映画のあらすじ
こんにちは、英語指導メンタリストのはじめ先生です。
このチャンネルでは、思考を変えることによって、英語学術の人生を劇的に好転させる決定についてお伝えしています。
今日のテーマは、映画トータルリコールに学ぶ【現実と夢の境界線】というお話です。
皆さん、このトータルリコールという映画、見たことある方いらっしゃいますかね?
このトータルの映画は2回作られています。
最初は1990年にアーノルド・シュワーツェネガー主演で作られていて、その後リメイク版もあります。
個人的には、1990年版のアーノルド・シュワーツェネガー版の方が好きです。
この映画は、小説が元になっておりまして、この小説を書いたのがフィリップ・ケイリック。
これは、前に紹介したブレードランナーという映画の原作になっている
【アンドロイドは電気羊の夢を見るか?】という小説を書いたのと同じ作者になっています。
この映画は未来社会が舞台になったSF小説になっているんですけれども、
アーノルド・シュワーツェネガーが演じるダグラス・クエイドという男性が、ある日記憶を売ってくれるというリコール社に行くというところからお話が始まっていきます。
そのリコール社では、バーチャルトリップ、つまり脳に現実と寸分違わないようなリアリティを持った旅行の記憶を売るという商売をしているところなんですけれども、
この最新の商品である、自分が別の人間になって様々な冒険をするというプログラムを売っているというようなところから始まります。
そこで彼は秘密庁報員、シークレットエージェントとして様々な冒険をするというストーリーを選んで、さあいざ記憶のインプラント、記憶の移植に入るわけなんですけれども、
ところが彼は記憶の移植が始まった時に急に暴れ出すんですよね。
そのリコール社の社員も大騒ぎになるんですが、どうも彼は既に何らかの記憶が植え込まれているらしいということで、何かちょっとヤバいことと関連があるそうなということで、
その記憶を植え付ける作業をしないで、しかもそのリコール社に来た記憶すらも消されて、タクシーに乗せられて帰されてしまうわけです。
その帰り道に、仕事の同僚にお前リコール社行ったんだろう、どうだったって言ったら、いやそんなところ行ってないよなんて言うと、
親しかったはずの友人が急に顔色を変えてお前ちょっとこっち来いみたいな感じで急に命を狙われるわけですね。
ところが彼はその瞬間にものすごい瞬発力とものすごい反射神経で瞬く間に敵をやっつけてしまうんですけれども、
敵と言っても元の同僚だったりするんですが、その時に自分がその瞬時にそんなことができたってことに驚いて、
一体何なんだろうと思うわけですね。
どうやら彼は本当に自分が何か秘密情報員で、しかも何か重要な記憶を埋め込まれていた。
なんだけれどもその記憶を一旦消されて、別の人間として生かされていたということに気づくわけなんですよね。
その重要な記憶というものをある秘密機関が狙っていて、追われる身となって様々な苦難に遭うという、そんなようなストーリーになっています。
現実とアイデンティティ
この映画ぜひご覧になっていただきたいと思うんですけど、見ている間に何が現実で何が現実でないのかって分からなくなってくるような映画なんですよね。
人間としてのアイデンティティというものも実は過去の経験とか記憶に基づいていて、その記憶が消されてしまうと私って何なのっていう話になると。
これ以前にも記憶喪失になったら人はどうなるのかみたいな話をしたんですが、
やっぱりその人のアイデンティティってそれまでにずっと生まれてから積み重ねてきた様々な記憶によって構成されているし培われているんですよね。
この映画を見ると、そういう記憶というものが消すことができたりあるいは移植することができるということになった時に、
その人のこれまでの人生というものは、言ってみれば書き換えもできてしまうし、何なら夢を見ているのと変わらないよねっていうことにある種気づかされるわけなんですね。
よく考えてみれば私たちは瞬間瞬間今を生きていて、今を通り過ぎたものは全て過去になる。
過去ってどこに存在しているのって言ったら、私たちの記憶の中にしかないわけですよ。
じゃあ同様に未来はどこにあるのか。これも私たちの心の中にしかないわけなんですよね。
ちょっと想像してみていただきたいんですが、ある朝起きたら知らない人たちが自分を心配そうに見ていて、
あなた大丈夫?何年間も眠っていたんですよ。みたいに言われて。
で、自分がキョトンとしている。その心配そうにしている人の話を聞いてみると、
あなたはとても有名なF1レーサーだったんだけど、事故で心死の重傷を負って今入院してたんだよって言われたとしたら、
皆さんどう思いますかね。自分にその記憶がなかったとしたら、もう本当に意味がわからないと思うんですよね。
そうなった時に彼にとって、その当人にとって自分がレーサーであるということは、ちょっと現実として感じられないと思うんですよね。
そうなった時にそれって果たして現実なんだろうかって思うと思うんですよね。
最近スピリチュアル界隈でとても流行っている、通称タフティと呼ばれる本があります。
現実創造論みたいな話なんですけれども、その本の中で、言ってみれば私たちは常に夢を見ているようなものだみたいな話をするんですよね。
自分が望む現実を作りたかったら、自分が望むシナリオを作って、その中に没入して、
そのストーリーの主人公になりきればいいんだと。そうやっていくと、現実がどんどん自分の望むようにできていくんだみたいな感じの内容なんですよね。
これを読んでもいまいちよくわからないという人も多いし、僕もいまいちよくわからないところがあったんですけど、
ふとこのトータルリコールの映画のことを思い出した時に、自分の中にパチンとはまったという感じがしたんですよね。
やはり私たちの人格とか様々な記憶というものは、好むと好まないとにかかわらず、
様々な周りの状況やいろんな人の言葉から植え付けられているものなんですよね。
その植え付けられたものによって培われた我々の人格とか、普段の反応形式みたいなものが毎回毎回その都度その都度の自分の選択というものを決めていて、
そこで運命というものも自分の反応あるいは選択に応じて作られていくということになるわけです。
だから多くの場合私たちは物事を選択したり意思決定をしたりするときに過去に縛られてしているわけですよね。
例えば何か商品を買うときに、ある人は自分が欲しいものを買う。ある人はとにかく安いものを買う。
いろんな習慣があると思うんですけれども、そこには何の違いがあるのか。
やっぱりお金があると思っている人は自分が本当に欲しいものを買うだろうし、お金がないと思っている人は少しでも安いものを買おうと思う。
運命と自己理解の影響
そこでやっぱりその人のこれまでの経験や自分にはお金がある、あるいは自分にはお金がないという自己規定があるかないかによって選択が変わってくるわけですよ。
いつも言っているその英語力が同じだとしても、その英語力をあると思っている人と英語力がないと思っている人では選択の仕方、行動の仕方が変わってくる。
そうすると当然そこで運命も変わってくるということになるわけじゃないですか。
そうするとやっぱり人の運命というのは今その人が描いているあるいはその人が当然だと思っているストーリーが展開してきやすくなっていくということが
非常にごくごく当たり前の法則としてあるんだということに気がつかされると思うんですよね。
いわゆる引き寄せの法則みたいなもので、人は願ったものは必ず手に入れられるんだみたいなね。
そういうお話を聞いたことがある人も多いと思うんですが、現実そんなに簡単じゃないよねっていう思いもあると思います。
そんなに簡単に変わるんだったらみんな好きな人生を歩むよねって思うと思うんですよね。
それが一体なんでそういう難しいのかといったら、やっぱり私たちは縛られているわけです。
圧倒的に過去の経験、過去の記憶に縛られているわけですね。
そもそもそういう縛られているということにすら認識ができていないから現実がなかなか変わっていかない。
例えばお金のことであればお金のブロックというものに気づいていないからお金が欲しいと頭では思っていても、なかなか現実が変わっていかないということがあって。
だから引き寄せの法則を学んでも現実が変わっていかない人というのは、やっぱりどこかですね、自分がどんなストーリーにとらわれているのか、
どんなストーリーの中にいるのかということを見つめ直していかなければいけないということなんですよね。
自己理解ワークセッションの紹介
というわけでね、今週金曜日23日の夜9時からですね、汽車対談でお世話になっている、
イヤシケ・軸上ラーメン社のリッピンさんとのコラボによる自己理解ワークセッション、
私万葉から抜け出す90分レッスン、やりたいことが形になる第一歩というのを行います。
今、自分が何かをやりたい、自分が新しいビジネスを始めたい、だけども何からやったらいいかわからない。
そこにね、やっぱり自己理解というものが必要になってきます。
そもそも自分とは一体どんな人間なのか、何ができるのか、何が得意なのか、どんな可能性があるのか、
そういったことをですね、様々なワークを通じて見つめていったり、
そして自分の中に自分の気づかないどんなブロックがあるのか、
そんなこともね、気がつけるようなワークセッションにしていけたらと思っておりますので、
興味のある方は概要欄のURLからぜひお申し込みください。
すでにお申し込みいただいている方の中で、事前アンケートを付けてあるんですけど、
実はその事前アンケートがですね、僕の手違いで公開になってなかったので、
記入されようとしてできなかった方がいらっしゃると思います。
先ほど公開設定を変えましたので、アンケートをね、記入できるようになってますので、
またこちらの方、アンケートも記入していただければと思います。
というわけでね、自己理解週間ということで、自分とは一体何かっていうようなテーマで、
この数回はね、自分とは何かっていうものを考えるヒントになるようなね、
映画なんかもご紹介してお伝えさせていただきます。
多分に自分が好きな映画を伝えてるだけっていう面もね、ありますけれども、
ぜひぜひ見てみてるといいんじゃないかなと思います。
というわけでね、今日も聞いていただいてありがとうございました。
今日のお話が良かったよという方は、
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OK, thank you for listening and have a great day.