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こんにちは、心理師のはるかめです。この放送では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについてお伝えしています。
今日は、人生の幸せを決めるのは大半が人間関係だっていう一つの研究をね、ご紹介したいと思います。
これは、700人以上の男性を75年間追い続けた結果、わかったことなんですね。
もしかしたら、他の研究では違う結果もあるかもしれませんので、一つの参考としてね、お聞きください。
結論は、もう伝えてしまったんですけれども、そう、人間関係が人の幸福度を左右するっていうものなんですよね。
では、ここでいう人間関係とはどんなものか。それは、一人でも信頼できる人がいるかどうかっていうことなんですね。
決してたくさんの友人がいたりすることではないんですね。 その一人がそばにいてくれることで緊張感が下がって脳が落ち着いたり、
苦痛が和らぐっていうことがわかっていたりします。 では、その一人っていうものがどんな人でもいいのかっていうと、そうではないんですよね。
よくお伝えするのは、私たち人っていう種族は、良くも悪くも非常に影響を受けやすいっていう生き物なんですよね。
なので、なるべくポジティブな人と一緒にいることの方が、結果的に自分への影響もポジティブになって、自分の態度、行動、考え方、
そういったものも良い方向に変わっていきやすくなります。 じゃあ、ポジティブなのってどういうことなのかっていうことですが、
この人気持ちの良い人だなぁとか、 ポジティブだなぁって、そういうふうに思う人は直感で選んでいいと思います。
ですが、自分も良い影響を与えていくには、やはりポジティブな方が良いと思いますよね。 とはいえ、いきなりポジティブって思っても、やっぱり抵抗がある方もいますよね。
これは、よくね、流行った時期がありましたけど、ポジティブシンキングっていうものの影響がありますね。
ポジティブシンキングいいよっていうふうに言われた時期がありましたが、 今は何でもかんでもこういうふうに考えると、悪影響の方が大きいっていうことがわかっています。
なので、このポジティブシンキングっていうものには非常に注意を払ってほしいかなと思うわけです。
もともと先天的に根っからのポジティブ思考の方、つまり根垢の方ですよね。 そういう方はポジティブシンキングでもまあ大丈夫かなと思うんですけれど、
おそらく、ネガティブなものに目が行きやすくなっている人間の本質ですよね。 そういったものを考えると、そうじゃない人の方がかなり多いんじゃないかなと思うわけですね。
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そういったネガティブな傾向が高い人とか、あるいはゴブゴブでニュートラルくらいの人っていうのは、やはり対策が必要になってきます。
一つは行動を優先させるっていうことです。 自分自身の感覚とか考え方、気持ち、そういったものは行動に引っ張られて影響を受けますので、
本当にね、ガッと大きい行動を起こそうとするとやっぱり負担が大きくなるので、ちっちゃいちっちゃい行動でいいので、こうした方がいいんだろうなっていう行動を取るようにするんですね。
気持ちとか考えよりも行動を取るっていうことを重視します。 もう一つはネガティブな思考を否定しないってことです。
これはマインドフルネスでよくお伝えしているんですけれども、置いておくんですね。 そのネガティブなものに飲み込まれず、一緒にならず、
そして、ただ存在を許してあげる、そのまま置いておく、いてもいいよってして、でも自分はそっちにはいかない。
ただ置いておく、存在を許してあげる、そういう状況で自分はしようと思う行動をする、した方がいいなっていうものに全集中するわけです。
これらによって自分自身もポジティブな方に持っていきやすくなります。 ぐれぐれも何でもかんでもポジティブに考えればいいっていうことではないことは
覚えておいてください。 もともとネガティブ傾向がある方が無理やりポジティブに考えても緊張感が増したりとか、
脳の血流が上がっちゃうんですよね。これはすごく負担がかかっていること、 ネガティブ感情が逆に強くなっていることを意味するんですけど、こういったふうに悪影響の方が強いです。
なので、ネガティブなものが出てきたとしてもそのままでいいので、ただ動く。 意識をやろうと思っていることに向けるっていうことが大事になります。
さて、そうして互いに良い影響を与え合えるたった一人の友人、あるいは大切な人でもいれば、お互いを幸せに持っていくっていうことができるわけです。
ただ、この研究も75年という追跡調査であるため、時代の影響というか、先にもお伝えしましたけど、男性のみの研究になっているという点が一つ懸念点でありますね。
とはいえ、人の悩みの多くは人間関係であるように、逆を言えばそこがうまくいけば幸せが感じられるっていうのも道理です。
しかも、たくさんの友人が必要というわけではなくて、信頼できる人が一人いれば十分だということがわかっていますので、そこは朗報かなと思います。
人付き合い面倒だなぁとか、苦手だなぁ、億劫だなぁっていう気持ちを私は否定しませんし、何でも付き合えばいい、誰とでも付き合えばいいとは私は思わないです。
それでも、この人はいい影響をくれそうだなぁっていう人がいて、チャンスがあるのであれば、少し普段のネガティブな気持ちをそのまま許してあげて、なおかつ行動を起こしてみるっていうのがいいかもしれないんじゃないかなと思います。
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気持ちは引きたくなるかもしれないんですけど、それもマインドフルにいることを許してあげて、試してみてはいかがでしょうか。
それでは、今日もあなたが自分に優しくありますように、心理師のはるかめでした。