買い物に対する価値観の変化
こんにちは、hattoです。私たちは家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに夫婦でお店をやっています。
この番組では、ものづくりの裏側や家族と向き合う日々についてお話ししています。
今日はですね、最近作品とか商品とかを買う時の自分自身の考え方がちょっと変わってきてたなっていうのに気づいたので、その話をしてみたいと思います。
CDとか本とか、作家さんの器とか雑貨とか、そういうものを買う時に、昔って安いものを買う、安ければOKみたいなところがあったんですけど、
今は、応援している作家さんとかアーティストさんのものっていうのは、できるだけ新品で正規のルートから買いたいなっていうふうに思ってるんですね。
この変化っていうのが、自分自身がものを作る立場、ものを作って売る立場になったっていうことが大きいのかなっていうふうに思っています。
今、新品で正規のルートから買いたいっていうふうに、自分の価値観がそういうふうになってるんですけど、そこまでいくのに、段階が3つぐらいあったなっていうふうに思ってます。
まず一つ目が、安く手に入れたいっていうことですね。
これはまあ、若い時、学生の時とかはやっぱりお金がないから、できるだけ安く好きなものを手に入れたい。
だから古本とか中古のものとかを探して、価格優先で買うっていうことが多かったですね。
で、二つ目の段階っていうのが、早く手に入れたいっていうのがありました。
これは好きなアーティストだったり、好きな作家さんっていうのがいて、もう古本になったり、中古で出回るのを待ちきれなくて、もう発売日にいち早く手に入れたいっていう、この待てないっていう気持ちですね。
これが2番目の段階かなって思います。
で、この一つ目の段階も二つ目の段階も、なんか自分主体というか、自分が安く手に入れたい、自分が早く手に入れたいっていうところだったんですけど、
この三つ目の段階がちょっと違うなって思ったのが、作った人に正しくお金が届いてほしいっていうふうに今思ってるんですね。
なんか買うっていうことは、その人の活動を支えるっていうことだっていうふうに意識が変わったように感じます。
で、こういうふうに思うようになった背景には、やっぱり自分自身が今作って届けるっていう立場になったっていう、そういう経験が大きいかなって思ってます。
今私もハットとして活動して、この買っていただくっていうことが、その活動を続けられるっていうのにも直結するっていうのはすごく実感してるんですね。
作品に込められた思い
基本はオンラインショップで販売させていただいてるんですけど、そのオンラインだとしても一対一のやり取りってあるんですね。
顔は見えなくても、そこには人間関係が存在しているように感じるんです。
特にこの私はお客様に直接メッセージを送ったりとか、要望とかご希望を聞いたりすることもあるので、
なんかこう販売っていうのが単なる取引っていうわけじゃなくて、もう少し進んだ何か関係性っていうものを感じてるんです。
それが私は商品、作品に思いを乗せるっていう行為になってるんじゃないかなっていうふうに感じてます。
じゃあその思いを乗せる行為っていうのは、具体的に他にただ単にお店に並べて売られているものと何が違うのかっていうところなんですけど、
なんかそれは売り方というか届け方がやっぱり違ってくるなっていうふうに私は思っていまして、
例えばこの包装とか梱包っていうのも、ただの保護、もちろん正しく壊れないようにお届けするっていうのは大前提なんですけど、
そういうただの保護だけじゃなくて、受け取った瞬間の体験を作る行為だなっていうふうにも思ってるんですね。
例えば、ハットの商品のメモリアルボックスっていう商品があるんですけど、
これは赤ちゃんの頃の思い出の品をまとめて保管しておくっていうボックスなんですけど、
この包装はコットンの布とゆうかりの葉っぱを使ってるんですね。
コットンの花言葉っていうのが母の愛、ゆうかりの花言葉っていうのが新生、新しく生まれる方の新生ですね。
新生とか思い出とか永遠の幸せみたいなものが花言葉としてあって、
だからこの新しい始まりへの希望とか過去を大切にする心とか、
そういうものを包み込む、コットンの布で包み込むっていう、
そういう思いを込めて素材一つ一つを丁寧に選んでるんですね。
以前、実店舗で実際にこのハットの商品を昔置いていただいてたこともあるんですけど、
そういう信頼できるお店に託す時っていうのも同じかなっていうふうに思っていて、
こちらが信頼しているお店のオーナーの方に託す、
そのお店の方が愛情を持って、この信頼関係ごとをお客様にお届けするっていう、
新品でというか、この世紀のルートから届けると、
この込めた思いの連鎖が保たれるような気がするんですね。
そこがこの中古とか古本とか、
そういうものとの違いかなっていうふうに感じてます。
やっぱり中古のものとかの多くは安さとか、
安さの割に状態がいいとか、
そういうところが売りになると思うんですけど、
作り手側の思いとか背景っていうのが、
流通の途中というか時点で途切れがちなのかなっていうふうに感じます。
だから新品で世紀のルートから買う、
そうするとそこに作者の作り手側の温度感とかも、
一緒にお届けできるのかなっていうふうに思います。
だから買うっていう行為は、
物理的に物を買うっていうだけじゃなくて、
作っている人の活動だったりとか、
背景とか思いっていうものも受け取ることなのかなというふうに思っています。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
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ではまたハットでした。