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2022-09-26 09:33

#63 天職が現れるタイミングがある

天職ってあると思いますか?今すでに就いている方もいるかもしれないですね。探している方もいるかもしれないですね。今日は天職についてのお話です。

#心理 #心理学 #メンタル #メンタルヘルス #セルフケア #天職 #仕事
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心理師のはるかめです。この番組では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などの話をしています。
先日ですね、とある中小企業の社長さんとお話しする機会があったんですね。 その方は研磨、金属を磨くお仕事ですね。
そういったお仕事を高校を出てからずっとやってきたそうです。 今はですね、独立して社長さんやってるんですけど、
その社長さんがおっしゃるには、これでもかというホワイト企業を作ろうと思ってやっているとお話をされていました。
実際ね、スタッフが無理なく働けるようにと、自分は馬車馬のように働いているっていうことをね、おっしゃっていましたね。
お会いしたその日はですね、あの睡眠時間が3時間だとか言って、小さな会社の社長なんてそんなもんだよって軽くおっしゃっていましたけれどね。
スタッフへの向き合い方を尊敬する一方で、社長さんの健康自体は大丈夫かなーって、ちょっと心配にはなりました。
それでその方はですね、会社と同じ市内の児童養護施設とかから、仕事に困りそうな人たちを受け入れて仕事を教えているっていう時期もあるそうです。
厳密にはですね、猶予期間っていうのもあるんですけれども、そういった親御さんがいらっしゃらない
児童養護施設に入っていらっしゃる方とかですね、通常は高校を出ると一人立ちする流れになっています。
親がなくて施設で育ってきて、いきなり高校出たら仕事を始めて、住む場所も探してっていうのは、想像するなりなかなか大変な部分もあるなというふうに感じますよね。
実際私も施設で育ってきた方を支援していた時期もありますけれども、やはりですね、生きていくっていうことで精一杯だなという感想を持ちました。
その社長さんはですね、その人たちのために住む場所も用意したいっていうのをおっしゃってまして、まあそういったのが今自分がやりたいことだよっていうふうにお話しされてたんですね。
そして研磨の世界でやってきた方なので、腕一本でも食べていけるっていうことを伝えていきたいのだそうです。
この社長さんの考え方とかにはね、賛成する方もいれば、どうなんだろうって思う方もいらっしゃると思います。
本当はですね、国とか大きな企業がそういった支援に本格的にどんどんどんどん乗り出していって、そういう支援体制というものを形にしていくっていう方がよっぽど力がありますし、しっかりしたものができる可能性もあると思います。
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ですけれども、実際はですね、この社長さんのような方々が目立たなくても、あちこちでね、ひっそりと自分にできる範囲のことをしているという現実もあるわけですね。
なかなか世知辛いね、世の中になってきて、日本の経済的地位っていうものもどんどん下がっている実情がある中で、どうしてもネガティブな方に目が向きがちなんですけれども、
こういう方々がね、まだこういう場所にもいるんだなっていうので、少し温かいものを感じた時間でしたというね、そういうお話です。
はい、というわけで今日もね、メインの方に参りましょう。今日はですね、こんなお仕事のお話からですね、転職というものについて一つお話ししたいと思います。
転職ではなくて転職ですね。天の川の天の字ですね。転がす方ではないですので。
リスナーさんは今現在、自分がこれ転職だなーって思えるものについていますか?もしかしたらね、まだ働いていない方もいらっしゃるかもしれないですし、
それとも、これからそういう転職つけるといいなって思っていらっしゃる方もいるかもしれないですね。
転職についてもですね、実は研究している方がやっぱりいまして、
どういうものが転職になるかっていうものがある程度わかっていたりもします。 結論から先に申し上げますと、転職というものはあらかじめわかっていてつけるものではないということですね。
そしてほぼほぼ仕事をしているうちに、ああこれ転職だなっていうふうに感じられるようになるという結果が出ています。
つまりですね、仕事をする前からこれこそが自分の転職だろうっていうふうに仕事を始めて、それが実際に転職だったっていうことはあんまりないよっていうことなんですよね。
これが何を意味しているかというと、人は仕事をしているうちにその中で経験を積んで自分で意義を見出して、
あ、これこそが転職だなと後で思うようになるっていうことなんですね。 なので自分が何か仕事をしていない段階では転職というものは存在しないということになります。
逆に一定期間以上仕事をやっていても転職だと感じられないのは、それは確かにもしかしたら転職ではないかもしれないですね。
ですが皮肉なことに転職を求めている人の方が、特に転職とか考えていない人よりも幸福度が低いっていう研究結果もあります。
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これは転職かもしれないっていう期待と理想と、そして現実とのギャップが、そのがっかり感とか何か違うなーっていう感じを生んでしまうからなんですね。
似たような研究で仕事に対して情熱を持って、そして入社した人、そういった人の方が離職率が高いっていう結果もあったりします。
これは単に思ってたのと違うなーっていうので辞めていく人、あるいはその情熱をそのまま持ち続けてステップアップして次の段階に進んで辞めていくっていう人の両方がいるからなんですね。
逆に情熱の低かった人たちは、流れとか惰性でその会社に長くいるっていうことが多いでしょうから、結果的に離職率が低いということになるわけです。
転職にしても、仕事への情熱にしても、後からやってくるっていうのが科学的な結果としても出ているんですね。
逆に言えば、特にその辺りの思いは入社時に本当は持っていなくてもいいんですね。
それよりも休日とか残業とか通勤時間とかそのあたりを充実させて自分の時間を確保する方が幸福感には結びつくようです。
そして転職や情熱は自分がスキルを得て、そのスキルを得たり仕事をしていく中で結果に結びついて、人に認められて自分で達成感を得たりして、そうやっていくうちに自然と発生するものなんですね。
身体や心の健康を損なうような仕事っていうのはやっぱりいけないんですけれども、そうでなくてこれから新しく就く仕事とか今やっている仕事が何となく続けられるものであれば、自分のスキルアップというふうに割り切ってやっていると転職とか情熱とかそういったものは無理にひねり出さなくても出てくる時は出てくるんですね。
しばらく続けているうちに違うなと感じるのであれば、それはあなたのキャリアなのでどうするかは自由にしていいと思います。
ただ、くれぐれもブラック企業にはお気をつけください。
人はですね、ブラック企業を辞められずにいると、その他の部分で自分を満たそうとして、頑張り続けている自分、辞めないでやっている自分、会社に貢献している自分っていうものに価値を見出そうとします。
こうなってくると、これはもう黄色信号ですので、その時は無理やりにでも休みを取ったり、可能であれば転職をしたり、メンタルクリニックを受診したりとか、そういったことをお勧めします。
というわけで、今日はですね、転職というものについてお話ししてきましたけれども、まとめますと転職っていうのはあらかじめわからないんですよということと、
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仕事を続けているうちに、何かこう自分で意義を見出せれば、ああこれが転職だなって感じる人の方がずっと多いんだよっていうことでした。
本日も最後までお付き合いいただいてありがとうございます。この放送がお役に立てれば嬉しいです。
今日もあなたが自分に優しくあれますように。心理師のはるかめでした。
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