1. 家族のための雑貨屋さん
  2. #25 【商品ができるまで】⑤真..
2025-04-22 08:10

#25 【商品ができるまで】⑤真鍮に刻印したい、技術的な問題

「家族の絆をより濃く、より強く」
私たちは家族が一緒に過ごす時間や、
お互いを想う気持ちにつながるモノを作っています。
使うほどに愛着が深まるような、心満たされるものを、
夫婦だけの小さなアトリエからお届けしています。

インスタはこちら
https://instagram.com/hatto.shop_?igshid=YmMyMTA2M2Y=

#新商品 #雑貨 #栞 #読書 #家族 #デザイン #スタエフ
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/67a6bdbb11be6ce8175fc4c6

サマリー

新商品の開発過程で、真鍮を使用したレーザー加工に関する技術的な問題が発生しています。デザインにおける刻印の風合いや質感が期待に応えられず、改良の必要性に直面しています。

商品の開発過程
こんにちは、hattoです。私たちは、家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに夫婦でお店をやっています。
この番組では、商品の裏側や試行錯誤の過程、ショップを通して大切にしている考え方や気づきについてお話ししていきます。
家族のための雑貨屋さん、今日は25回目の放送です。
今、新商品のお話を続けてさせていただいていて、今日はその5回目になります。
最初にこれまでをちょっと振り返ってみると、新商品はまず詩織です。
それぞれの世界に入り込んでしまう読書という時間の始まりと終わりに、家族を感じられる詩織があれば、本を読む時間がより豊かになるんじゃないかなというふうに考えています。
家族のための詩織なので、家族で使えるように2枚セットと3枚セットをまず販売しようと考えていまして、
どう並び替えても繋がるようなデザインにしたいなというふうに思っています。
そのデザインのモチーフが波と地層というところにようやく決まったというところで問題が発生しましたというところまでお話をさせていただきました。
今日はその発生した問題についてお話ししようと思います。
問題なんですけど、それは技術的なことなんですね。
今回真鍮という素材を初めて使うんですけど、これもレーザー加工機を使って加工しようと思っていて、
木材は今までレーザー加工機を使って刻印するということはずっとしてきていたんですけど、
真鍮というものを加工するのは初めてだったんですね。
真鍮と木材の刻印の仕方ってちょっと違っていまして、それをちょっと簡単に説明します。
木材の場合は木の表面を焼いて文字とか絵を刻印するという感じなので、焼印と同じような原理ですね。
表面を火傷させて焼き跡をつけるみたいな感じなので、刻印した部分を触ると少し凹んでいるという感じです。
真鍮の場合はそれとは違っていて、イメージとしては印刷に近いかなという感じがします。
印刷って紙の上にインクを載せていくじゃないですか。
真鍮のレーザー加工も特殊なマーキング材を使って、それをレーザーの熱で真鍮に定着させていくというふうなやり方になります。
この作業の工程自体はうまくいったんです。
データ通りにうまく刻印できたんですけど、ただその刻印の風合いが思った感じと違ってたんですね。
色の付き方とか表面の質感みたいなものとかが想像と違っていて、真鍮という素材に合ってないようにも感じたし、真鍮を活かすということもできていないように感じました。
考えていたデザインは波と地層の2つだったんですけど、それをイラストとか模様で真鍮の表面に表現しようというふうに考えていたので、結構刻印ありきのデザインだったんですね。
技術的な問題とその影響
でも刻印をこの前面に出すようなものはちょっと微妙だなということになりまして、
この時点でデザイン担当の夫は地層のデザインの方ですね。
波じゃなくて地層のデザインの方に結構興味が向いていて、地層なので、
皆さんもちょっとこの地理の教科書とかで見たことあると思うんですけど、それをちょっと思い出してもらうとわかると思うんですけど、
いろんなこの砂とか石とか土とかっていうそんなものが重なっているのが地層の断面図で、結構波よりも複雑な模様になりそうですよね。
しかもそれが数種類必要という感じなので、それをレーザーで表現しようとすると、
真鍮の表面のほとんどをレーザーを使った刻印にしなくてはいけなくなってしまうんですけど、
それがちょっとこの刻印ではちょっと微妙かなっていう感じになってしまったので、
それを避けるためにっていうよりも、このイメージしているデザインをより忠実に表現できる方法はないかなって考えて、
手作業で確保してみることになりました。
具体的には、例えばこのヤスリで表面を傷つけてみたりとか、ハンマーで叩いて土目の加工をしてみたりとか、
あとはリューターを使ってちょっと削ってみたりとか、いろんな加工をしてそれを重ねて地層の断面図のように表現をしてみました。
これはこれで悪くなかったんですけど、これもやっぱり商品にするっていうのは断念することになりました。
これがなぜかというと、ちょっと一定のクオリティを保つのが難しいなっていう結論になったからですね。
私たちは職人ではないので、デザインするっていうのはプロだと思ってやっているんですけど、
加工する技術っていうところではプロではないので、複雑な加工になればなるほど素人っぽさっていうのが否めないなっていうふうに感じました。
じゃあどうするかっていうことなんですけど、ここでまたちょっと立ち止まってしまったんですね。
ちょうどこの時期、ワークショップを控えていた時期でもあったので、必然的に少し新商品から離れる時期になりました。
しおりを作ろうって決めてからここまで大体2ヶ月ぐらいですね。
予定ではもうこの時期には完成しているはずだったんですけど、まだまだ全然商品化できそうになくて、
本当に思い通りにいかないなっていう感じですね。
特にこの得意のレーザー加工がイマイチだったっていうのが本当に想定外で、
レーザーを使わないならちょっと根本的に考え方が変わるんじゃないかなっていうふうにも思ったりしていて、
本当に難しいなっていうふうに実感したところでもあります。
はい、今日は商品化の途中で起きてしまった技術的な問題についてお話しさせていただきました。
次回はその問題を打開していくお話になります。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
いいねやフォローしていただけると発信の励みになりますので、ぜひお願いいたします。
ではまた。ハットでした。
08:10

コメント

スクロール