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2025-04-29 27:30

【#167】“洗濯物を外に干すか”という都市感覚|洗濯物から考える風景論

◉今回の内容

ドイツの洗濯物事情/日本の生活圏/洗濯物の揺れ/生活感と風景/洗い場/乾燥機/コインランドリー/集住と洗濯/洗濯アイテム/風景論/洗濯物は醜いか



◉アーバニスト編集会議とは?

WIkipediaにその定義がまだ記載されていない「アーバニスト」という言葉。それはどのような人やどのような状況を作り出す人たちなのだろう?私たちのまわりにいる、まちを自分たちの手で編集し使いこなしている人たちとおしゃべりしながら、その価値観やあり方を探っていくシリーズを、アシスタントのAlty持ち込み企画としてスタートします!



Open Call 【for Cities Week 2025 Chiang Mai 】

for Cities Week 2025 Chiang Mai 🇹🇭都市体験のデザインスタジオ for Cities が贈る、世界を舞台にした学びと実践のプログラム「for Cities Week 2025」の開催が決定!今回の舞台は、豊かな伝統文化と新しいクリエイティブシーンが共存する魅力的な都市、タイ・チェンマイです。

◉実施期間 2025年5月25日〜6月1日

◉開催場所 タイ・チェンマイ/ Kalm Village



申し込みはこちらから!

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出演/石川由佳子・杉田真理子・髙橋隆太

Podcast サムネイル作成/Nippashi

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サマリー

このエピソードでは、洗濯物を外に干すことに対する都市の文化的感覚を掘り下げています。特に、ドイツと日本の文化を比較しながら、洗濯物干しの習慣の意味や共同の洗い場、洗濯文化の歴史について触れています。洗濯物を外に干すことに関する文化と歴史を考察し、コインランドリーの役割や地域コミュニティとの関係性を議論しています。また、国や地域の違いが洗濯文化に与える影響を探ります。このエピソードでは、洗濯物をどのように外に干すかという都市感覚について語り、共同のスペースの重要性や江戸時代の生活様式にも触れています。さらに、現代の洗濯環境の変化や未来の可能性についても考察しています。

00:03
みなさん、こんにちは。都市デザイナーの杉田真莉子と、
エクスペリエンスデザイナーの石川由加子です。
Good News for Citiesは、世界中のグッドなニュースから、
自分たちの手で都市の暮らしを豊かにするアイデアを探求していく番組です。
みなさん、こんにちは。
洗濯物干しの文化的対比
今日は、洗濯物を外に干すかという都市感覚についての話をしようと思います。
洗濯物の話です。
洗濯物の界隈について。
界隈について。
まさにね、最近ゲストでも出てくれてるアルティが、洗濯物についての話題を振ってくれたので、
アルティネタではあるんですけど、結構気になっていたテーマであったので、結構激扱いだなと思っております。
ちなみに、洗濯、すごい雑談なんだけど、今洗濯機をいわゆる、なんていうの、縦型じゃなくて、なんていうんだっけこれ、横型?
ドラム式に変えようかなと思って、いろいろメーカーを比較してるんだけど、
でかくて入らないとか、電力そこまで使わないとか、そんなにお金もかからないとか見てるけど、
でも、太陽エネルギーで干せるものを電気で干しちゃっていいのか、みたいな葛藤とかもあったり。
確かに、そういう言い方をするとそうですね。
なので、洗濯いつで結構考えております、という毎日でございます。
うん。洗濯物外に干すかっていう話でいくと、それこそ私の思い出としては、
それこそ、小中ドイツに住んでたって話をしたと思うんですけど、
思い出深いシーンが2つあって、1つがドイツに引っ越したときに、ベランダに石川家洗濯機があって、
石川家洗濯物を干しました。
そうしたときに、オーナーから速攻電話かかってきて、美しくないからやめてって言われて、
美しくないから外に干さないでって言われて、
その後、いろいろヨーロッパの生活文化とかを理解していくにあたって、
やっぱりお庭っていうものは外に対してショーケースするもの、どっちかっていうとセミパブリックの場所だから、
外に向けてお花を植えてきれいにしておくとか、外に向けて見た目を整えていくみたいな価値観が、
私の住んでいる周りにも結構あって、
あ、そうなんだみたいな、そこから石川家は洗濯物を外に干さなくはなったんですけど、
日本に帰ってきたときに、私も小中を過ごしたからさ、結構そこの感覚になってるわけですよ。
日本に帰ったとき、車の車窓から大きな団地が見えて、
その団地全て8割ぐらいが布団とか洗濯物干してて、すごいびっくりした記憶があって、
なんでそんな恥ずかしくないのかみたいな、そんな生活物を外に出して恥ずかしくないのかみたいな、
衝撃を受けた由加孝少女がいて、その中のギャップをこのテーマを聞いたときにパッと思い出しました。
洗濯物の風景と共同体
うん、面白い。それすごい良いエピソードですね。
なんか確かにさ、ヨーロッパってあの、こう、でかいさ、パタンパタンパタンって畳めるさ、室内干し用のさ、モジュールあるじゃん。
日本ではあんま見ないけどさ、大体その勝手に。
あのでかさないよね。
でかさないよね。大体なので、なんかリビングとかでね、干すよね。で、お客さんが来たらそれをこう、なんか寝室とかに隠して、みたいなのをすごい思い出したんだけど、
確かにね、今回のその洗濯物という、で、誰が洗ってるのかとか、どう洗ってるのか、どこで干すのかとか、で、なんかそこらへんを色々調べてた。
意外と洗濯研究とか、あの、話してる人、そんな数は多くないけどいて、なかなか深いテーマになりそうです。
うん。いろいろじゃあ話してきますか。
はい。どこから、どこから話そう。
こう調べてる中で面白かったトピックある?
あー、えっとね、めっちゃたくさんあるんだけど、なんかいいなと思った洗濯物にまつわるシーンの話からしていいですか?
うんうんうん。
なんか、私たちが普段お世話になっている山梨県の猿屋でさ、なんかこう、中庭にいつも白いシーツを干して、で、それが揺れてるんだけど、なんか、
あの、オーナーのヤギさんとさ、話してた時も、なんか原風景でこう、なんかフランスに昔住んでた時に、南仏の田舎の方で土地がたくさんあって、で、白い洗濯物が揺れててみたいなのがすごい気持ちよかったから、そのシーンを取り込みたいみたいな話をしてて。
結構、宿とかでさ、シーン干してるシーンってところってあんま見ないじゃない?なんか、だいたいみんな業者に委託するとかさ、それこそ乾燥機で全部乾かしてみたいなのだから、でもなんか、外に洗濯物が干されてるって確かにすごい生活感があるんだけど、なんか、あれはすごいいいな、カラー白だからなのか、それともその周りの風景がいいのかわかんないんだけど、あの感じすごいいいなとシーンとして思っている。
いい風景だよね。
うん、気持ちいい風景。なんかそういうのある?
私もされや印象残ってるなと思って書いてたんだけど、もう一つは野沢温泉に行った時の風景が思い出されて、長野県のその野沢温泉スキー場としても有名なんだけど、その十何個か公共の共同浴船みたいなのがあって、その温泉の後ろに共同の洗い場があるのね。
で、その温泉の水を利用した洗い場が組み込まれて、今でも生活用水として使われてるんだけど、なんかそのエリアだと、お菜洗いっていう野沢名を洗うっていうのが毎年の恒例の行事に入ってて、温泉で洗った方が漬物が染みて美味しいみたいなことを地元の人たちが言っていて、今でも結構こういう共同の洗い場ってどんどんなくなっていっちゃってるんだけど、まだ動いているっていうのは面白いなっていうところと、
まあ後で多分話が出ると思うんだけど、その洗うみたいな行為とか、その共有するっていう生活の中での共有の場としての洗濯行為とか、洗濯をする場所みたいなのが結構昔から根付いている、どの国にもっていうのはやっぱ面白いなっていうのを思っている。
そうだね、結構共同の洗い場とか、共同のコインランドリーとか日本も文化としてあるし、最近結構考える機会が多くて、なんかさ、よくアメリカの友達とかと話すときに、一家に一台やっぱり洗濯物と乾燥機もあるのが、なんか豊かさの象徴だと思ってるんだなみたいなことが結構エピソードとしてあって、
まあなんか若い世代とかちょっと違うかもしれないけど、なんかまあ一家に一台洗濯物と乾燥機があって、すごい豊かな暮らし、でなんかまあわざわざさ、コインランドリーにこうわざわざ持ってって持って帰ってみたいなことする必要もないし、
確かになんか今のさ、その核家族化と資本主義の社会ではその一家に一台の可燃としてそれがあるっていうのは豊かなことなのかもしれないけど、なんか本当にそうなんだっけみたいなことを結構考え、今回もきっかけがあっていろいろ考えててさ、
洗濯文化の歴史的背景
たとえばなんかその社会主義国における洗濯文化とか、それこそポストソーシャリズムの、まあそれこそポーランドとかさチェコみたいな、かつてその社会主義国だったエリアにおける洗濯文化のあり方とか、なんか結構あのいろんな専攻研究があって、全部は読めなかったんだけどすごい面白いなぁと思って見てました。
なんか、たとえばウィーンに住んでいた時に、レッドビエナ、赤いウィーンっていう時代があって、オーストラリアの社会民主党が初めて与党になった時代で、1918年から34年までの間なんだけど、その期間に結構社会主義的なポリ政策だったりとか、あと共同住宅みたいなところもそこでできて、
いまだに結構、まあミュージアムとして、場所としても残っているんだけど、そこのレイアウトとかを調べてたことがあって、結構女性の建築家がそこに関わってたりとか、なんかその共同の食堂とか、共同の洗い場みたいなところがその建物内とか、
なんていうの、コンプレックスごと、コンプレックスごと、その塔ごとにあったりとか、なんかそういう考え方もあるんだなと、すごい社会の構造と、その洗濯物っていうすごい日常の行為が、結構ダイレクトにつながってるんだみたいなのをすごい考えていました。
実際にそれを見に行ったりもしたの?
建物見に行ったことはないんだけど、まさにそのかつてのランドリールームが、今ミュージアムになってるの、その時代の。
あとなんか、デンマークに留学してたときに、結構古いまさにソーシャルハージングみたいなところのドミトリーに滞在してたときに、地下に共同のランドリースペースがあったなと思い出した。洗濯物があるときはその地下に行って。
なんかそのコインランドリーの歴史も私も興味があって調べてたときに、ワークサイトっていうメディアがコインランドリーについての記事を上げてる会があって、それすごくめっちゃ面白いなと思って見てたんだけど、そもそもコインランドリーってどこで始まったんだろうなと思ったときに、
やっぱり地下で、1930年のロンドン、アパートの地下で居住者用の洗濯設備として始まったっていうふうに言われているのが、あの一説。で、なんかこれが全国コインランドリー連合会っていうのがあるらしくて、その雑誌の特集で書いてあったらしくて。
そこから、私アメリカ発祥かなってイメージがあったんだけど、そこからアメリカに行ってビジネス展開して、爆発的に広がったと。日本で言うと、1963年東京、北区の赤稀団地にオープンしたのが第一号と言われてるらしくて、どうやって調べたんやねんっていう感じなんだけど、なんか63年ぐらいなんだみたいな。
で、なんか結構そのコインランドリーブームみたいなのがここ数年であったなと思って。
それで言うブームとしては、結構そのコミュニティの場としてのコインランドリーみたいなのが、街づくりの文脈で位置づけられたりとかさ、その地域の中での役割として、なんか新しく生まれてきたのかなと思っていたら、どうやらそうではなくて。
まあ実際数としては、なんかそのランドリービジネスマガジンっていう業界誌があるらしいんだけど。
えーやばい。
歴史をたどると、2019年ぐらいで全国の施設数が21,500程度で、1990年とか2000年ぐらいに比べて1.5倍ぐらい増えてる。
まあそのように増えているっていう数字はあるんだけど、歴史をたどると1980年ぐらいからすでに兆しがあったっていうのがあるらしくて。
そこに載ってたので面白かったのが、建築家の宮脇ダンさんっていう人が、1981年に書いた文章が、その雑誌に転載されているっていうことが書かれてたんだけど、ちょっとこれが面白かったので、ぜひ紹介したいなと思います。
引用なんだけれども、コミュニティという信号がある。人が集まって住むには、集まって住むことのメリットをフルに活用しなければ意味がないのに、どうも日本人はまだまだそういった機会を利用する方法を知らない。
例えば近くのちょっとしたショッピングの時や、子どもたちの遊び場で保育園での送り迎えの間にもその可能性が秘められている。
新しく発生しているコミュニティランドリーも、若者たちがただしらけて座っている場ではなく、アメリカ並みの情報交換やコミュニケーションの場として一種の風俗化することが十分考えられる。
夫婦共働き、省エネルギー、時間の有効利用の時代に入ってきているのだから、単に物を干す、洗い干す場としてではない生活の重要な場にしたいものだし、そうした場作りの方法は理想だというところで、この引用文の中にも結構いろいろ面白いツッコミどころがあって、
そもそもコミュニティってこの時代に結構日本で言われ始めてたんだっていうところと、そもそもこの時代からコミュニティが若者たちの溜まり場的に使われている状況が生まれてたんだっていうのが結構面白くて、あ、最近のことではないんだ、結構日本の文化にも浸透しているものなんだなーっていうのを思ったりしておりました。
国際比較研究
面白いね。確かにコインランドリーの歴史を改めて振り返って見るの、むちゃくちゃ面白いなと思いました。確かにアメリカのイメージすごいあるじゃん。文化的なアイコンとしてのコインランドリーとかも結構面白いなと思って、結構ミュージックビデオとかランドリーが舞台になってたりとか、
最近映画のエブリィセング、エブリィウェア、オールアットワンズとかもさ、コインランドリーは、そうそう、ただ全てあそこで行われたみたいなさ、あとなんか私の好きなダンサーの方とかもよくコインランドリーを舞台にやってたりするんだけど、なんかそれが何でなのかみたいな、そういうアイコニックな存在、場所になるのは何でなのかみたいなことを改めて考えて、
でも本当に論略に何よ、いろんな人種の人たちがそこに集まって、一定期間の時間を待ったりとか。
そして物語が交差するシーンだよね。
そうだね、物語が交差しますね。
出会うはずのない2人が出会う。
ロマンチックにね。
それがちだよね。
そうだね、あとなんかその、最近まさに各国のランドリー文化についての比較研究をしている、イギリスに住んでいるんだけどシンガポールの研究者の人と知り合うきっかけがあって、その人もなんかそのコインランドリーの話をしてるんだけど、
その人はちなみにイギリスのバーミンガムとシンガポールと日本の洗濯物文化の比較研究みたいなのをしてて、バーミンガムはそのビクトリアン朝の時代の建物の庭にさ、干す文化。
よく映画とかで出てくるじゃん、ブリックのさ、同じような型のビクトリアン朝の建物がバーってあって、裏庭があってそこにこう洗濯物を干すとか。
シンガポールの場合は結構もう住民のほとんどがアパートとか高層ビルとかに住んでるから、それにまつわる洗濯文化とか洗濯グッズ、外に落ちないように洗濯物をかけて、それをベランダから外に押し出すための棒とか、そもそも建築に内蔵されてあったりとか。
日本はコインランドリーの文化について、彼女は調べてて、映画のファーストラブの1シーンで、主人公が洗濯物泥棒に合わないように、詳細忘れたんだけど、なんかしてるみたいなシーンがあって、そこをちょっと印象的なシーンとして切り取ってやってたりとかさ。
洗濯物の社会的役割
時代もそうだし、国によってっていうよりは街によっても全然違うと思うし、住宅の形とかにもすごいダイレクトに関わってるし、面白いよね。
たしかに、日本の家とか、カチャってトランスフォームする、棒を刺すアイテムとか、建物についてたりするもんね。拡張させるみたいな、ベランダ。
そうだね、たしかに。
あとなんか、最近行ってるホーチミンはさ、ストリートだなぁと思って、そのヘムって言われる路上にもうガンガンみんな出して、干してるなぁと思って、結構道と洗濯物って毎日そういえば見てたかもって、リトナム思った。
特にヘムみたいな、ちょっと裏道的な、表から隠れてるようなところで、なんか行われてるみたいなのは多いよね。
まさにね、ベトナムのホーチミンのセクシャルワーカーの人たちと洗濯物の関係性みたいなのをリサーチしてる論文があって、それもちょっと全部は見れてないんだけど、
セックスワーカーの現状みたいなものと、その一部にビジネスの中で出た洗濯物を誰がどのタイミングで洗ってるのかみたいな話なんだけど、誰がやっぱりそれを担っているのかみたいなすごい結構ポリティカルな議論で、
例えばなんか今回調べてて出てきたのが、ドービーガードっていうインドの洗濯物スラムみたいなのがあるらしくて、いわゆるアンタッチャブル、なんていうの、日本語で差別されてきた階級のインドの人たちが、そういった洗濯物みたいなものを一手に引き受けて、一つのエリアでまとめてやっているみたいな。
なので洗濯やスラムみたいな風に総称されることもあるらしいんだけど、なんかそういう構造的な不平等みたいなところも、結構この洗濯物誰がになってきたのかっていうのを考えるときにあるなと思っていて、もちろんそういった差別されてきた階級の人たちっていうのもそうだし、洗濯物になるのっていうのはさっきのセックスワーカーの話もそうだけど、
女性合党的に多かった、みたいな。ジェンダー論の話もあるし、なんかそうするとすごいどんどんポリティカルになっていくよね。
なんかその、さっきいろんな国際比較みたいなしてる人がいるって言ってたけど、やっぱそれってなんか改めて考えると、ベトナムの風景とかも思うと、その洗濯物に対するその国の価値観とか、位置づけ捉え方なんだろうなと思って、それこそなんかさ、先頭の話したの覚えてる?
そう、男性は全身隠さずに入るけど、女性はちょっと隠しながら入ると。裸を恥じらいに思うとか。それも日本でも、やっぱ女性は外に下着を干さない方がいいって言われたり、自分自身も大ピロ毛に下着は確かに干せないな。でも男性はパンツをめちゃめちゃ堂々と干すなとか、干してんなとか。
それってなんか、すごいなんか価値観の不平等があるというか、なんか何かしら自分たち自身もプレッシャーを感じてるのかなと。ぽうで、ホーチミンとかそれ全く感じてなさそうだな。下着も男性の洋服ももうオープンに路上に結構干されてたなとか。
なんかそのさっきのドービーガートもそうだけど、洗濯物っていうものが社会の中でどういう位置づけとされてるかっていうのがなんか反映されてそうだなって思った。そうだよね。だよね。なんかその中でさ、やっぱ一番最初のあのドイツのなんかエピソードに戻るんだけど、なんかあの、見せちゃいけないものなんだっけ?そんなに汚いもの、なんか美しくないものなのかなみたいなのを改めて考えたくて。
なんかあの、サルヤの白いシーツが中庭にっていうのがすごい好きだったって話があって。そこにさパンツとかが着たらどう思うか私もわかんないんだけど、なんかそこからちょっと改めて考えたいなと思って。
なんかこう、アジアとかでたくさんこう洗濯物が干されてて、それがマジでカオスでみたいなアジアっぽい風景でみたいな。でもなんかどんどん近代化で街が綺麗になっていくとともに、そこらも消えてなくなるべきだみたいな、なんか物ってそれでいいのかなみたいな。結構思うんだよね。
どう?洗濯物は外に干したい派ですか?中に。
まさに今それそのドラム型にするかどうかの論争。私の今のテーマの一つは毎日考えてるからね。でもうちの場合はベランダがその後ろの路地に向いてるから、外にこうプライベートにバンって見えることがないので、ベランダに普段干してるんだけど。
洗濯物と都市感覚
でなんか、すごいそれに関しては、なんかやっぱパンツとか見せたくないし生活感も出るから、やっぱなんか裏側になんかみんなの生活その路地というか、みんながその干せるようながあって、外は外で綺麗にできるみたいな、それぐらいの空間のバッファーがあるのが一番幸せなのかなとか思ってさ。
どうしてもスペースが限られてくると外にみんなが見えるところとかになっちゃうけど、隠せるって外があるんだったらそれが一番いいなーとか、一番って言ったらあれか。それはいいなーとは思って。でなんかさっきの太陽エネルギーの話にも行くんだけど、なんかさ、やっぱ最近そのエネルギーの実給率とか、家で使う電力とかすごい考えることがあるんだけど、
なんか太陽の光で干せるものを、わざわざドライヤーみたいなのに干す、なんかね、家電で全部干しちゃうって、しかも生地も痛むしとか、せめてなんかシーツは外で、下着はあのそういったドライヤーというかドラム式のやつで洗濯するとか、そういうのはあってもいいかもしれないけど。
共同の屋上の干し場とか、地域に複数箇所。
そうだねー。
なんか団地とかマンションならあるけどね、そういうの。やっぱ空間がないっていうのはあるよね、きっとね。
そうだねー、確かに。
なんか昔の日本の家とか、やっぱさ、お庭があって、生垣があって、木があって、緩やかにさっき言ってたみたいに、隠れてた、ストリートからちゃんと隠れてたから、良かったのかもしれないね。
そうだねー。それこそあのさっきのバーミンガムのビクトリアン町の、ビクトリア時代の建物とかも、外から見えないけど、内側では共同の。そこに行ったら他のお隣さんとかの裏庭で干してるのとかも見えるみたいな。
そういうくらいのね、空間感覚、現代では、このピチピチとした現代では難しいのかもしれないけど、っていうのは思ったかな。
そう、だからさ、江戸時代とかさ、最近江戸時代にはまってるんだけど、江戸時代はみんなどうやって洗濯物干してたのかなーとか、
あとなんか、朝ドラを見ながたくまぐすの朝ドラを見てるんだけど、東京に引っ越してきたばっかりの業者で、長屋みたいなところに住んで、そこの共同の水場と共同のご飯作ったりとか、洗濯物したりとかする場所があって、
そういうなんかこう、コインランドリーとかもそうだけど、洗濯という声の共同性みたいなものを改めて考えてみたいなーっていうのは思いました。
なんかもっといろんな場所のあり方があっても良さそうだよね。それこそその、さっき言ってたワークサイトの中にも、結構あの、最近社会的処方の場とか取り組み、私も気になって色々調べてるんだけど、そこにもアメリカのスタートアップで、なんかファブリックヘルスっていうスタートアップが、コインランドリーを、
来る人たちの健康診断の場にするみたいな形で、いわゆる予防医療の場にする、そして地域とつながりを作る場所にするっていう意味で、なんかそういう場所の展開もありそうだなと思うんです。
まあ日本だとそれが戦闘とかそういうところにも立ってくるかもしれないけど、なんかその生活の中あるいは暮らしの中での新しい役割としてもどんどん可能性がありそうだなと思って見てたりしました。
いいトピックでしたね、今回。アルティの投げかけにより。感想が聞きたい。確かにね。なんか引き続き考えたいなと思いました。
という感じで、皆さんの洗濯物エピソードぜひ聞かせてください。DMとかね、メールとかね、あったら嬉しいです。ということで、今回もありがとうございました。
はい、ありがとうございました。また。
インスタグラムとニュースレターもありますので、概要欄も合わせてチェックしてみてください。DMやメッセージもお待ちしております。
それでは来週も火曜日の放送をお楽しみに。
27:30

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