2025-08-04 30:18

#1527. crocodile の怪 --- lacolaco さんと語源学を語る(プチ英語史ライヴ from 横浜)

▼緊急告知! 2025年6月18日に本が出ました


📙唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.


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▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


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▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の10号が公開されています


- 第10号(2025年7月28日):https://note.com/helwa/n/nb4e7746663b5


▼2025年7月7日に『英語史新聞』第12号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第12号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


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第12号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

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▼2025年第2四半期のリスナー投票が7月10日までオープンしています


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▼2024年9月8日(日)に12時間連続生放送の「英語史ライヴ2024」を開催しました.英語史界隈では前代未聞のイベントとなりました.詳細は以下の配信回,あるいは khelf の特設ページを! イベント後は,数ヶ月間かけて各番組をアーカイヴで通常配信していきました.


- heldio 「#1119. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 https://voicy.jp/channel/1950/1296042

- khelf 特設ページ: https://sites.google.com/view/khelf-hotta/英語史ライヴ2024特設ページ


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「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

サマリー

ポッドキャストエピソードでは、英単語「クロコダイル」の語源が探求され、ラコラコさんとの対談を通じて語源学の興味深さが紹介されています。特に、言葉の音の変化や異なる言語における発音の違いが強調されています。また、語源学に関する議論を通じて、「クロコダイル」という単語の音韻転換や歴史について深く分析されています。さまざまな言語におけるこの単語の使用法の違いや、その変化の背景にも触れられています。エピソードでは、言語と文化の関係についても議論され、特に「クロコダイル」の語源や文化的な意味合いが掘り下げられています。参加者たちは動物の名前の変遷とそれに伴う消費文化についても考察しています。

クロコダイルの語源
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史の著者、そして6月18日に研究者から刊行された英語語源ハンドブックの著者のホッタリュイチです。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間におもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、
裾の広げるべく毎朝6時に配信しています。本日は8月4日月曜日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
毎日うだるような暑さが続いております。今週も暑くなりそうですが、暑さに負けないように内側から熱を発していきたいと思います。
おととい8月2日土曜日にプチ英語史ライブフロム横浜を開催いたしました。これも非常に暑い回でした。
今後数日はですね、このプチ英語史ライブフロム横浜からの収録風景をお届けする機会が多くなってくるんではないかと思います。
本当に盛り上がりましたのでね。 そして今日も
クロコダイルの回、ラコラコさんと語源学を語るプチ英語史ライブフロム横浜と題して、当日午前中に収録した回、実際には生配信ということでお聞きいただいたんですけれども、それをアーカイブとして改めて配信したいと思います。
ラコラコさんといえばコアリスナーでして、ノート上で英語語源辞典通読ノート、こちらを展開しているということで、すでに知られた存在となっていますが、今ですね、CRの単語に差し掛かっているということで、数日前にですね、最新回のノート記事を公開されました。
その中でクロコダイル、ワニを意味する英単語ですね。この語源がめちゃくちゃ面白いということに気づいて、取り上げられているんですね。
私、これを見まして本当に面白い話題だなということで、これ英語史上の一級の話題になり得るんではないかということで、この後お聞きいただく対談もですね、なかなか興奮している様が伝わるんではないかと思います。
ダウトのBのような語源的つづり人の話題と密接に関係しておりまして、この方面での新たな研究の種になり得るんではないかというふうに私は考えております。
今後いろいろと調べていきたいと思うんですが、まずはですね、ラコラコさんとの対談お聞きいただければと思います。
皆さんのコメントお待ちしております。それではどうぞお聞きください。
プチ英語史ライブ、From 横浜10名が集まっております。
はい、おはようございます。11時半になりまして、今ですね、今日集まりの予定の10名フルメンバーが集まってのこのセッションなんですけれども、
このセッションはですね、タイトルとして付けたのはクロコダイルの貝、ラコラコさんと語源学を語るという、ちょっと大げさな感じはするんですけれども、
今ですね、皆さん周りにいるんですが、とりわけお問い目にですね、私の今日の今回の主役ラコラコさんにおいでいただいております。おはようございます。
こちらのロケーションすごいんですけれども、今11時から来られたグミの感想も聞いてみましょう。
台風なくて本当によかった。いい天気ですごい景色で。
そうですね。ちょっと多いので、一人一人自己紹介というのはここで省略いたしますが、会場にいる皆さんもぜひ突っ込んだりしていただければかなり面白い話題を提供して、
いただきまして、ラコラコさんと言いますと、英語語源辞典ですね、こちらを通読されているということで、もう1年半、2年、1年半ぐらいになるというところで、
今、CRですかね、CRのところまで差し掛かっておりまして、着々とここまで進むんですねっていう感じ。
音の変化の解説
全体の分量で言うと、そのぐらいですか、辞書の中では。
3分の1ぐらい、後ろの語源額とか抜いたら3分の1ぐらい。
3分の1ぐらいいってるんですね。じゃあABCやっぱり多いってことですね。
だいぶ多いと思いますね。
多いんですね。そこ抜ければぐっと楽になる、どんどん進むところが出てくるんですね。
おそらくEとか控えてるんですごいことになりそうですけど。
前半がやっぱりあれなんですかね。
後半のCMはたぶんスッスッと進む。
こちらは定期的にご自身のノート上にアップされておりまして、最新の記事が数日前に出ております。
ぜひ皆さんリンクも貼っておりますし、ラコラコさんの英語語源辞典通読ノート、
これで検索かけていただければ出ると思うんですが、最新のものがCRで始まるところで、
今回はですね、面白いのがあって、クルーですかね、一つ取り上げられたのが仲間乗組員っていうあれですよね。
結構アミューズメント、アトラクションとかにも乗組員のクルーっていますね。
これが全然予想つかないような語源だったっていうところですよね。
もともとは増やすとか増えるとか増加増大という意味にする、あるいは加わるというような
そんなご本の意味ですよね。ここから意味変化を遂げて、今の仲間乗組員というとんでもなくかけ離れた意味になったという。
これ自身もですね、私もそうだったんだというところで、2つ目がですね、クライシスに関連するクライシスクリティカル。
これも英語詞では意味変化の話題でよく出ると思うんですよね。
危機、クライシスっていう危険の危機があるんですが、本来的には病気の峠を越えるっていう峠の意味で。
どっちかというと良い意味よりですね、もともとはその解放に向かうかどうかっていう結構、どっちに来るかわからないけど悪い意味ではない。
ある種中立なんで、どっちにも転ぶというところがあって、結局のところこれが悪い方にいって、シリアスな事件というか、大きな危機みたいな意味になったという。
最近だと何人でもニュース記事なんかでクライシスっていうのを使うようになって、むしろめべりして意味がすり減っちゃって、
ひにくでね、ちょっとした事件なのに誰も気に留めないようなスキャンダルなんかをなんとかクライシスと呼んだりするっていう、
メディア英語の特有のすり減り方みたいなところでも話題になったりしますよね。
クリティカルなんていうのは、わりと日本語でも横文字で使っているクリティカルシンキングとか、
そうですね、批判的っていう思考法みたいなところで出てきますよね。
そして3個目が今日のメインの話題に掲げたんですが、これも面白いですね。
クロコダイルっていうのはまさにワニっていうことなんですけれども、
これが音がひっくり返ったり2点3点して今の英語の形になっているっていうことで、
これは面白いですね。ざっと解説していただけますかね。読んでいただければと思うんですが。
KDDに書いてあることからいくと、英語のクロコダイルは中英語ではココドリルっていうRが頭にないんですね。
クロってなくココになっている。これはどこから来ているかというと、
植入植入していくんですけど、中世ラテン語がココドリアン、ココドリウムということだったと。
なんですけどその前のラテン語ではクロコ、クロコディルスだった。
ラテン語が中世ラテン語に向かう中で音が変わっちゃったってひっくり返って、
頭のクロコのRが後ろのディルスがドリルになっている。
Dの後にRが来ちゃってる。Rが移動しちゃってるっていうのが起きてて、
ラテン語がその前はギリシャ語でギリシャ語のクロコディロス、デイロスなんで、
もともとは頭は黒の音だったのが有所正しい音だと思うんですけど、
途中でラテン語とかフランス語のあたりで、なぜか頭の黒がココになっちゃってるっていうのがあったんですけど、
中世の場でそのココだったのが、16世紀あたりに語源的にはこれ頭、
CRなんだから戻そうという語源学者たちの、いわゆる語源的綴り字になって戻すということで戻された。
後ろのRを頭に戻すってことが行われた。
異なる言語の影響
その結果、近代語ではクロコダイルって形に今なってるってことが起きてるわけです。
そうですよね。つまり有所正しい形に一応戻ってきて一回りして戻ってきてるってのが今のわけですね。
ですね。今の現代語では戻ってきている。
そうですね。クロコデイロスっていうことで、要するにRの入り場所が第1音節か第3音節かっていう中で、
大元のギリシャ語、ラテン語は第1音節にあって、
途中あたりのフランス語とかいろいろ経由している中で第3音節に移っちゃって、
英語もそれ取り入れたりしたのかな。
一旦入ってます。
一旦入ったりしてるんですが、英語は16世紀ぐらいに気を取り直して、
再び語源的ギリシャ語、ラテン語に戻った結果、Rの置き場が第1音節に戻ったと。
今に至る。
一回りしたっていうところですよね。
イタリア語とスペイン語では、途中段階の第3音節にRが現れるというコックドリル論とか、こんな感じで今。
そうですね。今のイタリア語とスペイン語は、変わっちゃったRが第3音節にいった音が今もずっと使われているんですけど、
KDのカリアって面白かった話が、語源的綴り字で戻そうという動きは、
フランス語もイタリア語もスペイン語も一回あったっていうことなんですね。
みんな横並びで一回第1音節に戻したはずなんですよ、16世紀ごろに。
なのに、イタリア語とスペイン語はまた戻ったんですね。
語源的綴り字が定着せずに、また第3音節に戻ってるけど、
フランス語と英語は第1音節に移したRが定着したというのが分岐が起きてて、そこがすごい面白いなっていう。
それぞれの言語で何があったのかということですよね。
現代のヨーロッパ語をいろいろ横並びでやってる人にとっては非常に厄介ですよね。
どっちでもいいから揃えてくれっていう感じですよね。
何語を話してるのか考えないとRの置き場が決まらないみたいなっていうのはすごいですよね。
究極の語源は分かってないとか民間語源、通俗語源っていうことですが、
ギリシャ語なんでしょうかね、クロッケって小石に由来するカモみたいな。
ここはカモっていう感じですね。
石の上で日光をこうする姿からっていう。
この辺が怪しい。最初の大元の5本が怪しいんですけれども。
これは語源的通り字の話題ということで、関心があるのはケルフの寺沢潮さんとか、
あとカミンさんもフランス語側で関心を持ちということで、私自身もこの問題は面白いなと思うんですが、
この単語を取り立てで考えてみたことなかったので。
Rと母音がひっくり返るっていう音韻転換、メタディスって結構あるんですけど、
これ理算的音韻転換と言うべきで、1音節と3音節なんて結構離れてるんですよ。
なので、こういうのは何て言うんですかね。
理算的音韻、転換でもないんですよね。何かとひっくり返ってんじゃなくて、
音韻転換の考察
Rが勝手に動いてる感じで、他のと入れ替えっていうことになってないので、
こういうのは音韻転換じゃないっていうか厳密にはまらないんじゃないかなと思うんですよ。
今日も来る電車の中でずっと考えてると、これ音韻転換じゃないけど、
何て言えばいいかなっていうところ分かんないですけど、音韻移動とかね、
転換ではなく勝手に1人移動してる感じがするんですよね。
これ僕が思ったのは、本当に移動なのかって思ってて、ある時点ではこの形かもしれないけど、
片方だけ頭が抜けて後ろにもないっていう段階もしかしたらあったのかなと思って、
個別に独立でそれぞれ挿入と脱落が別々に起きて、たまたま両方済んだ状態に。
鋭いですね。これは次探ろうと思ってるんですよ、スペリング上。
多分いろんな中間段階というか、バリエーション出てくる可能性あるんじゃないかなっていうところで、
まさに直線的じゃない可能性があると思うんですよね。
もう一つはですね、今のお話と関わるんですけれども、
だいたい語源的綴り字っていう話題の場合には、
本来なかったものが語源を参照したことによって、
昔はあったから、ラテン語とかギリシャ語。
だから入れたんだよって挿入が起こるか文字の、
あるいは例えばFで始まってたものが、
勘違いもあったりするんですけど、
ラテン語、ギリシャ語由来っぽいので、
PHにしたとかね。この場合、挿入でもないわけですよ。
FがあったときにPHなんで、
これ一応痴漢というふうに名付けてるんですけど、
この2種類しかないと思い込んでるんですよ、今までは。
だいたいどっちかで分類できるんですけど、挿入か痴漢かで。
これの場合は今言ったとおり、
何て言うんですかねっていう、
廣瀬 挿入と脱落の両方として。
廣瀬 脱落がないんですよ、今までの私の持ってる例では。
脱落っていうのはなくて、
加えるか痴漢なんですね。
クロコダイルの言語的変遷
だから脱落もないし、
しかも挿入と脱落がいっぺんに起こってるっていうのももちろん見たことがないし、
さっきの経路の話題はあると思うんですけれども、
脱落ってすごいですよね。
あるどっかには動いたりしてるっていう考え方もあるわけなんですけど、
これはカテゴリーの問題というかね、
方法論上の問題で、
今までない例が現れてしまったので、
再編成しないといけないようになってるんですよね。
これ何かありますかね、こういう。
廣瀬 今のところ読んだところまでは見たことなかったけど、
自分の中ではそもそも前提のカテゴリー、
語源的地図理事には挿入と痴漢しかないっていう前提なかったから、
こういうこともあるかと思って書いたんですけど、
まさかそこまでハマると思って。
そこまでの問題と思ってなかったんです。
平岡 比較的この問題はやっている方なんですけど、
脱落の例っていうのはその観点から見たこともなかったですし、
これも脱落と言えば移動というのかとかね、
その辺本当問題なんですけどね。
ただRが絡む音位転換っていうのは非常によくあるっていうのは言われているので、
口が滑っちゃって、
クロコダイルがここドリルとかね、
こういう感じでRが移動しちゃうっていうのはありそうなんですけど、
せいぜい隣音説だったりするんですよね。
廣瀬 結構気になって、
KDに載ってない他の言語でどうなってるかなって調べてみたんですけど、
よりイタリック系ではやっぱり
結局イタリア語とスペイン語以外は
みんなクロコダイルない、クロコディールない、
そっち側なんですね。
ロシア語とかポルトガル語とか色々喋ってみたんですけど、
やっぱりそっちなんですけど、
イタリア語とスペイン語だけが残ってる、他に見つかってないし、
中途半端な形も今のところ見つかってない中では、
クロッコドリルみたいな、
どっちもあるとか、
クロコドリル、クロコディールみたいな
どっちも抜けてるとかは見つかってなくて、
もっと調べたらあるかもしれないですけど、
異様だなって感じです。
文化的要因と外来語
廣瀬 そうですね。
これ入ってきたのはどれくらいなんですかね?
改めて聞き直せばいいですかね。
廣瀬 1300年頃。
廣瀬 そうするとまあ古いので、
いろいろとツリーを調べると、
今でももしかしたら方言なんかで、
いろいろかわいい言い方があったりとか、
あるのかなって。
クロコダイルって省略形ありますかね?
マニチャーみたいな、あんまり聞いたことない。
廣瀬 小さい、そもそも小さいとアリゲーターの方が
多分使われるかもしれない。
廣瀬 そっち行っちゃうんですね。
廣瀬 なんかいろいろありますよね。
クロコダイルはやっぱり大きい感じですかね。
こういう動物系ってそもそも英語というか、
いなかったら完全に外来語として、
概念語と外来語としてやってくるパターンが結構多いじゃないですか。
鉢魚類とかも地域差が結構あったりするから。
でもこの語も割とギリシャ語からあるから、
ヨーロッパに最初からちゃんと似た生き物なのに、
こういうことが起きるんだなというか、
だからこそなんかはしないですけど、
完全に外来語だと思ったら、
そのままずっと使う感じもあるかなと思ってて。
廣瀬 動物名なんかで、
形が各言語で広く行き渡っているものっていうのは、
むしろこういう変形バージョンっていうのは
あるかもわかんないですね。
ちょっと近いなと最初に思ったのは、
コックローチですかね、
あれも出てきました。
これももう経てるはずですね、コックローチは。
あれもクカラッチャとか全然違うのが、
コックプラスローチみたいに
民間語言、通俗語言的に分析されて、
知っている単語に引き付けて音を変えちゃうっていう、
前に言ってたんですけど、
コックプラスローチっていうのは
つい最近やりましたね、
初めて知ったっていう用語で、
ルイオンケインっていうのがあって、
似た音の、ちょっとは違うんだけど、
似た音があるとそっちに引き付けられて、
廣瀬 クレイフィッシュ語の差し?
廣瀬 クレイフィッシュ語ですね、
文字言語さんですけども書いていただいたりっていう、
知っている単語に引き付けて通俗的な解釈を
行うっていうのがありそうなので、
ココとかだとそれこそコックローチとかね、
カッコウとか、
それからクッカドゥドゥドゥみたいなところとか、
やっぱり鳴き声とかね、
ワニってどう鳴くんですかね、
喉を鳴らしたりするのかわからないですけど、
そういうイメージと合わさって、
語彙力っていうのは
語源的通り、
オリジナルのものに戻す際にも、
その辺の力がいたり働かなかったりみたいな、
ココドリルってかわいいですよね、
クロコダイル、
イメージがあるからですかね、
ココドリルってココだからなんかかわいいですかね、
廣瀬 ココナッツとかも
ちょっとヨーロッパからして若干エスニックというか、
あんまり馴染み実はないんですかね、
生き物として。
クロコダイルっていうかね、
アリゲーターも含めて、
原産はヨーロッパっていますかね、
廣瀬 ちょっと外来語っぽい響きの方が
イメージあったのかな、
ココっていう響きの方がそれっぽいというか、
ちょっとエスニックな感じがするみたいな、
そういうのももしかしたらあるのかなと
想像しましたね。
クロコダイルって言いやすいかもしれないけど、
そんなに心の距離近くないというか、
もうちょっと外来語っぽい響きであってほしいみたいな。
そうですね、
動物って特殊かもしれないですね。
これだけでいろいろ語れるなというところと、
語源的通り時の話から
すると新たなジャンルと考えるべきか、
かなり外れた例なのかっていうところですよね。
これはなかなか面白い例で
気づかなかったなというところですね。
これいつも述べてますけど、
ラプラムさんのこの通読ノートは
エッセンス、面白いとこだけ拾ってくれてるんで、
私通読ノートの中で
ラプラムさんの通読ノートは
エッセンス、面白いとこだけ拾ってくれてるんで、
私通読ができないし、前にも述べた通り、
これめちゃくちゃありがたいんですよね。
面白いところだけ拾ってくれるっていうんで、
ある意味ネタの方向っていうか、
素晴らしいですよね。
皆さん関連していかがですかね、
このクロコダイルの話でも、
何でもですね。
元々ココアが最初だったんだけど、
ココナッツに引きずられて、
ヨーロッパではココアに。
これ母音の違いですけどね。
前に調べたのは、コーヒーかカフェかっていう
オかアかっていうことで結構分かれるっていう。
英語もコーヒー入ってきた頃は
両方通用していたんだけども、
最終的にどっちが勝ったかっていうと、
他の言語ではカフェみたいになったりしてっていう、
母音だけなんですけど、
音的には変わりやすいのはあるんですけど、
これは多分文化的な問題あるいは流通経路
みたいな問題が多分関わってくるっていう、
文化的な話になってくるのかなっていう。
どっちが多いだろう。
両方結構分布してるんですけど、
カフェ系とコーヒー系で、
一応フランス語から借りてカフェっていう言い方も流通して、
特にコーヒーを出す店のことですけど、
両方入ってきてるんですよね。
これアかオか結構16世紀ぐらい揉めてたんだと思うんですよね。
どっちにしようかな。
これもクロコダイルなのか、ここにドリルなのか、
どっちでもいいんだけどもみたいな。
言語と文化の探索
もしかしたらさっきの流通っていうのはあれだけど、
経路とか、ただの音の入れ替えみたいな
言いやすさだけの話題じゃないかもしれない、
ちょっと夢がある感じの話題かなと思ったりするんですけどね。
音が変わるっていうのはお茶なんですけど、
中国の茶が、
ロシアでもチャイって風に言って、
ルーマニアかどっかでは
チャスだったと思うんですけど、
チュケイとティとかケイとか。
それも聞いたことありますね。
ティ系はマレー系流とか、
やっぱりあれも文化指摘っていうか流通経路と
関係するっていう説があったりしますよね。
だからこういう文化語っていうんですか、
クロコダイルどれぐらい文化語っていうのかわからないけど、
ペットとか鑑賞用のとか、
人間にとってちょっと面白い動物ってなると、
単なる動物ではなくて、
ある意味消費の対象というかね、
いう感じになるので、
もしかしたら文化語っていう
カテゴリーに入らないとも限らないですよね。
もちろん犬とか猫とか
身近な動物だったらあれなんですけど、
今でも結局いろんなロゴとか、
いろんなキャラクターとして採用されやすいですよね、ワニって。
そうすると名前に可愛さを求めたりとかね、
愛情を求めたりとかで、
相性化するみたいな。
竹田 動物園とか博物館、
そういうとこでしか見ない、
学術的な対象の動物、
普段生活圏にいる動物だと変化の仕方が全然違いそうな気がする。
吉田 ありえますね。
民間語言載せると思うんですよね。
日本語でもたぶんいっぱい動物名って短いじゃないもん。
外からのものは横文字にしちゃいますけど、
なんかありそうな気がしてきましたね。
ワニ氏に詳しい人の意見が聞きたいです。
竹田 ワニ氏、そうですね。
そこまで行かなくても。
広く。
同期期のエンディングリスターとかで、
ワニ専門家ですとか、
爬虫類専門家さんいるかもしれないですね。
いらっしゃったらその辺の呼び方っていうのは。
竹田 面白いですね。
動物語ってあんまり語源とか英語詞的な観点から
見たことはなかったですけど、
相性が多分多いと思うんですよね。
動物って言い方とか、
あと外来のものだとものすごく長くなってしまうので、
ライノセラスとか言うとリーノとかね、
ライノっていう風にちょっと可愛くするじゃないですか。
短くして。
一種だと考えることも、
音とか文字を挿入したんだと言う、
語源的通りの話題とはちょっと別枠の、
別原理で相性とか、
ニックネーム化とか、
そういうところともしかしたら絡んでいくっていう。
広く文化語っていう言い方でいいんですかね。
何て言うんだろう。
人間にとってやっぱり近いので。
パイナッポー?
パインって日本語で短くしてるじゃないですか。
それなんかバカにする雰囲気あるけど、
そしたらヒョッパーあったますがなんでヒッポーなのとか。
カワだけになっちゃったんじゃんみたいな。
じゃあ馬だけ。
ヒッパーは馬だけになってますね。
長いですからね。
イギリシャ語由来だったりするんで、東方の生き物は。
長くて言ってられないっていうところはあるかもしれないですね。
エレファントも長いですけど。
省略はありますかね。
あんまり言わない。
あんまり聞かないですよ。
あれもFがPHになってるんで、
ある意味外来で身近なものっていうのは、
動物の命名と消費文化
なんかあるかもしれないですね。
身近とはいえ、
日常生活文化ではない、
ちょっと特別な、見に行く動物みたいな感じなんです。
なるほど。
文化語というテーマが出てきたかなっていうこの話題に、
というところまで広げられましたかね。
とりあえず。
この後Cはまだ続くんですか。CRが多いですか。
結構終わりに見えてもう10ページないぐらいなんで。
すごいですね。
クロスがすごい。
十字架の。
いろんな言語が入り乱れてるみたいな感じなんですか。
キリスト教科の歴史と
完全にシンクロした語源みたいな感じになってます。
そうですね。
じゃあ次への予告っていうか、いい宣伝になりましたかね。
数日後にやっと出るかなというところで、
沖の皆さんぜひ、
これ前代未聞の授業を始められて、
3分の1ってすごいですね。
もうここまで来てるんだっていうのは、
ちょっと驚きましたけど、
ぜひこのまま続けて、
面白い語源を拾って、
話題提供していただければと思います。
なこらこさんにお話を伺いました。
ありがとうございました。
30:18

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