日本国民の皆様、餃子ウィーク、いろんな餃子をお召し上がりになっているところかと思いますけれども、餃子を焼くプロたちがどのような機材で餃子を焼いているのか、注目するとちょっと面白い発見があるかもしれません。
餃子への愛を語る番組、聴く餃子です。焼き餃子協会代表理事、餃子ジョッキーの野寺力がお送りしております。
今回、プロたちが使っている餃子を焼く機材というですね、ちょっとマニアックな話になりますけれども、餃子ウィークの特別企画という感じでお許しください。
プロたちがね、美味しく美しく餃子を焼く技術というのですね、いろいろこだわりを持っております。
実際ですね、その答えるたびにいろんな機材も用意されておりましてですね、そういった餃子のプロたちの世界をですね、ほのかに感じていただけたら嬉しいです。
まずですね、やっぱり餃子焼く上でですね、プロが一番最初に検討するのが電気式の餃子焼き機なんですね。
餃子焼き機、大きく分けてガス式と電気式と2つ分かれるんですけども、なんかガス式の方が火力強くていいんじゃないかと思いがちですが、
実は電気式の方がですね、火力が安定してムラになりにくいというメリットが大きいんですね。
餃子焼き機っていう、皆さんご覧になったことありますかね。
大きな鉄板の上に鍋式になっている鉄板ですね。
あそこの上に蓋がついて開け閉めできるっていうね、あの餃子焼き機ですね。
あの餃子焼き機、鉄板の部分っていうのは鉄やステンレスでできているんですね。
そういった素材っていうのは、熱を蓄える力、いわゆる蓄熱力がとても高いんです。
その蓄熱力がありますんで、一気に温度を上げたり下げたりする必要がないんですね。
温度をですね、コントロールするのもね、餃子焼き機っていうのはセンサーで温度を管理してましてですね、
温度が下がったら火をつけて温めるという感じにね、コントロールできてますので、
一度温まってしまったらですね、温度をキープするだけの火力で十分なんです。
で、大きく温度を上げたり下げたりってことは基本的にないので、強い火力ってのはそこまで必要なくて、
むしろどちらかというと、まんべんなくですね、鉄板全体温めるっていうですね、そっちの方が大事になりまして、
そういう意味で言うと電気式の方がそれは強いんですね。得意なんですね。
なんで、プロだっちはですね、餃子焼く時、電気式の方がありがたいなっていう風に思うわけです。
あとね、電気式の餃子焼き機はですね、基本的に温度を設定するんです。
餃子焼く時に210度とか215度とかそういった温度を設定しますと、
その温度をですね、鉄板はずっとキープすることができるんですね。
水を入れました。その時に温度下がりますけど、その時にまた火力をガーッとやって、
また210何度みたいな設定した温度に戻るまでですね、ガーッと熱を与え続けて、その温度に達したら一旦その火力を止めるみたいな。
そんな感じで一定の温度をキープしてくれる機能がありますので、餃子を綺麗に焦がさず焼くことができるんですね。
特にだから大量に餃子焼かなきゃいけない時なんかはですね、そういった電気式の方が楽なんです。
一方でガス式の時にどうするのかというと、ガス式の方は温度設定というのが基本的なくてですね、火力の強さをですね、調整するんですね。
なので温度の方は人間側が管理しなきゃいけなくなっちゃうので、気がついたら温度が上がりすぎて焦げちゃったりとかするし、一定の温度にするのはね、なかなか難しいんですね。
なので電気式の方が楽なんですよ。
こういった電気式の餃子切器ですね、いろんなメリットがあるんですけども、デメリットとしてはですね、大体の餃子切器は電源がですね、酸素200Vという業務用電源なんですね。
なのでお店に100Vしかないってことはないと思うんですけど、イベント会場に100Vしかないっていうことが時々ありましてですね、そういった時にはこの電気式が使えない。
ちなみに一般家庭は100Vでございます。一般家庭の方ではこういった業務用の餃子切器は基本的に使えないんですね。
あとですね、ちょっと重たいのでしょっちゅう持ち運んで使うみたいな用途にはなかなか適してないんですね。
とはいえですね、後でご紹介しますけど、一部のメーカーは持ち運びしやすいものもありましてですね、それを愛用している地域なんかもあったりするんですけども、基本的にはめちゃくちゃ重いです。
僕が持っているですね、マルゼンの鍋が2つ口付いているやつがですね、70キロぐらいありまして、もう1人で持ち上げようとすると腰が一気にやられそうな勢いでですね、重たいですね。
なのでいつも2人が分かりで持ち上げたりとかして運んでおります。
いろいろですね、餃子切器もメーカーがございまして、私が使っているマルゼンというですね、こちらのメーカーとか、あとは日和さんとか谷甲さん、このマルゼン、日和、谷甲が大手餃子切器の3つのメーカーと言われておりましてですね。
あとその他にですね、先ほど申し上げた100ボルトのですね、餃子切器っていうのも、ワールドキッチンテックさんのロンっていうものがですね、100ボルトありまして、そこも200ボルトもあるんですけど、鍋が1口式であればですね、比較的軽いというか、1人でも持てるぐらいの重さなんですね。
あとは富士マックさんっていうメーカーがありまして、宮崎のですね、餃子屋さんたちはもうなぜかこの富士マックさんを集中的に使ってました。どこに行っても富士マックさんを使っているという状況でございまして。
なぜ富士マックさんなのかというとですね、宮崎県内いろいろ移動してですね、餃子イベントを出られる方が多いんですけど、それを走りになっている餃子のまわたりさんが富士マックを使っていたからではないかというふうに私は見ているんですが、餃子のまわたりさんが使っている富士マックさんの餃子切器200ボルト対応にしたりとかですね、いろいろと富士マックさんの力を借りて借りをされているそうなんですけども。
餃子のサイズがですね、めちゃくちゃ小さい。餃子が6個ぐらいしか並ばないような一口の鍋がわーっといっぱい付いているような、そんな餃子切器でございまして。そこはですね、持ち運びもしやすくて大事にも出やすいというふうなメリットがあるということでございましてですね。面白い地域柄ももしかしたらあるのかなと思います。
もうずっと餃子焼き機を一度置いたら動かさないような餃子専門店であればですね、もう少し便利な機能もありましてですね、餃子焼き機、餃子焼く以外にですね、水を自動で入れるという機能もあったりするんですね。それ何がメリットかというと、油を敷いてですね、餃子を並べて蓋を閉めたら自動的に水が入ってというかですね、自動的にもうきれいに焼き上がるところまで勝手にやってくれるという、餃子焼くプロはいらないみたいなですね、そんな機能もあったりします。
餃子は液体的に電源がないという場合もありますね。先ほど申し上げた200Vだったりしますので業務用の電源がないんだとかですね、そもそも電気容量が足りないんだみたいなことってよくあるんですけども、そういったときにですね、先ほどあがったマラゼンとか日和さんみたいな大手メーカーはガス式の餃子焼き機もありましてですね、そういったところのガス式の餃子焼き機をレンタルしてくるということもあったりしますが、
屋外のイベントでしたら、そんな餃子焼き機を使わずにですね、プロパンガスボンベの芋のコンロがそんなに高くない金額で売られておりましてですね、そこにあの丸い鉄鍋をですね、乗せて焼くという、そういった焼き方をしているところの方が多いのかなと思います。
芋のコンロもですね、いくつか種類がありましてですね、火が一回りしかないものと、火が二重三重になっているものとあって、その火力を手元のレバーで調整できるみたいな感じになってまして、そういった芋のコンロを使ってですね、芋のコンロっていうのは、いわゆるカセットコンロみたいなカチッとやって火がボーンとつくんじゃなくてですね、自分でライターとかマッチで火をつけなきゃいけない。
あまり火力に近いところでカチャッとやると熱いので、チャッカーマンというですね、ライフル銃みたいになってて、ちょっと遠いところからバチッと火がつくみたいな、そういったチャッカーマンもですね、一緒に必要だったりしますけれども。
あとは屋外で餃子焼く場合、コンロってのは風よけが基本的にないので、風よけをですね、コンロの周りに積む。これね、人によってやり方も違うんですよ。面白くてですね、キッチンの周りに張るようなアルミをですね、立てたりとかですね、レンガを並べたりとかですね、ちょっとこれへんも人によって違う感じがしますけれども、風よけの仕方も面白いところでしてですね、僕の中では注目ポイントになっているんですけど、あとですね、消火器を絶対置かなきゃいけないとかコンロの場合はね、ルールがあります。
あとね、鉄鍋の見どころは何かというと厚みですね。鉄鍋の大きさもそうなんですけど、鉄鍋の厚みが厚ければ厚いほどですね、しっかり蓄熱しますので、火力を上げ下げあまりしなくてもですね、おいしい焼き餃子が出来上がるというメリットがあるんですね。
いろいろとですね、その鉄鍋の方にこだわりがあったりとかするところもありますので、まず是非ね、屋外で餃子イベントを楽しむときにはどのぐらいの鉄鍋の厚さなのかなというところもね、注目していただいて、鉄鍋厚いですねというとね、焼いてる人はにっこりしてくれると思いますので、是非ね、注目してあげてください。
今申し上げた餃子の火力と鉄鍋以外ですね、プロが絶対持っているグッズといえば、ターナーですね。ターナーってご存知でしょうかね、あの平たい細長い板のついた棒ですね。餃子をね、鍋からガッガッガッガッパンとひっくり返す餃子返しでございますよ。
基本的にこの餃子返し、ターナーという部分ですけど、ステンレスでできて、持ち手が木でできているというものが基本的に多いんですけども、これもまたね、ちょっと何種類かありましてですね、ターナーに穴が開いているタイプと穴が開いていないタイプっていうのがありまして、真っ平な穴、ステンレスなのか、あそこにパンチして穴が開いているのか、穴もですね、細長い穴と丸い穴がついているタイプがありましてですね、どれを選べるかっていうのは本当に好みの問題なんですが、個人的にはですね、あの細長い穴がですね、何本か開いてるやつっていうのが僕個人的な好みで、
持ってるんですけど、なんでこれ好みなのかというと、穴が開いているところで餃子の油を切りやすいっていうのと、あとあの穴が開いてないとですね、ターナーから餃子が離れない、吸盤みたいにくっついちゃって離れないっていうことがありましてですね、個人的にはですね、その穴が開いている方が使いやすいなと思っています。
でね、このターナーね、個人的にお勧めなのは、1本じゃなくて2本以上持っておく。僕なんか餃子焼くとき3本ぐらい持っていくんですけど、なんでこう複数本持ってるのかというと、ずっと餃子焼き続けるっていう作業をするときにですね、ターナー1本だとその1本清掃しなきゃいけないんですね。これ綺麗にするっていうのが1本だと難しいです。
なんでかっていうと餃子のカスがですね、ターナーの方に溜まるんです。ターナーの表面もそうだし、先端の方にもガッチリ固まったカスが固まったりとかしてですね、このカスをどうにかして取りたいなと思うときがあるわけですよ。
そのときにどうするかというと、ターナーをですね、擦り合わせるんです。複数のターナーの表面を向かい合わせにしてですね、擦るんです。チャチャチャチャチャチャチャ。そうするとね、擦り合わせることによってターナーの上のカスが落とせたりするんですね。カスがですね、ちょっと飛び散っちゃうんで、ゴミ袋の中とかカチャカチャカチャってやるんですけど、そんな感じでですね、簡単にターナーのカスを落とすことができるんで、2本。
まあ、僕の場合はいつも3本、予備ですね、を持っていっています。で、この餃子を焼き続けている作業をしていると、ターナーだけじゃなくて、やっぱり鉄鍋の方にもカスが溜まってくるんですよね。で、その鉄鍋のカスはどうやって取るのかというと、やっぱりターナーを使うんですけど、ターナーをひっくり返します。表面を下に向けてですね、ゲッゲッゲッと落ち着けるとですね、綺麗にカスが取れるんですね。ゲーっと表面擦って擦って擦って、で、端っこの方もダンダンダンと取ってですね、で、最後またさっきのターナー薬。
カシャンカシャンカシャンカシャンと擦ってあげていただいて、最後のキッチンペーパーでチュッチュッと拭いていただいてって感じで、この一連の清掃作業をしております。これをね、餃子焼いている最中ね、時々やると、餃子鍋の方にもターナーの方にもカスが残らないので、綺麗にですね、餃子が焼けるんですね。
結構ね、汚いターナーだったら汚い餃子鍋で焼いているとですね、もう焦げた餃子カスがですね、さらに焦げた状態で餃子にくっついたりとかしますんで、まあそれってやっぱその焦げたくないですし美味しくないですからね、そういったカスをできるだけ排除しながら綺麗な餃子焼き続けるっていうのが、やっぱり美味しい餃子焼きプロとしてですね、こだわりになっているんですね。
で、あとね、個人的に思うんですけど、餃子に対して雑に向き合っている場合、もう餃子を食べる人の気持ちをなんとなく僕らは意識しながら餃子焼くわけですけど、どうでもいいと思って焼いているとですね、やっぱり焼き上がりも雑なんですね。
餃子焼き続けるためのリューチンがですね、雑念にまみれているとですね、そのリューチンが崩れてですね、餃子焦げたりとかですね、カスがいっぱいできたりとかですね、いろいろありましてですね、不思議とお皿の上の焼き上がりも雑になっていくと、集中して専念して焼かせていただくと、綺麗に美味しい餃子が出来上がってくるということですね。
ということで、この番組キク餃子ではお聞きいただいている皆様からの餃子にまつるエピソードや疑問・リクエストも大募集しております。ぜひね、コメントやメッセージをお寄せください。
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あとお聞きいただいておりますキク餃子でですね、餃子を焼く機材とかそういった話だけじゃなくてですね、餃子に関する様々な話題をご紹介しております。お聞き逃しのないようにspotify、apple podcast、youtube music、listen、amazon musicでキク餃子と検索してですね、フォローいただけると嬉しいです。さらにね、高評価なんかもしていただけましたらね、とても嬉しいです。ぜひお待ちしております。よろしくお願いします。
今日の一言本音でございます。焼き餃子協会もですね、先ほどちょっと申し上げましたが、マルゼンの200Vの餃子機器と100Vのロンのですね、餃子機器を持ってましてですね、餃子協会の会員さんたちが都内のイベントに出展するという時にはですね、お貸し出しをさせてもらってます。
私もね、自分でイベント出るときにはそれを使うんですけども、場合によってですね、私も来てとしてお手伝いさせていただきます。ぜひね、あの焼き餃子協会の会員さんで餃子イベントに出展される際はですね、お気軽にご相談ください。