横溝正史の魅力
こんにちは、英語指導メンタリストのはじめ先生です。
このチャンネルでは、思考を変えることによって英語力と人生を劇的に好転させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは、横溝正史の作品はエログロで暗いのになぜ人の心をとらえるのか、というお話です。
今日はめちゃめちゃ趣味的な話なんですけど。
夏休みに入って体調を崩してた時にですね、他にやることもなくて、
アマゾンプライムでですね、昔懐かしい横溝正史のシリーズのドラマとか映画を見てたんですよね。
今の若い人は横溝正史って言われてもピンとこないかもしれませんが、近代知光介が出てくる探偵物語って言えばわかると思います。
有名なところだと、犬神家の一族とかですね。八幡村とか。
なんかタイトルがね、なんか驚々しいんですよね。病院坂の首くくりの家とかね。
極門塔とか。いろいろあるんですけど。
なんかね、小学校の頃にすごく横溝正史シリーズの映画がブームだったんですよね。
当時、門川映画っていうのがね、1970年代ぐらい、めちゃめちゃ70年代から80年代にめちゃめちゃ売れてたんですけど、
もともと門川書店が自社の小説を売るために、その小説の本を売るためのプロモーションとして映画を作っていたっていう側面があるらしいんですけど、
映画自体がですね、結構なヒットをしてですね、それで話題になったんですよね。
本当に一番最初に有名になったのは、やはり犬神家の一族でしょうかね。
有名なところだと、ゴムの仮面をかぶったスケキオという男が出てきて、そのゴムの仮面を剥ぐとですね、中にもうぐちゃぐちゃな顔があるみたいなやつでね。
それで連続殺人が次々に起きてくるわけです。
横水聖史の作品の特徴というのは、とにかく連続殺人が必ず起こるんですよね。
しかもですね、何かトリックがあったりして、誰が犯人だろうって、疑心暗鬼な雰囲気がずっと漂っていく。
そのストーリーの中にですね、結構ね、いろいろな人間関係の複雑な色模様があるんですよ。
そのエピソードの中にはですね、近親相関とか、同性愛とかそういったものもね、結構よく出てくるんですよね。
小学生、中学生の時に見てた時に、そこまでそこを注目してたかどうかはよくわかんないんですけど。
あとやっぱり血なまが臭い。やたら血が飛ぶとかね、生首が出るとかですね、首のない死体だとかね、顔が潰されている死体とかね、そういうのが出てくる話なんですよね。
映画の作られ方とかも結構センセーショナルで、本当に驚々しい映画の作り方をしているんですが、なんだけど何か心に惹かれるところがあるんですよね。
一つはね、当時の世相館というのは、大体舞台が昭和20年代ぐらいなんですよね、終戦直後ぐらいの雰囲気の舞台が多くて、
物語の要素
よく赤いリンゴみたいな畜温器で流れていたりする、そこに登場する金田一耕介が袴をかぶっていてね、袴かぶらないね、袴を履いていて、チューリップハットみたいなのをかぶっていて、
髪が長くて、髪をわさわさわさわってやるとふけがポロポロ落ちるみたいなね、ちょっとうさんくさい人なんだけど、その探偵がね、ちょっとモサっとしているんだけど、最後にピタピタピタピタと謎を解いていくところが面白いんですよね。
これがね、なんで面白いのかなっていろいろ考えてみたんですよね。
基本的にストーリーは、本当に色と欲みたいな感じが多いんですよ、財産目当てだとかね、あるいは誰かの愛を奪うようにするとかね、愛というよりも性の力みたいなものが結構出ているわけなんですけど、
これってユング心理学でいうシャドウってやつ、影、人間が普段欲圧している、人間が本来持っているドロドロした欲望とか嫉妬とか恨みとか、そういったものですよね。
それを容赦なく描いている感じ。
本当は普段はね、私たちの日常生活の中で隠しておきたいものをあえて物語の中心に添えているっていうね。
超ドロドロのものを見せる中で、自分たちが普段見せられない自分、抑えている自分というのを、それが全開になっている。
それによってカタルシスっていうのがある種のストレス解消、浄化作用みたいなものがあるんじゃないかなと思うんですよね。
横水作品の面白いところって、必ず過去の因縁というのが鍵になってくるんですよ。
例えば目の前の事件があったときに、それが何かあったかも数十年前に起きた別の事件が繰り返されているようだとかね。
あるいはその呪いがかかっているようだとかね。
家の怨念みたいなものがあるとかね。
これはね、先祖代々の呪いとか封印された罪みたいなものも出てくるんだけど。
その、いわゆる東洋的に言えば因果応報とかね。
カルマの生産とかね。そんな感じがするわけですよ。
だからなんかね、横水製作品が陰惨なストーリーで本当にひどいことがいっぱい起こるんだけど、
最後に何か浄化されたような、ふわっとした何らかの開放感が何かあるんですね。
近代一耕介の役割
ドラマの作り方もあるんだろうけど、最後にすごく気持ちが浄化されるところが何かあるんですよね。
中にさっきも言ったけど、ちょっとエロかったりグロかったりするところがあるんだけど、
これってやっぱり人間の本能的な汚れた部分と清らかさのある部分と、
そういった根源的なところにもやっぱり働きかけるところがあるんじゃないかなと思うんですね。
で、その陰惨なストーリーだったりグロかったりする物語の中を、
やっぱり近代一耕介という独特な表々とした存在がね、
いい具合にやっぱりそのストーリーの中和してるというかね、
そんな働きがあると思うんですけど、
彼自身が全体のもつれた紐を一つ一つ読み解いていく、
なんかある種のシャーマンみたいな役割を果たしてるみたいな。
彼がいることでいろんな殺人事件が起こったり、
いろんな恨みや何かがぐるぐるしてるところへ、
そのカオスの状態から彼がだんだん秩序っていうのかな、
一本の線をピーンと見て出していくっていう、
そこが面白いところなんじゃないかなと思うんですよね。
本当に昭和や明治、古い農村社会とか旧化とかね、
そういうところを舞台にしていたり、
あとお金持ちの家が出てきたりとかっていうところがあるんですけど、
なんとなくね、現代にはなかなかない感じの舞台設定もね、
魅力なんじゃないかなと思うんですよね。
横水製品シリーズって、映画がめちゃめちゃヒットした後で、
映画ではね、いろんな人が近代一耕介を演じました。
一番有名なのは石坂康二ですかね、なんですけど、
中にはね、時々厚見清氏が、
厚見清氏さんが近代一耕介やっていたのがあれば八津墓村だったかな、
ちょっと意外でしたね。
意外でしたね、なんかね。
近代一耕介が出てきたと思ったら、
ああ、虎さんだ、みたいになっちゃいましたけど。
で、テレビシリーズは古谷一光さんがずっとやっていて、
これがまたいい味を出しててですね、
僕は映画版も好きなんだけど、
結構古谷一光さんが表彰としてて、とても雰囲気が良くてですね、
で、なんかちょっと困ったことがあると逆立ちしてね、考えるとか、
あの辺のエピソードが面白かったし、
あとテレビ版の日和警部っていう人ですね、
またこれが味がある。
俳優は長戸勲さんっていう人がやってるんですけど、
岡山弁で喋るんですよね。
私はなんとかなんじゃかのう、みたいなこと言うんですけど、
すごく味があってね。
僕は映画版とテレビ版だとちょっとね、
テレビ版の方が好きなんですよね。
で、なんかちょうど夏っていうこともあってから、
久かったぶりにAmazonプライムで無料で見れるものがあるので、
またね、ちょっと見てみようかなと思っています。
なんかいつも途中で寝てしまう真珠郎っていう話があるんだけど、
真珠っていうね、パールの真珠。
で、郎は太郎の郎なんだけど、
美しい男性が実は殺人鬼であるみたいな、
美少年が殺人鬼であるみたいな設定のやつなんですが、
ちょっとまた最後まで見てみようと思っております。
ということでね、完全に今日趣味トークでしたけど、
皆さんもですね、今Amazonプライムとかで、
AmazonプライムとかってAmazonプライムかな?
おうちがAmazonプライム書いてる人はですね、
よく見の製品シリーズ見れると思いますので、
ぜひね、見てみるといいんじゃないかなって、
勧めるのもどうかとは思いますけど、
見てみてもいいんじゃないかなと思います。
はい、というわけで今日も聞いていただいてありがとうございました。
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