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商売繁盛
商売繁盛チャンネル、望月まもるです。 本日もよろしくお願いします。
江戸時代に差し掛かっておりまして、商売の歴史もですね。 江戸も時代が長いですから、いよいよ終盤ということですけどもね。
商売人は崇高だ! 商売人は素晴らしい! 誠実だ! みたいなお話もしてますけども、
昨日の前回のお話のようにですね。 おかしな奴って、騙す奴みたいなのも結構いらっしゃってておかしいですね。
そいつらっていうのはですね。 やっぱり悪自衛っていうのが働くというか、
本当に悪どい奴も結構いたのも確かなんですよね。 画期の裏側にはですね。江戸の街は画期に満ちてましたからね。
GDP世界2位というところでね。 だからそこにはね、そんな誠実なだけでもなくてですね。
悪い奴もいたわけですよね。 特にこの火事と喧嘩は江戸の花と呼ばれてたわけですね。
この時代、大火事ってのは江戸の日常なんですよ。 明暦の大火初めてですが、大正を合わせると年に何度も起きてたわけなんですけどね。
じゃあこのあちこちの火事の後、何が起きるんかっていう話なんですよ。
この焼け出された人は財木とか釘とかね、 藁とかそういうものを求めて買いに行くわけですからね。
そこに現れるのが根を釣り上げる商売人たちなんですね。
平時はさあ、一束百物の財木が足元を見て、 火事の翌日には5倍10倍になってね。
困っている人たちに高値をふかけてみたりとかさ、 こういうことをやってる奴らがいたんですね。
これはね、でもね、一応商売人の名誉のために言っておきますけども、 全員じゃないです。全員じゃないですよ。
特にね、大火事の時なんかはそうなんですけども、 今東京の牙ってところにはですね、大木、丸太ですね。
これが海の中にぽっかぽっかぽっかぽっか浮かんでたんですね。
それをですね、今で言うプレカットですよ。
あらかじめですね、パパパパッと現場で組み立てられるようにですね、 カットしたものをね、ちゃんと倉庫に常備しておいてね、
っていうことをやって、いざ火事だった時はそこからすぐにブワッと持ってってですね、 建てられるようにっていうことをですね、もう準備してたりなんかもしてたんですね。
それからあとは、お米ですね、もう食べ物困っちゃいますから、 そんな火事で焼け出された人っていうのがね。
石田売元先生のようにですね、そういう教えをちゃんと誠実に守っている商売人たちもいたわけですね。
平時からですね、利益っていうものをですね、ちゃんと蔵に米として蓄えておいて、 いざ何かがあった時にですね、いいですか?
政府だとかね、時の幕府じゃないんですよ。
商売人がですね、お米をですね、一気にブワッと配って、 これでも食べて元気出してくださいって言ってやってたわけですね。
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だから全員が全員こんなね足元を見てね、 吹っかけるやつばっかりではなかったということですね。
江戸はですね、この火事があったからどんどんどんどん今のように広がっていったんですね。
これ皮肉な話でしょ。
なぜかというと火事あるじゃない。
そうするとそこで工事現場がいっぱいできるわけですよ。
家建てなきゃいけないから、復興しなきゃいけない。
そうすると地元の人たちが足りなくて、 外から来た人を手伝ってもらうんですね。
でまた火事があるんですね。でまた手伝ってもらうんですね。
また火事があるんですね。また手伝ってもらう。これなんですよ。
これでどんどんどんどん広がっていったって言うんですから、
だから火事があったから住む人数が増えていったっていうね、
こういう説がですね、確定してるんですね。
でね、これね、この吹っ掛ける話は基金の時もそうなんですね。
店名の大基金とか店舗の大基金とかね、米が不足するとですね、
米どん家がですね、蔵に米溜め込んでですね、 価格高騰するのを待ってたわけですよ。
これもう今もね、こんなことよくやるでしょ。米の買い占めね。
でそうすると飢えた民衆がどうするかと言うと、
すげえ高騰するから、高騰した値段で出すからね。
あの高い値段にしてじゃないと売らないみたいなこと言いますから。
そうするとですね、この欲を嗅いだ商売人の倉の中で何が起こるかと言うと、
米が腐っていったんですよ。バカだね本当に。
この怒りがですね、ついに爆発したのが打ち壊しですわ。
怒った民衆が悪徳米どん家の倉にダーンと押し入ってさ、
米奪ってさ、建物も全部ぶっ壊してみたいな。
焼き討ちだみたいな。これはね、面白いな。幕府も黙認してた。
幕府も黙認せざるを得ないほど民衆の怒りは当然だというふうになったわけですね。
商売の欲っていうのが社会壊す寸前までっていうね、
こういうすごくやっぱり癒やしい出来事っていうのも実際にあったわけですね。
これはもう首脳交渉の一番下って言われても仕方がないなというふうに思うわけですね。
次ね、ちょっと笑える方向に行こうと思うんですけどね。
露天廠っていうのはですね、縁日の境内に立ち並んでですね、
口八丁手八丁でお客さんを呼び込むわけですね。
さあさあさあさあよってらっしゃいみてらっしゃい。
この工場のね、商売の旨さでもあったわけですね。
彼らが売るものは薬とか化粧品とか刃物とかお守りとかありとあらゆるものなんですね。
でもね、時にですよ、まあ効かない薬をですね、万病に効くって言ってですね。
あの今じゃあれですね、本当に薬事法違反でですね、
消費化しちゃうようなね。
で、切れない刃物をですね、冥頭の写しでござると言ってね。
どこにでもある石を、霊堅新たかな石と言って、こうやって振るうって。
詐欺師なんですよ、詐欺師。
でもね、これもですね、大らかなんですよ、江戸の人はね。
騙された側もですね、やられたって分かっていながらですね、
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その和術の巧みさにですね、まあ祭りの景気代だとはね、笑って済ませたらしいですね。
なんか訴えるだとかね、怒ってお金返せやなって言わないんです。
意気ですよね、本当にね、ということですね。
でね、あとね、偽物文化っていうですね。
あのほら、今でもさ、パチモンみたいなのあるっしょ。
それも江戸時代からもあったんですよ。
人気の名品はですね、必ず偽物っていうのが出回ってたんですね。
有名な陶芸家の作品に似せた器とかね、冥頭と称する普通の刀とかね、
江戸名物って書いてどこにでもあるお菓子とかね。笑
でもね、ここでもですね、江戸の人たちはですね、許すんですよ。
許すどころかですね、まあいっかってなるんですね。
まあ物高くて買えないけども、偽物でも気分が味わえれば十分だよ。
っていうこう、洒落たですね感覚でいなしてたんですよね。
僕はね、江戸時代に生まれたかった、本当に。笑
もう今じゃない、江戸時代が良かった、本当に。
でもね、あの江戸の社会はこれらの悪徳と騙しを、
じゃあまるで放置してたわけでもないんですね。
これなぜかというとですね、評判という押し置きがあったんですよ。
江戸の街はですね、長屋の共同生活が基本よ。
壁一枚で隣の声が聞こえるしさ、
咳とかしたらさ、分かっちゃうしさ、
路地で毎日顔合わせるしさ、
誰が何したんかなんてすーごい広まるんですよ。
だから悪い商売した人たちの評判なんてのはね、
翌日には街中よ、街中に知れ渡ってたわけですよ。
これSNSも新聞もない時代にですね、
口コミっていう最強の制裁ですよ。
これは機能してたんですね。
一回でもですね、あいつあそこは信用できないと言われたら、
その街ではもう商売できなくなるんですよ。
だから評判を守ることっていうのは、
その土地で誠実な商売をやってくれる最大のインセンティブだったわけですね。
次は仲間制度、仲間制度っていう自治ですね。
同業の職人たちは、同業の商売人たちですね。
職人たちもそうなんですけど、
商売人たちも仲間っていうですね、組合を作ってたんですね。
で、商売のルールを自分たちで決めてたんです。
で、この仲間に、このルールに違反したものは仲間外れにされるんですね。
だから仲間外れなんですね。
なので、この同業者からの信頼を失ってしまう、
仲間たちとの約束を破ってしまうっていうことをやるとですね、
もう仕入れもできなくなる、仕事ができなくなるんですね。
業界全体で悪質な商売人を排除する仕組みっていうのが、
自然に育まれていったってことなんですね。
でね、ラストなんですけどね、このね、笑いなんですね。
落語とか千流とか奇行詩って、奇行詩っていうのは江戸時代の中期にですね、
大流行した大人向けの絵が入っている小説なんですね。
で、こういった江戸の文化ですね。
これは商売の欲とか騙しっていうのを笑いに変えちゃう、ネタにしちゃうね、力があったんですね。
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主宣の旦那がケチをしすぎて損をする話とか、
上手い話に載せられて全財産を失う間抜けの話とか、
江戸の人たちはですね、こういうのを笑いながらですね、
自分の欲の落とし穴っていうのを教訓として共有もしてたんですね。
笑いながら教えを得てたってことですね。
このようにですね、崇高な承認度と、したたかな悪自衛、
本当にあの滑稽な騙し、こういったものはもうカオスでですね、江戸の商売の中で常に共存してたんですね。
三宝由志を体現した近江商人がいる一方でですね、
米買い占めて民衆苦しめた商人もいるわけですよ。
撃ち入りされて、撃ち壊しされて、焼き討ちされてみたいな人もいるわけですよ。
年齢諸行即仏行っていうのを実践した誠実な職人商売人がいる一方でですね、
偽物を売りさばく露天商もいたわけですね。
今と変わんないですよ。本当にもう人間変わんねえなって思いますもの。
でもですね、歴史的に見て証明されていることは一個なんですね。
長く続くってのはやっぱり誠実な商売なんですね。
騙す商売はすぐ終わるね。自分だけでいいみたいな感じはね。
だからこの米を買い占めた商売人の名前っていうのは歴史に残ってないです。
でもですね、三宝由志守り続けたとか、それからですね、小札売りを始めただとか、
そういった方たちの野望っていうのはですね、今でも残ってるんですよ。
あと、のれを守り続けた大阪商人の流れを組む企業っていうのも今でも続いてますよね。
江戸の商人たちが使うですね、飽きないっていう言葉ですね。
この飽きることがないと。飽きずに誠実に同じことをやり続け工夫する。
時代っていうものも考える。相手にちゃんと合わせながら提案するだとか。
こんなのもいろいろと尽きないわけですよ。そうすると必ず成長進歩していくんですね。
この成長進歩している飽きないっていうのはお客様にも飽きられることがないんですね。
だから飽きることがない商売っていうのはですね、日本の商売人たちがたどり着いた
すごくシンプルな教えなんじゃないかなっていうふうにも感じるわけです。
ということで本日も最後まで聞いていただき誠にありがとうございます。
さあ長い江戸時代が終わったから明日から明治だよ、ようやく。
ということでまた明日。バイバイ。