私ハッシュロイヤル、現在は岐阜県香上ヶ原市に住んでおりますけれども、生まれも育ちも岐阜県岐阜市。
そんな私がですね、中学2年生の時からもう30年以上通ってますね。ラーメン文化遺産と言っても過言ではない店、それがマルデブ総本店です。
まずは簡単にマルデブ総本店の基本情報を紹介しておきましょう。
先ほどラーメン文化遺産と申し上げたように、むちゃくちゃ長い歴史のあるお店でございまして、創業はなんと大正6年、1917年ですよ。
つまり現在ね、2026年現在から数えて創業109年目という大変な老舗でございます。所在地は岐阜市日の出町3-1。
エリア的にはですね、我々地元民が西柳瀬と呼んでいるエリアにあります。
これね、日本一のシャッター商店街という不名誉なバズり方をしましたスタープレイス柳瀬商店街。これがメインの西柳瀬と呼ばれるところで、マルデブはですね、その一歩南の通り沿いに店を構えています。
今回はね、マルデブを本当に細かく、もう細かすぎるくらい細かく紹介する回なので、ちょっとね、余談にはなっちゃいますけれども、この西柳瀬、当然西とつくのには訳がありまして、
南北に走る県道151号線、通称金河橋通りと呼ばれる通りをですね、反対側、東側に渡りますと柳瀬商店街、我々地元民が柳瀬柳瀬と呼ぶアーケード街があります。
で、ここを昔はですね、地下道が通っていて、この柳瀬と西柳瀬の間ですね、ここに地下道が通っていて、そこを通ってこの柳瀬と西柳瀬を行き来してたんですよ。
今はですね、この金河橋通りの上、要は地上にですね、横断歩道があってそこを渡るんですけれども、昔は地下道が通っていて、でね、またこれが特殊な地下道でね、ちょっとよそでは見たことないんですけれども、その地下道の壁面、つまり壁ですね、壁にね、あの淡水魚を泳がせた水槽、これがですね、1個や2個はなしにずらーっと並んでたんですよ。
ははは、壁面に埋め込まれた水槽ですよ。なんじゃそりゃって感じしません?まあまあね、そんだけ当時金があったっていうことでしょうけれどもね。で、今は地下道はなくなっちゃって、貯水タンクとして使われているそうなんで、一般の我々ではですね、立ち入ることはできませんけれども、
マルデブに行く前後にですね、そのかつて東海一の歓楽街とまで呼ばれました西柳瀬のね、現在を見て歩くのも大人の旅としてはちょっとオツかなというふうに思います。さて話をマルデブ総本店に戻しますけれども、まずは店に入らんことには何も始まりませんので、まずはここの攻略法を伝授したいと思います。
入店前の心得。店内照明がついていなくても臆せず入店すべし。開店前を制する者が大人の旅を制する。
この番組うるさいラーメン話第10回のエピソードで、オンライン予約ができるラーメン店、あとは順番待ちシステムを導入しているラーメン店、そんな話をしました。
このマルデブ総本店、先ほど紹介しました通り、創業109年目の老舗でございます。そういったシステム、当然導入しておりません。
おまけに今から9年前か、2017年ですね。まさに創業100周年だったんですけれども、この時いろいろとメディアで紹介されたみたいで、その2017年より前は土日のピークを除けば比較的スッと入店できる店だったのが、
その2017年以降ですね、いつ行っても長い行列が目印になると。そんな店になりました。
まあまあそりゃね、あの中学校の日から通っとるファンとしてはですね、人気が出るということ自体は嬉しいっちゃ嬉しいんですけれども、
行列に並んで待つのは正直しんどいし、何より大人の旅ともなればですね、他の予定もいろいろ組みたいじゃないですか。
ここでですね、ちょっとさっき紹介しそびれた基本情報、本当はとても大事な大事な営業時間を紹介します。
開店はまず午前11時、閉店が午後6時頃ですと。
ついでに定休日も紹介しておきますと、毎月6の着く日、つまり6日16日26日ですね。
これ昔の市場のね、休場日だった名残なんですけれども、話を戻すと営業時間ですね、18時頃までなんですが、
売り切れたら閉店なもんですから、基本的にこんな18時までやってません。
特に私、ここ数年での私の実際目にした経験ですと、土日ですと16時ですでに閉店していた、なんてことも多々ありました。
ですので、ゴールデンウィークですと遅めの時間に行くというのは到底お勧めできません。
ということはですね、すなわちトップ、開店の11時、ここを狙ってほしいんですが、11時に行くとですね、だいたいもう満席でございます。
こう聞くとですね、おいおい何を言っとるんやと、11時に開店なんやでこれから満席になるんやと思われるでしょうが、
11時で満席、これで正解です。
実はですね、11時前から店の入り口が開いておりまして、自動ドアなんですが、その自動ドアの電源はすでにオンになっておりますので、
さっさと入店しちゃってください。
この時、まだ店内の照明はついてない状態です。
まるで総本店、店の構造的にはですね、窓は入り口がある方ですね、南側ですね、窓が南側にあるだけ。
で、あとは店内の奥にあるね、厨房、ここの照明がついているという状態です。
照明ついとるったってですね、晴れの日はまだいいけれども雨降ってたり曇りの日なんかだとこの店内本当に暗いです。
そんな状態の店内ですけれども、起こせず入店しちゃってください。
そうですね、目安で言うと、私基準ですけれども10時半ぐらいがベストかと思います。
その時間に入りますと、たぶんゴールデンウィークですと、すでにお客さんが数人バラバラに座っていると思います。
で、その人たちと同じようにもう空いている席に座っちゃってください。
で、その後もおそらくポツポツと同じようにお客さんが入ってきます。
はい、もうお気づきでしょう。
開店もしていないのに入店することが暗黙の了解で許されていると、そういうもんなんですね。
これ一体いつこういう暗黙の了解が成立したのかは分かりませんけれども、
私自身が知ったのは、たぶんまだバンドマン現役でやっていた頃。
現役ギリギリかぐらいですかね。
30代の真ん中が後半って言ったところですか。
なので、ざっくり10年以上15年未満ぐらいですかね。
その時、西穴ヶ瀬のエリアのホテルで泊まったんですよ。
このエリアのホテルって言ったら、当然ビジホとかシティホテルじゃなくて、
いわゆる愛のホテルなんですけれども、そのホテルをチェックアウトしてですね。
自分の車を泊めたコインパーキングに向かってたんですけれども、
どのパーキングに泊めたか覚えてなくて、あれあっちやったっけな、やっぱこっちかみたいな感じで、
自分の車が泊めてあるパーキングを探してうろうろしてたんですよ。
そしたらたまたまこのマルデブがある通りが目に入って、
そこを一人のおっさんがマルデブに入ってたんで、
パーキング出す前に、車出す前にマルデブ食っていくのもいいなと思って、
私もマルデブの前まで行ったんですよ。
そしたらまだ開店前だったんですよ。
店の前、要は店の外ね、正面に乗れんはかかってないし、
店内暗いのに、これどうなっとるんやと思って中を覗き込んだら、
さっきのおっさんがですね、客席で普通に新聞読んどったんですよ。
うーんと、どういうことやこれと。
だからもう明らかに知らんおっさんとね、もうマルデブの店員では絶対にないと。
まださすがにね、この10年以上前、この時点でももう私10何年?
下手すると20何年か通っとる身なんで、
突然このおっさんをスタッフに入れるような店ではないということは、
弱敗者ではありましたけれども知ってましたし、
そもそも店員だったらね、そんな開店前の店内で悠長に新聞なんか読んどりゃせんわね。
なので、私そのまま入ってみたんですよ。
入れるんかなと思って入ってみたんです。おそろおそろね。
その時ももう自動ドアオンになっとったもんで、
おそろおそろ入って、そのまま座ったら、
その数分後にもですね、また別のおっさんが入ってきて、
もう迷うことなくね、本当に自然な形でスーッと客席に座ったんですよ。
その後にもまた別のおっさんと。
さらにその後には年配のご夫婦がみたいな感じで、
みんなね、勝手におのおの座っていったんですよ。
11時になったら、開店時間になったら、
パッパッパッと店内の蛍光灯がついて、
いつものおばちゃんが注文取りに来たんですよ。
あっ、これでいいのかと。こういうもんなんやと。
その時に理解したというわけなんですね。
それ以来、基本的に私はマルデブに行くとき、
基本開店30分前、つまり10時半頃に行って、
スッと入店して席をついて、開店を待つと。
こういうふうにしています。
これね、つい最近、本当にマジでつい最近、
それこそ4月7日ですね。
4月7日に山口県から来た客人を連れて行ったんですけれども、
その時もいつも通り10時半頃に入店しましたので、
当然のことですけれども、
この2026年4月現在も有効です。
これね、行列に並んで先に入店したお客さんが食べるのを待つと、
こういうストレスがないだけじゃなくて、
マルデブね、店が南向きなんですよ。
つまり、暑い時期は行列に並んで待つのもなかなかしんどいんですよ、これ。
さすがにね、今回のテーマゴールデンウィークには気温30度を越すってことはですね、
さすがの岐阜といってもないでしょうけれども、
それでもね、店内の穏やかな室温で過ごせた方がいいに決まってますよね。
まして、これ腸がつくほどの死にせいだけあってですね、
常連のお客さん、年配の方結構多いんですよ。
なんならね、行ってね、客席見渡すと、
アラフィフの私でもいまだにこの客席の中で最年少なんてことも全然珍しくないので、
お客さんが食べ終わって出てくるのも、
こう言っちゃうんだけど、遅いんですよ。回転が悪いっていうの。
なんで、このランチ以降の計画、
あそこ行ってあれあれ買ってとかね、またチェックインしてとかって形で、
きちんと考えて旅をされる方は、
もうマストで回転前、できれば10時半頃に訪れてみてください。
ちなみにこの回転前に入店したこの順番ね、
昔はですね、店の方が覚えてくれてまして、
注文取りに来るのもその順番通りに来てくれたんですけれども、
最近なぜかですね、自己申告性に変わったというか、
どっちかちょっと覚えてくれなくなったので、
自分が入店した時に先に誰がいて、
自分の後に誰が入ってきたか、この辺だけは覚えておいてください。
以上、入店攻略法でした。
続いてここからは肝心の味の話です。
日本で最初のラーメンブームを起こした修行先、
その流れを汲む全国的にも貴重な一杯、
マルデブ総本店、これね大正6年創業、
そう紹介しました。
その創業者、神谷夫紗司さんが修行したお店、
それこそが日本で最初のラーメンブームを起こした店、
当時浅草にあった来来券です。
この浅草来来券、ラーメン好きなら知らない人はいない、
それぐらい日本ラーメン史においてむちゃくちゃ重要なお店です。
浅草来来券は明治43年、1910年に品料理、
つまり中華料理のお店として誕生しました。
この店が若者に受けに受けた、
そういうことから日本で最初のラーメンブームを起こした店と語り継がれています。
実際、浅草来来券より前の時代、1880年代から、
現在の横浜中華街、この辺りで中国から移住してきた人たち、
彼らが自国のレシピ、要は自分たちのお里のレシピですね、
そのまんまの汁麺、要はスープ麺ですね、
こういったものを提供する店がいくつかあったらしいんですけれども、
浅草来来券が提供したラーメン、
当時はしなそばというメニュー名だったんですけれども、
このラーメンがそれ以前のものと大きく違ったのはですね、
醤油だれを使ったこと、
トッピングにチャーシュー、めんま、なると、ゆでほうれん草、のりを採用したこと、
こういう記録がですね、文献で残っています。
つまりですね、現在我々が思い描く典型的なオーソドックスな中華そば、
その最初の形を作ったのが浅草来来券なんですね。
ただね、この浅草来来券を掘り出すと、
それだけでですね、エピソード1、2本余裕で言っちゃいますので、
マルデブに話を戻しましょう。
マルデブ創業者の神谷さんですね、浅草来来券で修行しまして、
地元の岐阜に戻った時にですね、中華そば、
もともとしなそばですけれども、
この中華そばを岐阜でも流行らせようと決意したそうです。
そこで始めたのが、固定の店舗ではなく引き売りですね。
引き売りって何?という方に説明申し上げますと、
道中を引いて売るから、読んで字の如く引き売り、
つまりリアカーとか自転車とかで商品が乗った荷台を引っ張って、
で、あちこちの通りを練り歩きながら商品を売ると、こういうスタイルのことです。
今でもですね、豆腐屋さんとかあとは焼き芋屋さんなんかで見ることないですか?
そう、あのスタイルを始めたのが大正6年のことなんだそうです。
で、その27年後、昭和19年にですね、現在の場所に固定の店舗を構えたそうです。
ただこの間に一変ですね、西柳瀬の金河橋通りから見て反対側、
要は東側ですね、つまり柳瀬商店街側に店を構えていたらしいんですが、
時はですね、昭和19年太平洋戦争の末期ですから、
出兵する人たちの外線道路になるということで、
この金河橋通りをですね、拡張工事をすることになって、
その柳瀬商店街側に建てたそのお店はですね、
立ち抜きしなくちゃあかんようになったもんですから、
それでこの西柳瀬の側に移転したそうなんですね。
しかもその店舗もその戦時中の空襲で焼けてしまったんで、
現在の店舗はですね、その空襲以降戦後3年かかって建て直しをした建物と、
そういうですね、大変な歴史を刻んだ店なんですね。
はい、さてそろそろですね、
お前、味の話いつするんやと言われそうなので、
まあいい加減味の話していきましょうか。
先にお話ししておきますと、
メニューはですね、たった2種類しかございません。
しかもラーメンが2種類なんじゃなくて、
中華そばとワンタン、この2種類だけです。
もう大盛りもですね、チャーシューマッシュとかも一切なくて、
この2種類だけでございます。
現在はですね、3代目の店主が店を切り盛りしてらっしゃるんですけれども、
いろんな媒体のインタビューでですね、
じいちゃんの頃から何も変えてないよっておっしゃってみえますんで、
おそらく創業当初、初代の時から同じレシピ、同じ姿なんだと思います。
これですね、とてもラーメン用とは思えんぐらいの小さいどんぶり、
さすがにご飯ジャワンよりはでかいですけれども、
台湾ラーメンのミセンあるでしょ、ミセンの台湾ラーメン、
あれの正規の台湾ラーメンの器、アメリカのでかいやつとかじゃなくてね、
台湾ラーメンの器、ほぼほぼあれと同じぐらいですね。
なので、ラーメン用というか、汁麺用としてはかなり小ぶりな器にですね、
縁すれすれまで張ってある、もうたっぷりのスープ、
その中にさらにみちみちに入っている、これまたたっぷりの麺、
もうそれこそですね、茹で前の量で200グラムなんで、
一般的なラーメン、だいたい150グラムぐらいか、
それより5、60グラムぐらい多いとね。
さらにその上に、チャーシュー3枚、かまぼこ、刻みネギ、以上!
はい、たったこれだけの、実にシンプルな一杯なんですよ。
ただですね、浅草来来県とおそらく違うなと思われるものが、
スープはね、鶏ガラベースの醤油味なんで、共通点あるでしょうけれども、
これ写真見たことあることがある方はですね、
ご覧になればわかると思いますけれども、醤油だれがですね、
たまり醤油ベースなんですね。
さらに、先ほど浅草来来県の下りで紹介したトッピング、
メンマ、ほうれん草、海苔、これら入ってません。
ちょっと前に言った通りね、チャーシューとかまぼことネギ、
もうこれだけです。
使う醤油の違い、トッピングのアイテム数の違い、
これらはですね、大正時代の流通事情によるものだと思われます。
当時1910年代ですから、当然自動車も普及していないと。
となるとですね、物流手段における主流としてはですね、
陸運、要はですね、中川道とかね、東海道あれをえっちらおっちら行く陸運と並んでいたのは、
船で運ぶと書いて、周運ですね、周運と言います。
当時の記録ですと、愛知県と岐阜県との間に流れる木曽川、
この木曽川の周運において、上り線、要は下流から上流ですね。
なので愛知から岐阜に向かってですね、
この上り線に食塩、味噌、たまり、干し魚、塩魚等が煮上げされ、
山間の村々、これが岐阜県なんですけれどもに運び込まれたと。
こういう記録が残っています。
つまり岐阜にいて、岐阜に住んでいて、常時流通する食材、
それを使って修行先、浅草来来県の味を再現しようという形で設計したのが、
現在も残るマルデブの中華そばの姿なんですね。
このね、たまり醤油にみりんがちょっぴり効いたほんのり甘い味付けと、
すっきりと澄んだですね、鶏ガラベースのキレッキレの味わい。
これにですね、すごくかん水が少ない、いわゆるラーメン用の麺らしい張りではなくてですね、
そうめんとかひやむぎり近いような、こののど越しなめらかな麺、
この組み合わせがたまらないんですよ。
しかもですね、2026年の今、お値段たったの600円です。
今やね、ラーメン1杯1000円以上というのが当たり前になったこの時代に600円ですよ。
それもね、600円になったのもつい最近、2023年のことなんで、
それ以前は500円でしたし、なんならですね、私が通い始めたその34年前、最初ね220円でした。
もう私の初めてのマルデブの時。
このマルデブ総本店、私ね、その学生時代から通算して少なく見積もっても生涯で300回以上は行っていてですね、
もう完全に私のソウルフードなんですけれども、
この通い詰めた一番の理由はですね、とにかく値段が安い。
もうね、これにつきます。美味しいのもあるんですよ。
でもね、この値段、中学の頃なんかね、別にその、言うたらラーメンの味みたいなものにこだわりなかったですし、
そんなことよりもたっぷり食えて安い。
もうこれだけで、また来ようってね、こういうふうに思っちゃうわけですよ。
実際ね、一番通いまくっとった時期は、中学から高専の時代でしたし、
このね、お財布に優しいっていうのがね、ほんと何より助かりました。
なんせね、そのさっき言った220円の時代なんて、ワンコインで中華そばとワンタン、両方食べられたんですからね。
あ、そうそう、思い出した。
あのね、ワンタンの話をしなあかんね。ワンタン、ワンタン。そうそうそうそう。
ワンタン、中華そばと並ぶメニュー、ワンタンですね。
で、このワンタンも同じく600円。
はい、たぶんね、このワンタン600円、ピンときてない方多いんじゃないでしょうか。
ノーマルの中華そばが600円なのに、なんでワンタンも一緒の値段なんやと。
ワンタンが入ったらそれは高くなるんじゃないのかと。
いやいやいやいや、違うんですよ。
あなたね、ワンタン麺だと思ってるでしょう。
ワンタン麺じゃないんすよ。
ワンタンって言ったらワンタン。
ワンタンなんですよ。
スープにワンタンが浮いている。
ワンタン入りスープ?
スープ入りワンタンどっちだよ。
まあ、とにかくそういうメニューなんです。
麺が入ってないんです。細長いね。
めん切りと呼ばれる麺が入ってないんですね。
はい、これ、横浜とか、東京の方もかな、の出身、現在在住じゃなくてね。
横浜とか、東京ネイティブの人なら、なじみがあるかと思いますけれども。
古い街中華の文脈ですと、ワンタン単品。
こういうメニューが古くから存在するんですよ。
実際ですね、さっき言った修行先である浅草来来県にもですね。
昔の資料なんか見ると、ワンタンというメニューが存在したよという記録が残っています。
で、マルデムのワンタン。
麺がワンタンに変わっただけで、他は全部一緒です。
で、このワンタンが非常に面白くてですね。
具がむちゃくちゃ少ない。
具がほとんどない。
もうちっちゃい、ちっちゃい。
生地と言ったらいいんか、皮と言ったらいいんかね。
それを徹底的に楽しむタイプなんですね。
これね、結構他家の人と連れて行くとびっくりされる確率高いんですよ。
あれ、本当にワンタンしか入ってないみたいな。
そのワンタンももう具が全然ないみたいな。
ひたすら生地ばっかり出てくるみたいな感じでね。
ワンタンもですね、いろいろと種類がありまして。
こういったね、皮を楽しむタイプと、あとは具の食べ応えですとかバリエーションを楽しむタイプ。
基本的にはこの2つに対別されると思うんですけれども。
皮を楽しむタイプにしても皮が99%みたいな。
ほぼ皮だけを楽しむための設計と。
そう言っても過言ではありません。
私みたいなヌードルサイコパスですと、
この具に求める要求なんていうのは二の次、三の次なんで。
この皮の口当たりですとか舌触りね。
これが楽しかったらもうオールオッケーなんですけれども。
驚かれる方は多いと思います。
以上の2品。
中華そばとワンタンですね。
これでお一人でなければですね、是非両方注文してください。
両方ね。
例えばお二人で行かれるのであれば、
中華そばは1人1杯ずつ頼んで、要は2杯ですね。
ワンタンを2人で1杯オーダーするという形で、
ワンタンは2人でシェアして楽しむと。
こんな形がおすすめです。
まあですね、さっき言った通り量は多いんですけれども、
とにかく全然脂っこくないので、
明確に消食っていう感じじゃなければ、
まず無理なく召し上がることができますし、
何よりですね、この中華そばとワンタン、
こうやって同時に目の前にあって食べ比べると、
ちょびっとだけね、味付けが違うことに気づくことができると思います。
これはですね、茹でた麺やワンタンがまとっている茹で油の量、
要は麺肌にお湯をまとってくるじゃないですか。
そこについてくるお湯の量が違うから、
味の違いが出てくるという可能性もなきにしもあらずですけれども、
これ私の見たてですと、
若干ですけれども、醤油だれとスープの比率を変えているような気がします。
ぜひここをですね、味わってほしいんですね。
というわけで、このルーツであるですね、
この浅草来来県で覚えた味というのを、
岐阜で作ることができる設計にアレンジした、
この中華そばとワンタン、
ぜひともですね、両方召し上がって、