きっかけとなったのは、それこそ田中さんがやっていたストリートファニチャーの企画だったかなと思うんですけど、
そこに私も審査員として呼んでいただいて、2年間審査員をやらせていただきました。
すごい素敵な企画で、ちょっとその話からまずできればと思うんですけど。
ストリートファニチャーエキシビジョンっていうイベントを毎年9月ぐらい、9月後半ぐらいの時期にやってまして、
2021年からやってるので、今年で6回目になるんですけども、その4回目、5回目の審査員にゆかこさんに来てもらいました。
企画としては、前橋の街中を流れている広瀬川っていうエリアのいくつかのポイントをこっち側で作って、
そこに皆さんが自由に作った椅子とかテーブルとかを持ち寄るような企画になっていて、その期間中は誰でも使用できるだとか、
あと広瀬川にちなんだデザインで持ってくる人もいれば、学生で実物大のものを作ったことがないみたいな人が初めて作ったものを持ってきてもらうとか、
人によっては建築家だとかデザイナーだとか、本当にいろんな立場の人が同じ横いせに並んだ状態で展覧会をするっていう風景がこの秋の1週間ちょいぐらいの間だけ見れる、そんな企画になっています。
毎年いろんな人が参加して、もちろんそういう建築のプロフェッショナルな人もいれば、なんか初めて作りましたみたいな感じのもあったり、いいですよね。
そうですね。で、ちょうど2年前に審査員による審査を入れようみたいな、そのなんか転換点があって、その当時はアーツ前橋の展覧会の企画で前橋に来てたDDAの本木大輔さん、あとは前橋出身の萩草の宮崎さんと2人建築家が並んでたんで、
そのデザインとか建築だけじゃない人も来てもらいたいなっていうか、素人で出してくる人たちにもなんか可能性をっていうところで、ゆかこさんにいろんななんか視野広く見てもらいたいなっていう中で。
まさにそういうセレクションになったような。
そうなんですよね。
確かにお二人が選んだのは、すごい完成度の高いやつでしたよね。
私が選んだのは、おせんべい屋さんのカンカンを逆にして作った。
逆にしてプチプチをガムテープで貼ってあるっていう。
なんかキャプションに書いてあった、ちょっとその物語というか、その一瞬の出来事を綴ったのをすごいしっかり読んで審査してもらったのが今でもすごい印象的ですね。
毎年でもこの時期が楽しみです。
あやって一週間でも街中にああいうものが立ち現れて、常設でできるっていうのはなかなかないことだなと思うので、今年も楽しみにしてます。
ちなみに今年は前橋国際芸術祭の地域共同プログラムに入っているので、9月の19日から始まって、広瀬川沿いで10月4日まで。
その後、街中にちょっと場所を移して、12月20日まで出す予定の企画になってます。
素晴らしい。もっと長くなった。
長くなりました。
すごい。
耐久性が大丈夫だから。
耐久性を皆さんに。
そこはメンテナンスをね。
そうなんですよ。なので作る方には事前によろしく頼みますっていう話をさせてもらってます。
それはすごいことですね。
場所を移しちゃうと成り立たない作品も結構多かったような気がするんですけど。
なので、そういうものはこちらでも見た上で、移動できるものだけ移動できる、するっていうようなのは事前にアナウンスしてるんで、できるだけ単体で置けるものとか、そういうのが今年は多いんじゃないかなとは思うんですけど。
でもね、せっかくサイトスペシフィックで、ここの、でこの風景を見るためのみたいなものは結構あったから。
結構ありますよね。
この角度でこの川とこの風景を見るための椅子みたいな。
なのでそういうのは、最初の2週間で紹介してもらって。
楽しんでいただいて、はい。
その儚さもありで。
うんうんうん。
どちらも、尾見さんっていう、これから話が出てくる、キーマンの方が所有していたっていうのもあって、楽しく拝見させてもらった記憶と、あとはもう建物自体のポテンシャルがすごいなっていうのは、お二人も感じたと思うんですけど。
尾見さんはね、前橋でフリッツアートセンターっていうアートセンターをご自身で立ち上げて、そこも素晴らしいスペースで、
建物もね、めちゃめちゃかっこよくて、面白いんですけど、街中ではそんなに活動はされてなかったんですけど、
自分のご実家である三河町のお家と、かつて編み物教室をやっていた防火帯建築の中のビル1棟を何とかしたいっていうようなところで、出会ったっていう感じでしたね。
どうですか?最初見たとき。
そのときが、たまたま尾見さんのお母様の3階期か何かで、やっとこの建物を外の人に見せてもいいかなっていうタイミングは、たまたま我々が前橋にいたタイミングで見せていただいて、
もちろん印象としては防火帯建築の方が、本当に空論上みたいな、増築に増築を重ねて、
裏がやばいんですよね。裏がね。
くぐって乗り越えてみたいな、ここに住んでたんだみたいなね、こういうのがあって。
こっちの建物は、本当に2、3階にお母様が住んでいらっしゃった、そのままだったので、民家みたいなかたちで。
後々調べていくと、民家じゃなくて、斬草だったっていうところで。
そのときはわからなかった。
わからなかったですね。
3階建てのお家の方を、BNAが買って、今、アートホテルだったりにしてるんですけど、
1階がスナックと焼き鳥屋だったと。
2階が斬草で、3階が住居だったっていう、すごい小さい、各フロア大体60平米×3フロアぐらいのちっちゃい植樹一帯と言っていいのか、複合施設と言っていいのか。
両側も多分、おそらくいっぱい建物があったんだろうものが、全部取り壊されちゃって、全部中心にあってるところにポツンと立っていて、
裏は一面広がる墓場っていう。
墓場と寺みたいな。
ホテル向きのエリアではない。
ただ墓もそんなにおどおどしいというよりは、結構開放感のあって、気持ちいい感じの墓ではあって。
もともと三河町っていうグレーゾーンだったっていうか、繁華街の端っこにある駆け込み寺みたいな場所。
いろいろな繁華街で働いている女性の方とか、在日の方とか、ヤクザの人みたいな。
そういったいろんな人たちが住んでいた場楽街みたいなところっていうインフォーマリーエリアだったところの歴史の一部としてあった飲食店だったので、
結構いろんな昔から前橋の財界だったり政界だったりの面白い住人たちはここに来て、真ん中でできない話をしながら、
前橋の未来を決めるような話をしてたみたいなそんな場所だったと聞いています。
あと、尾見さん自身がね、ここで生まれ育った時期もあった。
この建物ではない。
あ、まあでも、そっか。
百劇の方の編物工場の裏の造築部分。
三河町で生まれ育ったっていうところもあって、
彼からもこのエリアの話をね、いろいろ聞いている中で、すごく魅力的なエリアだなっていうような、
ピカピカしたね、綺麗に整えられた街ではなくて、
もううぞうむぞうにいろんな人が入り混じりながら、
それぞれの個性をそれぞれがなんか緩やかに許容しながら共存していっているような、
なんか自由な場所だったっていうのは、彼の話からも感じて、
なんかそれが今こうやって区画整理で壊れつつあるけれども、
ここでできることとか、ここだからできることってあるんじゃないかっていうところで、
なんかやるかみたいな感じでゆるっと始まったっていう感じですよね。
都内ではなかなかできないことを、こっちで前橋だからできちゃう、みたいなところはありましてね。
そんなこんなで始まった企画ですが、
まあ進めている段階で、
それこそ編み物センターの方も劇場にしようっていう話が出てきて、
じゃあこうエリア一体として何か盛り上げていったら面白いんじゃないかっていうところで、
この今クラウドファンディングを始めたたれまち芸術センターの構想が立ち上がってきたっていう感じですね。
こっちの塔はBNAの家っていう名前の塔になって、
で、1階はひまわりっていうスナックがあったところを引き継いで、
サンという街のスナックを私が企画させていただいて、今スタートさせようとしてます。
街のスナックはひまわりのスナックが素敵だったから、
まあこの空間をそのまま生かせればっていうところを思ったのと、
やっぱり今いろいろなところから前橋に注目されていろんな人が来るけれども、
果たしてこの来た人たちがちゃんと街と交わっているのかっていうところにもちょっと疑問があったりもして、
まあ今回後で話せればと思いますけど、国際芸術祭が秋にあるっていう中で、
いろいろな人が外からも訪れるようになる前橋の中で、
ちゃんとなんかそこに外から来た人と街の人が交わるような接点を作る空間を作りたいなっていうところと、
ゲストたちもすごく魅力的な人たちがたくさん前橋に訪れているので、
その人たちの一人舞台に没入するかのようなスナックの空間を作れたら面白いなっていうところで、
一夜限りのママがそれぞれいろんな人が立つような形式の街の結成地点となるようなスナックをこれからまた始めていこうっていうね。
形で今、機能テストオープンという名の、なんだろうね。
飲み会。
うどん茶会みたいなのが始まってましたけど。
俺だけ飲んでたけどね。
どうですか、スナック。どんな感じになっていくといいと思いますか。
やっぱりスナックに行くっていうきっかけがない人たちもたくさんいると思うんですね。
で、たぶん僕の世代もそんなスナック行ってるわけじゃないんですけど、
街のスナックでその店主というかママが誰かわかってて、この人のいる空間で楽しめるってなれば、
結構いろんな人の入り口になりやすいなと思って、
で、そこでちょっと街のことを考えたり、
ちょっと自分としては前橋の街のことを一緒に考えてくれる若い人たちとかがもっと仲間が増えたらいいなと思ってるんで、
なんかそういうののきっかけや入り口の一つになったらいいなと勝手に思ってます。
そうですね、やっぱり僕らもそうだったように、
田中さんだったりとか、それこそジンズの方の田中さんだったりとか渡辺さんとか、
前橋の人たちがすごいいろんなネットワークを持っていろんな人たちを前橋に連れてきてる。
そういう人たちと毎回ね、前橋の人たちが接点ができれば、
次の世代がそこに触発されて、より面白い街になってくっていう可能性もあるんじゃないかなとか思うし、
シンプルにSNACK自分でもやってみたかったみたいなところはあるので、
昨日やってみてすごい良いサイズ感でしたよね。
十何人ぐらい入れる感じだよね。
どこに座っててもママの目の届く会話ができる良い規模感というか。
SNACKの横はギャラリーになるっていうところで、芸術祭期間中は?
芸術祭期間中は藍澤敦史っていう現代アーティストが展示します。
彼は東京に住んでるアーティストなんですけど、
去年藤本昭さんのその間というレジデンス企画で前橋に1ヶ月滞在政策して、
それがきっかけですごい前橋が好きになって、
そこからずっと前橋に通いながら何かできないかっていう話をずっとしている中で、
今回のこのビルの取得と芸術祭というものは重なったので、
そこで展示をやろうということで、前橋国際芸術祭の企画の一環として、
藍澤くんが展示をすることになりました。
メインの2階がアートホテルですね。
1部屋だけのアートホテル、1組なんですけど、
60平米で4人ぐらい泊まれるような部屋というところで、
前橋、群馬の関係アーティスト4組がアートルームを制作するという形で、
松岡陽太、ジョンジョングリーン、僕らも一番最初から一緒にやっている高崎のアーティストと、
タムさんっていう中野城出身で、今前橋に住んでいるアーティストと、
あと樋口くんっていう前橋のアーティストの3人。
全員ローカルのチーム。
ローカルのチームと、あとディフも自分たちで家具を作ったりとか、
全体のデザイン施工をしつつ、自分たちの作品として何か収めてくださいと言ったりとか、
デザインはアーネが入ると。
すごいね、床に堀ごたつが6個空いている不思議な空間をどうアートルームにしていくかというところを、
日々試行錯誤しながらやってて、
今回はアーティストに売上を還元というのではなくて、
寺町芸術センター、このエリア全体で今後やっていくいろんなアートプロジェクトに、
売上の一部をプールしていって、
アートファンド的な形で活動に使っていこうというようなことを考えています。
大きな壁画もね、これから今建物の横に予定していたりとか。
そうですね。松岡洋太が北側に高さ10メートルで、
おそらく前橋で一番大きなパブリックアートになるダローモの芸術祭に向けて、
8月31日ぐらいから公開制作をして、
芸術祭のオープニングに合わせて制作するっていう、
かなり意欲的なデザインになってますね。
3階は今レジデンスにしようかって言ってて、
それこそ百劇っていう劇場の方の劇団員たちが泊まったりとか、
そういう使い方もできるんじゃないかっていう風に言ってるんですが、
もしかしたら来年からは興味がある人はちょっと借りて、
1階のギャラリーをスタジオにしつつ、
3階で暮らしながら制作をするみたいなアーティストの暮らしの形みたいなことも、
ちょっと支援できたらいいんじゃないかなみたいなところを構想してたりもするっていうことで、
引き続きみなさん、まだまだやってる途中なので、
ぜひ見に来ていただければっていう感じですかね。
そうですね。早速多分秋には劇団の方々が3階に住んで、
百劇の方で演じて、スナックにモーマントして立って、
ちょっと資金を稼ぎみたいなエリア全体での行ったり来たりが生まれそうなんで、
それはそれで楽しみだな。
田中さんから見て三河町はどういうエリアでどうなっていく期待値がありますかね。
もともとやっぱ行政にいる身からすると、覚醒でやってるっていう印象が強くて、
なんか手を入れていいのかどうなのかみたいなところが曖昧な部分であったんですけど、
それが尾身さんの一言から、なんかやりたいねみたいなことから見ていくと、
意識してなかった分めちゃめちゃ面白いエリアだなと思って、
自分も通勤自転車なんですけど、ババッカワ通り沿い走ってたりするんで、
結構面白い景色がこの街中から徒歩数分であるなっていうところを、
みんなに気づいてもらえたら面白いなって思ったり。
前、ちょっと話変わるんですけど、アルケノードって僕のやってる企画で、
1回目MEGさんのところでやったんですけど、
あのババッカワ通り沿い、裏ババッカワみたいなところのエリアを、
みんなで屋台引きながら歩いたシーンがめちゃめちゃ記憶に残ってて。
こっちも来たんですね。
こっちも来たんですよ。
いいね。
ちょっとアルケノードの話も是非。
前橋国際芸術祭の地域報道プログラムの一つであるんですけども、
みんなで屋台を、屋台にはトークイベントで使う椅子、プロジェクター、
あとスクリーン、マイクセットなどなどが乗っかってるんですが、
それと共に街で廃棄されそうになってた照明とかテーブルとか、
あと百劇で使ってたテーブルも乗っかってるんですけど、
それをみんなで屋台を引きながら目的地まで、
ふらふらと決まってないルートを歩きながら目的地に行って、
MEGさんのところ、行った時はMEGさんのところでトークイベントをするっていうような企画をやってます。
そして今4回やってるんですけど、
4回ともマチスタントで関わった出展した方とか建築やってくれた方とかを呼んで、
トークイベントを今4回重ねてきていて、
一つのジンを作ろうと思ってます。
それを芸術祭オープンまでに間に合わせて、
今度芸術祭期間中は街でローカルの編集をやってるような方たちをゲストに呼んで、
同じようなフォーマットでトークを重ねていくんですけど、
そのジンを事前にお渡しして呼んでもらった上で、
屋台どこ引いて歩きたいかみたいなふうに選定してもらいながら企画をやりたいなと思ってます。
その中では、ゆか子さんにもゲストに来てもらう日がある予定なので、
11月末ですね。
28日予定でお願いできればと思います。
楽しみです。
最終的に、全ての階級を経て9回やるんですけど、
9回もやるのか。
そうなんですよ。9回終わって、ちゃんとジンを完全版として作って、
街の本屋で売るっていうところまでが企画になってます。
素晴らしい。壮大な。
プロジェクトになってます。
それも楽しみです。