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2024-03-22 35:33

卑弥呼になるまでの物語 前編 | Minokenさん(家庭教師/劇団員) with mog

【コラボ回】第八回目のゲストはPodcast番組「#ゆるラクゴの作り方」のMinokenさん。プロ家庭教師からキャリアをスタートさせ、同時に劇団員として活動をしながら子どもに教える仕事を続けているMinokenさんの働く話を時に広く、時に深く聞いていくことで、働くって何だろうを考えます。


▼番組への質問・お便りはこちらまで

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サマリー

【Podcasterコラボ回:#ゆるラクゴの作り方】 ■ミノケンさんのキャリアの遍歴 劇団員 プロ家庭教師 フリーランスの家庭教師 ホテルの清掃員 ■ミノケンさんの最寄り駅の遍歴 元住吉駅(神奈川県川崎市) プロ家庭教師からキャリアをスタートさせたミノケンさん。 「真面目に話さなければいけない大人の空間が少し苦手」 「子どもと一緒にふざけながら教える仕事が向いている」 「親御さんには子どもの成長をポジティブに伝えてあげること」 などなど素敵なお話を時に広く、時に深く聴きました。

00:02
mog
はい、こんにちは、ハタラクボクラです。 この番組は毎回違う働く人をゲスト
にお招きして、働くことについて のお話を時に広く、時に深く聞いて
いくことで、働くって何だろう を考える番組です。今回はなんと
ポッドキャスト、ポッドキャスター ですね、コラボ会というところで
ハッシュタグ、ゆるラクボの作り 方より、ミノケンさんにお越しいただき
Minokenさん
ました。よろしくお願いします。 よろしくお願いいたします。ミノケン
mog
と申します。すみません、本当に。 いやいや、そんなそんな、楽しみに
しておりましたよ。こちらこそ でございますよ、本当に。
あれですよね、ゆるラクボの作り 方の家本さんですね。今、すでに
お越しいただいて、お話をして いるんですけど、次はミノケンさん
Minokenさん
というところで、よろしくお願いします。 次はミノケンさんです、どうも。
mog
そうですね、本当に。今回インタビュー はMOGなんですけれども、MOGがハッシュタグ
ゆるラクボの作り方さんにも 参加させていただいて。
ありがとうございました、本当に。
すごい素敵なラクボですね。僕の話 をラクボに、悩みですよね、をラクボ
にしていただいて。あ、で、ミノケン さんが作られてるんですか、主に
は。それとも家本さんと2人での 共作って感じなんですか。
Minokenさん
2人ですね。だいたい2人で考えて って感じです。
mog
素敵ですね。
Minokenさん
でも今回はもうMOGさんのお話という か、MOGさんも一緒に作っていただ
いてるんで、3人で作らせていただき ました。
mog
そう言っていただけるとすごい嬉しい ですね。
Minokenさん
いや、本当にいい話やったんで、本当に。
mog
いや、いいラクボでしたね。これは
ポッドキャストを始めてよかった なって思ったことの一つには間違い
なくなるなと思っていて。
Minokenさん
いやいやいや、もう。
MOGさんのおかげです、本当に。
mog
そんなそんな、あれなんですよ。
なかなかね、自分の話がラクボになる なんてことはないじゃないですか。
Minokenさん
そうですね。まともに来てたらよくない ですよね。
mog
まともに。何がまともかわからない ですけどね。
まともに来てる人ってなかなかない ですもんね。
いやいや、すごい新鮮な経験でした。ありがとうございます。
いやいやいや、こちらこそでございます。本当に。
ぜひですね、聞いてる方はゆるラクボの作り方も 聞いていただきたいですし、多くの回も
Minokenさん
聞いていただけると嬉しいな。
いや、本当。MOGさん回、MOGさんファン の皆さん、本当ぜひ聞いていただいて。
mog
はい、よろしくお願いします。
Minokenさん
お願いいたします。
mog
で、今回は働く僕らっていうことなので、あんまり、
みのけんさんは結構あるんですかね、団体で何かに出たりとか、こういうゲスト出演するとか。
Minokenさん
いや、全然、あれですね。島崎輪子さんのファンとしてテレビに出るみたいなことだけですね。
それ以外ないですね。
mog
聞いてる方に補足説明をすると、みのけんさんというのは島崎輪子さんの大ファンなんですよね。
Minokenさん
そうですね、全然にわかですけどね。
mog
島崎輪子ファンに関しては、にわかも何もわかんないんですけど。
Minokenさん
いやいやいや、本当に恥ずかしいです。
この程度の知識とか熱量で大ファンって言っちゃうと、本当に申し訳ないなと思って。
mog
あれですよね、テレビ出演されてるんですよね、それで。
それ3回くらいあって。
Minokenさん
それもとんでもなくないですか。
最初が桜井有吉さんの座夜会で、次が月曜から夜更かし、次が週刊さん的松子、次が働く僕らさんです。
mog
働く僕らはそこの同列に入れてほしくないな。
4つ目なんで。
4つ目になっちゃった。
Minokenさん
4つ目になっちゃった。
mog
若子ファンとしてですね。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
本当にそうそうたる番組に若子ファンとして出てるんですね。
Minokenさん
でもやっぱ一番熱量というか気持ち入れてるのは働く僕らさんなんで。
それは違うんじゃないかな。
mog
いいですね。
すでにワクワクしております。
こちらこそです。
いい感じになる気しかしないんですけれども。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回は若子ファンとしてもお話をいただきたいなと思います。
マジですか。
一旦それはごめんなさい。
失言でした。
押さえていただきたいと思います。
一人のミノケンさんという一人の人間としてですね。
働く僕らの舞台に上がっていただければと思いますので。
よろしくお願いします。
Minokenさん
よろしくお願いいたします。
mog
じゃあちょっとですね。
まずはですね。
まずはですね。
まずはですね。
まずはですね。
まずはですね。
Minokenさん
よろしくお願いいたします。
mog
じゃあちょっと番組の方に入っていきたいなと思うんですけれども。
この番組まず冒頭に2つの質問をしますと。
まず1つ目が何かというとこれまでの働いてきた変歴ですね。
どういう仕事をしてきたのかキャリアのヒストリーを教えてくださいというものと。
もう1つが最寄り駅ですね。
働き始めてからどんなところに住んできたのかという最寄り駅の変歴を教えてくださいというのを聞いています。
ただこのプライバシーの由来なので全部言えなくても構わないです。
言える範囲でぼかしていただいて結構なのでお話しくださいと。
Minokenさん
僕には法律とか適用されないんで大丈夫ですよ先生。
そんな個人情報保護法みたいなやつ全然。
全法律が適用されてないんで僕にだけ。
大丈夫です大丈夫です。
mog
日本にいながらしてね。
唯一法律が適用されない男未了犬さん。
Minokenさん
そうですそうです。
治外法権なんてないぞって言ってね。
むつむね見せられ僕だけを取り逃したんですよ。
mog
ちょっとマニアックすぎるな。
Minokenさん
こいつりだけはね。
治外法権だって言わないで。
mog
いいっすね。
こういうの待ってました。
ありがとうございました。
じゃあですね。
プロ家庭教師の経験
mog
ちょっとまずはキャリアの話から聞きたいんですけれども。
大学を卒業されてからどんな形の活動というか働き方をされているんですか。
Minokenさん
大学卒業してプロ家庭教師の会社に入ったんですよ。
プロ家庭教師。
入ったんですけど1年くらいで体調崩しちゃってやめて。
で半年くらい休んでその後プロじゃないフリーランスの家庭教師。
家庭教師の紹介する会社にいろいろ登録して。
で家庭教師やって。
でその後5年くらい続けて。
でその後コテルの客室清掃の仕事を昼間始めまして。
で今はそれをコテルの客室清掃を昼間やって夜は家庭教師みたいな感じですね。
mog
ありがとうございます。
プロ家庭教師っていうのがなかなか面白いスタートだなと思って。
そのあたりからまずお話を聞きたいなと思いつつ。
あともう一つサイドのお仕事として。
一応お仕事なんですかね。
ゆるラコゴの作り方とポッドキャストと。
あと劇団もやられてるんですよね。
Minokenさん
そうですね。大学時代から劇団って名乗ってるだけなんですけど。
二人で、もう一人僕が団員でもう一人団長さんって人がいて。
二人で掛け上げ団っていう劇団やってるんですけど。
それは本当に土日とかに働きながらちょこちょこイベントやってみたいな感じのものですね。
ポッドキャストは2年前くらいから家元という方と二人でまた。
それもやっぱり日曜日の朝に収録してるんですけど。
って感じで毎週収録してっていう。
そういう生活を送っております。
mog
ありがとうございます。
なので働きながらいろいろと、主に表現の活動をされていると。
Minokenさん
そうですね。
mog
ありがとうございます。
じゃあこの辺りの話もぜひ聞かせていただきたいなと思います。
Minokenさん
ありがとうございます。
mog
もう一つの質問先に聞きたいんですけれども。
最寄り駅の遍歴ですね。これはもう本当に言える範囲で構わないので。
どんな遍歴がありましたかというのを教えてください。
Minokenさん
僕実はずっと実家暮らしで、ずっとなんで、東急東横線の本住吉駅っていうところがずっと最寄りです。
mog
はいはいはい。本住吉にずっと住んでると。
Minokenさん
そうです。
mog
そうですね。本当にフルオープンですね。
Minokenさん
もう川崎で唯一というか、ギリギリ治安がそんなに悪くないっていうとこですね。
mog
そうですね。住吉はいいですよね、治安がね。
Minokenさん
本住吉の大きめの道路渡るともう治安悪くなるんですけど。
石切りね。
道路さえ渡らなければ、まあなんとか流血沙汰はあんま見なくて済む。
あ、でもごめんなさい。嘘だ。ついこの間本住吉駅前の藤そばで強盗騒ぎがあったんで。
mog
全然治安悪いですね。
Minokenさん
全然治安悪かったです。ごめんなさい。
mog
すみません。
ありがとうございます。
Minokenさん
あ、でもごめんなさい。ただ自作自演だったんですよ。後々わかったのが。
mog
なんだそりゃ。
Minokenさん
強盗に会いましたって言って縛られてますみたいな通報したんだけど、
結局、後々調べたら、店員さんが自分で券売機からお金抜いちゃって、
で、バレるってなって、自作自演で強盗が来たと言って通報したっていうことが後々判明したんで、
だからそんなに治安悪くないかもしれない。
mog
なるほど。
Minokenさん
これは強盗来てたら治安悪いけど、来てないですから、結果的に。
mog
確かに確かに。
ラクボ効いてんのかなって思い始めた。
Minokenさん
ただただちょっとね、お金を抜いちゃった人がいただけなんで。
それはもう、セーフ、セーフです。
mog
いや、話としてラクボ的すぎると思っていたんですけれども、
はいはいありがとうございます。
ありがとうございます。
そういう治安の良い土地ですね。
Minokenさん
そう、治安がとても良い。
mog
もっと住みやすい。
もっと住みやすいね。
じゃあもう本当に30年ほど暮らされてることはあるんですかね。
Minokenさん
えっと、小4くらいからなんで。
mog
あーなるほどですね。
20年くらい。
20年くらい。
Minokenさん
はい。
mog
ありがとうございます。
Minokenさん
ありがとうございます。
mog
じゃあまあちょっとですね、ここから、ちょっとわくわけなんですけれども、
お仕事の話をですね、聞いていきたいと思うんですけれども、
まず初めに卒業されて、プロ家庭教師のメッセージ社員として入られたってことで、
フリーランス家庭教師とホテルの客室清掃
mog
はい。
それは、具体プロ家庭教師っていうのはそもそも初めて聞くワードというか、
あまり存じ上げないんですけど。
Minokenさん
これはね、ちょっと。
mog
どういったものなんですか。
Minokenさん
あの、ざっくり言うと、あの、正社員の家庭教師で、
mog
はい。
Minokenさん
ただ、あんま内情言うのも、まあ1回はやめてるし、あのですね。
あの。
mog
いや、言えないでごめんなさい。
Minokenさん
あの、まあ、やっぱ家庭教師でやっぱ正社員の会社ってほぼないんですよ。
ほぼっていうかもうほぼ、だからバレちゃうんですけど。
mog
あー確かにそうですね。
Minokenさん
まあまあでもいいんですけど、
はい。
なんでかって言ったらやっぱりそう、どうしても、なんて言うんですかね、
給料とか出すってなったときに、家庭教師ってやっぱなかなか1日8時間がっつり稼働することは、
特に平日は、やっぱお子さん、相手がお子さんとかなので、
大体の方やっぱ学校通われてるから、あの、家庭教師行くっていうのは夕方からになっちゃうんで、
そうすると、多くて2コマ3コマくらい1日ってなると、
それで、あの、やっぱり、あの、なんて言うんですかね、正社員の給料出せるような稼ぎが出ないと。
で、ほぼやっぱね、あの、でもそれバイト、みんなバイトだとね、やっぱその、
社員の方、社員の方っていうかその上の方もやっぱせっかく教育して、
家庭教師育成しても、もう結局4年とか5年で辞めちゃうってなるとやっぱ切ないと。
やっぱ正社員としてね、ずっと家庭教師やりたいって人もいるだろうということで、
あの、考えた結果ですね、あの、月社をクソ高くするっていう作戦を思いついたんです。
mog
はいはいはい。
Minokenさん
月社をあの、もうね、他の家庭教師さんのね、3倍くらい取るんですよ。
mog
おーすごいですね。
Minokenさん
すごい高いんです。
で、そうすることでその、一応正社員として、えっと、稼げる、なんていうか正社員としてのまあ給料出せると。
で、なるんですけど、問題は月社3倍にして普通来るかって話なんですよね、そのお客さんが。
mog
そうですね、はい。
Minokenさん
で、そこで、あの、プロ家庭教師と名乗り始めたわけですね。
mog
おーなるほど。
プロ家庭教師の特徴と対象生徒
Minokenさん
そうすることでですね、あ、普通と違うんだと。
うん。
やっぱなって、例えばその、えー、どうしても成績上げたいとか。
mog
うん。
Minokenさん
あとは、まあそうですね、多いのはやっぱその、学習障害とか発達障害とか、あの、ある生徒さんの、あの、やっぱ他の家庭教師、一般的な家庭教師とはやっぱちょっとその、あ、うちじゃちょっと扱えないですみたいな。
っていう方をその、プロ家庭教師は全然見れますよ、みたいな感じで歌って、でなんかその、えー、なかなかそういうの特化してますよ、みたいな。
うん。
っていうあの、えー、商売文句ですね。
そうですね。
mog
やってらっしゃって。
Minokenさん
で、あー、そうね、なんか僕言っちゃいけないことしようなんかしてそうな感じですね、大丈夫ですかね、僕ね。
mog
いや、あのー、その判断はですね。
Minokenさん
大丈夫かな。
mog
すいません。
ミノケンさんにしていただきたいんですけれど(笑)
どこまで大丈夫なんですかね、あの。
Minokenさん
すいません、すいません。
mog
今すごく面白い話を聞いているなと。
そうですね。
僕はワクワクしてるんですけれども、はい。
で、で、で、で、で、なんかその。
まずそうだったら止めてくださいね。
Minokenさん
あ、すいません、すいません。
はい。
働く僕らさんに迷惑かかって申し訳ないです。
mog
いやいや、全然僕らはいいんですけど。
Minokenさん
あ、こっちサイドは全く問題ないんです、僕ら。
mog
あ、そうなんですね、じゃあ全然いいですよ。
Minokenさん
はい。
で、なんですけど、あのー、なんて言えばいいですかね。
勉強を教えることへの意欲と学習塾での経験
Minokenさん
とはいえ、家庭教師の仕事って結局人と人との、なんて言うかな、生徒さんと先生との相性だったりもするんで。
はい。
なんですかね、この3倍の差を出す、3倍のなんかクオリティの授業をその、するかって言ったら正直微妙なとこあるんですよ。
あ。
一応研修、研修は一応ちゃんとあるんですけど、例えばオリジナルプイントの作り方みたいな。
うん。
習ったりするんですよ、なんかこのここに、なんか左上にこういう問題を配置して、右下にこういう問題を配置して、みたいな。
で、これをそのマーカーで、何色で囲って何色で囲って、ここはオレンジで囲って、ここは緑で囲って、みたいな。
するとすごい見やすくなるみたいな。
うんうん。
そういうの、あの、習うんですよ。
はい。
で、実際その、あの、ね、これを、あの営業の時に、えっと、こういう、うちではこういうプリントを作る、オリジナルプリントでやってますよとか、やるんですよ。
でもいざ授業始まってみると、あの、使わないんですよね、ぶっちゃけ。
あの、結局。
mog
はははは。
Minokenさん
結局その、やっぱり3倍、普通の3倍のゲッシャーが必要、ゲッシャーのところに来るような、それくらい困ってらっしゃる、勉強に困ってらっしゃる方だと、まずそもそも学校の宿題やってないとかの次元からなんで、その、こっちで作ったプリントとかやってる場合じゃないんですよね、正直。
はいはい。
もう、学校の宿題をとにかく一緒にやるとか。
はい。
やってくるから、あの、何が3倍なんだろうと思ってやってましたね、ずっとね。
mog
はははは。
なるほど。
そうですね、あの、確かに、いや、そういうのだと確かに家庭教師というのは、一般に我々が思う家庭教師の、まあ、より付加価値を出そうとしているところにプロ家庭教師というのがあってと。
はい。
で、まあ、いろいろ問題はありつつも、まあ一応それをやっていたということにはなるんですね。
そうですね。
Minokenさん
はい。
mog
なるほど、いや、でも今すごい面白い話を聞いたなと思っていて、たぶんプロ家庭教師の話もちょっと聞きたいなと思いつつと、どこまで聞いていいのか、いささか不安になったので。
はははは。
ちょっとですね、あの。
子供とのコミュニケーションと成績上昇
mog
はははは。
あのですね、いや、今日1回になるな、と。
はははは。
ちょっと、そもそもの話をお伺いしたいんですけど。
はい。
まあ、このプロ家庭教師にそもそもなろうと思った、この会社に入ろうと思った理由とかって、その当時思い返すのは何だったんですか。
Minokenさん
えっと2つあって、1つはもう明確に就活してたんだけど、まったく何も考えずに就活してたんで。
はい。
本当に手当たり次第になんかマイナビみたいなの見て、なんかここの説明書行ってみたいなみたいな感じで適当になんか押しまくって。
適当に言っては、あーなんか俺無理だなとか。
いや、就活したらもう冬になっちゃってたんですよ、もう。
やばいと。
うん。
それこそ周りがもうどんどん就職決まってる中で、何も決まってないってなって。
で、そんな時に、えっと、僕大学時代に塾で、学習塾でバイトしてて、それはもう単に家からすごい近いところに求人があったってだけで、そこの塾で働いてたんですけど、そこの塾が集団、集団って言っても4,5人とかなんですけど、4,5人のクラスで僕は学級崩壊とか起こしちゃってたんですよ。
もうあの、その子供、集団の子供を扱い切れなくて、もうなんか、本当に授業中になんか机の上に立ってなんかもうなんか紙吹雪とかばら撒いちゃってたりとかして、生徒が。
もうすごい本当に崩壊しちゃってて、やばい状態。
で、その塾の一番怖い先生がバーって来て、コラーって言って、その沈めてくれて、で、なんかこうツヤみたいになったその空気の中で、あ、じゃあこの問題やりますみたいな感じでやってて。
で、だからなんか、勉強を教えること自体はなんかそれなりに楽しいなとか思ってやってたりとか、その集団って言っても、たまに他の3人くらい休んで1人しか来なかったりとか、
日によっては1人1人教えるみたいなときに、1人1人教えてるのはすごい楽しいなとか思ったりするんだけど、やっぱり集団、
なんかそこまで楽器崩壊まで行かなくても、なんかうるさめの子が3人いて、おとなしい子が1人いて、っていうときに、
やっぱりどうしてもうるさめの子のなんかね、あ、ちょっと静かにしてね、とかその子の話ちょっと聞いて、わかったわかったとかやってると、
そのおとなしい子、真面目にやってる子がちょっとおざなりになっちゃう感じもなんかすごい、あ、なんか申し訳ないなとか思ってて、
あ、これ1対1で完全に勉強教えられたら、なんか結構いいのになーと思ってたなーってときに、たまたまあの求人でプロ家庭教師っていうのが出てきたから、
あ、家庭教師ありだなってなって、で、ノリで応募してみて、受かったんで入ろうってなった感じですね。
mog
なるほど。じゃあ、もともとは学習塾でのアルバイトの経験があって、で、あの、そこで教えていくうちに1対1で教えるっていうことがいいなと思うようになった。
あ、そうですね。
Minokenさん
なるほどですね。じゃあ、本当に集団は、お話を聞く限りもなかなか向いてなさそうというのは分かっていたんだけれども、
教えるっていうこと自体は好きだなっていうのがあったんですかね。
そうですね。なんかあったみたいですね。
mog
なるほど。それってもう少し聞いてみたいんですけれども、
Minokenさん
はい。
mog
その、自分が教えるっていうことが、あの、井の剣さんにとってはどういうことだったというか、
Minokenさん
はい。
mog
今思うと、まあ、なぜそれが好きだったかでも構わないんですけど、教えるって何でしたっけ。
Minokenさん
そうですね。僕やっぱ、1つは、とにかく、あの、人見知りがひどくて、
はい。
特に大人の人と話せない、まあ、いまだになんですけど、
はい。
あの、話せなくて、だから、塾で働いてても、同僚の人とか、あの、先輩とかと全然喋れなくて、
でも、なんか子供相手には全然喋れるんですよ。なんか、多分見下してるんでしょうね、きっとね。
あの、無意識に。子供。
こいつらは俺よりも弱いと、みたいな。
よし、喋れるみたいな。
mog
はい。
Minokenさん
多分そういうのが全然喋れて、なんか多分そこもでかいなと思いますね。
いや、なんか、勉強してるっていうのはある種。
ああ、でもそういうことか。僕パワープロ好きで、あの、パワープロのなんか作説、
あの、この練習をまずやらせて、この練習、今日はこの練習やらせてとかやって、
なんかどんどんこう、選手を強くしていくみたいなのが、
ポケモンとかも多分好きなんだと思うんですけど、その延長でしょうね。
あの、勉強も、この子は空空をまずは覚えさせたらテストが、点数上がるんじゃないかみたいな、
mog
やってる感覚で、ちょっとやってるような気がしますね、その教えるみたいな。
Minokenさん
育成ゲームというか、パワープロって話もありましたけど、
mog
バテティックみたいのが好きなんですかね。
Minokenさん
多分そうなんでしょうね。
あ、そうですね、この間あの、スマホでパワープロ入れて、
本当深夜までやっちゃって、怖くなってその日でやめましたもんね。
すぐアンインストールして、怖い怖い怖い怖いってなって。
mog
好きすぎると。
Minokenさん
好きすぎると。
mog
なるほど。
Minokenさん
それぐらいじゃあ育成が好きっていうのもありつつ。
mog
みたいですね。
あとは子供と関わることは得意というか、しかもお話ししている限り、
それはすごい得意そうだなっていうのを感じます。
Minokenさん
大人が苦手なんですね、とりあえず。
大人が得意っていうより。
mog
なるほど、そうか。大人がとにかく苦手だから、
それに対してされる子供が相対的には得意というか、いけると。
Minokenさん
そうなんですよ、さっきお話しした、楽器を崩壊しちゃって、
怖い先生がこらーって言ったときに、僕も一緒に怯えてましたからね。
完全に僕のためにやってくれたのに、僕もこの人怖いってなって。
mog
なるほど。
Minokenさん
代わりにすいません、ありがとうございますみたいな感じでいかなきゃいけないのに、
怖い人だって。
mog
はいはい。
でもなんか、それ、何でしょう、すごい素敵だなと思うのは、
子供と一緒に怖がってくれるとか、一緒にやってくれる人って子供って好くるじゃないですか。
結構、なんでそんなに子供から、こう、どうでした?
嫌われてるとかはなかったんじゃないかなって思ったんですけども。
Minokenさん
そうですね、その、これ難しいとこでやっぱその、
それこそ家庭教師とか始めて、お母様とかお父様のやっぱ要望を聞くわけですけど、
でもその、お母様とお父様って大人じゃないですか。
mog
はいはい。
Minokenさん
やっぱ、こう、やっぱちょっとうまくコミュニケーション取れなくて、
結局子供側につくんで、僕は常に。
はい。
そうするとその、お父様お母様のこうしてほしいよりも、子供のその、
子供側の今漫画を読みたいとかゲームの話をしたいみたいな、
そっちを全部あの受け取る、あの優先するんで。
はい。
だからまあ、あの、なんか、なんかおじさんが来てる、
なんか言うこと聞くおじさんが来てるって感じだったんでしょうね、たぶん。
なんか知らないけど。
mog
言うこと聞くおじさんが来てる、はい。
Minokenさん
はい。
なんか私に、なんか勉強をさせる、なんかやつが来ると聞いてたけども、
なんかいざ来てみたら、なんかひたすら言うことを全部聞いてくれるおじさんが、
なんか毎週来るんですけど、みたいな感じだと思いますね。
mog
いやそれでも、子供からしたら最高ですね。
おもしろいおじさんが毎週来てくれるわけですもんね。
Minokenさん
ただ問題はそれで成績上がんないですからね、うち自身。
mog
いやまあでも、ただよし、確かに話を聞いてて難しい構造だなと思ったのは、
別に子供自身が成績を上げたいわけじゃなくて、
Minokenさん
そうなんです。
mog
成績を上げたいのは両親ですよね。
Minokenさん
そうなんですよ。お客さんは子供じゃなくてお父さんお母さんなんですよね。
mog
そうですよね。
Minokenさん
でも子供をある程度喜ばせるというか、気に入られないと、
結局通えなくなっちゃってるから、
その塩梅が難しいんですけど、
ただその塩梅、うまい塩梅をね、いまだに見つけられてないですから、基本は。
ただただ子供の恋話を聞いて、
あ、それはすごい群れ君ですね、なんて言って。
あ、しまった、時間が来ちゃいましたね。
あ、じゃあまた来週とか言って。
それで帰ってますから。
mog
いやそれ、僕が子供だったらその先生がいいですけどね。
だんだん来るの楽しみになりますからね。
どんどん何の話しようみたいな。
Minokenさん
勉強もたまにも全然分かんない時ありますからね、全然。
なんでも、あって書いてあるよって言って。
なんであになるんですかって言われても、
家庭教師の仕事について
Minokenさん
いや違うこっちにあって書いてあるから、
あなの答えの答えって書いてあるよく見てみって言って、
答えの方って書いてあるでしょって言って、
その答えの方にあって書いてあるんだから、
じゃああなんだよって言って、
はいあって書けなさいみたいなそういう強引な教え方をする時もありますから。
mog
はい。
いつもなんだろうね、あと。
Minokenさん
ただまぁ。
もう詐欺師ですからね、やってることをね。
mog
いや。
Minokenさん
そうなんですよ。
mog
いやぁいいですね。
Minokenさん
すいませんね、働く僕らさんにね。
え?
職業詐欺師の人来ちゃいましたけど、申し訳ない。
いや。
mog
史上初の。
史上初ですけど、働くなんでね。
Minokenさん
確かに。
mog
そうなんですよ。働いてるっていうことに、
まぁちょっとね、さすがに本当の犯罪行為だとちょっとそれは働くじゃないな、
というところなんですけど、
はい。
みのけんさんの場合は犯罪行為では限りでないので。
グレーなんでね。
Minokenさん
まだ法の制が追いついてないんで。
mog
そうですね。
そうですね、限りになっちゃっているところで。
いいと思います。
でもその家庭教師の仕事はまだされてるんですよね。
Minokenさん
あ、そうですね。
mog
はい。
なるほど。
そこって結構その、例えばプロ家庭教師のときは、
当然1年出てなくてというようなところ、
はい。
いろいろあったかなと想像するんですけれども、
はい。
家庭教師自体は続けられてるっていうところで、
はい。
やっぱりそれは自分の肌に合う仕事。
Minokenさん
そう。
mog
という感じなんですかね。
Minokenさん
そうですね、
最初プロ家庭教師の会社で体調崩したのも、
デスクワークやってるときに、
なんかオフィスで体調悪くなっちゃう感じというか、
会議とかしてるときにもう吐き気が止まんなくなるみたいな、
なんか適応障害みたいになっちゃってやめたんですけど、
はい。
でもその間も家庭教師、
実際その生徒さんの家に行って勉強を教えるってときは、
全然体調悪くなんなくて、
でもしばらくもオフィス行かないで、
直行直帰というか、
もう直接お家庭行って授業して帰ってくるみたいな時期もあったりとかしたんで、
やっぱり家庭教師の仕事自体はそんなに嫌じゃないんだなみたいな感じでしたね。
mog
なるほど。ありがとうございます。
Minokenさん
そうですよね。
mog
お話聞いてる限りそれがすごくご自身にも向いているんだろうなというのを聞いていて。
Minokenさん
はい。
mog
そういう意味だと、やっぱり始めたときよりはだいぶその仕事にも慣れて、
はい。
ご両親のハンドリングとお子様のハンドリングがある程度慣れてきたかなっていう感じもあるんですかね。
Minokenさん
はい。
mog
時と比べてどうです?自分そのあたり。
Minokenさん
そうです。
mog
上手くなったら。
Minokenさん
やっぱ長い目で見てみたいなこともちょっとできたりとか、
あとなんか諦め、ここはもう諦めたほうがいいみたいな、
目標設定について
Minokenさん
そのすぐ切るところも、なんていうんですかね、
例えば宿題をもう全然やらない子がいて、やらない子がいてとか大体の子はやらないんですけど、
そのときに毎週もう宿題やってくれる前提で、なんていうんですかね、
カリクラも組んだりとかするともう終わっちゃうんで、
でも基本何しても宿題はやらないぞっていう前提で、
本当は週1回通って残りの週6日家で一人で勉強してくれたら学力は確実に上がるけども、
そんなことはしてくれるわけないなって思っても、週1で抑えるとこ抑えてみたいなしたりとか、
ご両親の要望的にこの学校狙ってますとか、この点数狙ってますって言うけど、
この学力でそれは無理だなって思ったら毎回教授こんな授業やりましたよってご両親にお話しするときに、
やんわりとこれくらい頑張ってくれてるんで、ここくらいいけそうですねって、
本来親御さんが言ってる点数とかよりは下な感じとか、志望校よりは下な感じだけど、
頑張ってますからこれくらいは今の感じいけそうですよみたいな感じでやんわりと目標を下げていくみたいな、そういう知恵がつきましたね。
mog
やんわりと目標を下げていくってすごい良いやり方だなって思って聞いたんですけど、
それってご両親とかも案外そういうやり方だと受け入れてくれたりするんですか?
Minokenさん
そうですね、やっぱりポジティブに下げていくというか、
ちょっとこの子だとさすがに志望校は難しいのでこっちのほうがあって、やり方だとやっぱりデモっていう感じになったりとか、
もしくはもっとこの子が頑張らないとって、あなたもっと頑張りなさいよみたいな感じになることもあるので、
逆にすごいですよ、こんなたくさん勉強してくれて、こんな勉強したってことはこれくらい行けますよって感じで、
下の志望校を言うと意外とそうなのねってなんか受けてくれる、受け入れてくれることが多いですね。
mog
あー面白いですね、それ。
なるほど、やっぱりネガティブなフィードバックではなくて、
実際、実情は少し下げているんだけれども、ポジティブにその子の頑張りを褒めてあげる?
もしくは認めて、それをちゃんと伝えてあげることによって親御さんは伝わっていくというか。
Minokenさん
そうなんですよ、多分親御さんも本当は気づいてるんですよね、その志望校が高すぎるとか目標が高すぎるとか、
なので無理だなと思いながら行ってらっしゃることが多いんで、
そうですね、そこはもうポジティブに言うと結構あっさり、
なんなら思ってたよりうちの子いけるんじゃみたいな、なったりとかはしますね。
mog
面白い、これは本当にプロの話だなと思って話を聞かせていただきました。
Minokenさん
ありがとうございます。
mog
いやいやいやいや。
でですね、ここからさらに三野健さんが、今のもう一つの手法ともされて、
劇団の話とかポトリアスの話とかもお伺いしたいなと思っておりますが、
一旦いい時間なので一旦ここまでとさせていただいて、後半に移っていきたいと思います。
なので少しここで休憩に入って、また後半のお話を聞かせてください。
はい。
では一旦前半は以上となります。ありがとうございました。
Minokenさん
ありがとうございました。
35:33

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