九州は大分県の餃子。 すごかったです。
餃子への愛を語る番組、聴く餃子です。 焼き餃子協会代表理事・ぎょうざジョッキー 小野寺力がお送りしております。
先日九州の大分県に行ってまいりまして、 別府湾を囲む木月市、別府市、大分市という三つの町を巡りまして、
いくつか餃子を提供するお店を食べ歩いていきました。 今回その中でも、ぜひこれは知ってほしいという大分らしい5県のお店をご紹介したいと思います。
あなたが大分に行くときには、この聞く餃子を聞きながら、餃子屋さんを巡っていただけたらと思います。 まず本編の前に今週のお取り寄せ餃子コーナー。
今回ご紹介するのは福岡県久留米市にある木月久留米店というお店でございます。 そこが作る餃子がとにかくすごい薄皮餃子なんですね。
皮が薄すぎて、皮から透けて、向こうが見えるぐらい薄いんです。 お取り寄せしたら冷凍で届くんですけども、その冷凍の餃子をそのまままずは見てほしいです。
焼く前にですね、この冷凍餃子が美しい。 四角い薄皮で手包みしているんですけど、それがね、折り紙のように包まれてですね、このフォルムが美しいんです。
四角い皮なんで、角のところがピンって立っているんですよね。 これがね、他の餃子にないフォルムなんですね。
このフォルムを楽しんでいただいてから焼いていただきたいんですけども、 焼くときにはですね、皮が薄いので、ごくわずかな水で中火で優しく3分間蒸してって、
少し蒸していただければ大丈夫。 餡はですね、飛び梅豚っていうですね、大分県産の豚が使われているんですけども、この油だけで
にじみ出て、それで焼けばいいってね説明書が書かれております。 とはいえね、個人的にはちょっと薄く油を敷いた方が綺麗に焼けるかなと思います。
これほどね、餃子の皮が薄いとですね、焼き目に刃が当たった瞬間にパリッと崩れる感じ。 割れるっていうんですかね。そのくらい繊細なんですね。
この薄皮の焼き目はね、もう唯一無二でございますんで、これをぜひね、味わってほしいんですね。 というね、こちら小月さん。
久留米にあるお店なんですけども、大分ともですね、深い繋がりがあります。 その話はね、また後ほどお話しさせていただきます。
では本編。まず最初にね、伺いましたら、木月市っていうですね、空港から近い町なんですけども、この木月市はですね、
空港から近いとはいえですね、木月市の街中までリムジンバスとか電車があるわけじゃないんですね。
残念ながらですね、グーグルマップで空港から今回の目的地の小春餃子さんってところにですね、行くまでの道のりを探したんですけど、このバス乗ってくださいってグーグルマップ言うんですけど、そのバスがないんですよね。
僕どこのバスに乗るんだと思って。一個一個リムジンバスを見ていきますと、高速の木月インターチェンジまで行くバスはあったんですね。
木月インターチェンジで降ろされても、そっから徒歩20分ぐらいなんですよ。いやーこれはさすがにちょっと無理じゃないと思ってですね、置いた空港から結局タクシーで30分ほどかけてましてですね、5,000円ぐらいかかっちゃったんですけど、木月市に行ってまいりました。
で、この木月市は小京都とも言われるね、シックな城下町でございます。で、今回の目的地、まず木月市においてですね、小春餃子さんっていう、以前あの菊餃子、シャープ68にも出演いただいた松垣さんにね、会いに行きました。
空港からですね、タクシーで行ったんですけど、実はね、小春餃子さんに聞くとですね、空港でですね、インターチェンジからのタクシーってのをね、手配できるそうなんですね。
なんで、皆さんもし小春餃子さん行くときにはですね、木月インターチェンジからタクシーを手配してほしいということをですね、あらかじめ空港でお伝えいただいて、空港からのリムジンバスに乗っていただけるといいんじゃないかなと思います。
で、この小春餃子さんのですね、工場兼直売所っていうのが木月市役所の前にございます。なんで目印はね、木月市役所に向かっていただければと思います。
で、その近くにね、ゆとりという飲食店がございまして、こちらのゆとりという飲食店の方ではランチはラーメンと餃子が食べられる。餃子はですね、スタンダードら小春餃子とシソ餃子とニラ豚餃子という3種類が用意されております。
私はね、ここでは小春餃子とニラ豚餃子、あとは醤油ラーメンを注文させていただきました。餃子の方はですね、皮は手作りでね、とても美味しい餃子でございまして、あんの方はですね、だしをひいてあんをほねているということでね、第一印象はあっさり感じるんですけど、噛みしめていくとだんだんとそのだしの味が出てきてですね、旨味が出てくる美味しい餃子でございます。
ニラ豚餃子という方はですね、ニラの香りがすごいです。甘みが結構強い感じの餃子となっております。どちらかというと私の好みはスタンダードな小春餃子。小春餃子の方がね、皮が美味しかったんですよね。この小春餃子はぜひご注文いただければと思います。ラーメンもね、美味しかったです。特にチャーシュー美味しかったですね。次に食べるときはチャーシューが多めに入っていたやつをね、頼みたいなと思っております。
こちらの小春餃子さんはですね、先ほどの工場兼直売所というところがありますし、その他にもですね、ベップと大分市の方にも無事販売をしております。で、あとお取り寄せもできます。ホームページを見ていただきますと、いろんなね、大分県産の餃子がカラフルに彩られた餃子がありましてですね、彩りセットみたいな感じで餃子がまとめて買えるっていう感じになってますので、ぜひね、通販のサイトもご覧いただければと思います。
こちらはね、非常に人気のお店でございまして、予約しないと入れないですね。当日の夕方に予約をしまして、8時半なら入れますよって言われてまいりました。
餃子がですね、なんと十数種類くらいホワイトボードに書かれてまして、私8時半に着いたもんですから、何個かもう完売しちゃっていたんで食べれなかったんですけども、それでもね、8種類くらい食べることができました。
こちらの餃子はね、ハルピンからやってきたリンさんっていう方がやってらっしゃるんですけど、リンさんのおばあさんが作って食べさせてくれた餃子。
これがとても美味しかったからということで、カリンさんの方でもその餃子が作られているんですが、これ注文受けてから皮を伸ばして包んでっていう感じになるんですね。
そこの中に包まれている餡がですね、いろいろ個性的でございまして、トロナスっていうね、ナスを煮てトロトロしたやつとかですね、麻婆豆腐とかですね、あとはアサリとニラのやつとかですね。
いろいろと種類がありましてですね、それも結構皮をしっかり伸ばすんで、薄皮なんですね。薄皮で包んだ、中は液体がたっぷりみたいな、小籠包みたいな状態の餃子が出てくるんですね。
これを焼いて出してくるんですけど、まあそれがすごい面倒くさいと思うんですけど、すごい大変な料理なんですが、実際ね、食べてみるとうまいんですね。
餃子としてはすごく珍しいタイプの餃子だと思いますけど、本当に小籠包みたいにちょっと割ってスープごといただくみたいな感じの食べ方にせざるを得ないんですが、どれもね、美味しいですね。
トロナス、麻婆豆腐、本当にこれ美味しかったですね。今回はなかったんですけど、数日前だったらば、ロバ肉の餃子もあったよなんていう話もありましてですね。
まあいろんな餃子がね、日替わりで出てくるということで、行くたびにね、違う餃子が食べられるんじゃないかということでね、また行きたいなと思っております。
次に参りましたのは大分市の方でございますね。大分市はですね、それまで通ってきたですね、築地市とかベップ市と違ってですね、
部屋が開けている場所でございまして、県庁所在地らしくですね、すごく栄えた町でございました。駅前もビルがいっぱい建ってますし、道路も広いですしですね、広い町でございました。
結構電車もですね、いろんなところ走ってますし、バスもいろいろ走ってますしってことでね、電車かバスかという選択肢で移動するんですけども、
まずね、最初に向かいましたのはカエーさんっていうですね、南大分駅から徒歩数十分。大分駅から南大分駅までの電車が1時間1分ぐらいのフェーズなんですね。
実際調べてみると電車よりバスの方がですね、頻度が多いので、カエーさん行くときにはバスで。バスだったらね、最寄りのバス停から徒歩10分以内ぐらいですかね、というところにあります。
実際ね、あのカエーさんについて何で来たんですかって聞かれて、電車で来ましたって言ったらですね、電車で来る人なんているんですねみたいな扱いされましたんでですね、基本的には皆さんバスで行かれると思います。
で、餃子はですね、花餃子っていう牛肉の餃子でございましてですね、あともう一つはカボスの入ったカボス餃子っていうのがね、看板商品でございます。
お店の方ではこの2つを5粒ずつ出してくれるハーフハーフというメニューがございまして、私はこちらをハーフハーフ注文しました。1600円でございます。
花餃子、この牛肉の餃子ですね、これはね、ちょっと大きめに包まれておりまして、まあ全部手包みされております。
牛肉以外にね、キャベツとかニラとかもいっぱい入ってまして、この刻み方も結構大きめに切られてるんで、食感がすごく良い餃子なんですね。
まあ本当にレベルの高い餃子をいただくことができました。
で、カボス餃子の方はちょっと形が違いまして、少し小さめなのかな。
まあとっても普通のサイズですね。で、カボスの香りがすっごいしっかりします。
噛んだ瞬間、口の中に入ってきた缶からですね、カボスの香りがほわーっと出てくるんですね。
いやーカボスね、あの苦いイメージも若干あったんですけど、ほんと甘みと香りの良さだけがここに残ってるって感じで、聞くとですね、無農薬で育てられたカボスをいいタイミングで収穫してきたっていうことで、それを使ってるんですよって話ですね。
ほんとにね、香りだけが餃子に溶け込んでるんじゃないっていうぐらいのですね、いい香りのする餃子でございます。カボスの香りいいんですね。
あ、ちなみにカボスってご存知でしょうかね。大分県の名産品なんですね。カボス全国でもですね、99%大分産んだということでございましてですね、大分の柑橘といえばカボスでございます。
で、こちらのお店はですね、住宅街の中にあるお店でございまして、まあ地元に愛されてるお店っていう感じがしましたね。
地元の方がですね、多くお持ち帰りで会員しておりました。
こちらのお店の餃子はですね、お取り寄せでも買えます。
カボス餃子はですね、すごくいいデザインというかですね、僕もこれかれこれ結構前、10年前ぐらいなのかな、注文したのが、柑橘の入ってそうの網あるじゃないですか、みかんとか入ってるあの網の中に冷凍のパッケージが入ってるんです。
カボス餃子っていうことでですね、届いた瞬間から私は今、これカボス餃子を手にしてるんだってわかるぐらいですね、カボス餃子なんですね、見た目で。
で、こういった柑橘の入ってそうの網がね、いいなーっていうことでね、すごく印象深いカエさんの餃子でやりましたんで、カエさん大分に行ったら行ってみようと思って行ったお店でございます。
次に参りましたのは、ワンフーっていうですね、大分県出身の方に大分の名物といえば何って聞くと、一つにですね、ニラ豚っていうのが言われるんですね。
このニラ豚の発祥のお店というのがこのワンフーさんというお店でございます。
高城駅というですね、大分駅から電車で2駅ほどの場所にありましてですね、そこからは徒歩6分ぐらい。
駐車場がね、めちゃくちゃ広いんで、おそらく地元の方が車で来るお店ですね、中華料理店でございます。
ニラ豚がね、何の料理かってね、ご存じない方も多いかと思いますけど、名前の通りニラと豚肉なんですね。
ニラとキャベツと豚肉が甘いニラ豚の汁に使って出てくる料理でございました。
めっちゃシンプルな料理なんですよ。
多分ね、この汁がね、非常に肝なんですよね。
何なのかわかんないですけど、このニラ豚、ニラとキャベツと豚とこの汁をですね、ガシャガシャガシャっと混ぜながら、絡めながらですね、汁を絡めながら食べていくと、本当にご飯泥棒のぐらい美味いです。
というかね、そのニラ豚ね、出てくるのがめちゃくちゃ早い。
もう注文したら1分ぐらいで出てくるんですね。
本当にだからニラ豚を頼む方がほとんどなんだろうなぁと思って、ニラ豚がいっぱい用意したんだろうなぁと思うんですけども、このニラ豚をですね、ガーッとかき混ぜてご飯も一緒に食べてて、これ美味いなぁと思いながら、上に見ると餃子って書いてあったんですね。
これ餃子、看板メニューじゃないかもしれない。
こっそりどっかのメニューに混じって餃子って書いてあったんで。
餃子あるんじゃないかと思って、餃子も注文しました。
届いた餃子を食べてみると、ニラ豚のイメージがあったんで、ニラがいっぱい入ってる餃子なのかなと思いきやですね、結構あっさり煮の鶏肉っぽい感じのさっぱりした餃子だったんですね。ニラ入ってないですよ。
このさっぱりした餃子は何だろうと思って、ニラ豚とこれ一緒に食べたら美味いんじゃないかと思ってですね。
ニラ豚、どんぶりの汁に餃子を置いてそこにニラ豚、ニラと豚肉とキャベツを乗せて食べたらですね、めちゃくちゃ美味いんですよ。めちゃくちゃ美味いんですよ。めっちゃ美味いんですよ。
本当にね、このニラ豚と餃子、最高ですね。これ美味かったです。
ニラ豚を汁につけるだけじゃなくて、餃子を半分割ってそこに汁を入れ込んで、さらにキャベツ、ニラ、豚肉を乗せて食べる。これはヤバいですね。
ニラ豚だけでも美味いんですけど、餃子絡めた方が僕は美味いと思いました。それぐらい美味い。
餃子単体で食べるとずいぶんあっさりした餃子だなという感じなんですけど、本当にニラ豚と組み合わせるために作られた餃子だなという感じでございました。
大分いろいろと巡ってきましたけど、大分県産のニラっていうのはね、香りもありますし、結構食感もありますし、とにかく美味しいですね。
大分県産のニラは初めて知りました。こんなに美味いなんて。なのでこのワンフーさんに行ったらぜひニラ豚と餃子を合わせて食べてほしいと思います。
ぜひお店で食べるべき料理だと思いますね。これ家で作れって言って同じものを作ったとしても同じ味にならない気がする。ぜひ大分に行ったらワンフーさんに行ってみてください。
今日は大分で巡ってきた5店舗の餃子をご紹介させていただきました。空港から大分市まではですね、ペップ湾をぐるーっと半時計回りで回ってくるような道のりになります。
その間のですね、道とか線路がですね、海と山がめちゃくちゃ近いんでですね、すごい風光明媚というかですね、山が近すぎて山が見えないんですけど、
海はねすごく湾になってて静かな海でございましてですね、キラキラと朝は輝いて綺麗な海になっております。山と海がめちゃくちゃ近いんで、隙間にですね、電車とか道路が作られているみたいな感じの地形でしたね。
ブラタムリとかご覧になっている方はね、すごく共感していただけんじゃないかと思うんですけど、中央構造線断層帯っていうね、四国の方から九州に抜けて熊本方に抜けていくあの東西の断層がありますね。大きい断層。あれをねめちゃくちゃ感じますね。