讃岐餃子の紹介
讃岐うどん、ご存知でしょうか? では、讃岐餃子、これはご存知ですか?
餃子への愛を語る番組、聴く餃子です。 焼き餃子協会代表理事、餃子ジョッキー、小野寺力がお送りしております。
讃岐餃子というのはですね、商標も取得されている正式なブランドとして、もうすでに存在しています。
川の小麦から具材まで、かがわ尽くしで設計された餃子、これが讃岐餃子でございます。
讃岐うどんは知っていたけど、讃岐餃子というのはね、初めて耳にするという方も多いんじゃないかなと思います。
ぜひこれを機にですね、関心を持っていただけたらと思います。 そして今週の取り寄せ餃子、最後に讃岐の餃子、2種類ご紹介します。
最後までお付き合いください。 讃岐餃子というのはですね、
讃岐の夢という小麦から作られた皮、そして香川県産の肉野菜を使うという、この2つの条件が必要となっています。
この小麦、讃岐の夢という小麦はですね、香川県農業試験場が、讃岐うどんのために開発した香川県産のオリジナル小麦でございましてですね、
これは地元の小麦でうどんを作りたい、食べたいというですね、香川県内のうどん業界、そしてうどん愛好家な思いを受けて誕生した小麦だそうでございます。
この小麦もですね、改良が重ねられて現在3代目の品種となっておりまして、特徴としてはしなやかで弾力のあるコシともちもちとした食感、
そして喉越しの良さが特徴だということでございます。 この讃岐の夢という小麦から作られた皮、この讃岐餃子ですね、
香川県中華料理生活衛生同業組合という組合さんがですね、2020年から打ち出しているご当地餃子でございましてですね、
この組合に所属する各店舗が独自のアレンジで提供しています。 この組合の理事長されている甲さんという方にですね、女性の方なんですが、先日お会いすることができましてですね、
パンフレットもね、香川の中華っていうですね、パンフレットいただきまして、 そこにはですね、讃岐餃子21種類紹介されていました。
よく見るとですね、中華料理屋さんだけじゃなくてですね、和食屋さんとかラーメン屋さんの名前を載ってるんですね。 そんな感じで香川県内のですね、いろんなお店が香川の讃岐の夢という小麦粉を使ってですね、
いろんな餃子を作り始めております。 で、この讃岐餃子というね、商標も2021年8月4日に取られております。
これが香川県中華料理生活衛生同業組合さんが取得されております。 で、こちらのですね、讃岐餃子っていうPRのために県とかそのメディアと連携してですね、
いろんなキャンペーンも行われているそうでございましてですね、 先日もですね、万博に行ってこの讃岐餃子を紹介してきた。
そして外国の方にも好評だったという話はですね、 香理事長の方からも伺いました。
で、具体的にこの香川の讃岐餃子食べてみたいという方もね、多くいらっしゃると思います。 ホームページもですね、ございましてですね、こちら概要欄の方に記載しておりますけども、
讃岐餃子の普及と課題
この讃岐餃子をですね、私も2店舗食べてきました。 まず一つはですね、香理事長がやっているお店、中国料理北京さんというお店でございまして、
こちらの餃子はですね、まず2種類ありましてですね、 両方共通するのは当然、讃岐の夢っていう小麦を使っております。
お肉の方はですね、オリーブを食べて育った香川県産の豚を使った、オリーブ豚ですね。 こちらのオリーブ豚を使ったお肉、甘みを感じるお肉でございます。
2種類というのは、ニンニクありとなしの餃子なんですけども、ニンニクなしの方ですね、 瀬戸内レモンをあんに入れたりですね、その餃子の横に添えられたりしておりまして、
瀬戸内レモンの讃岐さんレモン餃子という名前のメニューでございました。 これがね、とても美味しかったんでね、ニンニクありなしをね、両方頼んでいただくと楽しいんじゃないかなと思います。
ぜひ北京さん行ってみたら、餃子2種類食べてみてください。 あとは、関東料理中国酒家さんというですね、こちらはランチにかかったんですけども、
香川県産の大根とオリーブ豚を包んだ炊餃子。 炊餃子がね、やっぱりうどんの粉を使っているものでございますので、
炊餃子が美味しかったですね。 餃子の上に白ガネギと生姜を乗せて、厚い油でジューッと香りが出された、そういった風味が良い餃子だったんですけども、
これもやっぱり炊餃子、さっきも申し上げたとおり、皮がうまいんですよ、やっぱりね。 コシがすごくありますし、喉越しも炊餃子だとよく感じられます。
ここに乗っている白ガネギと生姜がですね、香りが良くてですね、 本当に食欲進む餃子、炊餃子でございました。
いろいろとですね、いろんな店舗がサヌキ餃子あります。 炊餃子の店もね、結構ありますんでね、焼き餃子と炊餃子だったら両方頼んでほしいなと思いますし、
炊餃子の店もですね、ぜひ行ってみてほしいなと思います。 で、サヌキうどんとサヌキ餃子の違いをね、これはちょっとご紹介していきたいと思いますけども、
当然ね、サヌキうどん有名だと思いますけども、今は香川県もうどん県という名前でね、PRもしておりますけど、以前はですね、香川県って何?どこ?っていうぐらいですね、知名度がすごい低い県だったそうなんですね。
それをうどんという切り口を持ってですね、一気に攻めてですね、PRをして、サヌキうどんの街ということで、すごく認知を上げていった。
現状ですね、うどんの店の密度が全国で一番多い。香川県に来る同期がですね、44.8%はサヌキうどんを食べに来るっていうですね、それぐらい観光資源にもなっているし、地元の方々にもうどんは当然あっての当たり前のインフラみたいな料理になっているということでございます。
このサヌキうどんっていうのはね、手に用意されているんですけども、製法が手打ちまた手打ち風であること、加水率が小麦に対して40%以上、食塩が小麦に対して3%以上、熟成時間が2時間以上、茹で時間が約15分で十分アルファ化していることってですね、条件が付けられております。
本場とか名産とか名物とか特産とかっていう言葉も添えられたサヌキうどんになりますと、これは香川県内で製造されているものっていうのがね、条件となっているそうでございます。逆に言うとですね、サヌキうどんっていう名前だけでは香川で作られていることがわからないっていうことになりますね。なんか条件が曖昧だなっていうことも言われてはいますけども、一応条件付けされております。
そんなですね、うどん県の香川県の中でですね、サヌキうどんに対する積極的な技術開発とか投資も行われておりまして、先ほど申し上げたサヌキの夢っていうですね小麦の品種を作ったりとかですね、それを改良を重ねておりますだったりとか、あと本場サヌキうどん共同組合っていう団体がありまして、こちらの団体が中心となってブランド力の向上、技術の普及、あとイベント主催とかをね、行っておられます。
うどん県っていうね、名前でもですね、2011年から香川県がPRしておりましてですね、日本国民にとってはうどんイコール香川県ってね、こういったイメージがすごくついたんじゃないかなと思います。
香川県の蕎麦とうどんのお店っていうのはですね、人口1万人あたり5.08店舗で全国1位だそうでございましたですね。本当に普段からうどんを食べているっていう食のインフラとしてですね、うどんが愛されている、そんな県でございます。
地元だけじゃなくてですね、県外の方々にとっても香川県に旅行に来る動機っていうのはですね、44.8%がサヌキうどんの旅に来る。先日私も高松空港に着いたときにですね、高松駅までのバス、リムジンバスに乗ったんですけど、半分以上がですね、外国の方だったりするんですね。
本当に今は国内だけじゃなくて、世界中からですね、サヌキうどんの旅に香川県にやってくるっていうのはね、多くいらっしゃるんだなーってことを感じました。
当然、サヌキうどんとサヌキ餃子にも共通点があります。先ほども申し上げている通り、サヌキの夢というコミュニ、これがね、共通して使われております。
ただ、その運営する団体は、先ほど申し上げた通り、うどんの方はですね、本場サヌキうどん共同組合、餃子の方はですね、香川県中華料理生活衛生同業組合というですね、2つの団体に分かれてですね、うどんと餃子がPRされております。
サヌキ餃子もですね、サヌキうどんの方に有名になっていくということを夢見てですね、PRしておられると思います。
だからこれをですね、サヌキ餃子が全国的にちゃんと認知されるためにはどうしたらいいのかっていうことをね、一応考えてみようかなと思っているんですけども。
まずね、やっぱりうどんというのは有名でございますので、うどんと餃子って何が一緒で何が違うのかってことをはっきりさせよう。これが大事だと思うんですね。
常にサヌキの夢っていうコミュニコまでは一緒になりましたんで、サヌキ餃子ってのはどうやって食べるのかって時にですね、うどんと同じような醤油だか塩とかそういったところとかも共通化するかどうかっていう話とかありますよね。
で、皮を作る工程とかもですね、どこまで一緒にするのかとかですね、そういったところもあるかと思いますけども、あえてそれを厳しくすると逆にサヌキ餃子のですね、普及を妨げるってこともあって、
おそらくサヌキの夢っていうコミュニコを使うってところまでを条件にしてるんじゃないかなと思うんですね。
うどんと餃子の食体験がですね、まあまだちょっとまだクロスオーバーしてない部分があるのかなと思いますので、ここがどうやって同じ食感だったりとかの体験につなげていくか、これが今後の課題になってくるんじゃないかなと思います。
香川で育った小麦とか豚、野菜とかそういったものが、うどんにも餃子にも同じなんだよ、作ってる農家さんが一緒なんだよみたいなですね、ストーリーを作っていくってこともね、すごく大事なんじゃないかなと思います。
願わくば、うどん屋さんで餃子も食べられるとかですね、餃子屋さんでうどんも食べられるとかですね、同じ体験を同時にできるって一番いいのかなと思いますけども、なかなか設備的にも難しいところがあるかもしれません。
そういった点はおそらくですね、香川県の方で集約をして、うどんも食べて餃子も食べてっていう形で旗振り役がですね、共通化して旗振っていくっていう方がどこかに必要になるんじゃないかなと思いますね。
香川県に来る半分の方々がうどんを食べに来てるんで、その方の何%が餃子を食べたのか、ここら辺がですね、指標としてですね、非常に重要になるんだろうなと思います。
あと個人的にですね、県外の方にPRするだけじゃなくて、地元の方々に愛されるっていうのはとても大切だと思うんですね。
うどんもですね、地元に愛されてるからこそここまで有名になっているってところがあります。
さぬき餃子がですね、地元の方にどれだけ食べられているのかちょっとまだわからないですけども、香川県民がですね、さぬき餃子ってものをより身近に感じる機会を作っていく。
そうすると、飲食店で食べるっていうことだけじゃなくて、スーパーで売られているとかですね、町中でイベントが行われているとかですね、そういったことも非常に大事になるんじゃないかなと思いますね。
スーパーでもですね、うどんと餃子が一緒に並べて売られているぐらいになってくると、いよいよって感じがしますけど、なかなかそういった点で言うとどうなんでしょうね。
そういったこともぜひ意識して、さぬき餃子PRを務めていただけたらと思っています。
あと個人的に思うんですけども、こういったブランドを作るって時にはですね、ライバルが非常に大事だなと思ってるんですね。
つづみ屋と浜松餃子がこんだけ有名になったのも、お互いにつづみ屋と浜松というライバルがいた。
全日本プロレスとか新日本プロレスみたいな、同じようなことやってるんだけど違う団体で競い合うとかですね。
なんか競い合ってるとですね、見てる側としてはどっちか応援したくなるっていうのがね、心理でございまして、
どっちを応援してもらっても結果は同じようにですね、餃子とかプロレスを応援してる人たちっていうことになる。
さぬき餃子の紹介
そんな仕掛け方が一番いいんじゃないかなと思ってるんですね。
その点でですね、香川県の中に関恩寺市にですね、餃子の代営さんっていうお店があります。
こちらのお店です。さぬきうどんの製麺機で売った皮で餃子を積む、さぬきうどんで積んだ餃子っていうものもあります。
2022年にはですね、関恩寺市と三豊市のお店が餃子を作って競い合うという、さぬき餃子グランプリin三豊観音寺っていうね、イベントも開催されておりました。
まあこういったところの、この三豊観音寺ってのは香川県の中でも西側の方にあるんですね。
香川県の高松市っていう県庁所在地の方は東側の方にありましてですね、
この東西でですね、競い合ってさぬきの餃子っていうものを盛り上げていくっていうのも面白いんじゃないかなと思います。
今のところね、たぶんね、利害関係がガチェッとあっちゃってるんで、お互いこう協調してプロレスするかどうかっていうのはなかなか難しいかもしれないですけども、
これはね、ちょっとあえて大人の裏でしっかり手を握るみたいな感じで盛り上げていけるようにね、頑張っていただけると面白くなるんじゃないかなと思うんですね。
もしね、そこにレフェリー役として外部から必要であれば私いつでも行きますんでね、ぜひお呼びいただいてください。
ということで、ここで今週のお取り寄せ餃子コーナーでございます。
今週はですね、香川の餃子2つご紹介していきますよ。
1つはですね、さぬき餃子の商標を登録している香川県中華料理生活衛生同業組合さんの理事長である甲さんでですね、
こちらの甲さんのお店、中国料理ぺきんさん、こちらの餃子をね、お取り寄せができるようになっております。
個人的にはですね、ニンニクを使ってね、さぬきサンレモン餃子ってね、さっきも紹介しましたけど、レモンが入った餃子。
こちらの餃子をね、ぜひ一度お召し上がりください。
さぬきの夢を使ったコシを感じる餃子の皮でございましてですね、これは茹でても焼いても美味しい餃子だと思いますんでね。
そこで一口かんでいただきますと、香川県産のレモンの爽やかさがね、フワッと香っていくですね、餃子となっております。
で、もう1つは先ほど申し上げた餃子のダイエーさん。
こちらはね、さぬきうどんで包んだ餃子っていう名前、こちらもね、商標を取られておりますけども、
ダイエーさんはですね、本場さぬきうどんの製麺所に弟子入りして、技術を習得して、この製麺機もですね、受け継いだっていうですね、
ガチなうどんの生地を使って、1つ1つ手包みしている餃子屋さんなんですね。
で、餃子屋さんと申し上げてますけど、母体としては実はクリーニング屋さんもやってましてですね、クリーニングと餃子の二刀流のお店なんですね。
本場さぬきうどんの製麺作ったうどん、これの皮を伸ばして丸くくり抜いて餃子を包んでるんですね。
本当にあの、餡もしっかり詰め込まれたですね、美味しい、ちょっと小粒なんですけど美味しい餃子でございます。
ぜひね、2つ取り寄せて食べ比べてみていただけたらと思います。
ということで今日は、さぬき餃子という新しいジャンルの餃子、さぬきうどんとですね、比較もしながらご紹介してまいりました。
地域ブランドの発展
このようにですね、ご当地の名物を餃子にするとか、その土地らしい餃子のブランドを作るっていうね、試みは香川県だけじゃなくて、全国各地でも行われております。
ただね、今回ご紹介している香川県のさぬき餃子、まあそういった中でもですね、商標を取ったり展示会に出たりと積極的にブランドを作ろうとしておられる、
この香川のさぬき餃子がですね、今後どのような展開になっていくのかっていうのはね、本当に見てても楽しみでございますのでね、今回ここでご紹介させていただきました。
本当にさぬき餃子がね、第二の香川の名物となるためにですね、全国に定着するためには、まずさぬきうどんとさぬき餃子ってのはどこが一緒の部分なのかってことをね、しっかりと伝えていくことが大事だと思います。
あとはこの香川県内でですね、地元で愛される仕掛け、さぬき餃子が地元で愛される仕掛け、
あとは県内県外でですね、さぬき餃子のライバルを作ってですね、そこと競い合って、それで注目を浴びていく、こういった仕掛け方もね、必要なんじゃないかなと思います。
このモデルがですね、さぬき餃子だけじゃなくて、全国各地の餃子ブランドにですね、同じように真似できる部分もあると思いますので、ぜひご注目をいただいてですね、ぜひご意見などもいただけたらと思います。
私もね、第三者焼き餃子協会として応援してまいります。
キク餃子へのご感想はキク餃子特設ページ、gyozwa.fm、餃子.fmのフォームまたは私のSNSからお知らせいただければと思います。
あとこちらのキク餃子はですね、スポティファイ、アップルポッドキャスト、YouTubeミュージック、リッスン、アマゾンミュージックというプラットフォームで配信しております。
こちらのプラットフォームでキク餃子をフォローしていない方はですね、ぜひ耳辺のキクに漢字の餃子でキク餃子と検索してフォローしていただけますと嬉しいです。
で、その時にね、あの聞いて面白かったなーと思ったら、ぜひレビューしてください。何点でも構いません。
もうそういったレビューをかけていただくだけでもね、私本当に感謝感激でございますので、ありがとうございます。
今日の一言本音はですね、先日ラジオ番組の収録に行ってまいりましたがですね、そのご報告をさせていただきます。
今度の2025年9月14日日曜日、SBSラジオ静岡放送のラジオ局ですね。
こちらで昼12時からの放送となります。
日曜を暇するあなたに送るヌンヌンヌーンという番組にゲスト出演してまいりました。
こちらのですね、MCがアルコール&ピースの坂井さんという方でございまして、この坂井さんとSBSラジオのアナウンサーを2方にですね、餃子の焼き方とかですね、いろんなことをご紹介してまいりました。
番組としては2時間あるんですが、私出演する時間はそんなに長くないんですが、今回は餃子を中心とした企画となっておりますので、ぜひお聞きいただければと思います。
