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こんにちは、hattoです。私たちは家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに夫婦でお店をやっています。
この番組では、ものづくりの裏側や家族と向き合う日々についてお話ししています。
今日は、たった2時間の夏祭りがくれたものっていうテーマでちょっとお話をしてみたいと思います。
夏祭りでの出会い
先週だったかな、地元の地域の夏祭りに行ったんですね。
地域の人たちがやっている、お店の人とか地域の団体の人がやっている、地元の人しか来ないような小さな夏祭りなんですけど、
店とかは結構何十個も出ていて、地元ではまあまあ大きなお祭りだったんですね。
でもまあ途中で雨が降ってきちゃったこともあって、多分お祭りに滞在してたのは2時間くらいだったと思うんですけど、
その間に10人以上の知り合いに会って、歩いてると知ってる顔がどっかにあるみたいな、声かけられるみたいな感じだったんですね。
これがなんか自分の中ですごく大きな出来事というか、なんかちょっと考えるきっかけになったので、そういう話をちょっと今日はしてみたいと思います。
私の幼少期で、ちょっと特殊とまでは言いかないかもしれないんですけど、
私ずっと大阪で育って、今も大阪にいるんですけど、両親は全然違う田舎から大阪に出てきていて、近くに知り合いって全然いなかったんですね。
あんまりこのコミュニケーションも得意な方じゃなかったから、母がこのママ友みたいな人と話をしてるのもあんまり記憶になくて、
このご近所のおばあちゃんたちぐらいかな、話をしてるのを覚えてるっていうのは。
そんな感じだったんで、地域のお祭りとか家族で行くこともあったんですけど、誰かから声をかけられるっていうことはほとんどなかったんですね。
でもそういうところ行くと、クラスの友達がいたりして、そこは家族ぐるみの付き合いがある友達同士だったりすると、お母さんたちがすごい仲良さそうに喋ってるとか、
そういうのを見て、私はあの外にいるんだなっていうような感覚を子供ながらにずっと思ってたんですね。
そんな幼少期を過ごした私が、今回行ったこの夏祭り、毎年やってるんですけど、初めて行ったのは多分4年前ぐらいだと思います。
今住んでるところも大阪なんですけど、私も夫も特にゆかりがある場所じゃないというか、結婚してから移り住んできたところなので、両親と同じく近くに知り合えて全然いなかったんですね。
その4年前初めて夏祭りに来たときは、息子が2歳で、ちょうどコロナとかいろいろあったからイベントとかも減っていて、人と会う機会自体がすごく減っていた時期で、それが落ち着いたかなぐらいの時期だったんですね。
保育園も入れなくて、知り合いってほとんどいなかったので、声をかけられることもなかったんですね。
でもその祭りは家族3人で楽しかった記憶はあるんですけど、今年はそれが全然違っていて、冒頭でも話したみたいに、歩いてたら誰か知ってる顔があるみたいな、次々と声かけられて、
誰々くんのママとか、誰々くんとか言って声をかけてもらえるんですね。
たった2時間ぐらいの間に、多分10人以上の人と話をしたり挨拶をしたりっていうことがあったんです。
それに気づいた時に、私もこの町の人になったんだなというふうに感じたんですね。
これってもちろん私の力ではなくて、息子が学校行ったりとか地域のサッカーチームに入って関わってくれてたから、私もそのつながりっていうのが持ってたんです。
親になると、この誰々くんのママとか、誰々くんのパパみたいな、このラベルをつけられるみたいなことがちょっと強く出るかなとは思うんですね。
子どもって、だからそういう私たちに親っていう新しい役割を与える存在であるんですけど、
個人としての自分が消えてしまうみたいな感覚が感じることもあるにはあるんですけど、
それと同時に、そういう親っていう役割は、社会とつながる、この地域とつながるきっかけをくれるっていう、そういう役割でもあるなというふうに思いました。
自分が幼かった頃は、わの外にいるなっていうふうな居場所がないなっていうふうな気持ちがあったりとか、
4年前には楽しかったけど、その祭り自体が楽しいっていうだけで、この地域の所属感みたいなものは特に感じていなかった。
それが今年のお祭りでは、いろんな人に声をかけてもらって立ち話をしているっていう変化っていうのに、
ほんの2時間だけの出来事だったんですけど、それがものすごく大きな変化に思えました。
親としての役割
だから今年の夏祭りっていうのは、私にとっては、この地域の中にいる自分、この地域社会の中に所属している自分っていうのをすごく実感する日だったなというふうに思います。
はい、今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
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ではまた。