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こんにちは、hattoです。私たちは、家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに、夫婦でお店をやっています。
このチャンネルでは、商品の裏側や試行錯誤の過程、私たちがショップを通して大切にしている考え方や気づきについてお話ししていきます。
家族のための雑貨屋さん、今日は21回目の放送です。
今日は、新商品の話の続きをさせていただこうかなと思います。
前回はアイデア出しの話で、夫婦で意見が割れるようなところをお話しさせていただきました。
意見が割れたので、話が平行になってしまい、一旦時間を置いたところまでお話ししました。
素材選びの過程
一旦時間を置いた後、別の角度から考えてみようということで、素材選びを先にすることになりました。
候補が3つ出まして、まず一つ目が紙。
紙は一番扱いやすい素材ではありますよね。
加工もしやすいし、プリントとかもできるし、
お客様に買っていただいた方に書き込んでいただくとか、そういう工夫もできる素材かなと思います。
二つ目が木材ですね。
今までも木材は商品として扱ってきたので、加工が慣れているということが一つと、
レーザー加工機を持っているので、ある程度好きな形とか、そういう加工がしやすいというところがありますね。
三つ目が真鍮。
真鍮は今まで商品としては扱ったことがないんですけど、
私自身は真鍮という素材すごい好きで、アクセサリーとかも真鍮のものが多いんですけど、
この紙とか木とかにはないようなスタイリッシュさというか、
独特な風合いがあるかなと思います。
今回は選ぶ基準2つありまして、
ここからどう選んでいったかっていう話をちょっとしますね。
まずは、経年変化する素材がいいなっていうのがありました。
家族も親も子どもも年を重ねて、
暮らし方とか関わり方とか、いろんなことがどんどん変化していくと思うんですけど、
同じように経年変化していく。
その変化が味があるものというか、風合いが出てきて、
それがまた個性になっていくっていうような素材がいいなというふうに思いました。
だから私はよく経年美化っていう言い方も使うんですけど、
そういう素材がいいなというふうに思いました。
2つ目が、耐久性と使いやすさのバランスが取れていること。
これが、長く使って経年変化していくものってなると、
やっぱりある程度耐久性が必要ですよね。
そうなると、ちょっと紙っていう素材は厳しいのかなっていうふうになります。
木材だったらある程度耐久性はあるかなと思うんですけど、
耐久性を出すためには、少し厚さが必要。
薄い木もありますけど、それだとやっぱり割れてしまったりとかっていうことがあるので、
ある程度の分厚さが必要になってきます。
ただ、しおりなので、ほんの薄い紙の間に挟むっていう使い方なので、
ちょっと厚さがあるとやっぱり使いにくくて、
使いにくいものって使わなくなってしまうので、
厚さっていうのも重要かなっていうふうに考えていて、
その耐久性と使いやすさ、厚さのバランスが一番取れているのが真鍮かなっていうことで、
最後、その経年変化する素材であること、
耐久性と使いやすさのバランスが取れていることっていう点から真鍮っていうふうに決まりました。
デザインの方向性
素材が真鍮に決まると、デザインの方向性も自然と定まるというか、
そんな感じがあるんですね。
素材によってできることが違うっていうのももちろんあります。
真鍮で複雑な形にカットするとかっていうのは、
私たちの今の技術では難しい。
でもその素材の特性を生かす、その素材にあったデザインっていうのがあると思うので、
結構自然とそのデザインの方向性っていうのは決まったような気がします。
具体的にどういう感じかっていうと、
まず2枚以上のセットで販売しようっていうことになりました。
家族で使っていただくっていうのを前提に、
2枚以上のセットで買い足すことはできるっていう風な体制にしようかなっていう風に話しています。
もう一つはデザインで家族の繋がりを表現したいなっていう風な話になって、
そのセットの数枚を並べると一つになるような、
例えば何かのイラストとか模様が完成するような、
そんなデザインにしようっていう風になりました。
多分ここまででどれくらいかな、1ヶ月ぐらいはかかってるんじゃないかなと思います。
今日は素材選びとかデザインの方向性の決定についてお話しさせていただきました。
次回の新商品の話では、
実際にそのデザインがどういう風なアイデアが出てきたかっていうところをちょっとお話しようかなと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
ぜひいいねやフォローしていただけると嬉しいです。
ではまた。はっとでした。