2025-05-09 13:38

#1440. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック --- アフタートーク with 小河舜さん

▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


https://open.spotify.com/show/0xOyOIXBUrIZbnwSLeJsSb?si=zH5V2CjkS0ekqNz5ro7caw


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」が2024年10月28日に創刊しています.第4号まで公開されています.


- 創刊号(2024年10月28日):https://note.com/helwa/n/ne2b999d5af72

- 第2号(2024年11月28日):https://note.com/helwa/n/n94e9d9a74706

- 第3号(2024年12月28日):https://note.com/helwa/n/na7394ab1dc4c

- 第4号(2025年1月28日):https://note.com/helwa/n/nb6229eebe391


▼2024年12月30日に『英語史新聞』第11号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第11号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第11号:https://keio.box.com/s/kk0jss15l22pz1rpuysa0ys4nkpc3lwr


第11号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼2024年第3四半期のリスナー投票による heldio 人気配信回


- 第1位 「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6049608

- 第2位 「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6052858

- 第3位 「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/1298775

- 詳しくは hellog 記事「#5645. リスナー投票による heldio 2024年第3四半期のランキング」をどうぞ http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2024-10-10-1.html をどうぞ


▼2024年9月8日(日)に12時間連続生放送の「英語史ライヴ2024」を開催しました.英語史界隈では前代未聞のイベントとなりました.詳細は以下の配信回,あるいは khelf の特設ページを! イベント後は,数ヶ月間かけて各番組をアーカイヴで通常配信していきました.


- heldio 「#1119. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 https://voicy.jp/channel/1950/1296042

- khelf 特設ページ: https://sites.google.com/view/khelf-hotta/英語史ライヴ2024特設ページ


▼2024年8月26日より特別企画「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」」が始まっています.ぜひ特設ホームページに訪れて,ライヴ当日まで毎日1つか2つずつ公開される helwa メンバーによる英語史コンテンツをお楽しみください.


- http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/etc/helwa_content_for_hellive2024/


▼X(旧Twitter)上で「heldio コミュニティ」が開設しています.


Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のリスナーさんどうしの交流と情報発信の場です.heldio やそこで配信された話題を「待ち合わせ場所」として,英語史やその他の話題について自由にコメント・質問・議論していただければ.heldio が広く知られ「英語史をお茶の間に」届けることができればよいなと.今のところ承認制ですが,お気軽に申請してください.

https://twitter.com/i/communities/1679727671385915392


▼「英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む」シリーズ(有料)を展開しています.


英語史の古典的名著 Baugh, Albert C. and Thomas Cable. *A History of the English Language*. 6th ed. London: Routledge, 2013. のオンライン講座です.毎回1セクションンずつゆっくりと進んでいき,内容について縦横無尽にコメントしていきます.シリーズについて自由にご意見,ご感想,ご質問をください.皆さんで議論しながら読んでいきましょう.1回200円です.

https://voicy.jp/channel/1950/570931


▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています


「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語詩ブログの管理者、 そして英語のなぜに答える初めての英語詩の著者のホッタリュイチです。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語詩をお茶の間にをもとに、英語の歴史の面白さを伝え、 裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は5月9日金曜日です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
昨日の配信会、聞いていただけましたでしょうか。 1439回、英語に関する素朴な疑問 千本ノック ゴールデンウィーク会 with 小河舜さん、ということで65分の長尺でしたけれども、
15件の大学生から寄せられた質問に、 私と小河舜さん、上智大学の小河さんにご協力いただきまして、ノックを受けたということでした。
4月30日にライブ配信したということなんですけれども、 この生配信ということもありますし、そもそもですね、ほとんど準備していない状態で質問が飛んでくるという
立てつけてですね、我々2人お答えしたということなんで、 これですね緊張感と言いますか集中力っていうのがものすごいものがあるんですよね。
ですのでこれが終わった、65分の戦いが終わった後でですね、 ほっと一息タイムということで小河さんとアフタートークを収録した次第です。
今日はですね、そちらを雑談会っぽくお聞きいただければと思います。 小河舜さんは最近、ヘルカツ英語誌活動のためのXアカウントを開設されております。
こちらですね、リンクに貼っておきますので、 ぜひ皆さんフォローしていただきまして、小河さんのヘルカツにご注目ください。
それでは行ってみましょう。英語に関する素朴な疑問1000本ノック、 アフタートークwith小河舜さんです。お聞きください。
いいですね、今1時間の1000本ノック生放送を終えまして、 やや我々も興奮気味にというか、楽しかったですね。
あっという間に、まだ30分くらいしか経ってない感覚がするんですけど。
1000本ノックって集中度が我々結構高いので、 ドキドキしてるし、次何くるかとか、頭フル回転じゃないですか。
2人でやってると安心なのは、小河くんが話してる間によく考えられていて、 1人だと常にテンパってる状態だから、逆に1時間が10分くらいにかかる。
03:00
もう常に走りっぱなしみたいな感じです。
走りっぱなしなんですけどね。
今日、質問やったと思うんですけど、どのあたり印象に残ってるのとかありますか。
そうですね、後半ですかね、いくつか質問出していただいてて、 取り上げたのは1個だけだったんですけど、
この関係題名詞に関してっていうところで。
Zのやつね。
ZがカンマーZ、非制限予報とか、あるいは全知識プラスZ、 インウィッチみたいな形をなんでZでできないんだろうかっていう。
この疑問は結構鋭いなっていう。
なんかセンスがあるっていうか、語学センスがあって。
そこに着目するって素晴らしいなっていうふうに思いましたね。
僕も思ったんですよ。
1000本ノックの時にも述べて、チラッと非制限予報だったかな。
それとも全知識プラスZかな。
危険でないのかなって不思議に思って、
遡っていったらどうも、たぶん鍵は初期中英語あたり、 まず専門のところなんで、
いずれちょっとこれをやっても面白いかなと思いながらも、 ずっとやり残しておいたんですけど、
これ久しぶりにこの問題来て思い出して、
いやだからこれ、たぶん英米文学専攻の2年生が代多数っていう授業から集めてるんで、
2年生だとすると、これ聞いてたら絶対ホッタゼミ系ですよ。
ぜひ、先生と研究を進めていったら、これは素晴らしい論文が出来上がると思います。
歴史的に調べる、僕も知りたいしっていう、すごくセンスがあるっていうか、難しいですよね。
これは同志の文献を読みながら、どこでどういう形で出来たのかっていうのを調べると、
何か傾向なり、時代なりが出てくるんじゃないかって思いましたね。
要するに全知識とザッと、インザッと、ウィズザッととかね、そういうのがない違和感があるじゃないですか、英語に慣れると。
同じような違和感が1000年くらい前、800年くらい前もあって、それの正体は何なんだろうとかね、
考えると繋がってくると思うんですよね。
はっきりしたものが出てきたら、これかなり面白いですよね。
あとやっぱり、ギリシャ語の暗話、ほんと勉強になりましたね。
これもう使うしかないっていう。
最後の一行がなかなかいいですよね。
質問の最後の一行。
いいですね。
ギリシャ語の知識が乏しいので、どうもすっきり掴めません。ご教示いただけませんでしょうか?
ご教示いただいちゃったんでね。
ご教示いただいちゃってる側。
どうもすっきり使いませんっていうね。
ここまで知ってらっしゃる方が、ここまで書いてくるっていう。
これはですね、厳密に言うと、2年生が多い英語試という概論の授業と、
プラス、あと通学課程の他に通信教育課程っていうのがあって、
通信教育課程の方でも同じように問題が募ったんで、
ちょっと匿名で出してもらったんで、誰かとかどちらかってのは分からないんですけど、
その可能性が高そうですね。
06:00
2年生でギリシャ語をガンガン出しておきながら、知識が乏しいのでって言っても、
あんまりいないんじゃないかなって。
だってこのサンスクリット語とか、略し方とかもね、全部把握されて質問しているので、
そうですね、参照しているのは研究者新英和第一典6番ということなんですが、
それをそのまま書かれたのかもしれないですけど、それにしてもちょっとすごいですよね。
ここまで関心が終わりだということで、これまったくアンナップルと同じ議論でいけると思うんですよね。
これは勉強になりましたねとか、
あと我々の中で議論が盛り上がった、結果的に盛り上がったっていうところで言うと、
マンデーの問題なんかは結構面白かったんですけど、なぜ大文字なんですかも、
確かに考えたことなかった、最初からマンデーのMで大文字で書くっていうところから習ったじゃないですか。
もう別ページにまとまってますからね。
それだけで試験、総テストあるから、これ絶対小文字で書こうと思わないんですよね。
それよく考えたら。
フランス語とかだとやっぱり小文字書きするし、というところもあって、
で、先ほどの名前書くのをちょっと思い出して、ふと。
ていうことでなんか面白かったなと。
色んな側面が関わっていそうで、面白かったですね。
具体的な話題としては、英語がどうして世界言語として広まったのかとか、
社会系がそんなに多くなかったかな。
割と語学系列が、
割と統合系体系が多かった感じがしますね。
今年統合のあたり年だな、世代的に。
統合のあたり年っていうコロケーションをどのくらい使うのかっていう。
確かに統合多かった気がしますね。
まともな英語学の議論になりそうな。
これも文化的な側面がありそうな。
ローマ字問題とか。
すごい悩まれてるんだろうなっていうのがひしひしと伝わってきましたけどね。
どうするのが正解なのかっていう。
そうですね。
これとか答えたいような感じでしたけど、
まだ答えてないやつですね。
いいですね、これちょっと読み上げるのやめにしときます。
家で使えそうなんでっていうことで。
そうなんですよ、1時間あっという間で。
やっぱり楽しいですね。
久しぶりにお邪魔させていただきました、本当に。
1年前のこの時、秋もやりましたっけ?
何回かやってるので、多分秋もやってると思います。
ただその時は本当に何十名の学生もいるということで、
さらにスタンディングのその場での緊迫感。
09:00
今回は研究室で前にスクリーンだけある状態で、
質問があるだけの状態で2人っていうことだったんでね。
あれだったんですが。
これぜひ上智大学の大きい授業なんかでこれやってもらって。
そうですよね。
音源なり動画なり残して。
引き継いで。
皆さんにやってほしい。
そうですね。
面白いですし。
アフタートークなのであれですけど、
春に大学院時代の知り合いというか後輩なんですけど、
今高校で勤めてる後輩がいて、
その後輩がぜひ話してくれないかという声をかけていただいたんですよ。
1時間、時間もらってお話しさせていただいたんですけど、
その時にホットワース先生のこのやり方を半分の時間を使って学びさせてもらって。
本当ですか。
質問を募って。
専門の子や。
事前に?
事前に。
質問自体はあまり見ずに当日。
それが一番楽しかった。
これやっぱものすごく受けたんですよ。
やっぱ面白い。
聞いてる側もすごく楽しんだろうなっていう感じがして、
あれは結構快感でした。
そうなんですよ。
なんかね、知的刺激に満ちたっていうか、
これ以上なんかガーって頭使って1時間あんまりやらないから。
これはどこから答えるの?どれどこから答えるの?みたいな。
すごい。
あと今回の質問の仕方で、
これあえて入れてみたのが今回初めてなんですよ。
疑問は馬鹿らしければ馬鹿らしいほど良いくらい、
素朴で恥ずかしがらずに純粋な素朴な疑問を投げてくださいっていう。
それこそが英語史上の良いお題となりますっていうことを、
割と口頭でも散々言ってから、
だからハードル下がったと思うんですよ。
そうするとやっぱり面白い問題が出てきやすいので、
これを言わないとね、
本当に典型的な評価書的なことしかなくって、
こちらもそんなに面白くないんですよね。
この1・2行結構重要かなっていう。
これ確かにそうですね。
馬鹿らしければ馬鹿らしほど良いっていうのは、
疑問を書く側としては、
じゃあこれも聞いてみようかなっていう気持ちになる。
むしろね、やっぱり本質をつく問題っていうか、
子供相談室の問題。
哲学的じゃないですか。
一生考えられるくらいの。
そうですね。
確かにそういう意味では、
さっき取り上げた2つの面白かったっていう問題も、
こういう言葉があったからこそ出てきたのかもしれないですね。
かもしれないですね。
かなり確信にグッて入ってきたような感じがして。
今回本当に楽しくて、
あれでしたけど、また本当に色々とよろしくお願いします。
英語子活動もSNSで始められたということですので、
こちらのチャプターにも貼っておきますリンク。
SCのしゅん小川ということで、
皆さんよろしくお願いいたします。
ということで、After Talkでした。
12:00
今日はお疲れ様でした。
ありがとうございました。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
開放感のようなものが伝わってくるかと思いますが、
本当にね、65分のギュッと詰まった集中力と緊張感、
これが解かれるとこんな感じのAfter Talkになるわけですね。
小川慎太郎さん改めましてありがとうございます。
そしてそもそも題材を提供していただきました大学生の皆さん、
ありがとうございます。
まだまだ英語に関する素朴な疑問、
集められたものが未回答のまま残っておりますので、
今後の1000本ノックその他の企画で取り上げていく予定です。
ぜひ我々のヘルカツにご注目ください。
今回の1000本ノックなんですけれども、
YouTube動画としても公開しております。
こちらにリンクを貼っておりますので、
2人の1000本ノックを受けて困っている姿であるとかですね、
あるいは楽しくおしゃべりしている姿をご覧になりたい方は、
ぜひですね、YouTubeからご覧ください。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、
あなたからのご意見ご感想をお待ちしています。
Voiceneのコメント機能を通じてお寄せいただけますと幸いです。
SNSでのシェアもよろしくお願いいたします。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、
英語詞研究者のほったりうちがお届けしました。また明日。
13:38

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