1. 人生に活かす心理学ラジオ
  2. #117 「ストレス=学び」と自分..
2022-11-19 06:45

#117 「ストレス=学び」と自分に思い込ませる大切さとその方法

#心理 #心理学 #メンタル #メンタルヘルス #セルフケア #脳科学 #神経科学 #脳神経科学 #ストレス #書き出す #アウトプット #学び
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/62d90dd273ef6bc249d07128
00:05
こんにちは、心理師のはるかめです。この放送では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについてお伝えしています。
今日はですね、ストレスを学びだと捉え直していくことの大切さとその方法についてね、お話ししていきたいと思います。
ストレスには大きく分けて2種類のものが存在するんですね。 一つは物理的なストレス、もう一つは心理的なストレスです。
物理的なストレスっていうのは、例えば電気刺激ですとか、 暑さとか寒さとか、あとはまあ肌にね、こう、ものが当たるとかね、そういったものですね。
体が外側からの刺激に対して感じるストレスです。 そして心理的なストレスというのは、恐怖とか不安のことですね。
脳の扁桃体っていう部分が主に感じているストレスになります。 そして体験を思い返してみて欲しいんですけれども、繰り返しそれらのストレスを受けた場合、
物理的ストレスには慣れていくことが可能なんですけれども、 心理的ストレスには慣れるどころか、そのストレスが増えていってしまうということが分かっているんですね。
例えば電気マッサージとか受けていて、だんだんと刺激が物足りなくなっていって、 強くしていったっていう経験はないでしょうか。
またはですね、怖い思いをした乗り物に繰り返し乗るたびに、それがより苦手になっていたとか、そういう経験もないでしょうか。
余談なんですけれども、恐怖症などの治療に使われる曝露反応妨害法、 エクスポージャーとも言いますけれども、そういった心理療法が存在します。
これはですね、繰り返し不安とか恐怖を感じる刺激にさらしていくんですけれども、 しっかりとした方法が研究の上で確立されていますので、
やり方さえあっていれば症状が改善していくということが多くの研究で証明されています。 なので、これは一旦例外だと考えておいてください。
話を戻しまして、 物理的なストレスは慣れるからいいなぁと思うんですけれども、
心理的ストレスについてはどうしていったらいいかという話ですね。 それは普段から認知の面とか、つまり捉え方、考え方の癖っていうものをつけていく必要があるんですね。
マインドセットとも言いますね。 マインドセット、つまり普段から自分がどういうふうに考えているかっていうものをですね、
自分の中に確立して持っておくという話になります。 そもそもなんですけど、なんで心理的ストレスになれないかというと、脳神経の仕組みにあるんですね。
脳神経が増えたり減ったりする仕組みっていうのは非常に単純で、 使うものは増える、使わないものは減っていくっていうことなんです。
03:05
そうすると、繰り返し晒される不安や恐怖は使っている神経ですので、より神経が作られ、細かく整備され、他との繋がりが良くなって、より強固なものになっていくんですね。
さらに脳の中のネットワークっていうのは、縦横無尽に張り巡らされた複雑な網の目のようになっているので、自分が予期しないところと結びついたりして、余計な情報が紐づいてきたりもします。
そうすると、今まで感じていた不安や恐怖に余計なものまでくっついてきて、思い起こされてしまうっていう状態になるんですね。
これはなかなか厄介ですよね。本当はこれだけが怖かったのに、自分の記憶の中でいろんなものと結びついて、余計な恐怖まで感じる。
そうすると、半可っていうふうに言うんですけど、Aっていうものだけが怖かったはずなのに、A'とかBっていうものまで怖くなってしまうっていうように、より範囲が広くなってしまうんですよね。
これはやっぱり防いでいった方がいいかなと思います。
それで、やること自体はとてもシンプルなんですね。おそらくその不安とか恐怖の回路を使わないっていうのは難しいです、生きていく以上は。
なので、自分の着眼点を変えていく必要があります。
ストレスの中に見出せた学びについて考えるように脳に癖づけていくんですね。
これはストレスがない状態でも自分に癖づけていくっていうことが大事になります。
要は、恐怖とか不安を感じていない、のほほんとした普通の状態でも、そういうマインドセットを持っていくようにしようねっていうお話なんですね。
特に言語化する、書き出すっていうことがいいと思います。
ストレスは役に立つ、学びになるっていうことを染み込ませていくには、脳の中の思っているだけっていうよりも、情報を書き出して現実のものにするっていうのがより強い力を持つんですね。
自分を振り返ってみて、今まで苦難や大変だったけど乗り越えられたなっていうことを思い出していきます。
これは本当にどんなことでもいいです。自分なりのことでいいんです。小さなことだったとしても、大きなことだったとしても、それをやっていくことに意味があります。
なので、そのやり方をお伝えしていきます。
まず、そのように過去を振り返ってみます。あるいは、つい最近のことでもいいですし、今日あったよって言うんであれば、それを思い出してみてもいいと思います。
そして、達成できた時の感情を書き出していきます。
その苦難や大変だったこと、ストレスな出来事が何だったか、それを書き出していきます。
その時の感情も書き出していきます。
それらを乗り越えられたのは何があったからでしょうか。何が前を向かせてくれましたでしょうか。誰かの支えがあったんでしょうか。これを書き出していきます。
06:05
そして最後に、これに関わったすべてに関して、感情とか出来事とか、ストレスとか、支えてくれた人とか、すべてに対して感謝のありがとうを書いて終わりにしていきます。
こうやって普段から、本当にスマホとかでもいいので、ストレスだなって感じたら、そこに学びがないかっていうものを書き出していく。
これでだんだんと脳にそういう考え方が染み付いていくかなと思います。良ければ試してみてください。
それでは今日もあなたが自分に優しくあれますように。心理師のはるかめでした。
06:45

コメント

スクロール