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みなさん、こんにちは。編集者・ライターの杉田まりこと、
プロジェクト・ディレクターの石川愛加子です。
この番組は、都市というテーマが好きで好きでしょうがない2人が、
都市に関する様々なグッドニュースをザック・バランに話す場所です。
都市をテーマに、国内外の様々なプロジェクトやトレンド、雑誌、スポット、音楽など、
毎回気になるテーマを1つ取り上げて、フリースタイルでおしゃべりしていきます。
はい、今回はですね、都市にまつわる好きな本ということで、
持ち寄って紹介したいなというふうに思います。
本読んでますか?
読んでますね。今、読みやすい環境ですよね。
そうだよね、そうだよね。図書館とかも、全部閉まってしまっているので。
そう、なかなか新しい本が借りれたりはしないんだけど、
結構保ってたから、いくつか今まで読めてなかった本とかを読んでいるところです。
素晴らしい。結構、ゆかこさんとは都市の話ってたくさんしてるけど、
実は本、お気に入りの本の話っていうのは初めてなんじゃないかなと思って。
確かに。
雑誌とかね、プロジェクトの話とかよくするけどね。
確かに、確かに。
本っていうのは初めてなので、気になっています。
どっちから行こうか。
あいうえお順で、ゆかこ、石川。
決め方、石川から行かせていただきます。
はい、石川のブックセレクション。
ですよね。今回は、都市と遊びのデザインについて話したいっていうところで、
都市の遊び場、Planning for Playっていう、
アレン・オブ・ハートウッドっていうロンドン、イギリスの増援家である福祉活動家の本をチョイスしました。
渋いですね。
渋いですね。この本もね、渋いんですよ。
いつの本?これは。
1900円くらいするんだけど、出版は1968年、昭和43年くらいで、
新しく翻訳されたのは1973年くらいで、またそれを翻訳し直してみたいなのが2009年。
だから何個もこの68年にやられたものをいろいろ編集したり、読み出すことだりして、この本ができている感じです。
結構写真とかも中にたくさん入ってる感じだな。
結構その構成としては、ちょっとそれも話していこうかな。
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この本なんだけど、基本的には都市の遊び場っていうタイトルだけに、子どもの遊びみたいなのを軸に公園設計だったり、
その公園の運営の事例とか、子どもの教育の視点だったり、
そういう精神障害とか身体障害のある子どもにとっての公園のデザインってどういうものがあるのかみたいなことがあって、
結構さっき言ってたように写真もすごく良くて、子どもたちが公園で遊んでいる情景の一コマがすごくいい写真が切られてたり、
こんな設計図とかも公開されてて、モーニングみたいなものがこんな風に載ってたりするんだけど、
専門書っぽいんだけど、すごい読みやすい本。
読みやすそうだね。
まりこ氏は小さい頃はどんな遊びをしてた?
小さい頃か。何してたんだろう。
山に私が生まれた場所が山に囲まれてたので、結構自然に山に遊びに行ったり、野原を駆け回ったりとか、秘密基地を作ったりとか。
それはね、最高だね。それは勝ち組ですね、本当に。
最高。
今コロナでみんな家の中にいて、子どもが家の中でできる遊びみたいなの面白いよね。
今ね、まさにコロナで今週からかな、都営のとか国の公園とかが閉鎖してて、また遊具が黄色いテープで巻かれているのとか、
なんかあんまり見たくない光景だなと思いながら、公園っていう場所も今バーっていったりもするんだけど、
この本の背景としては、1968年のコロナで、高度経済成長の頃なのかな、東京とか。
世界的にも高層住宅とか、高密度というのが増加してったと。
ただそういう環境って子どもにとっては、孤独を生んだりとか、遊ぶ側に危険がある。
例えば自動車のための道が増えて、住宅街では道路しか遊ぶ場所がないとか、
住む機能が都市から追い出されていっているみたいな課題感から、
子どもが自分だけの世界を作る秘密の場所がなくなったっていうところで、
ここではその冒険遊び場っていう名前の遊び場について紹介してるんだけど、
そういう田舎の子どもに見られる豊かな体験、
例えばさっき言ったマリコッシュの田舎じゃないかも。
山があるとか、自然があるとか、水があるとか、木があるとか、計画されたものではない、
そういう豊かな体験を都会でも生み出そうぜって言われたのが、冒険遊び場っていう場所。
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なるほど、なるほど。
世界中にいろいろな冒険遊び場っていうものが生まれていっていて、その紹介をしてるんだけど、
冒険遊び場っていうのが年長の子どもたち、年長だけじゃないんだけれども、
基本だけど自分たちで遊びを作れる遊び場を作ろうっていうことで、
今だと花物類とかカタログで選んだ遊具を設置するみたいな公園があると思うんだけど、
そういう既製品を置くような公園ではなくて、
自分たちで遊びを設計していけるような仕組みだったりを取り入れてる公園なのね。
例えば木が使えたり、水で遊びできたりとか、
丸と転がってて自分で木を作れたりとかするような環境があって、
危険を伴うからきちんとプレイリーダーみたいな管理人みたいな人がいて、
指導してくれるからある程度親も安心して遊べるみたいなのが冒険遊び場で。
いいね。
そう、めっちゃいいよね。
そもそもこの本はどうやって見つけたの?きっかけというか。
住んでるところの近くに生活工房っていう三茶の、
結構リサーチとか街のリサーチとかをやってる文化団体みたいなのがあって、
その冒険遊び場の考えにのっとって作られた公園が羽木プレイパークっていうんだけど、
それが世田谷区にあるの。
はいはいはい。
公開をする展示をやってて、それをたまたま見に行って、
すごく面白いなと思って、この本。
で、速攻買って、そうそうそう。
何プレイパークって言った?今。
羽木プレイパーク。
羽木プレイパーク。もしかしたら行ったことあるかも。
世田谷区に住んでたときに近くのちょっと大きなの公園の中に、
不思議な秘密キッズみたいな子供が笑われるところがあって、
ショッキングだったのが、子供がね、なんかノコギリを持ってすごい切ってて、
結構危険な、いわゆる危険な活動をできるみたいなところで、
でもだからこそ、さっき言ってたみたいな、
リーダーがいたりとか、親も気をつけたりとか。
そうそう。で、まさになんか私、小中のあたりドイツに行ってて、
私がすごく印象に残ってた遊び屋が、
インディアンプラッツっていう、私が大好きだった公園があるの。
家の近くにインディアンプラッツがあって、
私は毎日そこに友達に、インディアンプラッツ行こうぜってピンポンをして、
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みんなをインディアンプラッツに連れて遊ぶの。
インディアンのインドのインド?
そう、インディアンプラッツって書いてある。
この本を読んで、
インディアンプラッツはこの冒険遊び場、プレイパークの思想のもとに作られたことが判明し、
何がインディアンプラッツにあったかっていうと、
結構私も管理人みたいな人に道具を貸してくれる。
私が好きだった場所が、廃材のコーナーで、
この奥の方に自分で家を建てられるエリアがあるんですよ。
自分で家を建てられるエリア。
土台があって、ここぐらい。
その上に誰かが作った家の残骸みたいなのがあって、
汚い木がバーって転がってんの。
管理室で、それこそ、
ナコギュリはなかったのかな、金槌とかを借りて、釘とかを借りて、
自分で廃材とかいろいろ取ってきて、コンコンコンコンって打って家を作るみたいな。
最高!
そう、すごく好きで、すごく記憶してたのが、
毎回絶対怪我して帰ってくるの。
遊び場の時は。
でも、それも学びだし、
その冒険遊び場の考え方でも、
そうやって板とか素材とか、
何かいじれる素材を渡すことで、
子どもたちがそれをクリエイトしていく感覚とか、
知識を覚えたり、
社会活動みたいなシミュレーションになったりするみたいな。
すごく面白いなと思っていて、
そういうのを意外、すごく記憶に残っている体験だから、
子どもってそういう遊びを昔からするっていいことなんだろうな、
みたいなことが、自分の経験から思っていたので、
この本に惹かれたのもあったのかなと。
読んでみたい。
良いピクツルでした。
すごい素敵な事例があったから、
少しそれを紹介したいんだけど、
いいなと思ったのが、
ロンドンのアパートの屋上保育学校の例が出てたの。
これ何かというと、
ロンドンなんかも土地ないじゃん。
どこに子どもの場所を作るかっていうときに、
屋上に注目したらしくて、
屋上何がいいかっていうと、
普通の通りの騒音も聞こえないし、
子どもが日光を浴びれるし、
子どもの声も上に流れるから、
近所迷惑じゃないみたいな感じで、
屋上に芝生とかプールとか砂場とか使って、
遊ばせてた事例とかがあって、
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これもすごく都市的な環境を上手く使ってるな、
みたいなのを思ったのと、
もう一個面白かったのが、
建設予定地を上手く使うみたいなのがあって、
特打になってる期間、
臨時で廃材の講演みたいにする。
だから、設現場とかから廃材をもらってきて、
近隣住民がちょっとだけ講演っぽくして、
子どもたちに作ろうみたいな事例も結構あったみたいで、
すごいそれとか、まさに都市で今もできる遊び方なのかな、みたいな。
おもしろいね。
そういう土地の使い方とか、すごくおもしろいなと思って。
おそらく、そこで出てくる例の逆のような場所って、
クドナルドのキッズプレイルームみたいな感じなのかなと思って、
あれはいわゆる、本当に無菌状態というか、
親がかなり安心して任せていける、
絶対に怪我をしようがない、
同じような空間がどこにでもある感じなのかなと思っていて。
そうなんだよね。
だから、安心みたいなものが上位に来すぎて、
遊びが全然よくなくなってんな、みたいな。
そうだね。
この前話していた、便利ならぬ不便液みたいな、
便利になりすぎると、ちょっと学びの間がなくなったりとか、
面白いことができなくなったりとか、そういうことがあるのかなって。
中央線とかに乗ってた時に、中央線から下を見た時にさ、
駐車場にちびっ子たちが群がってたの。
なんで駐車場なんかいるんだろうって思って、
保育員の先生がいて、
車が3台ぐらい停まる駐車場で子供たちが遊んでて、
その姿を見て、なんか悲しくなっちゃって。
そうだね。
なんか、もっと遊び場は、
過去に遡ると、もっと野蛮で面白い実践があるっていうことによって、
また思い出した感じがします。
確かに、なんか大人の遊び場みたいなのは、
よく最近聞くなっていう印象があるんだけど、
子供ってやっぱりその都市を考えるときに、
すごいプレイヤーとして扱われにくいみたいなのを思う。
声を持たないしね、彼らはね。
そういうところにやっぱ、遊び場っていうのももちろんだけど、
子供っていう一つの視点を入れ込んだみたいな意味で、
何さんだっけ、作家は。
アレン・オブ・ハート・ウッド・恐怖状。
すごい、女優みたいな名前だけど、アレン・オブ・ハート・ウッドさん。
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さすが、よく上品なお名前でございますよ。
上品だよね。私も読んでみようかなと思います。
ぜひ読んでください。もう一つね、あるみたいだから、
それもちょっと読んでみようかなと思います。
なんて名前の本?
もう一個また都市の遊び場って名前があるのかな。
新刊と旧版みたいなのがあった。
なるほど。
それじゃあまた読んだらレビューしてください。
はい。
はい。
私はですね、すいません、日本語の本ではないんですけど、
しかも一冊じゃないんですけど、シリーズで、
シティーテイルズ、都市の物語、日本語に訳したっていうシリーズがあって、
すごいそれが好きなので紹介したいです。
編集者がみんな一緒で、これおそらくロンドンの編集者かな、
ヘレン・コンスタンティン、読み方わかんないけど、
ヘレン・コンスタンティンって人が全部編集をしていて、
私が今持っていて手元にあるのが、マドリッド・テイルズ、
マドリッドの物語、パリス・テイル、パリの物語、
あとローマとコペンハーゲンがあります。
で、ベルリン、でもやっぱりヨーロッパ中心だね、
ベルリンとパリのメトロっていうのも、テイルズっていうのも、
あとビーンもあって、
ちょっと収集したくなるような本のシリーズです。
で、これ何なのかっていうと、短編集になっていて、
例えばローマ・テイルだったら、ローマに、
ローマが舞台になった小説物語が、
だいたい20本ぐらい収録されている短編集で、
物語、そういう小説が収録されてるんだ。
そう、だいたい250ページから300ページぐらいの本で、
20本ぐらい物語が入っていて、
年代は結構バラバラなの、本当18世紀の小説みたいのもあれば、
なんか本当の、数年前に出たような小説とかも入っていたりして、
でもね、年代が書かれ、タイトルの横に書かれてないから、
読み始めたらちょっと混乱するようなところとかもすごい好きだなと思っていて、
で、結構なんかスペインとか、
なんかドイツのさ、文学小説とかすごい有名な、
イギリスとか有名なイメージがあるんだけど、
スペインの小説とかって、
なんかセルバンティスのドン・キホーテぐらいしかみんな知らないのかなと思って、
そういう中で結構無名の、あんまり英語に翻訳されてないような、
作家たちもかなり積極的に取り上げられていて、
で、全部マドリッドだったらマドリッドに関わる、
まつわる物語みたいなのが書かれていて、
年月の人たちはすごい燃える、燃える内容。
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その街で起こっているっていう設定の小説ってこと?
そうそうそうそう。
東京を舞台にした小説っていうのもたくさんあるし、
京都もあるけど、そういったものをギュッと集めて、
面白いね。
みたいな感じで、
私が学生だった時に、
ウィーンとブルッセルとコペンハゲンとマドリッドと半年ぐらい転々しながら住んでたことがあって、
その時、都市にまつわる収集癖みたいなのが、
その時なぜかついてしまって、
例えばね、どこだったかな、
NYXっていうコスメブランドが、
色別じゃなくて都市別で、
リップのシェードを分けて売ってた時期があって、
今もあるのかわからないけど、
ペンハゲン色とか東京色とか、東京ってすごいショッキングピンクだったりとか、
新黄色とかそういうのがあって、
とりあえず私が今まで住んでたところ全部買ったりとかしてたんだけど、
そういう時に、この本、このシリーズの存在を知って、
自分が今住んだ町と、これから住む場所のものを取り寄せて、
読み始めたところからすごいハマり始めました。
去年もローマに行ったんだけど、
ローマに行く前に、
私いつも新しい町に行く前にやることみたいなのがあって、
Googleで色々調べたりとか、ブログを読んだりとか、
そういうこととかに、
例えばローマに行くんだったら、
ローマが舞台になった映画とか小説とかを読むようにしていて、
それは現地の時もするようにしていて、
そうすると、結構エモーショナルな、
エモい関係性をその町と築けるような気がして、
特にローマ、私住んだこともないし、
イタリア語も分からないけれども、
小説を読んでいると、
登場人物を追いかけながら自分もその町を歩けるみたいな感覚があって、
それがすごい面白いなと、
本大好きなんだよね。
最後にね、地図が載ってるの、本の最後に。
それはどういう地図なの?
これはローマのやつで、
最後にローマの地図が載っていて、
物語の中に出てきた地名とか、
教会の名前とか、
カフェが舞台になってるやつとかもあるから、
実像してるやつはそれが書かれてるのを。
やばいね、そこ萌えポイントだね。
萌えるよね。
なんか行ったこともないから、
町の物語とか読んで、地名とかが出てきたらさ、
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ちょっとあんまり取っつきづらいというか、分かりづらいけど、
それを地図上でなぞって見てみたりとかすると、
なんか体験ができるというか、
面白いなと思って。
素敵。
それぞれの作家、20人ぐらいいる人たち、
それぞれのその町との関係性が後書きで書かれてたりとか、
もっとその町を知るためには、
知るためのリーディングリストみたいなのも最後に付録で付いていて、
いやー素晴らしいじゃん。
イタリアで作る推理じゃない?
イタリアで作る推理だね、萌えポイントが。
私たちのような人のために作られてるみたいな。
これローマだけど、今私が持ってるのはローマなんだけど、
ローマについての本とか映画とか書かれていて、
そういうのもね。
ウェブサイトとかも書いてる。
いいね。
ベルリンちょっと買おうかな。
うん、ベルリン買ってみよう。
英語しか出てないんだけど、
おそらくこう、
勉強、英語勉強にも良いのではと思った。
半ペンだから挫折しにくい。
うん、かもね。
物語も読みやすいかもね。
そうそうそう、でなんかアカデミックというよりもさ、
小説なので、
会話だったり。
そうそうそう、で大体みんな5ページとか6ページぐらいの短いやつなので、
年月の英語を勉強したいと思ってる人に超おすすめ。
いいじゃないですか。
うん、でなんかそうだね、
都市と小説の関係みたいなのを、
すごいもうちょっと、もっと知りたいなと私は思っていて、
あんまり小説もずっと好きなタイプではなかったんだけど、
この本に出会ってからたくさん読み始めるようになって、
なんかこれも英語の本で恐縮なんですけど、
Imagined Cities、
想像された都市っていう、
都市空間と文学の関係性を探る本があって、
これは結構アカデミックなんだけど、
これは例えば、ディケンズとかジョイスとかカフカみたいな、
すごい有名な小説家が、
カフカだったらプラハみたいな、
彼ら作家がその街とどのような関係性を持っていたのかとか、
そこに住む人々の様子をどう小説の中で描いていたのか、
みたいなことが書かれていて、
読んでたら確かにって思うんだよね。
近代小説というジャンルがヨーロッパで始まったのは、
出版技術が生まれて、
ブルジョワが都市で活動し始める時期で、
その時に都市もどんどん、
ヨーロッパのロンドンだったりとか、
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パリみたいな大きな都市というのも、
どんどん大きくなっていく時期と被っているらしくて、
そういった都市の大きな拡大と変貌の中で、
途上人物たちがどんな体験を、
どんな日常を送っていたのかみたいな、
結構ジャーナリスティックな視線、目線もあるなと思って、
もうちょっとディグりたいなと思っているテーマです。
これも英語なんだよ。
うん、これも英語なんです。すみません。
でも日本語だったら、前田愛さんの
都市空間の中の文学と都市の関係性を知りたいんだって、
そういう本があるらしい。
まだ読めていないけど。
小説は読む?結構。
小説をさ、読まなくて最近、
最近反省して、やっぱ小説とかを読んでないとさ、
なんか言葉が偏ってくるなと思って。
なるほど、なるほど。
固くなるっていうかさ、
ちゃんと共感してもらったり語りかけ言葉が出てこなくなるんだなっていう、
なんか痛感しております。
小説読みます。
ぜひこれ買って読んでください。
ペルリンのをおすすめします。
ペルリンね。
パリのさ、パリメトロテイルズっていうのがあって、
全部他は都市なんだけど、パリだけメトロがあって、
全部メトロの物語なの。
なんか、地下鉄で乗った、そう、電車の中で乗ってた。
面白くない?
そうそうそう。
これもいいな。
パリのメトロは読んだ。
読んだ、でも結構前に読んだからね、
これ一つピックアップっていうのは難しいんだけど、
最近読んだマドリッド、
マドリッドでは、作家の名前なんですから、
ベニート・ペレス・ガルドス、
結構有名な写実主義の小説家が書いた、
トラムを題材にした、
地上を走る電車だよね。
そうそう。
それも地図が載ってるから、
マドリッドのここからここまでトラムに、
この人が乗ったんだっていうのが見えるんですけど、
で、なんかある男の人がトラムに乗って、
で、いろんな人が出たり入ったりするわけじゃない?
それを描写していく。
細かいところはネタバレになるので言わないですが、
そういうなんか結構、
こういうのってさ、
学問的な本だったら読まない内容というか、
トラムの中で完結する人間観察機みたいな、
エッセイみたいなのを読まないし、
でもこういうところから結構、
街のテクスチャーとか匂いとか、
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雰囲気みたいなのってすごい広いんだなと思って、
小説はすごい好き。
読みます。
小説で言うと、
ごめん、すごいいろんな本の名前出しちゃってるんだけど、
オープンシティっていう英語の小説があって、
作家誰だったかな?
テジュ・コールだったかな?
この人もひたすら確かニューヨークの街を歩き回る。
本当にひたすら歩き回って、
いろんなものを記述していく。
あんまりこう、
起承転結みたいなのがないじゃない、
お話なんだけど、
なんかね、実際にニューヨークを歩いてるような気持ちに
させる本なんだよね。
本読みたくなってきたね。
いろいろ今日も出ましたね。
本の企画結構いいんじゃない?
ね、今後もやりたいね。
やっていきましょうか。
映画とかもやりたいですね。
映画とかね、やっていこう。
そうしましょう。
はい。
じゃあ、今日この辺ですかね。
はい。今後もこの番組では、
都市をテーマに様々なおしゃべりを繰り広げる予定です。
次回もお楽しみに。