質問の意義
こんにちは、英語指導メンタリストのはじめ先生です。
このチャンネルでは、思考を変えることによって英語力と人生を劇的に好転させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは、「私にもできるでしょうか?」というお客様に対して何と答えるか、というお話です。
習い事の教室をやっていたり、講座を運営していると、そこそこの金額を払うとなると、ちょっとやっぱり躊躇するんでしょうね。
私にもできるでしょうか、みたいなことを聞かれることがよくあります。
皆さんも何か、習い事を始めるとか、講座に申し込むときに、こんな質問をしたことがある、あるいはしたくなったという心境、経験がありますか?
さあ、まずこの質問はどうでしょうね。
例えば、「私には英語ができるようになるでしょうか?」という質問をされた時に、皆さんだったらどう答えますかね。
正直に言ってしまえば、成る人もいるし、成らない人もいるんですよね。
これはこの世の厳然とした事実です。成果が上がる人もいれば、上がらない人もいるんですよね。
どうしてそういう差ができるかというと、それはその人の取り組み方というのが人によってすごい違うんですよね。
めちゃめちゃ一生懸命やる人もいるし、そうでもない人もいるわけですよ。
自分も結構今まで自己投資をして、いろんなことを習ってきましたけれども、やっぱりその中で成果を出す人って上位2割ぐらいとか、
場によっては1割ぐらいだったりするというのが、結構厳然とした事実としてあるというのは否めないと思います。
本当に英語がペラペラになりたいというふうに皆さん希望を持ちますけれども、ペラペラになる人というのはどのくらいですかね。
なかなか日本だと1割にも満たないというのが現実ではないかなというふうに思うわけです。
例えば、こういう企業界隈に入ってくると、月賞100万円、月賞7桁をまず達成したいというふうになった時に、
それを本当にたどり着くという人も全体の中で1割ぐらいかもしれません。
企業をして10年存続する会社、これもまた1割に満たないというような話もします。
実際にはどうなのか知らないですけどね。
そういうふうに現実があると、私にもできますかと言われた時に、それは人によりますみたいな言い方を正直したくなってしまうのがあるわけなんですけれども、
昔、本当に僕が失敗してしまったことがあって、今でも悔やんでいることがあるんですけど、
ある高校生の女の子で、とにかく英語を話せるようになりたい、
ちょっといろいろメンタル的な問題も抱えていた方みたいで、
とにかく英語は好きだから、それで自分に自信を持たせたいみたいなところがあったんですかね。
体験レッスンもとても楽しそうにやっていて、それで体験レッスンが終わった後で、
こっちとしてはクロージングみたいな感じで、システムの説明とか入会のお勧めをするわけなんですけど、
その時に体験レッスンはすごく楽しかったんですけど、
私は英語がペラペラに話せるようになるでしょうかと言われたんですよね。
すごく自信なさげに言われたわけです。
多分自信がなかったんだと思うんですよね。
なので僕としては励ますようなつもりで、
できるようになりますか?じゃなくて、できるようになるって決めることが大事ですよって言ったんですよね。
それがどう響いたのかわからないんですけど、一瞬顔色が曇ったんですよね。
いい感じで体験レッスンが終わったんですけど、
その後、結局その場では契約にならずに帰って行かれたんですが、
その直後にそのお母様が突然来て、
いろんな契約書類とかを僕に突き返すような感じで、
うちの娘が体験レッスンで怒られたって言って泣いてるって言うんですよね。
えーと思って泣いちゃったんだと思って、本当にびっくりで、
僕としては現実想像論で考えれば、
必ずこうするって決めないと現実って動かないから、
それを少しオブラートに包んで、
できるようになりますか?じゃなくて、できるようになるって決めましょうって言ったんだけど、
それがやっぱり決められない自分が否定されたように感じたんでしょうね。
僕は全くそれは想定していなかったんですけど、
とにかくお母さんもすごい賢悪で、
体験レッスンに来ただけで、なんでうちの娘は叱られなきゃいけないんだみたいなことで、
いや叱ったつもりはないんだけど、みたいに思ったけど、
もう向こうがそう思ってる以上はしょうがないんですよね。
これは失敗したなと思って、
どういう風に言えばいいのかなと思ったんですけど、
その時にやっぱり、
多分そのお客さんは背中を押して欲しかったんですよね。
きっとできるようになりますよっていう風に言って欲しかったんですよ。
間違いないんです。その気持ちは僕も分かっていたんですけれども、
安易にそういう風に言っちゃうことに関して、
なんかちょっと不誠実なような気がしちゃったんですよね。
でもそこって多分ね、そうじゃなかったんだと。
それは不誠実でもなんでもなく、
心に寄り添う、励ましてあげるという意味合いだったんだと。
今にして思えばそうなんですけど、
その時にはね、正直に言うと、
嘘を言わない方がいいんじゃないかと、
ちょっと思っちゃったんですよね。
もちろんお客さんはそこで入会しなくて、
僕の中にもなんとなくモヤモヤとしたものが残ってしまったんですが、
多分お客様本人にはもっとモヤモヤとさせてしまったんだろうなと思うんですよね。
難しいなと思いました。
励ましの重要性
中途半端に頑張ればできるよと言えばプレッシャーになるような気もするし、
プレッシャーになるというか、それでできなかった時に
あなたができると言ったじゃないの?みたいに言われたくないというところもあったのかな。
それはそんなになかったかもしれないんだけど、
ちょっといろんな気持ちが起きてしまったんでしょうかね。
普通だったらもっとシンプルに励ませたんだと思うんですけど、
なぜかその人のその時の言葉遣いで思わずそういう言葉が出てしまった。
これは一体何なんでしょうかね。
それから何度か反数して、あの時何て言えばよかったんだろうなと考えたんですけど。
例えば今のレベルだったらこの辺で、
次にできるようになるとすればこの辺、
ペラペラになるとするとこの辺で、こういうプロセスをたどっていきます。
というようなことを三つ筋を示してあげて、
だから一歩ずつこういうふうに頑張っていけばできますよというふうにお話をしてあげるとか、
途中でうまくいかなくなるような時もあると思いますけど、
その都度その都度どういうふうに乗り越えるかも一緒に歩んでいきますので大丈夫ですよみたいな、
そういうふうな言葉かけができれば、
多分その方も勇気を持って歩めたんじゃないのかなというふうに思うんですよね。
なので結局その人の未来を預かる時って、
自分もそこに対してコミットしなきゃいけないという気持ちが出てくるから、
それで結果が出るか出ないかと言われたら、
いろいろな現実を見ていると、
いや確かに出る人もいるし出ない人もいるというふうになっちゃうんだけど、
やっぱり指導者の立場でいうとそうじゃなくて、
いろんなことはある、難しいこともあるけれども一緒に頑張っていこうじゃないかというね、
そういう言葉かけをやっぱりすることがすごく大事だったんだなというその時に気がついて、
以後結構自分の中ではですね、いつも気をつけているところなんですよね。
やっぱりその学習者さんなりお客様、
実際に自分が結果が出せるかどうかという不安もあってですね、
そこにある一定の投資もするとなると、
ごく自然にできるでしょうかという言葉が出てしまう。
その言葉に対してね、そのまま事実を伝えるというのはやっぱりダメなんだなと思ったんですよね。
やっぱりその時に背中を押してほしいし、大丈夫だよって言ってほしいという、
そこの心情を捉えるというのは本当にコミュニケーションとして大事だと思ったし、
そういった時の返し方もやっぱり自分の中の鉄板みたいなものを持っているとね、
強いんだろうなというふうに思いました。
もしもね、皆さんだったらどういうふうに答えますかね。
いろんな場面でこういうことって聞かれるかもしれない。
子供がね、私こういうふうにしたいんだけどどう思うって言った時にどう答えるか。
意外と自分の子供だと頭こなしに言っちゃったりする可能性があるんだけど、
やっぱりそれって子供の一生の心の傷になったりとかする可能性があるので、
やっぱりそこの寄り添い、そして一緒にいつでも見守っているよ、
そして必要があればアシストするよっていうね、
そういう気持ちを伝えることって本当に大事なんじゃないかなというふうに思いましたので、
何か少しでも皆さんの参考になればと思います。
はい、ということでね、今日のお話が良かったという方は、
いいねやコメントそしてフォローをぜひお願いいたします。
またこのチャンネルでは人生のお悩み、英語のお悩みなどお悩みレターを募集しておりますので、
ぜひぜひお寄せください。
また近々オンラインイベント出展の予定がございますのでご案内させていただきます。
その時にはぜひお楽しみに。
OK, that's it for today. Thank you for listening and have a great day.