1. Good News for Cities〜都市に関する炉辺談話
  2. 【#151】ホテル研究家コジャさ..
2024-11-06 44:24

【#151】ホテル研究家コジャさんに聞くひとりホテルの楽しみ方

今回はホテル研究家のコジャさんをゲストにお招きしました。ひとりホテルでわかるホテルの楽しみ方についておしゃべりしました。 コジャさん

https://koja.site/

◉トピック ・ホテル研究家になったきっかけ

・コジャさんの記憶に残ったホテル

・コジャさんのホテルの記録方法

・1人ホテルの楽しみ方

・最近のホテルはざっくり2つに分けられる?!

・ホテルのプライベート性


◉Follow us Good News for Cities ⁠⁠⁠⁠⁠https://www.instagram.com/good_news_for_cities/%E2%81%A0%E2%81%A0%E2%81%A0%E2%81%A0 Mariko⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://linktr.ee/MarikoSugita%E2%81%A0%E2%81%A0%E2%81%A0%E2%81%A0%E2%81%A0%E2%81%A0 Yukako⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://linktr.ee/YukakoIshikawa%E2%81%A0

00:00
みなさんこんにちは、石川由加子と杉田麻里子です。
Good News for Citiesは、都市、建築、まちづくりに関するさまざまなグッドニュースを、ザック・バランに話す番組です。
はい、みなさんこんにちは。今日は、ホテルの話をしようと思います。
意外とホテルについて、私たちちゃんと話したことがなかったので、
今回は、ホテルの研究家、専門家をゲストにお迎えしています。
ホテル研究家のコジャさんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、コジャさんと私たちで出会ったのは、2年前ぐらいかなと思うんですけど、
共通の知り合いの紹介で、ホームパーティーでお会いしたっていう感じだったんですけど、
コジャさん、一級建築士でもあられて、建築のお仕事をされつつ、
コジャさんといえばホテルみたいなイメージがあるんですけど、
ちょっと自己紹介から、まずお願いできますか。
コジャといいまして、もともとはですね、建築の設計ずっとやってたんですよ。
別にホテルは実はやってなかったんですね。
5年半ぐらい建築の設計事務所で建築家の下で修行していたというか、
いう感じがありました。
そこから設計だけじゃなくて、運営とか企画のようなことも、
知識として知っていきたいなという思いが芽生え、
2019年ぐらいですかね、に転職をして、そこからはホテル業界にやっと入ってきたみたいな感じです。
そこからご存知の通り、コロナ時代が始まってしまいましたので、
新しい仕入れに向けに行ったら、とんでもない業界に来ちゃったなみたいな感じには正直なってしまったんですけど、
泊まるという意味では今しかないみたいな安い値段の時代にも突入したということで、
あんまりホテル滞在してなかったんですよね、今までの人生の中で。
なので色々自分で回ったりとかして記録をし始めたのが、今の活動のきっかけみたいな感じですかね。
はい。
ありがとうございます。今回コジアさんを迎えるにあたって、私たちもホテルお気に入りのところあるとか、ホテルに泊まるみたいな話をしてたんですけど、
確かにコロナの時期にぐっと安くなって、それがきっかけで泊まり始めたみたいな周りの人もいたりとか、
確かに。
人によって泊まり方とか、泊まる場所の選定の仕方とか違うかなと思うんですけど、
私たちならではのホテルストーリーみたいなのも話してみたいなと思うので、
03:01
いいです。
どこから話そうかな、ゆうかくんどうですか?ホテル泊まりますか?
ホテルね、泊まります。
私にとって大事なのは結構、国内だと温泉とか、洗室が結構大事で、
なるほど。
部屋よりかは、それがどうかっていうところが結構、私はジャッジのポイントにはなってます。
もちろん、なんかモダンなホテルとかも泊まるときはあるんですけど、それよりやっぱ洗室みたいなものが、私にとって優先度高いかもね。
で、その中でも私の記憶に残るホテルが1つあって、
それは青森のランプの宿っていう、青森のほんと山奥にある、とっても美しいランプ。
まさにアルコールランプですべての照明が賄われているような、山奥の旅館。
すごく記憶に残っています。
なんかね、冬に行ったんだけど、すごい冬の寒い中、ぼんやりとした明かりだけで、
お部屋もそうだし、お風呂の中もそのランプのみながら、なんか湯気が立ち込めて、結構幻想的な空間の中で湯に入るみたいな体験がすごく記憶に残ってて、
ここはちょっと隠れた良い旅館だなと思ってます。
めちゃくちゃ位置の場所がいいですね。今ちょっと調べたんですけど。
調べた。
さすが研究家、早い。
この海岸沿いというか、すごい。
でも、なんかね、2つあるんだけど、たぶんね、そのすぐ見つかるやつじゃないんですよ。
あ、これじゃないんですか。
そう、もっと山奥の、結構古い感じのとこなんだけど。
これそのとおり、石川県になっちゃってました。青森。
そうなんですよ。私は冬の寒い青森で、そこに行くのをおすすめです。
いいね。なんか私、ホテルじゃなくて旅館なんですけど、これ違いますよね。
確かにホテルと旅館の違い。
もともとの定義。
そこの定義って感じなんですけど、
広島にある関邸っていう日本庭園の周りに、定層の宿泊施設がたくさんついてる旅館が、
何年前だろう、15年前とかに行ったのが、いまだに忘れられないなっていうのを、今回のエピソードで思い出しました。
なんか、今まで結構どこに泊まりに行っても、外に出たいタイプなんですけど、
この時初めて、1日ここにいて、この空間を味わい尽くしたいって思った欲がありますね。
あと、他にも行きたいホテルは、国内、国外、いくつかあるんですけど、
国内だと知り合いの建築家がデザインしたとか、設計したとか、
06:03
場所だけじゃなくて、そのエリアと紐づいてるような施設。
ホテルじゃないけど、例えば、マナゼル出版さんがやっている宿だったりとか、
私たちもお世話になってる、藤吉田の猿屋ってところも、
その空間だけももちろんスペシャルだけど、街とセットになった空間を、
エクスペリエンスを提供してるみたいなところが、私たち結構好きかなと思いました。
小枝さんはどうですか、たくさんあると思うんですけど。
そうですね、たくさんあるんですけど、よく聞かれはしますよね。
どこが良かったですかとか、おすすめですかみたいな雑な質問というか。
確かに雑ですよね。雑な質問すいません。
いやいや、いいです。多分これ都市とかと同じ話だなと思っていて、
都市って何ですかみたいな、ぐらいな質問に聞こえるというか、
ホテルとの定義が、そもそも旅館だってホテルっちゃホテルだとは思いますし、
そこの形容詞なしでは語りきれないというか、幅の広さがありますよね。
単純に趣味というか、自分のセンスというかでいくと、
やっぱ建築ベースでやってきてたこともあったので、海外のバワーとか。
バワーありますか。
行きたい。
バワーのホテルは本当にめちゃくちゃ良かったというか、スリランカにたくさんありますけども、
ちょうど転職する直前ぐらいかな、一人旅1ヶ月ぐらい、
アジアをぐるぐる回ってた時があって、中で言い始めて行ったんですけど、
なんて言うんですかね、建築家の一応プロジェクトだけど、
建築がドヤってない感じがしたんですよね。
建物もかっこいいんだけど、どちらかというと体験重視というか、
ゲストがどう、ここを歩いて右に曲がったら何が見えて、
そこの先に何があるから、じゃあこっちにこれを次体験させてみたいな動線計画とか、
建物のこの遮蔭みたいな格好良さじゃないところの器用さっていうんですかね。
それがすごい、どのホテルもたくさん回ったんですけど、上手いなっていうのがあって、
そういう意味でバワーホテルはすごい良かったですね。
羨ましい。ずっと行きたいです、私も。
建築家の人はみんな行ったら必ず感動して帰ってくるっていうプロジェクトなのも、
全然見当たらしくない情報ですけど、
好きって言われたらそれが出てくるかな。
インスタだと、すごい細かくお部屋を解剖するテイストって、
途中から変わっていってるじゃないですか。
最初、たぶん写真メインだったのが、
よく見ていただいてありがとうございます。
09:01
なんて言うんだろう、こういう細かいところにごちゃごちゃ書くのが、
小さい頃から私も好きで、こういうの見るの大好きで、
中でも見てる中で、何気にこのミレニアルホテル、
この小さい空間にこんだけごちゃごちゃあるみたいな、
この回の投稿とかすごい良いなと思って、結構私のお気に入り投稿なんですけど、
これはどんな経緯でこのようにイラストタッチになっていったんですか。
イラストもそうなんですけど、
結構今の活動の根幹がまさにそれといっても過言ではないぐらいな考えに、
最近になってきたんですけど、
細かいことこそやっぱり大事だなっていうのを思うようになってきて、
そもそも建築の設計ってあんまり表に出ることないけど、
めっちゃ細かいことを日々やらなきゃいけないんですよ。
それこそ、ここのテーブルのこの厚みは何ミリにして、
その上に何ミリの板を乗っけて、3ミリの隙間を空けてみたいな、
本当にこんな世界をやらなきゃいけないんですよね。
それをやらなきゃいけないからやってる人もいるし、
本当にそれをこだわりと思ってやってる人もいるし、
当時は自分スタッフだったので、夜な夜なやらされてるわけですよ。
細かすぎて、こんなのやることに何の意味があるんだろうみたいな、
気持ちにもなる時もあったりとか、もちろんしたんですけど、
その細かすぎる努力って当然パッとお客さんに伝わる話ではないので、
なんかモヤモヤしたまま一応そのプロジェクトというか、
自分の設計のプロジェクトは終わり、
一応ホテル業界に来たら、サービス業界のわけじゃないですか、ホテルって。
ホテルの運営のサービスをいろいろ学んでいくと、
実はそれに近いようなことをたくさんやってるなってことに気づいて、
例えば、何でもいいんですけど、いいホテルに来ましたと、
ドアマンがサッと寄ってきて、荷物をもうサッと取ってくれるみたいな、
このサッとみたいな動作、それに近いなって思ったんですよね。
そういうものの積み重ねがたぶんホテルってたくさんあって、
食事の時に何かをサッと出してくれたりとか、
フォローして、何かを声をかけるみたいなこととか、
全部すごい、そういうサービスに似てるって、あるなっていうのは気がついて、
ただ、さっきと一緒で、それ単体のことが覚えてますかって言われると、
たぶん覚えてないんですよね。
その時の入り口でサッと取ってもらったこと覚えてますかみたいなこと言われて、
そうだっけみたいな感じじゃないですか、実際ゲームで。
うん。
なんだけど、そういうものの散り積もで、
一泊、二泊でもいいですけど、宿泊体験が成立しているっていうことを、
なんとなく感じるように、ホテル側にいて気づいて、
あ、ていうことは、その時自分が夜な夜な徹夜して、
12:03
ここの何ミリ考えてても、もしかしたらこれは報われたんじゃないかみたいな、
思いになってきたんですよね。
うん。
極端ですけど。
っていうことに気づいた時に、
細かいこと、反対で考えたら意味がないかもしれないけど、
そういったところをよくしていくことを少しずつ積み重ねて、
蓄積して、ちゃんとサービスとして提供していくことは、
めっちゃ大事じゃんなと思うようになって、
それからホテルに行った時に、
ハードもそうですけど、ソフトメンとかも含めて、
なんか細かいアイデアがあるんじゃないかみたいなことをですね、
ひたすら記録して帰ってくるようにしよう。
なり、それからどんどん細かくなっちゃった。
そういう感じなんですよ。
なるほどね。
鍵のね、鍵の絵とかも好きです、私。
鍵も重要ですもんね。
鍵重要ですよね。
背景としても。
結構タッチポイントですかね、お客さんとの。
そう。
あと窓の大きさをとことん調べた記事とかも。
あー。
窓の大きさ調べて、かつ比較してグラスまで作って、みたいな。
やばい人だ。
この大きさがどうなんじゃないか。
ドレザー式とか載ってますからね。
それはさっきとはちょっとまた違う、
なんていうんだろう、きっかけで始めたんですけど、
方言学わかります?お二人。
方言学みたいな。
みたいなことにちょっとやってるのが近いなって思ったことがあって、
なんかこう、方言学って考古学と松井になるような学問じゃないですか。
考古学、昔あったものが発掘されて、
そこにあった、隣にこの靴っぽいものがあって、
隣になんかこういう形状があるからきっとこれはフォークだろうみたいな、
昔にあった、そこで昔何があったかわかんないけど、
そこにあるものからそれ分析するみたいな。
方言学はそれの現代版というか、
理由はわかんないけど、たった今ここにあるものをひたすら調べて、
そこから考察をするっていうのが方言学だと思うんですけど、
僕が記録しているものってまさにそれと同じようなことをしていて、
ホテルの客室、たくさん、なんかの経緯で作られたものなんだろうけど、
経緯をすっ飛ばしてできたものだけをひたすら調べて、
窓とかもそうですよね。
いろんな経緯で法律とかもあるだろうし、
コストの事情もあったりとか知りませんけど、
それをひたすらただ横並べにしたら、
後で何か見つかるんじゃないかみたいな感じで、
ただひたすら意味もなく測って帰るみたいな。
答えが、答えというものはそもそもないと思うんですけど、
それを後で横に並べた時に何かが見えてくるんじゃないかという思いで、
ひたすらバカみたいに全部の窓だけじゃなくて、
他にもたくさん調べてるんですけど、
それをスプレッドシートに全部リストにするみたいなこと。
15:01
やばい。
それリラックスできるんですか?ホテルで。
確かに気になる気になる。
部屋に入ってきた後の小者さんの行動とか、
ちょっと想像したらやばい。
確かに。
その時間は独卒で終わらせます。
メジャーとかでわかってるんですよ。
楽しみたいから、基本的には楽しみたい。
なるほど。
この間、プライベートサウナーにまあまあ洋金払って、
入って一人プライベートサウナーしたんですよ。
今日もモッタっていうホテルで、
サウナーがすごい特徴的なところなんですけど、
90分とかだったかな。
一番いい部屋をとったので、ゆっくり一人で満喫しようと思ったんですけど、
入ったらどうしても測りたくなっちゃう場所が見えちゃって、
15分くらいロスして、
やばい。
この時間でめっちゃ急いで参集しました。
執念、すごいです。
めっちゃ面白い、15分でロス。
そんなこともありますね。
いいですね。
あとなんか、誰といるかによって探検の仕方も違うと思っていて、
なんか最近一人でホテル行きますみたいな人も増えてきたなと思う。
そういう投稿だったりとか、本もありましたよね。
お一人ホテルガイドみたいな本もあったかなと思うんですけど、
なんか今のこじゃさんの話、
例えばお友達と行かれてたらまた違ったサウナ体験だったかもしれないし、
もしかして測ってないかもしれない、分かんないですけど、
気になる場所とか楽しむポイントとかも変わってくるのかなと思うんですけど、
お一人の楽しみ、お一人でホテルに泊まることって、
そこの楽しみポイントってどこにあるんですか?
一人の時は、これも言われてハッとしたって話なんですけど、
確かにいいなと思ったのは、
それからさっき今お話に出てたお一人ホテルガイドの著者のマロさん、
お友達で結構よく会ったりするんですよね。
彼女が一人ホテルの何がいいかみたいな話、
当然いろいろ自分の中で持たれてると思ってるんですけど、
僕が言われて確かにそれ僕もそうだなとハッとしたのは、
なんかやっぱその深いところまで集中して楽しめること。
僕の場合は細かいところの視点をひたすら見れるっていうことで、
まさにそれが友達とか、なんか分かんないけど他の家族とか行ったら、
やっぱその時間で作りづらいですね。
やっぱりめちゃくちゃ本当に全く同じ興味の人で、
建築のゴリゴリ大好きな人だったら、
僕隣でずっと測ってるかもしれないけど、
なんかまあいいけど、ちょっとやっぱりやりづらいというか、
その時間に作るんだったらやっぱり友達との時間にしようっていう風になってくるので、
一人でそこにいるってことは、
18:02
やっぱそこにあるものをすごい細かく集中して楽しめる、
みたいなことがいいことなんだなっていうのを、
パラさんと話ししてて、なるほどなと思いましたね。
確かになんか贅沢な時間かもですね。
そこにたっぷり過ごせる。
なかなか気づけないところまで気づけるかも、一人だったら。
あと普通にすっごく絵が上手いっていうのは思ってます。
この絵もタッチとかも含めて、多分みんな惹かれるポイントなんだろうな。
確かに。カラー、カラーいいですね。
カラー、グッドノートってアプリでただ書いてるだけなんですけど、
そんなにたくさん僕も絵を描いてきたとかいうことでもないので、
このタッチでしか描けないから、
グッドノート様々です。
グッドノートにあるペンの仕様とか、
グッドノートにあるマーカーの仕様だけでこうやって塗ってるから。
いろんな、じゃあ結構タッチができるんですね。
グッドノートアプリの一人勝手にアンバサダーみたいな感じですね。
めっちゃいいな。
なんかさっき光源学の話がありましたけど、
その場所にあるものすべてを記録するっていうのもそうだし、
自分の心が動いた何か、
例えば細かいことで、ここの鍵がむちゃくちゃかっこよかったとか、
分かんないですけど、
この部屋にさりげなく置いてあったこの花瓶の光がとても美しかったとか、
支えすぎて忘れちゃう、
写真撮っても流れちゃうみたいな、
覚えておきたい心が動いたモーメントとか、
そのための視観とか、それを動かしたキー、
オブジェクトとかキーアイテムみたいなものを
こうやってスケッチで残せたらすごい幸せだなーみたいなことを
普通に見ていて思いましたね。
本当にそうなんですよね。
なんかすごいこのこじゃとして活動をいろいろ記録しているものが、
何かしらどっかで再現性を持ってほしいなと思って記録しているところがあって、
どこにでも再現できないめちゃくちゃ特別な、
唯一無二の、それはすごい大好きなんですけど、
面白いなと思いますけど、
それはそれで何かそれ以上でもいいかでもないというか、
僕が記録するからにはそれをちょっとこういう風な、
他のホテルでこういう風に展開したら似たようなこういうアイデアが広がるんじゃないかとか、
そういうレシピ的なものに紹介したいなっていうところがすごい思っていて、
なのでアイデアのためのリサーチみたいな感じですかね。
自分が今言っていることは。
そういう思いで活動しているところはありますね。
21:00
それめっちゃいいですね。
なんか私もホテルとか宿とかどこかに泊まった時に、
なんかそこの時間はすごい特別で、
自分の感性を磨くものとしてその時間として楽しみはするんですけど、
なんか自分の日常に例えば持って帰れるものとか、
なんか何て言えばいいのかな、
レシピというか自分のこうしたい、
こうやったらもっと素敵な空間が生まれるかもしれないみたいなヒントを、
そこから見つけたいなみたいな欲が結構あって、
お風呂場とか。
ありますよね。
こういう体験が、例えば毎日できたら幸せだなとか、
なんかちょっと小枝さんが言っている話と次元は違うかもしれないんですけど、
それを思い出しました。レシピとか再現可能性みたいな。
でもまさに私自分の家をリノベーションしたんですけど、
その時は本当にそれしてましたね。
ひたすらホテルで学んだことを、
別にホテルって部屋の作り方という観点で捉えれば住宅だって同じなので、
何か活かせるものがないかってことをひたすら調べて、
たくさん家に反映しましたし、
家の設計図面を描いている時はホテルにわざと泊まりに行って、
その場所で図面を描いて、
かかりながらこれを参考にしようとかやったとかもありましたから、
ホテルってさっきも言いましたけど、
概念が広すぎるので、いろんな部分に活かせることはあると思うし、
だからリサーチするのもそういう意味ではすごい楽しいですね。
ちなみに、なんか最近もバコバコホテルって立ってると思うんですけど、
最近のホテルに物申したいこととかありますか?
いいね、それ知りたい。
こうじゃないんだよとか、これはみたいな。
難しいですね。
そうだな、こうじゃないというか、
ホテルってめっちゃざっくり分けると、2つあると思っていて、
1つは文化をしっかり発信するみたいな感じのホテル。
文化ホテル、めっちゃ適当ですけど。
もう1個やっぱりビジネスホテル、ビジホテルじゃないです。
ビジネスのホテルみたいな。
ビジネスのためのホテル。
で、もちろんそのバランス全てが成り立っているので、
どっちがどっちが異分するわけではないと思っています。
いわゆるビジネスホテルとかは、
最近は校舎の方にかなり降りまくってるというか、
文化同好地帯じゃないですか。
っていう話しか基本的にはないので、
それをレイヤーがものすごい複雑になっていると思うんですけど、
直近はコロナが終わって、
今コストとかいろんなことが大変になっている中なので、
ビジネスホテルっていう要素が、
24:02
だいぶ強くなっているんじゃないかなという気は、
今では感じるので、
果たしてこの業界がどうなっていくのかみたいな、
どうせか不安というか、
この先どうなるのかなっていうのは思いますね。
なんかそれを聞いてて思い出したのが、
アムステルダムのロイドホテルってご存知ですかね。
ロイドホテルってデザインホテル、
ブティックホテルの先駆けみたいなホテルで、
一室一室が結構アーティスティックで、
コンセプトが違うみたいなホテルだったんですけど、
そこに昔行って、
すごく感銘を受けた思い出があったんですけど、
最近ちょっと調べたら、
そこが結構大手の外資のホテルチェーンに買収されてて、
側は一緒なんだけれども、
ホテルの痕跡も少しは残ってるんだけど、
結構今のトレンドの家具とか仕様に、
内装が結構一律で変わっちゃってるみたいなのを見て、
ああこうなっていくのかみたいな、
やっぱホテルの系ってそことのトレードオフというか、
なんかすごい尖ってて、
素晴らしいロマンチックなホテルだったけれど、
この数年、多分ここの10年ぐらいでなくなっちゃったのかな、
コロナもあったと思うんですけど、
そういう波を受けて、
ちょっと残念だなと思ったのを、
今ちょっと聞いてて思い出しました。
ホテルチェーンに買われていく。
本力というか、オペレーターの思想というか、
ホテルはそこが全てだなとは思うので、
何か言うことは言いませんけど、
それなりにいいホテル、
外資系の、
外資系のブランドの中ではちょっとライフスタイルぐらいだと思うんですけど、
それでもハードの作りとかは、
すごいちゃんと金かかってるなと言ったら、
それを感じるようなホテルだったんですけど、
そこでチェックインの時の、
1時間スペースで、
割とみんな同時に来るから混んでる時の、
ちょっとしたドリンクコーナーみたいなところに、
ご自由にお取りくださいみたいな感じで、
ご案内はされたんですけど、
そこに会えたらお菓子がうまい棒だったんですよね。
だがし。
一瞬回って僕は面白かったんですけど、
これはもうなのかなとは思った。
どうなのか、
海外受けいいのかなとか、いろいろ想像はしたんだけど、
とは思いましたね、ちょっと。
なるほどね。
まさに私京都に住んでるんですけど、
マスツーリズムとかの中で、
ホテルってやっぱり、
批判されがちな対象でもあるじゃないですか、
その一般住民、
市民たちからとの距離だったりとかって、
議論されやすいポイントかなと思っていて、
27:01
さっきの分け方、
文化とかを考えて、
それを発信するための場所として、
単純に利益追求型の、
ビジネスとしてのホテルみたいなので、
結構その差がすごいある。
生活の中で必死と感じるし、
自分自身が泊まるときも、
さっきのうまい棒の事例もそうかなと思うんですけど、
感じますよね、
泊まってる側で、
私単純にお金を持ってきた人だけなんだろうな、
消費者としてのときと、
この町に入り込むための入り口を作ってくれてるんだろうな、
みたいな体験と、
全然違うから、
そこをうまくつなげられたらいいな、
みたいなところと、
あと今話を聞いてて思い出したのが、
最近話題のホテル、
ホワイトロータスっていうテレビドラマのシリーズ、
見たことあります?
知らないです。
これホテルっていうよりリゾート施設の話なんですけど、
結構裕福な、
白人のアメリカ人とかが、
例えばハワイとか、
次新しいシーズンがタイらしいんですけど、
タイとか、
イタリアの小さな村とかで、
大規模なラグジュアリー、
リゾートホテルみたいなのもあって、
その体験と、
そこで働いてる人たちとか、
地域住民たちとのポリティカルな、
人間関係みたいなのを、
描き出したドラマですごい、
小さに飛んでるとか面白いので、
ぜひ見ていただければなと思うんですけど、
結構そのドラマに、
ホワイトロータスおすすめです。
それに象徴されるように、
ビジネスとして場所と存在感が、
どうしても出てしまうものだからこそ、
そういった町とのつながりとか、
住民との関係性とか、そこで働く人、
そこから生まれたお金がどこにどう流れていくのか、
みたいなところって結構気になるポイントかなと。
確かに確かに。
すごい今の二文化の話で、
気にする人には予約するときに、
客室数をチェックすることをおすすめします。
これは少ない方が。
だいたい書いてるんですよね。
OTAとかでも結構バッチリ書いてあって、
ちょっと下に行ったら、
客室数、総客室数いくつって書いてあるから、
本当にビジネスでやろうと思ったら、
30:00
ある一定数の規模がないと、
単純にホテルの仕組み上、利益比率って出しづらいんですよね。
小さい場合にも最低限必要な投資のこととか、
必要な経費っていうのがかかってくるので、
ある一定数ないとビジネスとしては儲かりづらい、
みたいなことがあったりはするので、
小規模のスモールラグジュアリーホテルズみたいなことが
評価されたりするところもあるんですけど、
スモールなところっていうのは文化寄りというか、
そういうのでやってるってところは多いは多いですよね。
確かに。
あと文化財系の宿みたいなのも最近気になります。
応援したくなっちゃう。
いいですね。
ともすればもう使いようがないような建物を貸し出すみたいなね。
福岡の柳川っていうところに、
お花っていう文化財ホテルがあるんですけど、
全然知らないままに知り合いの紹介してもらって、
ツアーっぽいものに入れさせてもらって、
行ってからいろいろ知ったんですけど、
そこがすごい良くて、ちょうど今リニューアル中なので、
年始にまた新しくなったお花を体験できるようになるんですけど、
そこがもともと安心の松江がやってて、
何代目なんだろう、ちょっと分かんないですけど、
今も松江の方がトップでやられている文化財ホテルがあるんですね。
そこで面白かったのは、
立花家の一族がやっていて、
立花家の資料館みたいなのも併設されてるんですよ。
あんまり僕、歴史とかにそこまでのめりってどうこうっていう性格ではないというか、
興味が深いほどのあれではないので、
物感とか資料館とかいつも行くと、
空間見てへーとか言って帰っちゃうみたいな、
浅い体験みたいな、あまりないというか、
いうあれだったんですけど、
そこに泊まるってなった瞬間に、
急にいろいろ入ってくるものがあって、
さっきの一人で泊まったわけじゃないんですけど、
一人の話し方と似てるというか、
泊まるという行為が、
そこの空間と込みで、
そこの歴史のことを吸収しやすくなった感覚になったんですよ、
あの時。
これは面白いなと思って、
これ何なのかなーみたいなことをいろいろ後で考えてたんですけど、
都市の、今日都市の話なんだっけなと始まる前にもやもや考えてたときに、
ホテルが都市で面白いなと思うのは、
なんかその、本当はパブリックなはずなんですよね、
その場所、そのリッチ、その場所。
でもホテルの客室ってものを作った瞬間に、
客室もだってみんなでシェアする場所じゃないですか、
そういうことだったらパブリックなんですよね。
なのにそこをあたかも自分の部屋だという権利を買うことによって、
33:02
プライベートにするみたいなのがホテルなので、
プライベートになった瞬間に、
落ち着いて自分のその部屋の中の情報を得やすくなっている感覚というか、
文化財に泊まったときもそれに近かったんですよね。
なので、もう夜で誰もいない、
このすごい広間があるんですけど、
広間ってとこがちょっとプライベートチックになっているというか、
あったときに自分の情報として入ってきやすいもの。
別の例えをすると、
無地ホテルとか銀座にありますけど、
あれを全部無地の商品で買おうと思ったら買えるんですよね。
泊まってすごいプライベートな状態で商品と触れ合うみたいに、
アパレルで接客されるのとはちょっと違うわけですよ。
そういう感覚って、
プライベートになれるっていうことが都市においてホテルの面白いところだなと思っていて、
いい意味で捉えるとそういうところだし、
なんか不思議だなと思うのは、
清掃ですべてきれいさっぱりなかったことにするっていうのも、
そういう面白い文化だなと思う。
毎回毎回ね。
リセットをかけるところが、
ホテルの独特な考え方なんだなって改めて思うというか、
そんなことを、
お花っていうところに泊まったりとか、
最近何だっただろうなって思ったときに思いますね。
泊まりに行きたくなってきた。
これインスタにも出てますね、お花。
泊まりのお花ね。
約100畳もあるお広間。
すごいですね、これね。
そうなんですよね。
確かになんか、
泊まるっていうことだなと思って。
なんか非日常的でもあるけど、
そこの体験は、
自分がそこに暮らしているような、
過ごす時間はすごく日常になっていくというか、
なんかその体験が特別で、やっぱりホテルは面白いですね。
なんかエアビーとかそういったものとはまた別の、
体験価値があるんだなっていうのは、
やっぱりここのゴジャサンシリーズを見てても思うし。
確かにね、エアビーとは確かにそうですね。
いいのはなんか、
友達の家に泊まってるってみたいな感じ感ですね。
なんかあそこは今の話とまた逆で、
なんかプライベートなところに入り込める楽しさみたいな、
なんかそんな感じがありますよね。
プライベートとして出来上がった空間に対して、
それがパブリックに開かれてるみたいな。
だから友達の家に泊まるみたいな感覚なんでしょうけど。
なんかそれで今思い出しましたけど、
ホテルじゃ全然話変わりますけど、
長野の、長野だっけ?
オブセっていう場所で、
名前なんて言ったか忘れちゃったけど、
ひとんちの庭あそこ開放してるんですよね。
都市計画とか町づくりで、
ひとんちの庭を開放してる場所があるっていう。
36:02
それ面白い。
なんだっけな、なんか名前あるんですよ。
その時にすごい面白いなと思って。
まさにそれもひとんちの庭として作られてるから、
めっちゃプライベートな街というか、
プライベートな場所を通り抜けていけるみたいな、
不思議ななんかで町があるんですよ、オブセに。
本当だ、オブセ、オープンガーデン。
オープンガーデン、オープンガーデン。
お庭巡りをしてみませんかって、
そうです、そうです。
ツイートが出てきました。
いいアイディア。
だいぶ不思議なのがあって、
都市っていうめっちゃパブリックなはずなのに、
プライベート開放してるから、
なんと不思議な感覚になるっていうか。
これ実際行ったんですか?
行きました、行きました、だいぶ前だけど。
面白そう。
めっちゃ良い。
なんかね、そういうプライベートとパブリックの作り方、
土地前提で作って、そこをどういう扱いにするかみたいな作り方は、
やっぱり、町づくりも都市もホテルも色々あるんだなって思いますよね。
なんかこう、町にあるリソースをホテルの位置機能や、
体験価値として見立てるみたいなものが、
結構最近も増えてきてますけど、
そういうのも面白いですね。
ちょっとホテルを拡張するというか。
そうですよね。
ホテルっていうことが前に出るというよりかは、
そういうものを救い取るためのハブみたいな感じですかね。
そういうことなのかもしれないですよね、本来は。
それが多分文化系のように、やっぱりホテルのやってることだと思うし、
ビジネスが強くなると、
アンバンをとにかく前に出すぞっていう思想になるんでしょうし。
リッチも変わるし、多分出すんでしょうね。
そうでしょうね。
どこに行っても同じ安定感が得られますよっていう、
それはそれで安心なんで、
チェーンホテル、ブランドホテルの良いところではありますよね。
そういうところほど細かいネタが少なかったりもしますけど、
逆にたくさんやってるから、めっちゃノウハウがたまってて、
なるほど、これ確かにっていうことが生み出されてることに。
なるほど、なるほど。
経験の数が違うっていうのは、メモメモみたいなことはありますね。
いやー、なんか人生の楽しみが増えた感じがしました、今日。
人生の楽しみが増えました。
なんか、今まで意識してこのホテル泊まろうとか、
探して、移動は私すごい多いんですけど、
その経験があんまりなかったので、
なんか家族旅行とかでね、海外で良いホテル泊まったりとか、
文化財団で泊まったりとか、建築家が作ったところで泊まれるところもあるみたいなのがありますけど、
なんか一人で行くとか、それをしかもリサーチ的な目線でメモしたりとか、
なんかめちゃくちゃ単純に楽しそうだなと思って、
今日話を聞いてました。
39:00
小枝さんのね、なんかノートとかインスタも普通にめちゃくちゃ楽しくてワクワクしちゃうから、
なんかみんなでホテルを楽しみたいな、
今日30分くらい話してきて思ったんですけど、
なんかまだやり残してることとか、今後挑戦してみたいこととか、
ホテル研究家としての小枝さんの次は何なんでしょうか。
次ですか、
まださっき言ったリサーチしたものをアイデア化して伝えていくってことがまだ仕切れてはいないので、
多分それ今僕の野望的にさっき言いましたけど、
そんなに表現としてアウトプットはまだできてないので、
まずはそれをやりたいかなっていうのは思っていること。
思想としてはなんかですね、もう一個事例で話をすると、
なんかちょっと前に話題になっていた、
W大阪のトミカ事件って知ってますか。
トミカ事件って言ったとあんまり言うんですけど、
トミカ事件っていうのがありまして、
トミカ事件って調べても多分出てると思うんですけど、
なんかそこに宿泊されたお客さんがお子さんと多分泊まって、
エレベーターの隙間になんかトミカの車が落としちゃったんですって。
もう取れなくなっちゃったと。
その日はもう取れませんと。
残念な思いで帰った後に、
ホテルの点検とかエレベーターの時に、
エレベーターが多分下の方に落ちてたから、
それが発掘されてあったみたいな。
それを返す時に、
テックチームかメカニカルチームからみたいな、
そういうタイトルで、
その落ちた車をレッカー車のトミカのやつにつけて、
ストーリー込みでお届けしたようなストーリーだったんですよ。
それを届けられたお客さんが喜んで、
エレベーターから開けたらバズったっていう、
それでホテル業界、ホテリーたちはみんな嫉妬しまくってたっていう。
そういう事件。
いきな対応に。
Xなりインスなりでみんな嫉妬してるみたいな。
賛否両論に起きたくらいバズったんですよ。
マーケティングだとか、
言う人もいるわけじゃないですか。
それは本当どうだか分からないけど、
誰がやったかが分からないってところが、
僕一番面白いなと思っていて。
対面サービスじゃないんですよね、これは。
これが自分の勇気になった部分もあって、
ホテルじゃなくてもいいんですけど、
サービス業っていうことが、
接客じゃなくてもいいんだっていうことを、
勇気つけてくれたアイディアと実行力だったなと思っていて、
もしかしたら本当にバックヤードの経理をやってる人が、
俺やったらいいんじゃないとか言って書いて送ったかもしれないわけですよ。
42:01
知らないけど。
だからそういう気持ちとアイディアさえあれば、
対面が苦手な人とかできない人だと思うんですけど、
僕もそんなにそのタイプなので得意じゃないし、
でもハードとかそっち側の仕組み、仕込みっていうところでの、
できるんだってことは気づいたりとかしたから、
こういうこととか発信しておきたいなと思います。
応援して、それをみんなが盛り上げていけば、
ちょっとでもサービス業が良くなるんじゃないかって。
そういったことは思想として発信しつつ、
技術的な方で言うと、さっきのアイディアみたいなことは、
消化していきたいなと思い、みたいな感じですかね。
でもやっぱりそういう細部にこもるというかね、
思いや体験のこの深度とか深さみたいなのが、
すごい多分、その細かい魂を込めたところにきっと届いているし、
そこをめでて、こんな細かく横田さんはいつも書いているんだろうなと、
今日お話を伺ってて、なんか思いました。
これからもホテルをめでていってください。
そうですね。めでてるというか、解剖してますけどね。
解剖ね、確かに。
解剖、確かに。
もう、まる裸にされてますからね、ホテルたち。
確かに、確かに。
嫌がられる場合もあると思います。
でしょうね。
確かに。
ごまかせないように。
でもこれからもいろいろ楽しみにしてますし、これから作られるもの。
もちろんです。
じゃあこんなところで今日は、ありがとうございました。
ありがとうございました。
グッドニュースフォーシティーズでは、毎週新しいエピソードを配信しています。
次回もお楽しみに。
44:24

コメント

スクロール