海外で、餃子はなんていうの?っていう質問をきっかけにですね、 世界にどんな餃子があるのかという話をさせていただきます。
餃子への愛を語る番組、聴く餃子🥟です。 焼き餃子協会代表理事・餃子ジョッキー 小野寺力がお送りしております。
テックシーの屍を超えてってっていう、ポッドキャスト番組のコミュニティがありましてですね、 その中で、餃子は英語でなんていうの?っていうですね、質問がありましてですね。
これ意外と知られてないネタだなと思って、今回はその話をさせていただこうと思います。 さらにですね、海外にも餃子の兄弟が様々にあります。
そういった餃子の兄弟をですね、ご紹介したいと思います。
今回のトレース餃子コーナーは、鹿児島市にありますエンパナーダ専門店パラティさんをご紹介したいと思います。
エンパナーダっていうのはですね、南米の揚げ餃子ですね。 形としてはですね、丸い形のですね、ちょっと大きめのスパイスが効いた餃子という感じでございましてですね。
で、餡はですね、肉や野菜だけじゃなくて豆とか卵とか、あとはチーズとかが入ったりとかしています。
召し上がったことがある方であれば、スペインとかですね、南米、スペイン語を使うところでは結構ポピュラーな料理だということでございますんでね。
もしかしたら召し上がったことある方多いかもしれませんね。 パラティさんはですね、鹿児島餃子協議会の会員さんでもありましてですね。
以前鹿児島餃子協議会の会合がありまして、ついでにお店にも伺ってみようと思いまして、鹿児島駅からバスに乗ってですね、ちょっと坂を上って行ったところの住宅街の中にお店がありまして、お邪魔をさせていただきました。
雰囲気としてはファーストフード店な感じでですね、国近所の方、高校生とかがですね、部活終わりにちょっとエンパナーダ買って飲み物を飲んでみたいな感じの立ち寄り方をするような感じのお店でございました。
オーナーのね、リエゴさんっていうね、若きイケメンなんですが、これはパラグアイ出身で弁護士を目指して大学に通ってたそうなんですけど、鹿児島の方と出会って鹿児島にそれで移住してですね、
鹿児島でいい文化交流とかインバウンド向けのサービスをしながら、エンパナーダ専門店を開いたという方でございます。
パラティっていう名前はですね、スペイン語で、for you、つまりあなたのためにという意味だそうでございまして、
餃子にですね、今まで食べたことがないようなおいしさを届けたいという思いを込めてつけられた名前だそうでございます。
お取り寄せ餃子コーナーでございますので、当然お取り寄せもできます。
お取り寄せではですね、いくつかの種類を組み合わせたセットとなっておりまして、これはディエゴさんオススメセットというのがあります。
オススメセットは6種類のエンパナーダが入ったオススメパックというのがあるんですけども、
その中でもですね、ディエゴさんのオススメは鹿児島県産鶏肉と卵を使ったポジョっていうエンパナーダ。
あとはお肉をダイレクトに味わえてたっぷりににんにくアクセントなパラグアジャ。
あとは7種類のスパイスとハーブを使った豆入りピリ辛ピカムーチョというですね、いろんなエンパナーダが入っております。
とりあえずこのオススメパックを買えば6種類のエンパナーダが入ってますので、ぜひね、お召し上がりください。
オススメパックもですね、2種類ありまして、生と火を通したものの2種類あるんですね。
生の方は油で揚げてお召し上がりくださいと。
火を通したもの、つまり一度揚げてるやつですね、これはトースターで温めてお召し上がりくださいという内容になっております。
このエンパナーダね、あのサクッと香ばしい生地でございまして、さらにこのスパイスがね、しっかり使われているのがまた特徴的かなと思います。
ラテン系なスパイスの使い方って言っていいのかね。
そんなエンパナーダ、楽しい料理でございます。ぜひお召し上がりください。
さて本題でございます。焼き餃子は英語で何ていうのか。
これね、諸説はあるんですけども、結論としてですね、焼き餃子は
餃子。これがポピュラーな呼び方でございます。GYOZEでございます。
寿司、ラーメン、天ぷら、餃子という感じですね。英語でも餃子が定着しているそうなんですね。
これがいつからそうなのかなというのをね、インターネット上で調べてみたんですけども、一番古い記事としてですね、出てくるのが2013年のイギリスの放送局PBCのウェブサイトで
餃子、ジャパニーズダンプリングスっていうですね、餃子のレシピを紹介するサイトが出てきましたんでね。
この2013年ぐらいが、そういう餃子というふうなものがポピュラーになったターニングポイントかなと思いました。
そのきっかけとなっているのかもしれません。もう一つは渡邉さんがですね、EUで餃子を作り始めましたっていうですね、これもまた2013年のプレスリリースでございます。
こちらのプレスリリースにはね、パッケージの写真も出てました。そこにもしっかりと餃子
GYU-ZAと書かれておりましたんで、おそらくこの渡邉さんがEUで餃子作ったっていうところからですね、餃子っていう名前が英語でも通用し始めたんじゃないかなっていうふうに思うんですね。
これもね、諸説あると思います。もっと詳しいことをご存じな方ぜひ教えてください。
先ほどのBBCのサイトでも、餃子、これを補足する感じでジャパニーズダンプリングスっていう呼び方もね、書いてありました。
ダンプリングっていうのはですね、かなり広い意味でございました。餃子も含むんですけど、餃子以外も逆に含むんですね。
小麦粉を練って何かを包んでいる料理全般をダンプリングと呼びます。例えば団子。団子もダンプリングと呼べちゃうぐらいですね。ダンプリングってすごく広い意味なんですね。
で、後でですね、あの世界の餃子の兄弟もですね、ご紹介するんですけど、これ全部ダンプリングですね。
なので焼き餃子もダンプリングだし、中国の水餃子もダンプリングだと。まあね、こういった世界中のダンプリングがですね、いっぱいあるんだよってことをちょうど紹介するんですけど、世界中にこのダンプリングがあるということで、ご理解いただければと思いますし、
あともう一つ呼び方がですね、ポットスティッカーって名前で呼ぶこともあります。これはポットスティッカーのポットは鍋。
で、スティッカーはくっつく、貼り付くって意味ですね。それで鍋に貼って焼く料理ということで焼き餃子をポットスティッカーと呼ぶこともあります。
これはですね、語源としては中国語です。中国語で焼き餃子っていうのは鍋に入ってゴーテェって言うんですけども、そのゴーテェがですね、鍋に貼るって感じに書きますが、その鍋に貼るこれを直訳してポットスティッカーという名前になったということなんですね。
そういった語源もありまして、このポットスティッカー、主にどこで使われるかというと、チャイナタウンとかで焼き餃子を出すときにはポットスティッカー。
そこからですね、チャイナタウンだけじゃなくていろんなところでもポットスティッカーは焼き餃子というふうに呼ばれることがあるということでございます。
このようにですね、海外では焼き餃子というのはね、もともとはジャパニーズダンプリングスだったけどもポットスティッカーとも呼ばれる。
そして現在は餃子という呼び方がポピュラーであるということがですね、現状結論ということでございます。
ぜひね、海外で餃子探してみてください。
次に世界の餃子をご紹介していきますよ。
それも餃子なんだなっていうのはね、ちょっと改めて感じることかもしれません。
まず一つはね、やっぱり餃子、焼き餃子のルーツでもあります中国の餃子。
中国でもね、餃子っていうのはね、いろいろと呼び方があるようです。
水餃子はね、ジャオズーというのがですね、餃子のルーツ、水餃子でございます。
で、先ほど申し上げたゴーティエが鍋に張る焼き餃子。
あともう一つは蒸しパンのような生地で具を積んだ中華まん、バーズイレですね。
包む子って書いてはバーズイレでございます。
で、日本の餃子はですね、おかずとして食べられるものですけども、中国の餃子は基本的に主食でございます。
で、皮をね、しっかり仕上がっていただくという、皮の厚さもしっかりあるということでですね、
まあ日本人感覚的には、うどんみたいな感覚で餃子を食べる、そんな感じですね。
で、こういったですね、中国をルーツにしながら世界中に餃子というのは広がっていきます。
まず一つはですね、東側に韓国、朝鮮半島に渡っていきまして、これがマンドゥという名前になります。
日本でもですね、ワンマンドゥという名前で餃子が売られておりますね。
小麦粉の皮に肉、野菜、春雨を包んで、焼いたり蒸したりスープに入れたりするっていう料理となっております。
味付けがですね、結構ちょっとしっかりめになっています。
で、皮もちょっと厚めで少し大きめ、そんな餃子ですね。
ぜひね、ワンマンドゥというのがスーパーとかでもよく売られています。一度お召し上がりください。
中国から西側、シルクロードに沿ってですね、これ陸の方のシルクロードで、モンゴルの方に行きますとボウズという名前になります。
ボウズというのは虫餃子でございまして、いわゆる小籠包、日本の、日本人のお馴染みなのは小籠包でございます。
やっぱりね、餃子の餡としては羊肉とか使ったりとかすることも多いそうでございます。
そこからさらにですね、西の方に行きますと、いわゆるロシアとかポーランド、ウクライナとか、そちらの方に行きますとですね、
ポーランドのピエロニ、あとウクライナのバレンギ、ロシアでペリメニという、結構似たような料理が出てきます。
小籠包を練ったものにひき肉、じゃがいも、チーズ、玉ねぎなどを包む料理で、基本的に茹で料理、たまに茹でてから焼くこともあるというような感じの餃子でございます。
ペリメニ以外はね、果物を入れてデザート料理になることもあるということでございまして、
あとはペリメニとかバレンギ、サワークリームをかけて食べる料理ということでございましてですね、
基本的には冬、寒い時期に保存食として作られた料理となっております。
ロシア料理とかウクライナ料理のお店に行きますとペリメニとかバレンギがあったりしますし、海外の料理の中にも餃子があるんだなっていうのはね、お楽しみいただければいいなと思います。
これがイタリアの方まで行きますと、ラビオリとかトルテリーニというですね、つめものパスタと言われるものになっていきます。
ラビオリはね、2枚のパスタ生地で挟んだような料理になりますが、トルテリーニは1枚の正方形のパスタ生地で三角に包んでおるみたいな感じで、そんな餃子ですね。
これトルテリーニ、別名はビーナスのへそというらしいんですけども、そんな感じのちょっとくるっと巻いたような餃子になっています。
具材の方はチーズとかほうれん草肉とかですね、茹でてソースで食べる料理でございます。
これもね、イタリアって言うと本当にパスタ料理がいろいろありますけども、地域によってね、いろんな形とか名前も変わっていきます。
アノリーニ、アニオロッティ、カッペレッティ、カネロニとかですね、様々なつめものパスタがありますしですね、餃子の兄弟、イタリア料理でもですね、召し上がっていただければと思います。
中国から西の方向であるんですけど、アラビア地域がありますね。アラビアの方に行きますと、サンブーサとかサンボーサと言われる料理がありまして、
この意味はね三角形という意味らしいんですけど、小麦粉を四角く作って、それを三角に折って、それをひだ作って、それを揚げたりするという料理になりますが、
これがね、インドに行きますとサモサという揚げ餃子になります。
アンとしてはスパイス入りのジャガイモ、豆とか肉などの料理でございまして、基本的にイスラム圏内の方で食べられる、これがねイラクとかイランとかそちらの方で食べられた料理でございます。
インドに行きますとサモサという名前になり、スペインに行きますとエンパナーダっていう風に進化していく、そんな感じでございますね。
なので中国からシェルクロードを通っていって、イスラム圏内に入って、そこからインドに行ったりとかスペインの方とかイタリアの方に行ったりとかっていう感じで進化していったという感じですかね。
一方でネパール・チベットという方は、これはもしかしたら中国からダイレクトに行ったのかもしれませんね。
モモという料理があります。これはモモはですね虫料理なんですね。アチャールという辛いタレをかけて食べる料理でございます。
具の方は鶏肉とかヤクウの肉とか野菜とかですね。これもネパール料理に行くと大体モモってありますんでね。インド料理ってやってるとこ大体ネパール地にやってますからね。
ネパールの料理に行きますとモモあります。ぜひお召し上がりください。次に先ほどご紹介したエンパナーダですね。エンパナーダはもともとはスペイン料理でございまして、
様々な具材をパン生地やパイ生地で包んでオーブンで焼いたり油で揚げたりした料理だということでございます。
エンパナーダという名前はパンで包むという意味のスペイン語を出そうでございます。これがスペインがですね16世紀無敵艦隊として知られるあの世界中にですね
あの植民地を広げた時期がありましてですね。その頃に中南米の方にもスペイン人が渡っていって、パラティのディエゴさんの出身地パラグアイでも愛されるようになって、それが日本に
鹿児島にやってくるんですね。なかなか面白いストーリーだなと思うんですけども、そんな感じでですねエンパナーダが世界に広がっていると。
エンパナーダという料理と同じようにですね、ブラジルの方に行きますとこれはポルトガルの植民地だったところでありますが、こちらではパステルとかパステューという名前になるそうなんですけども、これも同じようにですねエンパナーダの親戚として軽食として愛されていて薄い生地にチーズを包んであげる料理。
ちょっと形がねエンパナーダの丸い形になりますけど、パステルとかになりますと細長い感じになっていますね。
そんな料理もあります。ブラジルではストリートフードとしてですね、愛されている料理になっていると。アフリカの方にもですね、シュニジャーの方に行きますとブリックっていう料理がありまして、このブリックっていうのはコミコでできた薄い皮にジャガイモや半熟卵などを包んであげる料理となっているんですけども、皮が薄い、春巻きの皮みたいな薄皮なんですけど、そこをサクってやると半熟の卵がトローと出てくるっていうね、料理となっていまして、
これをすくって崩しながらですね、春巻きの皮みたいな、揚げた春巻きの皮みたいなのと混ぜながら食べていくという料理になりますけども、東京都内ではビストロ羊屋さんというですね、あの羊料理で人気のお店ですね。そういったとこに行くと食べられます。
こんな感じで、世界中にね、コミコで何かを包んだ料理っていうのがあります。ダンプリングですね。おそらくね、中国の餃子が世界に広まったんだろうというふうには言われておりますけども、各地各地でね、さらにそこから進化してっていう感じで、全く同じ料理じゃなくなってきてるんですね。まあ世界中のこういったダンプリング、いろいろありますので、何か見つけたらね、ぜひ教えてください。