさんですね、質問を投げていただきまして、
会場で上がった質問を優先ということにはさせていただいたわけですが、非常に興味深い質問、私も後からですね、
いろいろと考えて調べてみたいなと思うような質問が出ました。
例えばですね、どんな質問が出されたかと言いますと、
まず、この英語史という分野に必ずしもですね、あるいは歴史言語学にしっかりとですね、
勉強したことはないだけれども、音声のことであるとか、その他言語のことには関心があるという方だったんでしょうか。
昔の発音音科はどのように復元するんですか。どうして分かるのですかという問題ですね。
この話題はですね、いろいろなヒントがあるんですよという話をそこでもお答えしたんですけれども、
このヘルディオでもですね、かつてこの話題、そして関連するものであれば複数回ですね、いろいろお話ししております。
今、過去何回かというのがちょっと調べられないんですけれども、
ぜひですね、ヘルディオを長らくお聴きのですね、コアリスナーの方々、何番かというのがお分かりになりましたら、
コメントなどで寄せていただければと思います。
この話題は本当に多くの方から質問を寄せられるものでですね、私もいくつか答え方を用意しているんですが、
時間の許す限り前日のセミナーではですね、お話しすることができたかなと思います。
まだ完全に十分ではなかったかもしれませんが。
それからもう一つですね、これはセミナーの中で私が言及したことを受けてですね、その詳細が知りたいということだったんですが、
実は私詳細の方は用意していなかったので、ちゃんと答えられていないという、
これからの私の課題、宿題にしたいなと思うことがありましてね、
大母音推移の詳細
大母音推移は基本的にはストレスのある超母音がですね、一段上に上がるっていうことなんですね。
もともと一番上のですね、高い母音はですね、これ以上一段上に上がることができないので二重母音化するということなんですが、
全体として一段上に上がるっていうのが特徴なんですね。
ところが二段上に上がっている系列がある。これは開いたAですね。
これ一段上がると閉じたAになるんですけれども、その中の一部はですね、さらに一段階上がってEになると。
その中の一部と今言いましたが、実は二段上がったものの方が多いんですね。
むしろ、期待通りに一段だけ上がったものというのは数が少ない、ながらもかなり高頻度の単語があったりですね。
例えばGreat vowel shiftの一語目、greatっていうのはそうなんですね。
great、great、greatと、本来二段上がるはずなのが一段上がるだけで止まっているので、今greatという発音になっているわけですね。
これがなぜなのかという問題で、固有名詞、人の名前にこの例があると。
例えばですね、レイガン、これレイガン大統領のレイガンですが、本来であれば二段上がってリーガンと現在帰結していそうなものなんだけれども、そこまで行っていないっていうことがあるんですね。
そして確かですね、ヘルデレンという研究者が著書の中でちょろっと触れていたんだったと思うんですけれども、
セミナーの内容と参加者の反響
人の名前固有名詞に比較的この二段上がりではなく一段上がりで止まっているものが見られるということで、
これはポライトな言い方、つまり人名というのは丁寧に言っておかないといけないというプレッシャーが働いて、一段のみ上がったレイガンの状態で止まっていると。
もう一段行ってしまうと、あまりポライトではないというような、当時の響き、当時というのはダイボーイン推移が進行していたですね、
初期近代英語期あたりなのかと思いますが、このような研究があったので、私もセミナーの中でちらっと触れたという、そんな次第なんですね。
ただ私もこの点深掘りしておりませんので、この方向で調べてみると面白いのではないかなというふうに質問を受けて、改めてご関心を私自身が抱きつけられたと、そんな経験をいたしました。
その後ですね、セミナー後にアンケート等をいただきまして、後日なんですけれども、運営の先生方からアンケート結果をいただきまして、
セミナーとしては非常に勉強になりましたとか、ありがとうございましたというようなお言葉をいただきまして、私も大変喜びまして嬉しかったんですけれども、
質問もやはりそこでも寄せられておりまして、なかなか難しい素朴な疑問系がいろいろありまして、ここで簡単にお答えするわけにはいかないというか、
私も勉強しなければいけないという感がありましてですね、また何らかの形でこのヘルディオなどで還元することができれば良いなとは思っております。
いずれにしましてもですね、本当に実り多いセミナーで皆さんから多くの反響をいただきました。
私自身もですね、醍醐味水長らくいろいろ研究すると言いますか、見てきましたし付き合ってきました。
いろいろなセミナー、講演などでもお話ししてきましたが、やはりまだまだ謎が多くてですね、非常に魅力的な問題だなと思った次第です。
皆さんもですね、この醍醐味水Great Vowel Shift、改めてご注目いただければと思います。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
醍醐味水を話題にした私の出国前のですね、10月29日のセミナーですね、音声学セミナーについて私なりに振り返ってみました。
このヘルディオをお聞きの皆さんの中にもですね、オンラインあるいは会場でこのセミナーに参加されたという方もいらっしゃったかと思います。
1週間近く経ってしまいましたけれども、お気づきの点であるとか、さらなるコメント、感想、意見、質問等がありましたら、
このヘルディオ配信会にコメント寄せていただくという形で、ぜひですね、ご意見いただければ、またそれで私も考え始めたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
それからですね、2つほどアナウンスで、1つはですね、10月7日締め切りということで、今年の第3四半期のリスナー投票をやっております。
数日前にこのヘルディオ配信会でアナウンスした通りなんですけれども、10月7日締め切りということで、全92回、この7、8、9月ですね、の配信会につきまして、
1人10票まで入れていただけるという形で、投票会場を用意しておりますので、ぜひそちらからご投票をお願いいたします。
そして10月15日に発売となりますイノホタ本なんですけれども、これ少しずつ日が近づいてまいりました。
すでにですね、皆さんにはAmazon等で予約注文する予約爆撃アワーでお世話になりましたけれども、いよいよ観光が近づいてきているということで、
井上一平さんと私、著者ですが、ちょっとですね、ワクワクドキドキみたいな感じになってまいりました。
ぜひですね、まだ予約注文していないという方は、これを機にですね、予約していただければと思います。面白い本になると思います。
今後はですね、このイノホタ本関連の話もこのヘルディオで増えてくるかと思いますので、ぜひご期待いただければと思います。
ということで今日はですね、ちょっと雨の降るクライストチャーチの外からですね、屋根のあるところだったんですけれども、からお届けしました。
また明日!
15:05

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