自己理解ワークの告知
こんにちは。英語指導メンタリストのはじめ先生です。このチャンネルでは、思考を変えることによって、英語力と人生を劇的に肯定させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは、アップルさんの易者対談で感じたストーリーの持つ力、というお話です。
まず最初に告知をさせていただきます。今週の金曜日、5月23日、夜の9時からですね、リッピーさんとのコラボ企画、これはゆずつちゃさんの鑑定をした時に出てきた
自己理解の大切さというところから、じゃあみんなでこの自己理解ワークをやってみようじゃないかということで、なんかある種偶発的に自然に出てきたみたいな感じの
自己理解ワークセッションを行います。何か自分でビジネスを始めてみたい、そんな風に思っていても、自分には何ができるんだろう、どんな強みがあるんだろう、そんなところを
自分の棚卸しをしたり、あるいはその自分のやりたい気持ちを留めているのは一体何なんだろうか、ブロックになっているのは何なんだろうか、みたいなね、そんなことを発見する
ワークセッションを行いますので、興味のある方は概要欄のURLからぜひぜひお申し込みください。本当にこの
易舎対談を通じて僕もね、いろんなことを学ばせていただいています。昨日の易舎対談では、アップルさんという方ですね
リンゴ農家の方で、非常に高い志を持ってですね、日本の農業をもっともっと良くしていこうという、そんな考えで様々な発信をされている方と
お話をさせていただいたんですけれども、その時にですね、やっぱりストーリーの大切さというのを感じたんですよね。
ビジネスにおいて、やっぱりストーリーの大切さというのはよくよく言われるところで、例えば一見何の変哲もない、
古い器みたいなのがあった時に、でも実はこの器は、昔千利休が誰々から頂いたものだ、なんて言えばその価値はめちゃめちゃ
上がってきたりしますよね。物質としては、何も変わらない他の器と変わらなくても、そこにストーリーが加わることでその価値が上がっていくというのがあるわけじゃないですか。
よく考えてみたらですね、例えばメルセデス・ベンツという車がありますけれども、あれも実際に確かに高性能な車ではあるんだけれども、
そのブランドを構築していく時のストーリー作りですよね。メルセデス・ベンツというブランドの背後にどういったストーリーを持たせるかで、やっぱりそこに価値というものが出てくる。
ベンツでわかりにくいんだったら、例えばトヨタのクラウンという車がありましたけど、あれって、いつかはクラウンみたいなキャッチコピーがついていたんだけども、そこにやっぱり
成功者の乗る車というようなストーリーみたいなものがあって、それがブランディングになっているというわけですよね。
同じようにロレックスなんかもそうですよね。時計が単に時間を見るだけのものであれば、普通に安価で買えるデジタル時計だって全然狂わないんだけれども、
そうじゃない。やっぱりストーリー性を持たせているから、そのストーリーを買っているみたいなところがあると思います。
物語がもたらす学習効果
実はね、このストーリーが大事だというのは、僕は英語の指導においても本当に強く強調しているところなんですよね。
人の脳の働きとして自然にストーリーを求めるという働きがあるわけです。
例えば、普通に電話番号みたいな数字の羅列だと覚えないけど、ゴロ合わせになっている森みたいなね。
古いけど、一人行くなら鳩屋、電話は良い風呂みたいな。古すぎてわかんないだろうという感じだけど。
やっぱりそこにね、ストーリーになっていた方が覚えやすいから、暗記するときにはわざわざストーリーを作るわけじゃないですか。
いろんな暗記法もあるけれども、例えば演習率の暗桁というのも、コツとしてはストーリー仕立てにするというのがあるわけですよ。
僕が一貫して日本で皆さんがやっている単語本の暗記、あれを本当にやめましょうとよく言っているのは何でかというと、
ストーリーがないからそもそも覚えられにくいじゃないですか。
どう考えても、脳の性質から考えても覚えにくいシステムになっているものを無理して何十回もやれみたいなことが成功法であるかのように言われているんだけど、
それはね、僕はやっぱり無理芸だなと思っているんです。
やっぱりごく普通にね、英文のストーリーのある英文を読んで、それを何度も何度も噛み締めていく過程で、
その物語の中に出てきた単語であるとか熟語であるとかというのは自然に習得されていく、これが本来の言語習得の自然な流れだと思うんですよね。
毎回出す例えなんですけども、同じクラスの人の名前を40人覚えるのと、
例えば隣の学校の全然知らないクラスの40人の名前を覚えるのと、どっちが覚えますかという話なんですよ。
どう考えたって同じクラスの人の名前の方が常に様々なストーリーを共有するわけじゃないですか、体験として。
当たり前にそっちの方が覚えやすいのに、全然知らない繋がりのない人の名前を誰々さんは何部でとかって覚えるみたいなもんですよ。
それは覚えないよねって思うんですよね。
なのに、なのに、なのに、なんでこんなにみんな単語だけ無理して覚えようとしてるんだろうとか、本当にこれね、おかしいなって思ったりするんですよね。
やっぱりそもそも人間の脳って自分にとって重要度のないことは自然に忘れていくようにできているわけです。
コンピューターと一緒でね、ワーキングメモリーがいっぱいになっていると、やっぱり上手く働かないじゃないですか、頭がね。
だから、本当に重要度の高いものは記憶しとくけど、そうでないものは忘れるというかね、脳細胞に入っているかもしれないけど、そんなに思い出せなくなってくるわけですよ。
だから、有名なエビングハウスの忘却曲線なんて聞いたことあると思いますけど、だいたい1時間経つと習ったことの40%は忘れてしまうみたいな統計データもあるわけですね。
それはもちろん、習ったことがその人にとっての重要度があればまた別だと思うんですけど。
だから普通にね、自分と関わりのない単語の羅列されたものを見ても、そりゃあ忘れるよねと。
でまぁ、その重要度が高いんだということを覚えさせるには、何度も何度も触れるということが必要になるんだけれども、でもそうじゃなくても印象に残る出来事とかだったら、別に繰り返さなくても自然に心に残ったりしますよね。
だからやっぱりね、物語を読むっていうことが僕はすごく大事じゃないかなと思うんですよ。
長い間教育畑にいると、やっぱり学習能力の高い子って、ちっちゃい頃に読書経験、読書体験がある子が圧倒的に多いですよね。
それはね、やっぱりストーリーの持つ力だと思うんですよ。ストーリーを追うことによって文字情報じゃなくて、そこに感情移入があったりね、擬似体験をすることによって、強く強く心に残るというところがあると思います。
やっぱりそれはもう人間のある種本能として、ストーリーというものを求めるんですよね。
心理学なのか脳科学なのか、サイガニックエフェクトというのかな、ザイガニック効果とか、サイガルニック効果とか、いろんな言い方があるんですけど、発音の問題なんだけど。
ストーリーの力
これってテレビ番組とかCMなんかにもよく使われるんですけど、わざとストーリーを未完の状態にして、気にならせて次の行動に繋がらせるっていう、ある種のマーケティング手法なんですけど、
簡単に言えば、続きはこの後とかね、実は○○が大事だっていう、この○○を空白にする、これは一体何かって言ったら、そこの空白を埋めたいという心理を利用した一つの手法なわけですよ。
急に英語の指導の話になりますが、僕がすごい大事にしているのは、わからない単語があってもそのまま読ませるっていうのはそこなんですよね。
この単語に見てなんだっけって思わせながらも教えない。そこに徹底的な歌詞を覚えさせても教えないっていうね。
気にならせておいて、だけど頭の中でその不通りを保管させていきながら読ませるということによって読解力を向上させていくっていうやり方を僕はしているわけです。
これはかなりレアなやり方だと思います。
これはめちゃめちゃ指導者のスキルも入れます。教えたくなっちゃうからね。みんな答えを言いたくなっちゃうんだけど、そこをやらないでこっちもグッと引いといて、様子を見て、必要最小限の導きをしながら最終的に自身に達成感を持たせた形で理解をさせるというね。
今までも何度もお話しているんですけど、これがなかなか伝わらないんです。なぜかというと日本では全て1から100まで教えるという教育が主だからですよね。
しかも最初から隅から隅まで分析して読むという、英文で言うと誠読という方法が絶対真理のようになっているからなんだけど、でもそれってやっぱりせっかくの読む楽しみみたいなものを奪っちゃってると思うんですよね。
アップルさんの話から全然話が飛んで英語教育まで行っちゃいましたけども、とにかく人というのはストーリーによって動かされているわけですよ。
新聞石学の祖であるジグモンとフロイド、フロイトなんかも人間の心の中に様々な神話的なストーリーがあって、人はそれに抗えないんだと。
その人の心にはストーリーのパターンがあると。そのパターンというのをもっともっと深く、パターン認識みたいなものを広げたのがユングの原型論というのがあって、
ストーリーを構成するキャラクターみたいなものが人間の心の中に原型としてあると。それが人類に普遍的な物語として人の心に響くということで、
例えばスターウォーズに何回も出てくるヨーダというのはユングの原型論でいうと狼犬人の役割であったりとかですね。
あと例えば宇宙戦艦ヤマトに出てくるスターシアンだったら、それはアニマというちょっと謎の女性みたいなものであったりとか、そういったものに人間はどうにもこうにも突き動かされてしまうというものがあったりするわけですよね。
多分それは人間が長い間生きてきた中で膨大な記憶の中でストーリーの原型みたいなものを蓄積してきている。それがもうDNAにまで入っているからだと思うんですよ。
無限とも言えるくらい長い時間で人間が様々なしてきた経験なんかがある種のDNAに入っている。
それがひょっとしたら別の呼び方をすれば、それがいわゆるアカシックレコードというものになるのかもしれないんですけど、
いろいろ専門的な話が出てきてよくわからないというところもあるかもしれませんが、一人で熱く語ってしまって申し訳ありませんが、とにかく人間を突き動かすのはやっぱりストーリーなんですよ。
人生に与える影響
だから自分にどんなストーリーを与えるかによって自分の人生というのも大きく変わってくるんじゃないかなというふうに思います。
ということで、昨日も今日も同じような話をしているような気が結果的にはしてきましたけれども、でも結局真理ってそういう一箇所にグーッといくものなんじゃないかなというふうに思ったりするんですよね。
というわけで、今日も聞いていただいてありがとうございました。今日のお話が良かったという方は、いいね、そしてフォロー、コメントなどぜひぜひよろしくお願いいたします。
OK, Thank you for listening and have a great day.