餃子が食べたい旅がしたい。このポッドキャストでは、旅行と餃子が好きな私が、大人だからこそ知りたい、ちょっとディープな国内旅行のモデルコースを紹介していきます。
旅の友は、国内旅行業務取扱い管理者資格を持つ一般社団法人焼き餃子協会の小野寺力です。 ということで、第1回ポッドキャストスターアワードを新人賞受賞しております。
大人になりたい旅がしたいのオマージュから始まりました。 餃子への愛を語る番組、キュー餃子でございます。
焼き餃子協会代表理事、餃子ジョッキーの小野寺力がお送りしております。 今回のコースのタイトルは、歴史を感じる餃子の聖地高鍋町でございます。
高鍋町なんていう町の名前は聞いたこともないという方も多いと思いますけども、宮崎県のですね、真ん中にある小さな町でございます。
宮崎県の地図を見ていただきますですね、宮崎県ちょうど餃子横からみたいな形になってまして、この平らな面、これ海側の方なんですけど、この真ん中ぐらいにあるのが高鍋町という町でございます。
古くは古墳時代から栄えておりまして、江戸時代でもですね、高鍋藩として栄えた町でございます。
そんな城下町の中でですね、戦後から餃子のまわたりさんとか高鍋餃子さんという二大教頭の餃子店が人気でございまして、餃子のまわたり派と高鍋餃子派に町民を二分するほど、篠木を削っております。
この二大教頭に引っ張られるような形でですね、牛肉の餃子とか鶏肉の餃子、あとは餃子パンとか大根で巻いた餃子とかですね、いろんな様々な餃子が提供されている餃子の聖地高鍋町でございます。
今回の旅の概要をお話ししますと、土日の一泊二日で巡るという想定でございます。
宮崎空港を出発室して、高鍋町に一泊をし、最後二日目にですね、宮崎空港に帰るというプランとなっております。
この二日間で餃子を食べまくります。ちょっとお腹がね、膨らんでも大丈夫のような服装にしておくといいなと思いますね。
一人じゃなくて複数人で行った方が楽しいかもしれませんね。一人じゃなくて複数人で行った方が、一人で食べる量が減りますので、いいんじゃないかなと思います。
なので今回はね、二人で巡るという想定で進めてまいります。
まず首都圏からですとですね、この宮崎空港までですね、7時55分羽田空港出港のANA603便に乗って、9時40分に宮崎空港に到着いたします。
宮崎空港から高辺町までですね、電車で行くか車で行くかというところなんですけども、電車で行くとなるとですね、この電車があまり本数が多くないっていうのと、
あと特急になると、なぜか同じルートであまり時間も変わらないのに料金が倍になるとかですね、ちょっといろいろとあれって思うこととかあります。
なので私個人的には、二人で旅をするのであれば、宮崎空港でレンタカーをしていただいてですね、車で行くっていうのがいいかなと思います。
ちなみにあの宮崎空港から高辺町までですね、有料道路が1本あります。そこは300円なんですけど、ETC使えないので現金でお支払いとなります。
ちなみにね、あの電車で移動する場合にですね、注意点が1個ありましてですね、高辺駅、スイカが使えません。
なので宮崎空港から乗る際にですね、スイカで入っちゃいますと出られないんですね。
なんで、宮崎空港ではTIPを買うというところに注意していただきたいと思います。
ということでですね、レンタカーの手続きに少し時間がかかると想定しまして、だいたい10時半ごろですね、宮崎空港出発、車で出発ということにしましょうかね。
まあそうしますと、宮崎空港から高辺町まで車でだいたい1時間程度でございます。
11時半ぐらいにね、高辺町に到着するんじゃないかなと思います。そうしましたら、早速ね、餃子を食べに行きたいですね。
高辺餃子さんでランチやってますのでね、まず高辺餃子さんに向かいましょう。
この宮崎県高辺町はですね、高辺町というお城ももともとありましてですね、城下町らしいですね、小民家、ちょっとの渋い色の小民家が並んでおります。
こちらの高辺餃子さんもですね、そういった渋いたたつまりのお店でございまして、駐車場は広く取られておりますので、車を止めていただいてお店に入っていきます。
お店に入りましてですね、座敷があったりカウンターがあったりするんですが、だいたい観光客の方は座敷の方に通されるかなと思います。
高辺餃子さんで注文するのはまずランチですね、餃子定食がありますので餃子定食を頼むことにしましょうか。
高辺餃子さんの餃子定食は餃子が10個とスープ、サラダ、漬物、ソフトドリンクがついております。
餃子は焼き、揚げ、炊き餃子のどれかを選びます。
個人的には焼き餃子はおすすめですけども、お値段はどれも変わらず860円。
ただね、値段変わるかもしれないですね、こういった物価が変わってきますので、なので現時点の金額ということで860円です。
高辺餃子さんの餃子はですね、特徴としては薄皮で、あんもとろけるような食感になられているというところがね特徴でございますね。
なので口に入れるとホロホロと崩れて溶けていくという食感の餃子でございます。
なのでこの餃子はね10個ぐらいあったらね、余裕で食べられるんじゃないかなと思います。
なのでちょっとこれだと逆に物足りない可能性もありますので、常連さんに人気の上海棒餃子、こちらもね3本注文しておきましょうかね。
こちらはキャベツの他にプリッとしたエビとか大葉が入っていてですね、その焼き目もですね両面焼きのような感じでパリッパリプリプリって感じのですね、
棒餃子でございます。あのこの大葉がねパッパリとして食べやすくなっておりますのでね、あの多分餃子10個と棒餃子ぐらいあったらいけるんじゃないかなと思います。
ということで高辺餃子さんのランチを満喫したらですね、宿泊先のホテル式亭さん、こちらも駐車場がございますのでそちらに車を止めていただいて、ちょっと腹ごなしにですね高辺町跡地の方にですね散歩しましょうかね。
高辺町跡地、舞鶴公園という公園になっております。
だいたいこの式亭の方から徒歩で10分ぐらいですね、途中にですねお城の堀が残っていたりですね、道もこう城下町ってまっすぐ切り通してるんじゃなくてちょっと曲がったりするんですね。
そういった曲がったりとかする形がですね、ああ城下町らしいなぁと、裏田盛りとか見る人にはねすごく伝わると思いますけど、城下町らしいなという風な佇まい、道の作り方になっているなという風に感じます。
そのお城の跡地にですね、今宮崎県立高辺農業高校がありますけども、元々明林館というですね高辺藩のですね教育施設があった場所でございまして、この高辺藩自体がですね教育にめちゃくちゃ力を入れている藩でございました。
高辺で学者ぶるなと言われるほどにですね優秀な人材を多く輩出したそうでございまして、高辺藩を統治していた秋月家っていうのがありまして、秋月家のですね一番有名な方で一人、
米沢藩の明君として名高いUS二王山という方がいらっしゃいますね。米沢の財政を立て直したというすごく有名な方ですね。
この方もですね秋月家の出身でございまして、そういった意味でも秋月家自らがですね教育熱心であるということがわかるんじゃないかなと思います。
そんな感じですね、歴史を感じながらお散歩をしていきますとチェックインの時間になるかなと思いますので、一度ホテルにチェックインしてですね、ちょっとお腹を一休みしていただきましたら、夜のブー始まります。
その後ですね、色々と独自の進化、名前もね、店舗名も変えてですね、餃子のまわたり、高鍋餃子という名前になってですね、それぞれ餃子の作り方も若干変わっていきました。
なので今、2店舗ね、もともとルーツは同じとこにあったのに全然違う味の餃子になってるんですね。でもこれもね、めちゃくちゃ面白いなぁと思うんで、ぜひこの2店舗を食べ比べしてほしいなぁと思うわけです。
餃子のまわたりでもっちり餃子を満喫しましたら、また徒歩数分のところにあるね、一本人さんという、ま、餃子のまわたりさんから言ったらもう斜め向かいぐらいの場所ですけど、
まあ数分も何も、1分で行けるかなってぐらいのとこですね。で、行ってみましょうか。一本人さんはですね、自撮りの炭火焼きのお店でございまして、
で、こちらはですね、炭火の煙がもくもくと上がっているような状態ですね。やっぱり鶏肉のお店だってことで、鶏餃子が提供されております。
ね、あの高鍋町ってのはね、豚、牛、鶏がそれぞれ餃子あるんだっていうことを先ほどもちょっと話しましたけど、ここは鶏餃子でございます。
で、新鮮な地毒をね、餃子にしていますので、あっさりしながらも鶏らしいジューシーさを感じる餃子となっております。
お店の方にですね、お酒もいっぱい並んでるんですが、地元のですね、黒木本店っていう焼酎メーカーがありましてですね、
この黒木本店の焼酎がどれもめちゃくちゃ美味しいんですね。
で、大体この高鍋町の皆様はですね、黒木本店の橘っていう焼酎をよくお飲みになります。
実際ね、餃子に合わせるんだったら、この橘がね、一番一緒にいいなと僕も個人的に思いましてですね、
なんでかというとこの橘はですね、柑橘っぽいすっきりした香りが特徴の焼酎でございまして、
なんかこう餃子の中の脂っぽさをね、香りから流してくれるような感じになっております。
お湯割りとかね、水割りとか炭酸割りとかですね、好きな飲み方していただければいいなと思いますけども、
焼酎とこの鶏餃子相性抜群なので、ぜひお試しください。
ここまでですね、食べてきまして3軒目、一本木さんからですね、少し小道を抜けた先にある木八郎さんお店がありましてですね、
この店自体は実は高鍋餃子のオーナーがですね、別ブランドで立ち上げた店でございます。
人気料理は炊き餃子、いわゆる鍋の中に餃子が入っているタイプですね。
ごまが入った炊き餃子とか、担々スープの炊き餃子とか、何種類かありましてですね、
その中からお好きな味を選んでっていう感じになります。
餃子の量がね、若干ここで一つ多いので、食べられる量をうまく調整して食べていただきたいなと思いますけども、
炊き餃子以外にも居酒屋メニューがいろいろありますので、この炊き餃子一つ頼んで一人で食べるんじゃなくて、二人でシェアして食べるとかですね、
そうしていただくとちょうどいいんじゃないかなと思います。
この店にもですね、黒木本店のお酒がいろいろ置いてありましてですね、
ここもいろいろ高鍋餃子に行く機会がありますけど、この木八郎さんで閉めたりとかすることはありますけども、
いろいろ焼酎もありますし、黒木本店さんのですね、焼酎って、
飲み比べすると本当に美味しさが、香りが特に違いますかね、百年の孤独とか、なかなかとか、山猫とか、飲み比べると、わー全然違うっていうので楽しめますよね。
最近だとウイスキーも作り始めてますので、そのウイスキーもですね、ちょっと隠してたらちょっといただいてですね、飲ませてもらったり。
振り残りがする焼酎とかですね、美味しかったですよね。
ぜひね、餃子も美味しいんですけど、焼酎も飲み比べしてみてもらったら楽しいんじゃないかなと思います。
この焼酎を作っている黒木本店さんがですね、この市街地からちょっとだけ歩くところにありますけど、
蔵とかが見えますんで、そのね、ちょっと蔵とかを見ながらですね、移動していただくといいかなと思いますけど、
ちょっと黒っぽくてですね、渋い蔵でございますので。
ということで、1日目終わりまして2日目。
ホテルはね、8時ぐらいにチェックアウトしましょうかね。
朝ごはんは食べても食べなくてもいいです。
あの、バイキングとかじゃないんで、そんなにお腹に溜まる料理は出ないです。
市街地産の朝ごはんは。
で、ここをチェックアウトして、車でね、まずフフフというパン屋さんがありまして、そこに向かいましょうか。
8時オープンしています。
で、ここにはですね、餃子のまわたりさんの餃子あんを使った焼き餃子パンというのが売られています。
この味はね、確かに餃子のまわたりさんの餃子あんなんですよ。
キャベツが多くて、豚と牛肉の合挽き肉の味がしてですね、餃子のパンです。
あんの部分にちょっと練りがらしをつけて食べると美味しいよということでございますので、
ぜひね、それを試していただきたいなと思うのと、
あとね、宮崎名物でじゃりパンというのがあるんですよね。
じゃりパンというのはじゃりじゃりした食感、クリームにグラニュー糖が混ざってじゃりじゃりした食感のあるコッペパンですね。
そういったものを買ってですね、お出かけするといいんじゃないかなと思います。
北の方にですね、餅田古墳群というのがありますので、そこを目指します。
ここに行くのに電車だと不便なんですね。
バスもないことはないんですけど、なんか本数が全然ないです。
1日数本です。
なんで、車で行くのが無難です。
餅田古墳群のある山はですね、ちょっと道が細いです。
山頂にね、駐車場がございますので、そこに車を停めていただいて、
車を降りますと目に入ると、いろんな石像が見えてきます。
この石像がですね、すごく個性的なんですね。
その石像は誰が作ったのかというと、岩岡靖一さんという人物が1932年から40年かけてですね、
大小700台余りの石物群を作りましたということでですね、
この石物群がですね、すごい圧巻なんです。
めちゃくちゃ芸術品として上手いという感じじゃない。
すごく味のある石物なんですね。
なんでこの岩岡さんがこの石物をたくさん作ったのかというと、
もともとね、この小高い山にはですね、餅田古墳群というぐらいですから、古墳がたくさんありました。
前方高園墳が10基、遠墳が75基あったということなんですけど、
その古墳が洞窟されている、あのなんか、墓荒らされているということですよね。
そういったことに悲しみまして、そこの古墳群に眠る人たちを供養したいということで、石像を作り始めた。
40歳を超えたところから作り始めたそうなんですけども、
もともと石物作る職人さんを一人招きして作り始めたらしいんですけど、最終的には一人でずっと作り続けたらしくてですね、
この700台余りほとんどがこの岩岡靖一さん一人で作った石物だそうでございまして、
まあこれね、言葉で言うのは難しいので、ぜひね画像検索で、
高鍋大師、高鍋の大きい師匠の師というか、高鍋大師と検索していただきますと、
まあとにかくその写真がいっぱい出てくると思います。
顔がね、めちゃくちゃ味があるんですね。
優しい気持ちにあふれるような感じのですね、慈愛に満ちた、なんていうのかな、優しい気持ちになるような石物ですよね。
この石物が無数に並んでいる光景がですね、本当に写真では伝わりにくい、言葉では伝わりにくいものでございまして、
これはね、ぜひね、体験していただきたいなと思うところですね。
この石物とか石像が並んでいる山の方からですね、海が見渡せます。
海の方、ばーっと広く、まっすぐな海がありましてですね、宮崎の木っていうのは非常に穏やかでございましてですね、
晴れの日も多いんで、晴れの日に行きますとですね、
ピラキラっと描いて、とてもいい気分で、そこでさっきのフフフで買ったパンを召し上がっていただくといいんじゃないかなと思うわけですね。
で、そこのパンを食べながらですね、ちょっとこう海の手前側見下ろしますと、キャベツ畑が広がっております。
キャベツ一個一個見えるぐらいの距離じゃないんですけど、緑色の畑が見えるだけだと思いますけど、キャベツ畑が広がっています。
この高鍋町は九州で有数のキャベツ産地でございましてですね、
牛とか豚、鳥なんかも育てて畜産王国って言われておりますね、宮崎は。
で、その宮崎だとそういう肥料がですね、大量に手に入るわけですよね。
なんでそれをキャベツ畑にうまく使ってですね、美味しいキャベツが育つんだと。
新鮮で美味しいキャベツが地元で手に入るから、高鍋の餃子はめちゃくちゃ美味しいということなんですね。
この高鍋大使を観光してですね、また麓に降りていただきまして、次に向かうのはマンマルシェという場所でございます。
いわゆる道の駅のようなものですね。
ここにもですね、餃子のまわたりさんが出店してまして、
昨日食べましたもっちり餃子定食だけじゃなくて、エビしそ餃子定食とか、くるぶった餃子定食とか、鶏餃子定食とかですね、
定食じゃなくても餃子だけでも注文できるんですけど、
昨日お腹いっぱいで食べられなかったあの餃子が並んでおります。
まだお腹がいっぱいだっていう方はですね、餃子が10粒じゃなくて5粒の半定食というものもありますので、それを注文するといいんじゃないかなというところですね。