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心理師のはるかめです。このチャンネルでは、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションの考え方を中心に、いろいろとお話をしていきます。
ストレスっていうのは役にも立っているんだよーっていうのは、耳にしたことがある方も多いじゃないでしょうか。
ストレスに関しては、心理学やその関連領域で話題に困ることがないくらいホットなものですよね。
ストレスに関する本とかもたくさん出ています。古いものを混じっていたりしますので、良いものを選ぶっていうのがちょっと難しいんですけどね。
もし、ストレス関係の本選びに困ったら、出版年数がなるべく新しいもので、研究者、学者が書いているものを選ぶことをお勧めしたいと思います。
さて、昔々なんですけれども、人にとってストレスっていうのは、命に関わるものを見つけるのにとても役立つ機能でした。
それに結構ストレス源っていうものがはっきりしていたんですよね。 例えば、マンモスに遭遇した。やるか、逃げるか、みたいな。
あるいは、茂みでガサガサと音がした。敵か、蛇か、突っ込むのか、離れるか、みたいな。
というふうに、命に直結するものが多かったようです。 その名残が私たちの脳には残っているので、刺激の多い現代では、脳が勝手にストレスに反応してしまうんですよね。
ちなみに、このストレスがある時の戦うか、逃げるか、みたいなのも、心理学では逃走・逃走反応と言います。
英語で言うと、ファイト・オア・フライト反応っていうふうに言うそうです。 現在はこの2つにプラスして、効率期というものも足される時もあります。
効率期というのは字のごとくなんですけれども、凍ったように動けなくなってしまうということを意味しています。
では、現代でストレスがあった時に、戦うか、逃げるか、凍りつくかっていう選択をしていたら、全く生活にはならないですよね。
それに、そんなに命を脅かすような危険というのは、早々日常では遭遇しませんよね。
でも、脳は昔のままの反応をしますので、何かと、そういったところで私たちが苦労してしまうと、そういうことになりますよね。
ストレスがあった時に、人はどうなるでしょうか。 次の3点を知っておくだけでも、ストレスの捉え方が変わるかもしれません。
ポイント1つ目。 脈や呼吸が速くなったり、不安や緊張を感じている状態。
これは何かに取り組もうとしているサインでもあります。 ストレス源に意識、注意、そういったものが集中して、呼吸や血液の流れが速くなります。
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不安や緊張から爆発的に行動を起こしやすくもなっています。 不安や緊張というのはマイナスな印象が多いでしょうが、現在では不安が役に立つという研究の方が割と聞かれるところです。
実際に体に起きている反応から考えると、何とかしようと頑張っている部分もあるわけです。
ポイント2つ目。 大切な人と一緒にいたい。誰かの役に立ちたい。愛情や思いやりがいつもより強く感じる状態。
これは人との繋がりを求めているサインです。 誰かと繋がり、自分の所属するチームを守ろうとしたり、
誰かの役に立つために勇気が出てきたりします。 これも繋がりを本能的に求める人という種族が持つ力だということができます。
ストレスを感じたときに、誰かとの繋がりを求めるときは、それを守るために立ち上がろうとしているわけです。
ポイント3つ目。 ストレスによって強いショックを受けた後で、悶々としたものが心に残っている。
これは脳や神経が成長しようとしているサインです。 睡眠を取ると脳の中で情報が整理されるっていうのは聞いたことがあるかもしれませんね。
それと状況がちょっと異なるんですけれども、イメージとしてはそのような感じです。 ストレスがあったことで、それをなんとかしようと
脳や神経が理解や分析をして、次に生かそうと再構築しているわけです。 ただ、この場合は体は落ち着いていても精神的にはしんどい状態だと思います。
なのでリラックスとか気分転換、マインドフルネスやセルフコンパッション、そういったもので自分をいたわることもいいと思います。
今日はストレスの役立っている部分についてお話ししてきました。 ストレスはいろんな方面からお話ができますので、
折りを見てまた違った角度からお話をしていきたいと思います。 今日の放送は参考になりそうでしょうか。
また感想や質問もいただけると嬉しいです。 今日もあなたが自分に優しくあれますように。
心理師のはるかめでした。 またお会いしましょう。
