2024-09-12 13:46

映画「きみの色」

クリエイティブプロデューサー 三好剛平
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感想

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00:00
スピーカー 1
この時間は、日替わりのコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Upのコーナーです。
スピーカー 2
木曜日は、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。 おはようございます。 おはようございます。
さあ、今日はどんなものを紹介してくれるんでしょうか? はい、本日はですね、もう8月30日から公開中でございまして、もう現在全国シネコンで大ヒットしております。
アニメーション映画の、「きみの色」という映画をご紹介します。 話題になってるようですね。はい、これですね。
この映画も今や世界中に根強いファンを持ち、僕も新作を楽しみにしていたアニメーション監督の山田尚子さんという女性監督がいるわけですけども、
彼女の最新作でございまして、一度見た後にはもう紹介せずにはいられないっていうぐらいのね、めちゃくちゃ大切な一本になっちゃいました。
なのでちょっとここからその魅力をご紹介していきます。
まずちょっと作品の詳しいレビューに入る前に、その山田尚子さん中の誰なんじゃっていうことをちょっと紹介したいと思います。
山田尚子さん、アニメ演出家で監督でいらっしゃいます。
2000年代よりアニメーターとしてまずその活動を開始されているわけですけれども、
2009年に当時社会現象を巻き起こしたアニメのK-ONっていうね、女の子たちのバンドやるアニメやりました。
スピーカー 2
あれの監督にまずアニメーションの監督としてバッテキされるわけですね。
その後2011年に映画K-ONで長編の初監督を務められると。
これが日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞をいきなり受賞しちゃうということ。
その後いくつか撮りつつ、2016年には監督の3作目になる長編、映画声の形。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
ご存知ですか。
はい。
いいよ。
スピーカー 1
いい作品。
スピーカー 2
いい作品なんです。
この映画がその年の邦画講習のベスト10に入るぐらいの大ヒット。
23億円だったかな。
記録するだけではなくて、今はいとお声いただきましたけど、
その素晴らしい演出と内容で国内に留まらず全世界で客を集めるきっかけになっていきます。
さらに2018年には映画リズと青い鳥という作品を監督されるわけですけれども、
これに至ってはアニメという分野に収まらないぐらいの山田監督独自の演出力が存分に欠失した大傑作ですね。
僕もこれ大好きな映画で、そんな感じでいよいよ1作ごとにキャリアをアップしていっている作家です。
2021年にはテレビで平家物語のアニメシリーズなんかも監督しておりまして、非常に話題を集める監督なんですね。
この監督の映画の特徴はいくつもあるんですけれども、とにかくまず一つ挙げるとしたら、
とにかく言えば、類まれなる演出力。登場人物たちの心の動きを丁寧に繊細に描き取るということでは、
本当に類まれなる才能があるんですけど、それだけじゃなくて会話とか、
登場人物たちが過ごす時間に満ちる目に見えない空気だったりとか、あるいは余白みたいなものまでを映画の中に描き込んで、
それらを豊かになっているんです。音楽みたいに豊かに倍音みたいにしてなっているんです。
03:05
スピーカー 2
こういうことは本当に唯一無二の才能だと思いますね。
これまでの作品作りでも、たびたび一緒に仕事されている脚本家の吉田玲子さん、
そして何より、この人とのタッグがすごい強いんですけど、音楽を手掛ける牛尾健介さんというですね、
この方たちとの最高のコンビネーションで、近作では先にも申し上げた通り、
山田監督以外にはちょっと絶対作れないような、独自のオリジナルなタッチを結実させていて、
新作が発表されるたびに、誰かの必ずまた特別な一本になっちゃったよ、みたいな、そういう素晴らしい映画作家なんですね。
ということで、そんな山田尚子さんの待望の新作であり、
かつ、実はこの映画が初めてのオリジナル企画の長編作となった、
君の色という作品についてご紹介していきます。
まずはあらすじです。
全寮生のミッションスクールに通う戸塚、これが主人公ですね。
彼女は幼い頃から、人が色として見える不思議な感覚の持ち主だったと。
そんな戸塚は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女の君、
そして街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年、ルイというこの3人でバンドを組むことになります。
離島の古い教会を練習場所にして、それぞれ悩みを抱える3人は音楽によって心を通わせていき、
スピーカー 2
いつしか様々な感情を抱いていきます。
そして彼らが初めてライブを披露する学園祭が近づいてくる、というような映画なんですね。
映画は非常にストーリーとしてはシンプルで、3人の高校生たちの悩み多くもみずみずしい特別な期間を描いていくというものなんです。
なんですが、やっぱりそこの一つ一つのですね、組み取り方がとにかくやっぱり素晴らしくて、
他人を気にしすぎてしまって動きすぎてしまったりとか、あるいは他人を気にしすぎてしまって動けなくなったりとか、
そういうようなもう特有のね、やっぱり思春期特有のやっぱりそういう悩みだったりとか、
あるいは身近な相手だからこそ言えずに抱え込んでしまう秘密だったりとか、
あるいはそういう風な悩みを経て徐々に近づいてくるそれぞれお互いの別れの時みたいな、
そういうような物語が展開していくわけですね。
なんですけど、だからといってこの映画はその年代層、学生だけに向けられたものではない。
本当にですね、普遍的に誰が見てもこれ私の映画でもあるなって思わされちゃうような特別な映画になってます。
で、いろいろその最大のポイントあるんですけど、
特にやっぱりお勧めしたいのがやっぱりこれタイトルにも明らかな色っていうテーマ。
ここが重要なんですね。
君の色っていうぐらいの映画ですからね。
で、この映画の冒頭で予告編とかでも実はもう紹介されてるんですけど、
私たちがどのようにして色を認識しているかっていうことの簡単な仕組みの説明が実は紹介されるんですね。
で、これがやっぱりですね、結果的には映画全体を貫き、
含みをめちゃくちゃ豊かに響かせる素晴らしい詩的な比喩にもなっているので、
ちょっとここから少しだけ科学の時間みたいになっちゃうんですけど、
06:03
スピーカー 2
少しその仕組みをご紹介したいと思います。
まず私たちが普段から様々な色っていうものを認識していると思うんですけれども、
これは波長の異なる赤、青、緑っていう3つの光の波を目の中の網膜が知覚して感知しているという、
そういう作用なんですね。
で、この赤、青、緑っていうのは光の三原色って聞いたことありますね。
こんな風に言われておりまして、これらが3つ重なった時には真っ白な光が現れるっていう、
こういうのが基本的な原理なんですね。
で、このことをもう少し考えてみます。
で、これ言い換えると、つまり色っていうものは、
そもそもまず光がないと存在しないということ。
で、もっと言えばもう一つ、その光を感受するためには、光の波を感受するには、
視覚、すなわち私たちっていう存在がないことには、
この世界には色が存在しないっていうことも言い換えることができるんじゃないかと思うわけですね。
スピーカー 2
で、こういうことを踏まえて、それらを光の波を受け取る視覚っていうのはおまけに、
一人一人によって感受する能力だったりとか、その認識の差があるわけですから、
つまりある対象から放たれる色、それを一人一人が認識して受け取るっていうことに関しては、
厳密には誰一人として同じ色っていうのは実は受け取ってないはずなんですよね。
みたいなことをちょっと踏まえた上で考えていくと、
つまりある色を放っている対象と自分、
言い換えるところはあなたと私の間に初めて色っていうものが存在するんだっていうことですね。
っていうことは、つまりそれが届くっていうこと自体が、
いかに奇跡のような特別な作用なのかっていうようなことが、
少しずつ芋づる式に見つかっていくような感覚があります。
で、踏まえてちょっと山田監督の映画のことをもう一回ちょっと振り返ってみると、
これまでですね、山田監督の映画ってほぼどの映画でも、
もう届かない、あるいは届けることがもうできないかもしれないっていうものを、
それでも精一杯届けると決めた人たちの映画って言えるような感じがするんですね。
もうこの気持ちは伝えられないかもしれない、これはもう遅いかもしれないみたいな、
それをそれでも届けると決めた人たち。
で、そういうようなものがやっぱり出てくる映画であるっていうこと。
さらには、もうちょっと言うと山田監督の映画っていうのは常にやっぱりですね、
なんていうのかな、やっぱり私たちが対峙している世界そのものへの信頼感というか、
私たちはどんなにきついことがあっても、それでもきっと大丈夫なはずだっていう、
ほとんど祈りにも似たようなですね、願いが込められたような映画を
常に作ってこられた人だなって僕は思っています。
で、そんなことを全部踏まえて、改めてこの今回の君の色っていうのを見てて、
僕はもう途中からですね、圧倒されて感動の涙が止まらなくなっちゃったことが一つあります。
これ何かっていうと、山田監督ってですね、特に今回の映画はマジでそうなんですけど、
スピーカー 2
この映画を見るって決めた人、つまり何かしらこの映画が必要だと感じた観客に向けて、
とにかくその人に向けて狙い撃つような、
ただひたすら真っ直ぐその人に届けっていう風に願うような、やっぱり祈りを届けるみたいな、
09:01
スピーカー 2
そういう映画作りをする人なんですね。
これね詳しくはね、映画をちょっと見てもらわないと言えないのでちょっと控えますけど、
僕はもう映画っていうものをこんな風に言ったらね、たった一人の私たちに向けて、
祈りを届けるような作り方で、映画って作れるんだって思って、
そこにもう心底を圧倒されて涙が止まらなかったんです。
めちゃくちゃ素晴らしい。
大衆を喜ばせるではなくて、もう本当にターゲットが。
そこのあなたっていう風に届くような映画になってます。
めちゃくちゃいいです。
そんな映画でとにかく必見だよっていうことを言いたいわけですけど、
最後にこの番組、なんたって九州で放送されている番組ですから、
実はそんな皆さんに朗報というかお知らせがもう一つ。
この映画、光に満ちた本作でございまして、
映画の中で実はミッションスクールがその舞台に設定されているわけですけれども、
そのミッションスクール、実はこれ長崎後藤列島がですね、
ロケ地の舞台になっています。
練習場所の離島の教会っていうのが後藤列島の。
はい、なんです。
これはですね、実はその本作のテーマである、
やっぱりそのまずね、ロケに行った時にやっぱり現地のですね、光がとにかく素晴らしかったっていうこと。
さらにやっぱりその長崎後藤っていうのがやっぱり今回の映画の中で描きたかった、
信じる心っていう描くのに最も相応しい場所だという風に、
監督自身も感じられたということ。
ということで長崎の舞台がたくさん登場するわけですけど、
実はね、劇中にほんの少しだけ福岡のある場所も登場しますんで。
福岡のリスナーの多いこの番組にもぜひちょっと教えておきたい豆ポイントでございました。
はい、いうことで映画君の色、ユナイテッドシネマ、TJ博多、東方シネマズなど各シネコンで絶賛大ヒット公開中でございます。
あふれる色彩、目に見えない繊細な空気感、希望に満ちた感動、
全部をパッケージしたこの映画は映画館で見てこその映画なので、ぜひともご覧くださいというご紹介でございます。
スピーカー 1
さあそして来週19日のこの時間は三好さんとお送りする月に一度のこの企画、
リスナー名作劇場ということで、
先月はあなたが夏に見たくなる映画というテーマでたくさんね、
用意していただきましたけれども、今月のテーマを三好さんから発表してもらいましょう。お願いします。
スピーカー 2
食欲を刺激される映画といえば?
ということで。
スピーカー 1
あーこれ美味しそうだなーって。
そもそも食をテーマにした映画もあれば、別に本筋とは関係ないんだけども、
主人公とか登場人物が食べてるのが美味そう。
スピーカー 2
あるある。
中華鍋振ってて美味しそうだとかね。
めっちゃある。
スピーカー 1
ありますよね。
その食欲を刺激される映画を教えてください。
どんな映画を思い浮かべますか?
またそのエピソードも添えて、
メールでgu!rkbr.jp、gu!rkbr.jp、もしくはファックス092844-8844、092844-8844まで送ってください。
12:03
スピーカー 1
また田畑隆介グロウアップのXの方でもお待ちしておりますので、
今度の日曜日、15日までに送ってください。
たくさんのメールお待ちしております。
ということで、ここまで三好合編のキャッチアップをお送りしました。
スピーカー 2
数学教師芸人の高田先生だよー。
高田先生の算数ワクワクラジオ。
算数が不安なあなたを算数ファンに変えるポッドキャスト番組です。
Apple、Spotify、Amazon、ラジコなど各種音声プラットフォームで配信中。
4649よろしくー。
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