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揺り戻しは「戻った」わけじゃなかった
2026-05-22 15:07

揺り戻しは「戻った」わけじゃなかった

精神疾患って、 少し良くなったと思ったら、 また急に不安になることがあります。
「あれ? 治ってなかった?」
「また戻った?」
そう思って、 検索、確認、ドクターショッピングを繰り返していました。
でも今振り返ると、 揺れていただけで、 戻っていたわけじゃありませんでした。
回復は一直線ではなく、 波のように揺れながら進んでいくものだった。
当時のリアルと、 今だから思うことを話しています。
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サマリー

精神疾患の回復過程で経験する「揺り戻し」について、回復した語り手が自身の経験を振り返る。良くなったと思っても再び不安が強くなる現象は、回復が一直線ではなく波のように進むことの表れであり、後退ではなく進歩の一部であると語る。不安があっても今できることを淡々と続ける生活習慣を積み重ねることが、回復への道であり、人生を豊かに生きることに繋がると述べている。

「揺り戻し」への疑問と共感
みなさんこんにちは。今昔俺物語の生き直しラジオのお時間です。 人生は本望への旅、全般性不安障害、鬱病、心肌症を経験しました。
精神疾患は本当になってみないとこんなに辛いってわかんなかったですよね。 このラジオでは、回復した今の自分が、あの頃の自分が聞いたら少しでも楽になることを語っています。
今日は、リクエスト、レターを頂いた揺り戻しについて語っていきたいと思います。
スターエフの方で、レターを先日頂きました。 揺り戻しはありましたか?というご質問でした。
1月にですね、本格的に不安障害と診断された方からでした。 4月後半くらいから少し精神が安定してゴールデンウィークは家族と楽しく過ごせたと。
でも急にまた不安が強くなった。 脳内で不安の再生回数が増えてきた。
また戻ってしまった感じがあるという内容でした。 これね、めちゃくちゃわかるんです。
皆さんもそうだと思うんですけども、 精神疾患って少し良くなったと思ったら、また急に
体調が悪くなったり不安になったりしますよね。 この変化によってより不安になる。
昨日は調子良かったのに、 ゴールデンウィークは家族と楽しく過ごせたのに。
でもまた急に不安が強くなったり、思い浮かぶ頻度が多くなる。 頭の中での不安の再生回数が増える。
そして体にも出てきちゃうんですよね。 体に出てきて、最近こんなのなかったのにっていう症状がまた出てくる。
自分なんかだと下腹部がピクピクして違和感がある。 胃がおかしい。動機がする。眠れない。落ち着かない。
すると、また初期の頃のような感じになるんですよね。
あれ? 治ってなかったのか?良くなってなかったのか?
戻ってしまったのか? この調子の悪さがもう一生このまま続いちゃうんじゃないか。
この身体症状から医者が見つけられてないだけなんじゃないかって、 自分も本当に何回もありました。
ここから確認したり、ドクターショッピングしたり、 思考を重ねたり、検索ですよね。
鬱、スペース、揺り戻しとか、不安障害再発とか、 戻らないスペース、元に戻るとか、
不安、自律神経、おかしいとか、 そんなようなことを自分が気の済むように検索してました。
安心したいとか、治したいとか、何とかしたいっていう気持ちから検索しちゃったり、 確認したり、病院をまた変えたり。
でもまた不安になるんですよね。 だからまた検索するっていう。
どんどん苦しくなって、しんどい思いをして、 大丈夫かなって不安になっていく。
そんな繰り返しで生きてましたね。
揺り戻しへの対処と苦悩
何とかやっぱり取り除きたいんですよ。 逃れたい。
もうこの苦しみしんどさから辛いんで逃げたい。 もう考えたくないですし、
もう消えてなくなりたいというようなふうに 思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
それでやっぱり人間弱いんで、 良くないとわかってても、
お酒飲んだり、煙草を吸ったり、 過食でごまかしたり、
動画を漁るように、SNSで何か良い情報ないかなって、 安心したいんで、
この不快を消したくなるんですよね。 逃げたくなる。
それで、わかっちゃいるんだけどそういうことをやって、 調子悪くなるじゃないですか。
自分もそうでした。
そうすると、折れそうになるんですよ、気持ちが。
何やってんだよ俺って。
やっぱりこれじゃ治らないけど、 治らないんだよなぁみたいな。
そんな感じだったんですよ。
回復は一直線ではないという視点
でも今思うんです。
調子が悪くなったり良くなったりも当然しますよね。
このすぐに治したいんですよ。早く治したい。
でもすぐには治らない。
これがもう大多数普通のことなんじゃないかなと思ってます。
この感じ自体がこの病気精神疾患の特徴なんじゃないかなって、
もしかしたらすぐに治る人はいらっしゃるのかもしれないんですけど、
自分はそうじゃなかった。
不安になる日もあって、泣く日もあって、腹立つ日もあって、
体がおかしいと不安に駆り立たれる日もある。
そんな日を繰り返しながら少しずつ回復していったんです。
回復して、階段を登るように一直線じゃなかったんですよ。
波があった。山があった。
でも波があるから山があるから治ってないわけじゃなかったんです。
揺り戻しって言うじゃないですか。
これ改めて振り返ると、上手い言葉だなってよく言い表してるなと思うんです。
気持ちが揺さぶられるんですよ。
昨日まで良かったのに、ちょっと調子良くなったのに。
気持ちが揺れるんですよね。
この治し方で合ってるのか、薬合ってるのか、自分は治るのか。
っていう風にして、前と同じように戻ったような感じになる。
身体症状も含めて。
でも自分の感覚としては、戻ってるわけじゃなかった。
これをどうなんでしょうね。
エビデンスとして証明できるのかはちょっと分かりませんけども、
結果的にそうじゃなかったなと、僕は感じてます。
回復のプロセスと新たな視点
山に登ると、登ってるのに下るじゃないですか。
谷みたいな、下に下がるときありますよね。
下に下がると木が陰で先が見えなくなったり、
登ってるのにこの道で合ってるのかなって不安になりますよね。
登ってるはずなのに下がるんで、また戻ったんじゃないかなって。
そんな錯覚さえ思う。
でもこれは同じような感じかなと僕は思うんですけども、
同じ標高を少し前に進んでいるような感じ。
下がったけどまた同じところにいる。高さにいる。
進んでいくと、少しずつ日が当たる場所に出ていく。
そしてやっと頂上に着いたと思ったら、またその先に山脈、尾根が続いている。
でも今はそれが怖いだけじゃないんですよね。不安だけじゃないんですよね。
人生ってこうやって精神疾患が乗り越えた後も続いていくんだなって思えるようになった。
不安との向き合い方と生活習慣
ここで僕が少し変わっていけたのは、不安を消そうっていうだけじゃなくて、
不安があっても今できることをやる。身体症状があっても今できることをやる。
歯磨きをやるように変わっていったと。
めんどくさいとか、磨きたくないなとか、調子悪いから動きたくないなと言っても、
まあ大体やるじゃないですか。
落ち込んでるな、不安なんだよな、今日はしんどいなって。
自分の体調を敵にして、それを理由にしてやらないんじゃなくて、
そんな自分に気づきながら、辛いんだなって、苦しいんだなって。
でもやらないと虫歯になったり、回復していかないんですよ。習慣にしていかないと。
そんな弱ってる自分を二人三脚、肩に手を寄せるように少しずつ一緒に進んでいく感じ。
その中で散歩したり、ご飯を食べたり、日記書いたり、お風呂入ったり、
少し体を動かして運動したり、そういう生活を積み重ねていったんです。
そしてその中で少しずつ興味が出て、興味をやることで楽しみに変わっていったんです。
すると少しずつ、あれ、前よりマシかもって日が増えていったような、そんな感覚です。
そして少しずつ、自分の体調とか意識とか思考の外にも、意識が興味が、注意が向くようになっていった。
揺り戻しを乗り越えるための心構え
だからゆり戻しが来ると、嫌だなって当然になりますよね。
治らないかもしれないとか、戻ったとか思うかもしれない。
思うと思うんですよ。でもそうじゃなかったです。
本当に波がありました。気持ちがそれで揺れるんです。
不安になったり、悲しくなったり、身体症状も感じて大丈夫かなって、
しんどさも戻ることもありました。
でも、実際過去には戻れません。
諸行無常とか言いますよね。
ずっと同じものなんてこの世にはない。
だから焦るんですよ。直したいんで。
早く直したいんだなって。戻っちゃ嫌なんだなっていうのを感じる。
ご質問者さんもそうだったように、頻度が多くなったとか、調子が悪いと気づけたんですよ。
ってことは、前の悪い状態と今の状態を気づけるような感覚があるっていうこと。
それを感じながら、前のように戻って嫌だなと不安になったなって、
誰もが思うと思うんですよ。調子悪ければ。
戻った自分に気づきながら、無理しないように
身体の感覚を感じながら、少しずつやれる行動を進めていく。
調子が悪いのも波があるんで、ある意味普通。
それをあっても歯磨くというようなことをやっていく。割り切っていく。
大事なのは生活を続けていくことなんです。歯磨き続けることなんです。
赤ちゃんのように、優しく緩く進む回復
そうすると、自分が興味を持ったことを少しずつやりながら、
興味があってやると、少しずつ興味がちょっといいかも。
そこから楽しみ、これ治ったらやりたいなって、そういうふうにやっていく。
ただ、焦る気持ちがっつり治したいから、頑張っちゃう気持ちが出てくると思うんですけど、
赤ちゃんのように進めていく。
そして、回復した先のさらなる楽しみ、自分は本望とか言ってるんですけど、
山脈を重層するように、尾根を渡っていくように、自分がどう生きたら楽しいのか、
そういう方向に向かって、少しずつ優しく緩く続けていくことが、
回復であり予防になり、楽しみを見つけていく方法なんじゃないかなと思っています。
回復は不安が消えることじゃなくて、不安があっても生きていける習慣を進められることだったのかなと思っています。
だいたいでいいんですよ、だいたいで。
焦っちゃう気持ちが出てきたり、早く治したいとか、欲張る気持ちが出たり、
身体症状を抑えたいとか、そういう気持ちが出てくる。
コントロールしたいなぁとか、そういう気持ちが出てくると思うんですけど、
だいたいで大丈夫、緩くで大丈夫って自分に言い聞かして、それを感じる。
だけど生活は淡々と進めていく。そんなところです。
まとめとリスナーへのメッセージ
今日はここまで、ゆるい戻しについて語ってみました。
人生は本望への旅、無理せず少しずつ優しく続けられるようにゆるく生きていきましょう。
今日も最後まで聞いていただきありがとうございます。
もしこの放送が少しでも良かったら、いいねやコメントをいただけましたら励みになりますのでよろしくお願いいたします。
また次回、こんじゃこーれ物語の生き直しラジオでお会いしましょう。
それでは、さようなら。
15:07

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