ポッドキャストの紹介
それではまた始まりました、H3ポッドキャスト モデレーターは、ヘルス企画家総合H3の共同企画者の
普段VCをやっております木村と、今回はゲストにアンバサダーさんのご紹介ということで、
アンバサダーの古川さんにご時間をいただいております。古川さん今日はどうもありがとうございます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ではですね、このポッドキャストもですね、このフォーマット、アンバサダーさんのご紹介みたいな感じのところにちょっと慣れてきたので、
個人的には4本目です。
一応、この趣旨で言うとですね、我々このH3のコミュニティの引っ張っていただいている、本当に大勢の活躍のアンバサダーの皆さんの
が、どんなことなのかとか、どんな経緯でそういうご専門性になったのかとか、これからどんなチャレンジを新しくやっていきたいと思っていて、みたいな感じのお話を引っ張らせていただいてですね、
スラックだったりとか、コミュニティスラックだったり、それ以外の場面でも古川さんに絡みやすくするというですね、基本的な目的でやっているポッドキャストになっていますので、
私、木村はですね、古川さんと数えれば結構長いご縁で10年、今24年なんですけれども、2014年に初めてお会いしているのでもう10年ですと、ご縁なんだと本当によく存じているつもりでもあるんですが、初めて古川さんのお話を聞くとか、
春さんのことを知る方にもですね、古川さんの魅力だったりとか、こういうことを考えていらっしゃる方なんだというのがわかるように、会員できればなと思っていますので、よろしくお願いします。
それではですね、距離は自己紹介を形を変えながら、3、40分やっていくみたいな感じの番組ではあるんですけれども、ちょっと簡単に触りて、古川さんの方でですね、3分とか5分とか目安そのぐらいの長さで、古川さんが今どんなことをやっていらっしゃる方で、今やっていらっしゃるお仕事だったり、
そこに至るまでの簡単なご経歴って言ったらあれですけれども、そこに至るまでの簡単なプロフィールをちょっとご紹介いただければよろしいですかね。
はい、私の臨床的なバックグラウンドとしては精神科になりまして、研究としてはメタアナリシスとかですね、を中心とした臨床疫学を専門にしています。
2024年の9月からミュウヘンに来て、ミュウヘン工科大学というところの研究室で研究に携わっています。
テーマとしてはメタアナリシスで、かつ疾患としては統合失調症を中心に取り扱っています。
まだちょっとこちらに来たばかりなので、研究以上にまだいろいろな事務手続きでバタバタしているところは現状ですけれども、
2年間程度こちらにいる予定なので、その間に患者さんにとって、あの意味のあるような研究ができたらなと思っています。
一応先ほど木村さんの方からもお話ししていただきましたけれども、10年くらい前にまだ医学部にいた頃からヘルスケアハッカソンハブの前身となるようなハッカソンイベントを立ち上げて、
木村さんをはじめとしてですね、いろんな方々にご協力いただきながら活動をしておりました。
その後、名古屋で初期研修をした後に東京の方へ来て精神科の研修をしておりまして、一応専門指定を取った上で研究の方もやっております。
一応、強みというかですね、どういったことが専門かというと、一応、RCTとかメタアナリシスとかですね、臨床疫学的なことは割と好きではあるし割と得意な方なので、そちらの観点からいろんなアイデアに口うるさく、それどうなのみたいな話を突っ込むような口うるさい係をやっているというような感じですね。
専門としては、先ほどもお伝えしたように精神科なんですけれども、ここまでのところはそんなに疾患とかに特化することなくですね、幅広くいらっしゃった患者さんで臨床で私がすごい印象に残った方というかですね、苦労した方、これどうしたらよかったんだろうなと思ったような疑問を元に研究をしてきたというのが実情でして、精神科に関係なくですね、肺炎に関する治療機関を研究したりだとかということもしております。
ここ最近はですね、不眠の認知行動療法というのがマインブームで、結構いいジャーナルに論文を載せられたというのもあるんですけれども、実際いろんな患者さんが不眠で悩んでいらっしゃるところにお薬以外でもですね、改善させられるというのがとても魅力に感じています。
めっちゃ面白いんですけど、入院の方ではメインとしては、ラボとして統合視聴症がメインなので、不眠を不眠として取り扱うというよりも、統合視聴症の方の不眠とかですね、いうのもちょっと取り扱っていけたらなと思っています。
今後は2年間こちらにいた後は、一度また日本に戻るのかなと思っていますし、その後どういったことをしていくかというのは、ちょっと再度考えていかなくちゃいけないかなと思っていますけれども、ヘルスケア博士の方はまたこういったオンラインとかでもですね、イベントがありますので、またちょくちょく顔を出せたらなと思っております。
医療ハッカソンの意義
はい、大変構造的な分かりやすいです。紹介ありがとうございます。
すごく短くまとめると、今ドイツのミュンペンで精神医学医療のバックグラウンドを持たれた上で、基礎研究という表現が正しいのかわからないけど、より基礎研究ではないかと。
基礎ではないんですかね。印象研究ではない。
基礎研究のところに、今ちょうどこの収録の後も引っ越しがあるので、バタバタの中でお時間を取っていただいてありがとうございます。それがこれから始まると。
それまではお医者さんをやっていらっしゃっていて、その医学部で、医学部中にヘルスケア博士を立ち上げられて、ちょっと端折られましたけれども、
医学部に入る前とかも、いろんなバックストーリーがある方なので、話の中で折に触れて、適宜備わっている話もしていただければなと思うんですけども、
今の古川さんにお伺いしたいところなんですけども、今こういうチャレンジをまさにちょうど始められている。2024年秋、ミュンペンでこれを始めるっていうタイミングだったりするじゃないですか。
もしくは、ヘルスケア博士のことにも触れざるを得ないと思うんですけど、今みたいな古川さんってですね、元をたどると、いつ頃から今の古川さんなのかみたいな感じのルーツというか、
普通のと言ったらすごい失礼なんですけど、この人たちが悪いわけでもないんですけど、お医者さんやって、研究やってる方自体は、もちろん日本にも世界にもたくさんいらっしゃると思うんですけど、
そもそも医学部在学中にハッカソンイベントを立ち上げて、かつちゃんとその後ですね、医師にも臨床も得られて、そこからはいないことはないでしょうけど、とはいえ海外、ドイツで研究にもやってみようと思うところっていうのは、
すごいフットワークの軽さというか、アカデミックな言い方をすると、学際的な動きを常にされていらっしゃるような印象を受けるとか、興味の幅とかも広いし、深掘り方も、それによって印象エビデンスとか、本当に疫学的な意味でもサイエンスとか、そういうところのものも大事にされるという価値観とかも昔から強いと思うんですけど、
それは、ルーツをたどると、いつ頃からそういう古川さんの問題意識だったりとか、5歳ぐらいからそういう子どもだったのか、何歳ぐらいの何かで、それまでのいろんなトータルの経験で、この辺ぐらいから今みたいなことを考え始めたなみたいな、始まりってどこかにあるんですかね。
理系、文系あまり関係なくっていうのは、多分中高ぐらいからはずっと思っていて、でもやっぱり家族の影響とかもあるのかなと思いますね。高校の時に留学したりっていうのは、両親が高校の時に交換留学してたっていうのがすごく大きいと思いますし、大学一度文系で入って理系医学部以外で出てっていうのがあるんですけど、それは何でしょうかね。
よく言えば、ある程度いろんなものには興味を持てたっていうので、悪く言えば、どれをやるかの覚悟は決まってなかったっていうことなのかなと思います。
ちょっとお話しするともわけわからないやつだなって思われるから、ちょっと端折りましたけど、始めは本部だから、工学系で入って工学部で出てっていうところがあって、どれも面白いんですけど、何を迷ったかもう一度地元の医学部に戻って、そこで本当に医者やるのかと思われながらも、ある程度医療関係も片足軸に続けられていて、
私たちは臨床も面白いし、研究も面白いなと思っているので、そこは良かったなと思っています。
医学部に帰り直されてるじゃないですか、それとさらっと教えますけど、結構、そもそも勉強しないということとか、しかも一度入ってた大学もあった上で考えたりすると、
一般的な日本の中で育った差し方だと結構勇気がいる決断だったんじゃないかな、一般論だとそういうふうに感じるんですけど、そこまでして医学部に入りたいと思った動機とかあるんですかね、20歳前後ぐらい、20歳今日の古川さんが生まれたと。
そこがもうちょっと、本当は医者になりたかったとかあった方がですね、ストーリーとしてはきれいだなと思うんですけど、大変申し訳ない、そんな感じではなくてですね。
でも、別に医者にそういうふうになりたいというわけでもなかったら、医学部に入らなくてもいいじゃないですか、それは何が古川さんの当時の興味を医学部とか医療とかに引いたのかというのが素朴に気になると思います。
ちょうど東日本大震災があった年で、何度か東北にも行ったりする中で、具体的に何かできるのはいいなっていうのは思っていましたね。
人生周回遅れでというか、イタリア的には周回遅れで、そういう人もいるような業界ではあるし、それで臨床系あるにせよ、研究系あるにせよ、行政系あるにせよ、悪くはないかなと思えたっていうくらいですかね。
やりがいもあるし、年齢が何歳だからどうっていう目がそこまで、大学の他のところで言ったら少ないことだし、いろんなキャリアのオプションもあるから、入ってから考えるかっていうふうに思ってたということなんですね。
そうですね、綺麗に言えばそうで、悪く言えばただ単にモラタリアをちょっと伸ばしていただきかもしれないですけど。
なるほど、ありがとうございます。そんな中で、医学部に再入学されて、ここはH3Tはフレーズアウトを得ないというか、私がH3Tを今やっているのも、ベンチャーキャプテルをやっているのも、古川さんが始めてくれたヘルスケアアッカーソンがあったから、今私はここにいます。
始めてくれた側の古川さんのモチベーションって、問題意識とかもちろんヘルスケアアッカーソンの党案みたいなところで何度も参加したとしても、共同運営したとしても聞いてきたんですけど、それは何かきっかけってあったんですかね。
ヘルスケアアッカーソンを2014年に立ち上げたっていうのは、古川さんがどういう気持ちとか変化があって、それをやろうと言ったのか。
やっぱり医学部ってほとんどの大学で1年目からキャンパス、1年目は一応共通のことが多いかな。キャンパスが違ったりして、他の学部との交流がどうしても少なかったりですね。
視野が閉じがちで、そうなるとやっぱりその後のコラボレーションとかも起きづらいなっていうのは、やっぱり地元に戻って寄り添う感じたっていうのがありまして。
もっともっとワークショップ的なこともやっていたっていうのもあって、再入学組だからできるようなこともちょっとやってみようかなということで始めたっていうところですね。
ヘルスケアハッカソンの立ち上げ
実際始めようって時に、よしじゃあこういう風にやろうってアイデアがどんどんギミズに湧いてきたのか、結構当時参考にされたベンチマークみたいな、他の人がやってるとか国内外と同時にやってる、そういうのってあったんですか、当時のヘルスケアハッカソン立ち上げのところで。
ヘルスケアハッカソン自体はそんなに何かをベンチマークにして、一応ちょっと海外の事例とかグローブ記事くらい見ましたけど、それぞれ事情は違うのでそこまで参考にはせずに、
以前の大学で、東大スクールっていうですね、アプリケーション系のワークショップをよくやってるところに属していたので、そちらをベースに上げられた週末の時間の中でやるような形でスケジュール組んでっていう風にしましたね。
聞いていただいた方に言っているので、私はよく存じているんですけど、ヘルスケアハッカソンって古川さんが作られたフォーマットをもとにですね、今でもたまにHTCの不定期で、パートナーさんがいらっしゃったら来ていただきましたけど、やったりすることも週末期間でやったりするっていうのが、あのフォーマットまだ変わらず、変われることもないと思うんですけど、ずっとやり続けているんですけども、
すごい、私もと参加者としても運営やってる方としてもすごいいいなというか、ユニークだなと思っているのが、1日目にちゃんと話題提供というか、
その疾患とか病態とかいろんなテーマがありましたけど、糖尿道とか大腸がんとか風紀とかいろいろありましたけど、最前線で部活薬の医師の方が多いですけど、
血液病ってこんな感じでね、というところを、基礎的なことを座学的に申し上げていただくし、現場にいる人しかわからない患者さんとかご家族って、こういうことに悩まれてはいて、自分たちも悩んでいるのかという話とかを、多くは医師の先生方から申し上げていただいて、
その上でアイディアを出すとか、チームを作るみたいなところに入るっていうところが、全くないとは思わないんですけど、いわゆる講義のパッカーさんとかでもアイディアさんでもあると思うんですけど、結構あそこのプロセスが秀逸だなというふうにいつも思ってまして、
あれは天然で古川さんが合わすべきだと思って、普通にやられて、あれすごい良いと思うんですけど、あれをああいうフォーマットで、2日間しかないうちの1日目の対話をあそこに費やすところもあるじゃないですか。
話題提供というか、テーマ理解みたいなところ、あれはどんなお考えで、ああいうふうにやってたと思って、今改めて聞かれたと思うんですけど。
初回から多分、初め話題提供してましたよね、確かね。
してましたよね。
石井さんが喋ってたんですよね。
そうですよね。
逆にそれなしにはなかなか難しいだろうなと、自然に思っていたのに、全く意識したことはなかったですけど。
何だったら、本来であれば、もっといろんな関係者とか患者さんとか家族に話聞いたり、どう生活してるのかっていうのをつぶさんに観察しながらっていうのを、本来であれば入れたいくらいのところ、むしろ私としては端折ってるくらいの認識だったので。
時間の制約ある中で、最小限、最低限このぐらいやろうっていう中で生み出されたフォーマットだったんですよね。
はい。
本当に私のペルスケ博士さんのきっかけで、そのとき同じチームだった人の紹介でVCやってる人間です。
だから感謝なんですけど、本当に。
初めて言われたときは、おー怖い怖いとか、同じ人の人間で大きく変わるとは思ってなかった。
いやいや、本当に感謝しかないですけど。
VCっていう仕事、何だかんだ私も数えてそろそろ10年くらいやってきまして。
いろんなハッカソンに審査員で呼んでいただいたりだったりとか、大大小小に関わりがあるものって10年間でいろいろやってきたんですけど、あんまりないんですよね。
ペルスケハッカソンのデイワンみたいなものをゆっくりやるのって。
医療の中でもそうですけど、ペルスケハ以外のハッカソンとかもたまに見たり聞いたりするんですけど、あんまりなくて本当に。
もう一つお聞きしたいのは、ペルスケハッカソンにアイデアをばーっと発表して、その後チーム作ってみたいな投票制というかですね。
この指止まれ形式でやってるかなと思います。
ああいう形式はよくあるんですか?
あれ自体はあると思いますね。
いわゆる日本でも活動、世界でもやってるスタートアップウィークエンドさん、フォースキューといえばフォースキュー、あれ自体は本当に汎用的なフォーマットだと思うんですけど。
アイデアとして、みんな一人一枚紙書いて前に並んで、私がやりたいのはこれですっていうアイデア発表の場とかもあれ自体はあると思うんですけど、そこは同じなんですが、やっぱりその前の話題提供の塩梅がいいのと、
必然的に専門的なテーマになっていくので、聞いた上で、しかも会場にいる全員が同じ知識レベルになってるというか、その話は最大聞いてるわけじゃないですか。
そういう状態でみんなアイデアを用意どんで、短い時間で出すっていうのは、やっぱり医療とかヘルスケボスの各テーマが専門的なので、そうしないとみんなアイデア書けないし、逆に言うとそれをお互い運営もやってたんで、
あの場で最初に唇を切って、みんな答え何を最初にアイデア書いたらいいかわからないけど、いい意味でちょっとハードルを下げた、でも真面目な、でもこういうことやったら患者さん助けられるんじゃないかなと思ってっていうことを、
全然医療の外の人とか、学生さんとかも含めて思い切ったアイデアを出していくんで、じゃあ自分の、だったらこういうのもいいかもしれないってこととかが増えていくじゃないですか、人のアイデアが来ながら。
あの感覚はあんまりないですね。みんな結構自分のアイデアを最初から最後まで貫くタイプの人が多いし、オーディエンスというか、一緒にチーム作る人もそうですし、最後2日間のオーディエンスでプレゼンをするわけですけども、相手が知識レベルとか理解レベルとかはかまいなしにとりあえず突っ走りみたいなのが多い気がしますけどね。
この前提が揃っている状態で、考える時間とかはあまり渡さずにドーンってあれで始めるっていうのは大変だと思うんですけど、参加者からすると。
でもすごく、それでもあんだけアイデアが出るので。
確かに最後の発表の時も、医師さんのプレゼンでおっしゃってたようにとか、何か共通点を探りながら発表とかもできますよね。
あの感覚って結構珍しいと思います。
もう一つ、私アカデミアで医学科ラボに入ってというかですね、見ながら思ったのが、ラボの方だとアイデアを、私これまで臨床研究と並行してやってたんで、勝手に自分がやりたいものを見つけて、これやるにはこの人に協力必要だってリクルーティングして勝手にやってたみたいなところがあって、
あんまり今みたいにですね、しっかりと研究室に入ってみたいな感じの、教授の、そのうちも全然、教研的なところではないんですけど、
ワークが決まった中でっていうのはあんまりやったことがなくて、そうすると、それぞれの研究テーマの決め方っていうのがまた全然違うなと思いまして、
これをね、私、面白いかなと思ったリストをバーッと作って、何人か発信して、これはそんな、わかったところであんま変わらなくね、みたいなやつは切っていって、みたいな感じでやってたんです。
今はもちろん、教授に持っていくといくつか切られて、みたいな感じの、よくありますけど、
教授の方がこういうのやれたらなっていうリストを持っていって割り振られるみたいな感じで、あんまり割り振られてもないみたいなところがあるので、
やっぱり自分がやりたいなっていうのと合致するものを見つけたいっていうところは、アカデミアでもあって、
アカハカソンでもやっぱりね、ここのところだけお願いって言って持ってこられても、自分もやりたいところと重なるところがあるアイデアに取り組みたいなっていうのはありません。
すごいスタートアップ的だと思いますよね、そういうのもアカデミアの中の話を外に出したいと思うんですけど、
これって、よしよしは別にどっちかが正しいとかじゃなくて、よしよしだと本当に思うんですけど、
よくあるのはイノベーションにつながるとか、新しいことを始めるんだったら、一言に言うと好きなことをやった方がいいというか、
個人の創意工夫だったり、複数人の創意工夫がつながっていくところで、
分かんないけどこれ面白くないみたいな感じの好奇心ベースで動いていくみたいなところっていうのが、やっぱり強いし、
それを始めるだけのアジリティというか、足元の足腰の速さみたいな感じのところっていうところが、
それにつながっていくっていうのは、すごい学際的な研究とか新しいテーマのものを何かと聞かせて見出していくみたいな、
アカデミアの世界でも似たところがあるんじゃないかと思いますし、スタートアップってやっぱりそういう存在なので、
アイデンティティとしてビジネスの世界になってくれども、やっぱりスタートアップの最初のチームに集まってくる人たちっていうのは、
みんなバラバラなところがないとチームでやる意味がないし、でも共通のものがないと、
なんでわざわざそこでそれをやるのっていう理由がなくなったりもするので、近いところがあるようなとは思うんですよね。
一方でアカデミアだとしてもビジネスだとしても、いわゆる大きなラボとか大きな企業で、
やっぱりインパクトを大きくすることに対して最適化される組織になってくるので、
やっぱりある程度ちゃんと、ここは言わずに言うとですね、
出場だったベルトコンベアのようにインプットをスリプットからアウトプットに変換するってことがまとめられると思うので、
そこはやっぱり組織の役割だったりとか、目指すべきものが違うんで混ぜると危険になると思うんですよね。
個人としてはこうありたい、いきたいって人が出場だった組織の中に行くとノイズになると思いますし、
逆に出場だった組織を持っている人に、好きだからやってるみたいな感じのスタートアップ的な組織に来られると、
出場がないことが不満になって、一緒にやってるメンバーの不満とかになっていって、
やっぱりチームブレイクしたりとか、組織の輪を乱しちゃうみたいな、
別に悪いことをやってるわけじゃないけど、そうなっちゃうみたいなことがあったりするので、
未来の目標
内外に見答えは言えないかなと思いつつも、
これからの古川さんはどういうチャレンジをしていくのか、すごい楽しみですよ。
答えになっているかわからないですけど。
そこはどうなんですか、古川さんの時にはまだわからないですよっていうのが冒頭の自己紹介の話だったと思うんですけど、
10年、5年でもいいですし、10年でも20年でもいいんですけど、
古川さん70歳ぐらいが、過去を振り返って、なかなかいい仕事してたなって思えるとしたら、
どんなことをこれから成し遂げられてたとか、関われていたら、
どういうことを目指して今、やってらっしゃりそうなんですかね。
人生の目標というほど行業しようとは思わないんですけど、どこに向かっているのか、方向性というか。
臨床も臨床研究も好きなんですけど、やっぱり患者さんにとって意味があることをしっかり、
意味があるということを指摘するだけじゃなくて、意味があるという確信までできるのであれば、
やっぱり広げなくちゃ意味がないというか、最終的なユーザーに届けられなかったら意味がないかなと思いますので、
何かしらそこまでできたなと思えるようなものがあるといいなと思っていますし、
不眠に関する認知行動情報の重要性
今のところは不眠の認知行動情報というのは全く広がっていないんですけど、すごく効果がありますので、
広げられたらなと思うんですけど、それはしかしアカデミア的な活動というよりは、
マーケティングセールスの方なような気もするので、そっちの方を今もうちょっと学んだほうがいいかなという気はしています。
なるほど、ありがとうございます。
僕、職業柄はすぐにスタートアップをやりましょうという癖があるので、
それは一旦今日やらないと決めていますけど、あえてスタートアップとかビジネスの世界でできるとおっしゃる通り、
広げていくみたいな感じのところもあると思うんですけど、
あえてビジネスの外でも広げる広げ方とか、エヴァレンジのかけ方みたいなのがあるとしたら、
それって偏変だったりとか、よりピュアに研究の世界にいるからできることって、
これはできるなってせざる感を感じていらっしゃるとか、可能性を感じるものであったりしますか?
おしゃれにビジネスとして広げるというのも絶対必要な瞬間があると思うんですけど、
ということに、医療に関しては、しっかりと臨床研究で効果を確認するとか、
ピュアレビューのある程度格の高いジャーナルの授業を経て認められるというのも、
まずはしっかりと通るべきプロセスかなと思いますので、
まず一旦そこを通した上で、それはだいぶできているというか、
私が個人でやっているわけではなくて、業界としての認知行動情報がだいぶ認められてきているかなと思うので、
プラス、ガイドラインに入ったから広がるというわけでもないんですけど、
専門家の中での認知をまず広めなくちゃいけないのかなと思っています。
そのためには、日本の不眠のガイドラインももうちょっと変わっていかなくちゃいけないかなと思いますし、
不眠ってこれまでいろんな精神疾患に合併するというか、
他の精神疾患の症状の一部みたいな捉え方をされてきたんですけど、
それだけ不眠だけ取り上げて、それを治療する意義があるようなですね、
合併症という位置づけにちょっと格上げされてきていまして、
パクパク疾病のガイドラインの中にも、
もうちょっと不眠に関して研究できるような形にできるといいなと思っています。
例えばうつ病の方でも不眠の認知行動情報を聞きますよって話が、
そろそろ入るんじゃないかなっていう気もしますし、
統合視聴症に関してはですね、不眠の認知行動情報の対象から
基本ずっと外れてきたんですけど、
最近は統合視聴症の不眠でも聞くんじゃないかということが言われてきているので、
統合視聴症に関するガイドラインとかですね、
治療方針を決める人たちの中にこういうものがあるんですよっていうのは、
まず売り込んでいくっていうのが必要かなと思っています。
精神医療の魅力
統合視聴症できる人たちが今いるかなと思うので、
頑張らなきゃなと思うんですけど、なかなかまだ。
ありがとうございます。
さっき聞きそびれたんですけど、医師としても研究者としても、
精神医療とか医学みたいな感じのところっていうのに、
僕の知っているですね、医学部生の頃の寺川さんと、
医師になられてからでいうと、よく知っている頃のところからの一番の作品、
結構そこにどんどんコミットされていっているという印象がありまして。
何にコミットしているか。
平岳と正しい表現、精神医療というか、
物で起こすかける不眠みたいな話だったと思うんですけど、
医師としてなんですが、寺川さん個人としてこのテーマに入っていった、
他のいろんな医療のジャンルもあるわけじゃないですか、診療科的には。
ここにっていうのは、きっかけとかお考えがあってここに来たのか、
たまたまですなのか、めちゃくちゃ狙ってきましたみたいな感じだったけど、
どういう経緯だったんですかね。
あとしては、いろいろ考えましたけど、
結局、身内に精神科やっている人がいたっていうのが一番大きくて、
チリ感があったというかですね、いうのが大きかったかなと思います。
入ってからどういったことをやるかに関しては、
基本的には出会った患者さんで悩んだことに関して取り組むという方針でやっています。
なるほど、ありがとうございます。
そんな寺川さんから見て、身内にいらっしゃってってところとかは、
続けていて、医療者として思うでいいのか、
研究者としてもどちらでもいいんですけど、
このテーマの魅力、続けられている理由というもの、
嫌になって辞めちゃう人とかも全然いたりすると思うんですよね、
どんなテーマでも世の中。
でも続けられていて深掘っていきたいというので、
身の辺にいらっしゃっているんだと思っているんですけど、
悩んでいらっしゃる可能性がいるんでね、魅力っていうのもちょっとあるんですけど、
どういう点が続けられているとか、もっと深めたいと思う、
モチベーションの源泉になっていらっしゃるんですかね。
面白いんですよね。面白いっていうのは何かっていうと、
基礎系とかですね、いろんな研究分野、いろんな研究手法があるので、
それぞれ面白いところ、意義があるところがあるかなと思うんですけど、
私は短期なので、目の前の患者さんでご疑問に思ったことに関して、
調べることが自分の力でできて、
かつそれを次の患者さんの治療方針でフィードバックできるというのは、
すごい魅力的だなと思っています。
もちろんですね、基本的に研究の結果がどうだったから、
すぐに患者さんに適応するというのは基本は良くないことというかですね、
危ないこと、研究一つで本当に何かが分かるわけじゃないので、
すぐに応用するのは基本は良くないことなんですけど、
臨床疫学の中では、RCTをまとめたエビデンスというのが一番好意にきますし、
かつガイドラインとか認証とかの中で認められている範囲の中で、
こっちの方が良いとかというのはやっていいことかなと思いますので、
そういったことが日常的にできるのは非常に面白いなと思っています。
容量とかですね、お薬このくらいの量がいいかなというのを悩むんですけど、
その時も自分がやってきた研究を参考にしながらできるというのは面白いというかですね、
自己満足かなと思います。
主治医のというか、担当医のというか、
医師としてやれる剤量の幅が結構広いというか、
ハンドリングできる幅とか深さが両方とも大きいということなんですよね。
他の診療科だったりとかと比べたときに。
他の診療科でも多分あると思うんですけど、
同じ疾患に対して同じような薬が10、20あったりするので、
その中のどれをどれくらいの量で使うかみたいなやつがあるんですけど、
そこに関して少なくとも精神科の分野で、
よりこの薬の方がいいかな、これくらいの量がいいかなといったことは研究しているので、
H3コミュニティへの期待
それが応用できるのは面白いなと思います。
他の科内科とかでも回らせていただきましたけど、
それのときは初期研修医としての関わり方だったので、
やっぱりより指導医の先生の方針というのには当然従うという形になりますので、
より年次が上がってからやっているものに関しての方が
裁量権が上がるというかですね、
慣れてきてこれくらいだったら大きく絶対問題ないだろうな、
みたいなことが分かってくるというのは大きいかなと。
多分それは他の科でも同じだったかなと思います。
ありがとうございます。
あえて他の診療科と比較してというのは、
これ正しい理解か分からないので、違ったら提選をお願いしたいんですけど、
そもそもまだ未知のことが、
もちろん医療全体とか人の体自体は未知のことが多いという前提で、
相対的に多いのが精神科だったりとか、
抗議のメンタルのところで、
やればやろうと新しい価値だったりとか、
メカニズムが見えてくる要素が大きいとかってあるんですか?
相対的に。
基礎系のことをされる方の中には、
そういったところにすごく魅力を感じられる方はいらっしゃいますね。
ただ私の場合は臨床疫学って基本、
メカニズムはよく分からないというか、
ブラックボックスのままでいいから、やってみてどうかっていうのを解析するっていうところなので、
そういう意味では別の科でも大きく分かるかなと。
ありがとうございます。
まだまだたくさんお聞きしたいんですけど、
大学校でも先生さん一隣だったりとか、
今に至るところっていうのはお伺いできてきたかなという中で、
最後にということで言うと、
これから古川さんがやっていきたい、
さっきチャレンジについての、
患者さんにとって価値があるものを、
ちゃんと広められるところまでやれるようなものを目指していきたいというのが、
一言で言うとそういうこと。
特に今であれば、保線のかける不眠を含めた精神可能というか、
悩まれているような、
メディカルニズムというところとか、
いろんな生活の中でのところとかであるんだと思うんですけど、
今、H3のファウンダーでもある古川さんが、
H3のコミュニティに期待するものだったりとか、
こんな人と今みたいな目的だと、
話してみたいとか、
自分が知らないことを学びたいみたいなテーマでもいいし、
こんな人みたいなものでもどうすればいいんですけど、
そういうのって今の話の中で考えてみたら、
これは最近気になってますねとか、
こういう人をもっと知り合い少ないから増やしたいとかってあったりしますか?
やっぱり一つはマーケティング関係で、
もう一つは、
私の方からあんまり考えてはいなかったけれども、
よく考えたら、
しっかり治療を提供するって意味では大事だなって思うのは、
やっぱり病院系とかですね、
クリニックさん、病院どちらもですけれども、
医療系的なところっていうのは、
もうちょっと関心を持った方がいいのかなと思っています。
あとすみません、告知ないって言いましたけども、
よく考えたら、まだミュウヘンにおりまして、
ミュウヘン工科大学って一応スタートアップに結構力を入れてますので、
ミュウヘン界隈でスタートアップ関係、
何か安心ある方とかいらっしゃいましたらですね、
コンタクト取っていただければ、
私の方でもいろいろ調べれるかなっていうところありますので、
またご連絡いただければなと思います。
ありがとうございます。
皆さんね、ドイツとかミュウヘンが身近な日本人っていらっしゃるけど、
そんなに実は多くないっていう話だったり、
それぞれスタートアップとかイノベーションみたいなことをやる上でも、
ヨーロッパのことってあんまり日本で知ってる人はいないとか、
情報が圧倒的にシリコンバイアリティが深いので、
入ってこない、翻訳されない傾向があるんですけど、
私の経験では。
ドイツのデジタルヘルスとコミュニティ
本当個人的に、私の今の職業でも面白いと思っていて、
ドイツ自体が多分、
世界でも有数の、多分ヨーロッパでナンバーワンの
デジタルヘルスタイプ、
イニシアティブだったりとか、生まれてくるものというと、
実はそのぐらい面白いというふうに個人的に思っていたりもしまして、
その中心は、ベルリンにもありますが、
どちらかというとミュンヘン。
ベルリンとミュンヘンの歴史的な経緯の違いを
みなさん見てみてくださいという感じがあるんですけども、
工業もそうです、医学もそうです、
サイエンスのエンジニアリングの両方なんですけども、
それが集まっている場所なんで、
ドイツって面白い国ですよね。
みんな良い意味でバラバラですよね。
一種の合衆国みたいな感じが、
中世からずっと続く延長であるんじゃないかと思うんですけども、
すごく多様なコミュニティがありますし、
その中のミュンヘンって本当に
ヨーロッパでもトップオブトップですし、
ものづくりに来る日本のスタートアップとか、
そのエコスチューム関係者が
見る場所としては、実はシリコンバレーよりも
全然参考になるところがあったりとか、
こういうふうに組み立てていくんだみたいなところは、
シンパシー覚えておくの結構あったりしますので、
ぜひH3のポッドキャストを聞いてくださっている方々とか、
コミュニティいらっしゃる方で、
ドイツ、ミュンヘン、ヨーロッパでもいいと思うんですけど、
で、かけられるヘルスケアというのがあったら、
ぜひ古川さんに聞いていただけると、
おそらくこんな感じの方ですので、
ちゃんと真面目に研究される方々、
そういう方とのつながりとかは、
日本に普段いる人だとなかなか簡単にはできないこともあると思いますから、
ぜひこういうふうにおっしゃっていただいているので、
ミュンヘン、ドイツ、ヨーロッパ、
かけられるヘルスケアは古川さんに。
古川さんにご連絡しようと思うところで、
どうやってご連絡したらいいんですかね、
今のポッドキャスト聞いてくださっている方とか。
古川勇気で論文探していただければ、
たぶん私の連絡先が出てくるかもしれないですね。
ということか、一人のコミュニティに入っていただければ、
スラッグで探せば見つかりますね、
ということがありますけれども、
それが一番シンプルな探し方ですかねということですね。
このポッドキャストのページとかでも、
古川さんの論文をパレリオンのうちの事務局でも、
ちょっと見つけていただけますけれども、
ちょっとまた後で教えてもらえると思います。
まだまだお聞きしていきたいと思いますが、
一旦一振りということで、
このあたりでH3ポッドキャスト、
ゲストアンバサダーの古川さんをお届けいたしました。
古川さん、今日はどうもありがとうございます。
ありがとうございました。またよろしくお願いします。
はい、ありがとうございました。