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ディープじゃなく、そこそこアニメを語るラジオ、そこあに。
そこあに。
今日の特集は、現在公開中の映画、「きみの色」特集です。
トークゲストに、アニメ評論家の藤津亮太さんをお迎えしてお送りします。
そこあに。
映画、「きみの色」
高校生のトツコは、人が色で見える。
嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。
そして、自分の好きな色。
そんなある日、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女、きみと、
音楽好きの少年、ルイと、古書店白猫堂で出会う。
監督、山田尚子。
脚本、吉田玲子。
音楽、牛尾健介。
キャラクターデザイン、作画監督、小島隆。
アニメーション制作、サイエンスサルによるオリジナルアニメーション映画。
2024年8月30日公開。
さあ、ということで始まりました。
今日の特集は、映画、「きみの色」です。
オープニングでもお知らせしましたが、
今日はトークゲストに藤津亮太さんをお迎えしております。
藤津亮太です。よろしくお願いします。
話題作と言っていいんでしょう。
映画、「きみの色」です。
はい。
私、先週見てきたんですけれども、見に行って、
若干、感想が難しい作品だなと。
解釈というのか。
というところがあったので、
藤津さんに、どういうふうにこの映画は見ればいいんですかと。
あれじゃないですか、
クンフさんの長崎舞台にしている作品は、
ちょっとハードルが高いみたいなやつではなく。
そこはですね、それはもちろんあるんですよ。
私は結構、地元舞台にした作品に対して、
結構辛めなので。
いや、これはもうやっぱり、
住んでるからっていうところがあるんだと思うんですね。
あと舞台に、それほどないわけじゃないんだけど、
それほど多いわけではないっていう。
だからもう頻繁に舞台になっているところの人たちは、
また多分考え方が変わってくると思うんですけど、
そうじゃないと期待するわけですね、どうしてもね。
そうして期待して、
なんか違うなって思うと、
普通よりも厳しめに見てしまうというところがどうしてもあるんですけど、
今回の君の色に関しては、
長崎を舞台にするっていうことはこういうことか、
という部分で非常に納得がいったので、
もちろんリアルじゃない部分は当然あるんですけれども、
気になる部分もないわけではないですが、
あくまでもフィクションですからね、として考えた。
03:01
そこはそんなには引っかからない?
全然そこは、よく綺麗に描いてくれたなっていう、
長崎観光地ですから、
そういう意味で考えると、
すごく綺麗に描いてくれたなっていう部分では、
満足しております。
この映画自体はすごく綺麗な作品じゃないですか。
そうですね、超綺麗ですよね。
なので、その綺麗な部分、
良かったなという部分と、
作品自体の内容の部分で、
初見でなぜだろうという疑問点みたいな部分っていうのを、
自分の中で消化したいっていう感想だったんですよね。
だから特集しないという選択もあったんですけど、
特集することによって、
自分でこの作品を納得したいみたいなところが、
今回の特集のきっかけなんですね。
私は今回特集は、ちょっと反対してしまいまして、
私はやっぱりスタッフのネームですよね。
そこがかなりこの作品を見るきっかけにはなって、
監督山田尚子さん、
楽本吉田玲子さん、そして音楽の牛尾さんも大好きですし、
言うなれば、山田尚子監督の作品ってこういうのだよね、
というイメージを持って見に行ったものとしては、
とても疑問がいろいろあるというところはあったんですよね。
だから結構私そうやって、
これまでの作品の流れから自分の感想を、
繋げていきたいところがあったりする上で、
うまく繋げられなくて。
今回山田監督にとっても、
オリジナル作品じゃないですか。
今まで原作があったりとか、
平家物語にしても土台となるものがあって。
一応魂子がオリジナルなんですけど、
ただあれも特集でテレビシリーズやった後に映画なので、
ちょっと違うんですよね、そういう意味ではね。
今回ゼロベースで映画を一本作ったのは初ってことですもんね。
だからこそ山田直子監督がゼロベースで作るとこうなる。
山田直子監督が持っている作家性は、
私が今まで思ってきたものとは、
あれなんか違うのかな、どうなのかなって。
そこがうまく繋がらなかったんですね。
そこがすごくうまく自分では語るのが難しそうだなと思って。
私、やっぱ好き好きって言ってから引っ張り出されちゃった。
休んでたらいいと思いながら、今回こうやって出てきたんですけれども。
富士山出ていただけるということなので、
私もぜひ解説を伺いたいなと思って。
別に僕も正解知ってるわけじゃないんですけど、
スタンスというかで言うと、映画は都合3回見ていて、
06:00
アニメのMOOCで制作デスク、設定制作さんの提談と、
プロデューサーの対談を取材して、
あと雑誌で山田さん、吉田さん、石尾さんの取材をした。
あとこれから出る記念順で、
新海さんと山田さんの対談をやったっていうのが、
一応今回の関わり方というかで、
そこで出たお話なんかも含めつつなんですけど。
新海さんって当然新海誠監督ですよね。
そうですね。新海誠監督。結構親しいんですって。
だいぶ前から親しいんですって。
共通の知り合いというか。
これ出てるインタビューで出てますけど、
伊里のみゆさんが繋いで、
お酒飲んだりするような、ご飯食べたりするような関係で、
時々いるっちゃるということなんで。
吉田玲子さんにお話を伺ったときに、
山田さんは前に進んだんだって話が出たんですよね。
これ最終的なまとめで。
つまりこれまでやってきたことじゃないところへ、
やっぱり次の一歩で入ろうとしてて、
そういう意味ではやっぱりこれまで、
兵器がちょっと異色作なんで、
あれを置いておくと、
手ずつ青い鳥で割と極まった感じがあったけど、
その先へ行こうとしてるっていうのを感じたっていうのが、
吉田さんのお話のまとめ的なところで出てきた話で、
そこですよね。
同じことをやってないんですよね。
なのでそこがすごく今回は、
さらに一歩先に進んで、
そこの意味では振り落とされる人と、
そっち行ってくれたっていう人に分かれてるっていう感はありますよね。
木の部分が私が思ってた道とは違う道だったので、
それが見えてないっていう感覚がすごい。
でも見えたいみたいな。
理解できたいなというふうには思います。
お話って何かってことになってくるんですよね。
中島和樹さんなんかはもうはっきり言ってるんですよ。
つまり自分がやってるのはエンターテイメントなので、
お話っていうのは、
要は普段日常生活の中では味わえないような感情を、
ギュッと圧縮して味わってもらうために、
エンターテイメントのお話を構成するんだ、
というようなことを言ってるわけですよね、ざっくり言うと。
これはこれでお話というものの一つの機能なんですけど、
一方でお話とは別に、
その世界をいかに信じさせたいかっていう考え方があって、
その世界を信じさせたいかっていう時に、
このお話っぽさが邪魔になってくるんですよ。
つまり起こりそうなことが起きたり、
問題があって解決したり、
特に今ハリウッド映画でみんな、
問題の最初あって解決するのに慣れてるので、
問題がすっきり合理的にプロセスを経て解決するっていうことを、
09:01
お話のよくできてるお話だと思ってるわけですし、
実際それはよくできてるお話だったりするんですけど、
それをやることによって、
この世界がありきたりになるんじゃないかっていう考え方もあるわけですよね。
その大きい見取図の中で、
今回の君の色は、
そういうありきたりをなるべく避けるっていう方向に行ったんだなというのが、
僕の印象なんですよね。
普通だったら価値観の違う人がぶつかって、
意見がコンフリクトが発生して、
それがより高い高次のところで解消することによって、
ステップアップしましたっていうお話になるのがそうだけど、
お話の都合でそうなってないっていう疑いが発生しちゃうわけですね。
今回の例でいえば、
この3人が音楽性に悩んだりとか、
そういうことでぶつかって、
一番わかりやすいのは、
これに恋愛を絡めていくとか、
そういう、
言ってしまえば青春映画でしたっていう感じの、
物語にあえてしなかったっていうところですよね。
そういうことですよね。
それこそ家族とだって、
ぶつからないですからね、
誰も基本的には。
問題はあるけれども、
ぶつかってはいないですよね。
そうですね。
そこで、
あんた何やってるのとか、
それこそね、
トツコなんか就学旅行をキャンセルしてサポってたわけですよね。
学校側から見ればね。
そしたらやっぱね、
ちょっと一回実家に帰ってこいって言われたら、
帰ったらやっぱ親はちょっと、
一言なんかね、
リアクションで、
普通ならまあ、
一体どうしたの?みたいなところから少なくとも入る、
と思うのをやっぱやらないんですよね。
怒らなきゃいけないんだろうけどねっていう言い方って、
めっちゃトツコの家って優しいなって思いながら見てましたからね。
そうですよね。
私映画自体は全然好きで、
例えばこう、
この言い方だとすごい難しいなって、
武蔵野館でやってる映画とか、
シネマ限定でやってるみたいな。
東宝で300巻っていうのがね、
スケール感とかね。
今すごい富士山の話を聞いて、
あ、そうか事務所の監督であったりとか、
本当に時がだーって流れてるのを2時間見たっていう、
あ、そういう映画なんだって思ったら、
結構納得感があったっていうことを言いたいんですけど、
これがリスナーさんに伝わるかなと思っちゃったんです。
いや、あの、
おっしゃりたい感じで、
山田監督の作家性って、
要はそこで、
基本的には多弁でなく、
言葉にならない何かを伝えるために、
映像があるんだっていうスタイルなので、
言葉を追っていっても、
分かんないところが残るんですよ、
必ず。
だからそれは、
いわゆるストーリーで面白く見せていくのが、
まず前提の、
今のアメリカ映画の対策なんかとは、
もう全然ロジックが違うので、
武蔵野館というかね、
あの、
あの、
そういうところでやる、
12:01
要は単関系の映画だって言われるのは、
もうその通りだと思いますよね。
その話を、
今言ったジム・ジャム氏とか、
自分が分かる監督で言っちゃうんですけど、
グザビエドランとか、
そういう映画の方向性なんですねっていう言い方して、
みんな分かりますかね。
単関系っていうのが一番分かりやすいんじゃないかと。
単関系っていうのがいいんだ。
一番分かりやすいと思いますよ。
はい。
そうだから、
君の色最高ってお客さんを呼ぶタイプの映画かっていう、
少なくともそういう作りになってるかって言うと、
そうじゃん。
いい映画であるけれど、
そういう巻き込む力とか、
拍手に対する強いアピール、
間口は広いし見やすいですけど、
あの、
味付けは結構、
渋い味付けなので、
そういうタイプの映画ですよね。
うちの息子は帰ってきて、
あの、
あの、
あの、
あの、
あの、
あの、
うちの息子は帰ってきて、
いいこと言いますね。
すごいですね。
だから私が、
アリスとテレスが好きだったのは、
アリスとテレスが、
が、
覚悟ですね。
チューニング?
そうそうそう。
見る前の覚悟 合わせやすかったのが
君の色は私そこ失敗したんだなっていうのが 今すごいわかったな
余談というかやっぱそれはね ゼロにすることは不可能なので
この映画ってこうだろうなって思って 見に行くとそうではないっていうことは
まああってそれはあれですよね まあ不幸な出会い方をしたっていうね
よく言われるパターンだと思うんですよね
さすがに僕はこう仕事柄なんていうか なるべくにナチュラルにというか
見ようとはしてるんですけど でもまあ実際そう
もっとドラマチックなものを期待してきたら いわゆるドラマ的なものが排除されてた映画があるんだので
そこで戸惑う人がいるだろうというのは 想像はつきますよね
そうですねアニメと日本のアニメが やっぱりドラマチックであるとか
そういう先入観も私もまだまだあるんだなっていうのは すごい改めて突きつけられたなと
先入観そのものはまあしょうがないというか 悪いことではないと思うのであれなんですけど
そこが僕は一番の根っこにあってて
だからディティールのその辻褄の通し方みたいなのも そこは描きたいことじゃないんですよっていう話なんですよね
なってくるからないんだっていう風になると思うんですよね
新海誠に続けっていう映画だと思っていくと 新海さんめっちゃ差別性しようもせいだから
5本にも言ってるけれどその3幕構成みたいにして きっちりエピソードを必要なところに置いていったりするのも好きなんですって
15:00
そういう新海さんと全然作ってるもののタイプが違うので
これいきなり見るとアニメ見慣れてないというか 山田監督だけ初めて見た人は
ちょっとびっくりする人はいるやんかもしれないですよね 逆にハマる人もいると思うが
逆に言うとアニメ見慣れてる人の方が戸惑うんじゃないかという気もするんですよね
まあ話題作を追っかけてるとね
話題作を見て特にここ最近のアニメって丁寧な作りじゃないですか
物語がわかりやすいようにわかりやすいように
その中に物語性が入ってたりとかで見せるような作りになっているので
設定とかもあえてちゃんと開示してくれるっていう
その行間で読めっていう感じじゃなくて
もちろんその行間を読む楽しさもあるんだけれども
この作品に関しては結構その辺もどこまで読めばいいんだっていうところがあったりとかするので
画面で見て与えられているものから想像することと想像できないレベルのことっていうのが
この作品は結構あるなっていう部分を感じたっていうところで
今回の流れになったわけですね特殊な
いわゆる悩みを抱えているそれが周りの人とコンフリクトを発生させてドラマになっていくっていうのは
もうこの映画は多分最初からやる気がなくって引き算してるんですよね
だから自分が親に言い出せないことが言い出せる瞬間にほぼ悩みは解消っていう作りになってるんですよね
そこがわかるかどうかで解消感想が変わってくるんだろうなという気がします
コメント結構いただいてますので紹介していきたいと思います
飯倉さんからのコメントです
恋とか将来とかまだはっきりする前でも確かにモヤモヤとした悩みを抱える淡いひとときと
そこに鮮烈な音楽が加わる映画で山田尚子監督の作家性がより色濃いひと作でした
別に大事件が起こるわけでもなく3人が抱えるのは大人から見ればありふれた些細な悩みですが
高校生の彼らにとっては重くのしかかる変えることのできないものです 好きと秘密を持ち寄り片時だけ人生が交差し少しだけ前に進む彼らの優しさと多幸感に
満ちた物語に浸る2時間はとても尊かったです 本作は長崎の異国間だったり悪意のある人間が登場しなかったり
時に猫に導かれたりとファンタジックな舞台立てがなされています しかし一方でキャラが言葉にしないことは不要意に描かれず
18:09
体育館の音響でのバンドでは歌詞が聞き取りにくかったり 青春映画にありがちな大声で感情を爆発させ
衝突する展開がなかったりと確かに現実の温度感も同居している 不思議な手触りの作品でした
ありがとうございました 山田尚子監督の作家性というのは先ほど
藤井さんもおっしゃってたような 山田尚子という監督はこうだったんだ
ですよね結局 そうだと思います
そういう意味ではこれまでの語らずに見せるというか あとミニマムな要素の構成ですよね
なるべく引き算をして 例えばリズと青い鳥なんかミニマムだなと思うのは
高校シーンで始まって下校シーンで終わって間はずっと学校の中でしか進行しない 時間は経過するけれど
とかっていうそういう抑え方みたいなものっていうのの延長にある感じですよね 今まででも結構極まってる感じだったらさらにいったのかみたいなところが面白いところだったんですよね
ただリズに関してはやはり原作があるものであり あくまでもユーフォニアムというテレビシリーズの見ていなくても分かるけれども見ている人はほとんど見ているという
そこの中にいるキャラクターであるっていうことがあるからこそできることもあって それを今回みたいにオリジナルでそれを挑戦できたっていうところがすごいんでしょうかね
作家だなと思うのはそういう時にスタイル変わらないことですよ むしろより尖る方向に行ったことですね
あの先ほどの単関系の話じゃないけど 公開関数かなり多いというような話があっても自分のスタイルを変えないっていうのは
ポピュラリティーは意識しているとは思うんですけれど スタイルは変わらないっていうのはやっぱあの作家だなぁという感じがしますよね
より尖ってきてますよね確かにね
いやその規模だったらもう少しわかりやすさを求められてもおかしくないと思うんですよね
でもそれが通ったわけですよね そのプロデューサーからNG出ずに通ったっていうところがまたある意味すごいなっていう部分でもあって
そうですねなんか意図的なのか結果としてそうなったのか あるいはねいろんな力の合成でこうなったのかちょっとわからないですけど
でも基本的には山田監督にオリジナルをやってもらおうっていう企画でスタートしている以上
良いところを 解説にしないっていうことはないと思うんですよね
そこがなくなったら台無しじゃんみたいな話ですね
21:02
その監督の名前だけで呼びたいっていう場合だったらあれでしょうけど じゃあ山田直子監督がそのこの規模っていうのはいかに一般人を呼ぶかなんですよね
客層的にはアニメファンがターゲットじゃないと言っていいレベルなのかと思ってるんですよ
まあそういう意味ではだからミスチュールなのかなとみんな思っているんですけどね
その辺は後の方で話しましょうかね
アニメファンで山田直子好きは見に来るだろうと
そこはもう宣伝するところとはちょっと違うゾーンなんですよね
違うゾーンですよね
あなたたちは絶対来てねって分かってるでしょっていうゾーンですね
確かにね
要はそうじゃないところに足を運ばせてその300巻が埋まる形になるっていうところなので
宣伝とかもいろいろ見てそのキャスティングとかも見ても納得するかなという感じは受けるわけですけれども
伊藤尽さんからのコメントです
本作は戸塚や君の自己否定を肯定に変えていく物語だと思っています
その中で一番大きいのが他人を否定しない他人から否定されないという点
他者否定がない世界だからこその心地良さが本作の肝だと考えています
君とルイの罪イコール嘘は最終的に自分から祖母母親に真実を打ち明けて許してもらいます
勝手に退学を決めたことに対する君の自己否定はライブ前の楽屋で変わらぬ友人の歓迎やライブの成功で救われます
またバレーが踊れず手放したこと自分の色が見えていないことは戸塚の自己否定だったと思います
こちらはライブ後に一人バレーを踊り切り自分の赤色が見えて救われます
おそらくライブの達成などいくつかの要因が重なって乗り越えられたのだと思いますがその直接原因を書かないところもセンスだと思いました
繊細で淡い物語だからこそ物語の骨格は綺麗で凛としたものである必要があるしそうなっていたと思います
間違いなくお気に入りの一作ですありがとうございました
主人公の戸塚ですけれども色が見えるという超能力を持っている
超能力でいいんですか
能力
普通の人は見えませんからね
はいそうですね
でも彼女が色が見えるというところからやはりこの綺麗な映像の説得力につながっているんだろうと思うんですよねやっぱりね
実際ビジュアルも綺麗ですね色で見えるところとかね
24:00
主人公の戸塚のキャラデザーがいわゆる主人公っぽくないところもいいのか
どちらかというと君の方が主人公っぽいキャラデザーですよね
最初は割と真面目な子みたいな路線で脚本とかは話をしてたみたいですねだから三つ編みをきっちりしてる子みたいな
それが割となんか最終的にアニメーションのデザインができる段階でちょっと丸っこい感じの女の子になっていて
突然バントとかやろうって言っちゃうような感じなのはあれは絵コンテで出来上がってるみたいですね
あの個性はそうなのでいろんな積み上げの中でキャラクターができてるって感じですよね
単純に初期プランニングからこれを狙ってたっていうのともちょっと違う感じですね
そこも含めて戸塚ってあんまり例のないキャラクターですよね
主人公一番トップに出てくるキャラクターとしては珍しいタイプだけれど
終わってみると納得の主人公っていうところが見せてくれたかなという
彼女が幼少期にバレーを習っていたということが
彼女の今の自分を形成しているわけですよね
厳密に言うとバレーをやめたことが彼女の一部になってるって感じですよね
これ僕もウェブに載ってる原稿でも書いたし
伊藤福祉さんが書かれてたバレーを手放したことと色が見えてないことが
自己否定だみたいな話は僕とすごく近いものの見方だなと思ったんですけど
自分の色が見えないっていう悩みを
戸塚は最後の最後まで口にしてないんですよ
色が見えるんだっていう話は人にしてるんですけど
そこがすごく一個大事で冒頭で色が見えていて
自分の色が見えたら何色だろうっていうのは言ってるんですけど
あとは色が見えるって話はチラチラしてても
自分の色が見えないは最後に君ちゃんに聞かれるまではっきり言葉にしてなくて
だからそこがすごく大事というか
言葉にすることが一個すごい超大事だったのかなっていうふうに
戸塚の気持ちなんかは見てるんですよね
しかも戸塚の悩みって
君の自分はみんなが持ってるような立派な人間じゃなくて空っぽだっていう
ギャップに悩んでる気持ちとか
ルイ君の進路と趣味っていうのがあって
進路じゃないことにも自分の愛情を注ぎたいんだっていう
悩みとかのは割と普通なんですけど
27:02
戸塚の自分の色がわからないっていう悩みって
すごい変なわけですよ
一般人の高校生の悩みとしては普通ないやつですよね
普通じゃないんですよ
だからなんで色が見えないのかなってことを
僕なんかを考えながら3回目見てた感じなんですよね
だから戸塚の一挙手一投足を見逃すまいぞっていう感じで見てたっていう感じですね
あの二人はもうだいたいわかったからみたいな
なるほど
わかりやすいですよね
そういう意味ではね
後の二人はね
さらに言うとセリフではっきりわかるように書かれている度合いが高いんですよ
クリスマスの夜に二人が自分たちの悩みをちゃんと言葉にして
ルイ君が僕たちはその好きと秘密を共有したねって言うんですけど
そこでも戸塚は自分の色が見えないって話はしてないんですよね
色が見えるんだって話しかしてないんですよね
そこがすごく多分戸塚の中では何かあるんだろうなというのが
僕のこの作品を考えていくときの手がかりでしたよね
ラセさんは戸塚どうでした
私は結局映画一回しか見られてないんですけど
正直わからないキャラクターだったというのが
本当に正直な感想で
でもそっか確かに秘密を共有したねと言ってるけど
してないんだなっていうところも
神にというか懺悔しつじゃないですけど
そういうイメージと重なってたんだなって今の話を聞いて思いました
戸塚って自分の中で言葉になってなかったんじゃないのかなって思ったりもするんですよね
言わないっていうよりは
そこまで明確に言語化されてないというか
見えないのは当たり前だと思ってるというか
みたいなことでもあったのかななんて僕は想像したりするんですけどね
戸塚自体がセリフとして
はっきりと自分が思っていることを言語化してきちんと話せている子なのかと言われると
今一歩間違えば不思議ちゃったわけですよね
そうですね
だと思うので
そういう意味で彼女のキャラクターというのはそういう子なんだなと思ってみていれば
納得できるのかなという感じはありますね
面白いな戸塚すごい
友達もちゃんとね同室の3人と仲良くやってるんですけど
必ず画面の中に縦線みたいなのが入って
戸塚別空間っていう感じで表現されてるんですよ
戸塚は3人も仲良いけど
戸塚の一番深いところみたいなのはカチッと出せてはいないんですよね
30:05
色が見えるんだよって話はふんわり森の三兄弟みたいなこと
三姉妹とか言ったりはしてるけど
ふわっとは言えるけど
その先みたいなところには踏み込まないお友達っていう感じなんですよね
だからそこは割とシビアに空間をあげて描いてるなと思ったんですよね
こんなに仲良さそうなのにと思いながら
でもそんな戸塚でも
ああいう友達はきちんといるというのも
一つのポイントなんだろうなと思いますよね
そう思います
いじめになってないっていう
戸塚がいじめられているわけではないっていうね
そういう意味では優しい世界なのかなという感じがありますよね
あとコンプレックスや劣等感とちょっと違うというか
お話なんですよね
そこは塩梅が難しくて伝わりにくいニュアンスではあるかなと思うんですけどね
コンプレックスとかの方がよっぽど分かりやすいです
なりたい自分になれてないからみたいなことだと分かりやすいんですけど
そういうわけでもないんだよね
案の定やっぱりキミちゃんルイくんの方が分かりやすいので
一回だけ見る分にはそこに共感はできるんですけど
本当に富士通さんの解説を聞いていくと
戸塚の言葉にできない悩みの方がよっぽど自分もたくさん抱いているなとか
後から気づいたらそうだったなっていうことを
そうかあのバレーの描写とかでやっていたんだよなっていう話を聞く
もう一回見たくなる作品なんだか今変わりつつある
たかちゅうさんからのコメントです
初見ではやっぱり分かりづらい点が多かったのでノベライズを読みました
さくながキミの高校中退
この思い切った行動もキミの家族に対する思いを知ると
なるほどと思ってしまいます
映画で見た時とはちょっと違う彼女の繊細な一面が
小説ではしっかりと描かれていました
そしてルイに感じたのはそのたくましい一面でしょうか
母親や離島に住む人たちの期待感
幼い頃からとんでもなく大きなプレッシャーをかけられて
それでもそれを必死に乗り越えてきたルイ
知らず知らずに犠牲にしたものも多かったのでしょう
だからようやく見つけた音楽
そしてキミやトツコとの出会いは
彼にとってこの上ない喜びだったに違いありません
劇中ずっと3人の中で一番ルイがはしゃいでいる印象を受けたのですが
彼の十数年間の反省を知った上であの芝居を見たら
ちょっとルイ線が崩壊していたかもしれません
そしてそんな影平ルイを違和感なく演じきってくれた
木戸大成さんの公演にも拍手を送りたいです
近いうちにもう一度劇場で観てきます
きっと1回目とは違った色が見えてくることを期待して
33:03
はいありがとうございます
突然中退してしまったキミちゃんです
最近はね中退してバンドをやる子が多いです
確かに
ただキミちゃんに関しては
ギターで私は食っていくなわけではないですもんね
普通ここ音楽をやりたいんじゃってやめるわけですね
でもそうではない
アニメではよくやるな
ここ最近ねヒットしたアニメはそうでしたから
よっぽどただぼんやり中退の方が周りにもいるから
一つ子よりキミちゃんの方が分かりやすいんだよな
リアリティがある感じ
リアリティを感じましたね
ここは自分の居場所じゃないかもっていう感覚って
説明ができないところがありますからね
しかもおばあちゃんの部校でめっちゃおばあちゃん喜んでるんでね
自分と同じ学校に通うんでね
カトリック系の学校って
しかもああいうタイプの
見るからに伝統がある学校じゃないですか
校舎も含めて
考えた時に確実におばあちゃんも学校につながってるわけですよ
卒業生だからレベルじゃなくてつながってると思うんですよね
考えたらそんな簡単に中退できないよなっていうところもあって
現状も先生たちはわかっていると思うので
この家庭環境がよくわからないんですよね
キミの家庭環境がね
親がいないことが画面上に出てこないことが
なぜなのかはちょっとつかみづらいですね
親がいないなぜかはいないで
それが離婚しているのかどういう状況になって
事故で亡くなったのかもう何もわからない
でキミとそのお兄ちゃん
ギターを置いていったお兄ちゃんは
おばあちゃんの家に預けられている
でそこから学校に通ってる
というところしか画面からはわからないですね
なので保護者は誰なんだと
祖母が保護者なら祖母が知らない理由がわからない
学校からのお知らせがきますからね
まず相談だと思うんですよ
三者面談だと思うんですよね
だからそこが描かれていない部分に
疑問を抱く人はたくさんいるだろうなと思いますし
私も思いました
そこは思う人がいるのはそうあるでしょうね
でも思う人がいてもいいやと思って書かなかったんだな
大胆だなとは思いますよね
そこはノベライズに少し描かれているらしいということなので
36:03
ただそれは作中で描かれていることではない
映画の受け取り方としては
わからないっていうところで正しいわけですよね
例えば天気の子で
どうやら主人公の男の子は
親と折り合いが悪いらしい
喧嘩をしたのか何か怪我をした状態で
家を飛び出してフェリーに乗っているという描写がある
その後も親は出てこないんですよね
しんかいさんはそれを出さなかった理由として
つまり親子関係とかトラウマ
つまり彼が親との間にある何かを持って
物語を進んでいくキャラクターにしてくるかった
という説明をしているんですよね
確かに親が出てくると
親との関係がドラマの主体になってしまうんですよね
ある問題を越えようとすると
特に高校生くらいだったらね
排除する傾向が多いですけど最近は
なのでやっぱり親を排除したのは
キミちゃんはキミちゃんの自分の中の悩みと
向かい合ってんだっていう話にしたかったのかな
っていうのが僕の受け止めだったんですよね
そうですね
分かりやすいかと言われれば分かりにくい
ただそこは
起こるべき対立がないのでね
対立や出来事がないのでね
だから疑問点が起きたときに
その疑問点がどうしても気になって
っていうことは見てる方としてはあるだろうな
というのは非常に納得するっていう
僕としては気にすることないよ
そんな説明お話なんだから
いくら寄りでもつくから気にすることないよ
って感じですよね
今はそう思いますけど
そうなの本当そうなの
最初見たときはそれが引っ張るんですよ
見てるときあれどうして辞めれたの
おかしくないってずっと見てるときに思ってたんです
初見だとどっかで説明入るのかなと思いながら
見るんでね
情報が頭の中に強く残るんですよね
それをおっしゃる通り
だからそこでちょっとの解説があると
なるほどねとか
想像できる一言があるだけで
さっきの天気の子じゃないですけど
喧嘩して出てきたんだなっていうのは
想像つくわけじゃないですか
ってことは親との関係が何か合ってるんだな
みたいなことが分かるように
いやそこをね一切言わないってすげえな
って思いますよ今回のこの作品は
そのあたりがほんと山田監督の
責めてる部分だったんだなと今となって思うわけで
これはこういうものなんです
ほんとそれでいいんですよね見方としては
39:00
でもあまりにそれが多すぎて
例えばだってあの古本屋は誰の古本屋とかも
君がバイトしてる古本屋ですよね
白猫堂ですね
そうなんですよ君以外一切誰も出てこないし
でもあれも
ノベライズコーナーはどういう人でとか説明があるらしいですけどね
ノベライズの方にはあるらしい
あるはあるんですね
英語を見る分には分からないし
そういうものですということでいいんだけど
白猫堂が存在するのかも分からないよね
あの感じだとね
確かに
ちょっとあのね魔法の場所みたいな感じがありますよね
白猫が連れて行ったところにある
あれ長崎のどこだよと思いながら見てましたけど
あの辺りからあんだけの広場のある本屋って
繋がらないよとか思いながら
地元民としてはやっぱりちょっと思わないではないですけど
長崎警察が現れましたね
でもそこを見てここはファン大事だからねと思いながら見てましたけど
結構ね場所広いですからね
庭がいい感じ
そうなんですよ
あの辺であの庭は結構高いよって思いながらね
多分今回ね
コンフリクトを書きたくなくて
心の中にある問題だけを書きたかったんだっていうのが僕の想像で
それから周りの人と議論をして解決に行くんじゃなくて
もう自分で
強いて言うなら友達と何か時間を過ごしているうちに
自分で解決していくみたいなことをやりたかったんだろうなーというのが
最初の印象
最初というか2回目見たときにの印象ですかね
ダメなアニメファンの勝手な想像力書き立てパワーが
働いた部分に関しては
あのね最初このトツコキミルイ君は
三角関係なのかなとか思っちゃった
まあねなる可能性はね
あるありますよねお話でこうやって配置されたらね
あのキミちゃんがもしかしたらルイ君好きなのかなみたいなのも
なんとなく感じて別にそれは答えも出さないしっていう割になったじゃないですか
だからそこはその矢印なんですけど
それこそトツコからキミの矢印も
これはそういうことじゃないかみたいな結構序盤で想像してしまいまして
まあ案の定されたんですけど
山田監督のね春季の同棲に対する執着はやはり低評のあるところですからね
気にしなくてよかったんだなそこを思いながら
いやまあないわけじゃないよねその恋愛ではないにしてもね
まあまあまあ隠れ設定としてはいろいろあるのかもしれない
キミちゃんと出会ったことによってこの物語は動き出したわけですからね
42:00
まあトツコのねキミちゃんへの執着はちょっとこう
突出したものはやっぱりありますもんね
それは本当あの色ですよね
だから色でキミちゃんにある意味惚れたということでいいんじゃないですか
美しいものが好きみたいなのと一緒ですよね
そうそうあのくむさん今おっしゃったような感じが僕は近いと思ってて
なぜかというとトツコっていつも礼拝堂にいるんですよ
映画の中でほらあのいつも礼拝堂にいる子って言われるんですよね
最後バンドで出てきたとき
なんでってことはトツコいつもなんかちょっと時間があったりよって
あそこで何か願ってるというかお祈りをしてるんですよね
ってことはトツコは何かそういう崇高なものが好きなんですよね
あらしゅうなんつーか世界をリスペクトしてるって大げさに言ってもいいのかもしれないけれど
わかりやすいでもトツコのキャラクターが
だから周りにいる人もその人のいいところが色で見えてるんですよね
その中でも一際綺麗なのがキミだったっていう感じですよね
あれを見てるとだからそのなんか世界のリスペクトの中の中心みたいなニュアンスで
僕はこう見るといいのかなって思ってましたね
唯一の男の子
ルイ君はね私は何かわかるというのか
これは彼が後藤に住んでいるという設定では離島ですけど
あの感じは普通舞台になってるのも後藤なので
長崎からね船で行くところなわけなんで
距離感とかコメント後でいただいてるので紹介したいと思いますけれども
この辺はアニメーションだなっていうところはありますが
確かに離島のお医者さんってその場所にもよりますけど
あんな感じって普通にあるわけですよね
医療困ってるところ多いので
なのでまあ親が医者でっていう風にして考えたら
あの流れっていうのも理解できるみたいなところもあって
それに応えられるほどの成績も本人は取っているわけなので
いやもうテルミン弾ける子なんて普通いない
しかもあの演奏ってプロでいう超有名な
ドレゴワールドブランさんの演奏がそのまま使われてるので
世界的にうまい感じなんですよ
いやそれをそのまま使っちゃうんだっていうところはあったんですけど
でもそのぐらいまあ彼はセンスも頭の良さもあるという風にして考えれば
まあなんか納得できるのかなみたいな
45:00
っていう感じもあって
音楽演奏の部分は一人であれだけやってて
いきなり人前であれだけできるのっていうすごさは感じるんですけれども
そこはやっぱりファンタジーもあるし
あと彼の今まで自分一人でずっと陰ながら楽しんできたことっていうのかな
音楽に対して趣味として楽しんできたことが
生かされる場所がやっと来たんだっていう喜びとかも
つながってるんだろうなっていうところもあって
で音楽もやり、別にプロになりたいって言ってるわけではないので
今時やれるじゃないですか
2本立て3本立てって思うので
だからそこまで悩むことじゃないじゃんって思うんだけれど
それは大人だから思うのであって
本人の年齢だったらいや俺は継がなきゃいけないんだけれどっていう
このところの高校生らしい悩みみたいなものも非常に分かるなみたいなところが
一番分かりやすいキャラクターでした
分かりやすいのはね、ルイ君アニメのキャラなんですよ
確かにね
この3人、そうか、ルイ君、キミちゃん、トツコとだんだんアニメっぽさがなくなって
ルイ君はアニメに出てくる、私が知ってるアニメに出てくるキャラなんだなっていうの
スーパー野郎じゃないですか
スーパー野郎ですね
スーパー野郎だしイケメンだし頭もいいし将来医者だしっていうね
悩みもね、分かりやすいとか含めて
自分がチューニングにうまく見ている間にできなかったのは
そういうバランスでどっちに合わせたらいいんだみたいな風に思ってしまったところもあったな
でもルイ君のオープンマインドなところはね
山田監督いろんなインタビューで言ってますけど
長崎ロケ版に行ってやっぱ現地の人がすごい温かく受け入れてくれた
僕の取材の時には回ってたら
私女子高出身者なんですけど見学できるように取り計らってあげますよみたいな感じの人もいたという話なんですよね
偶然あっただけなのに
というオープンマインドなところを結構ルイ君に投影したというお話はありましたね
結構後藤の取材をやってたみたいなので
境界軍かなり取材してますもんね
長崎市と後藤は若干違う部分もあるので
バラかもんじゃないですけど
やっぱり島だからの部分みたいなところもあるんだろうなというところがあって
48:03
そこがよく描かれているんじゃないかな
一応長崎市での取材もやってはいますけどね
たぶんイメージ的には後藤だなっていう感じでした
ルイ君あと友達がいなくてって作詞言ってるんですけど
やっぱあれは学校の人数が少なかった?
中学とかまであるいは高校なのか
そういうのもあるのかしらとはちょっと思ったりしましたね
場所によりますけどね
場所にもよると思うので
そこまでかな
後藤どちらかといえばまだ都会の方なので
病院も普通にしっかりとした病院がちゃんとあったりしますから
ただ一応この作中で描かれる彼がその島っていうところが
そういう設定になっているっていうところだろうな
っていう気がしますね
ちなみにあまり私カトリック系の高校みたいなの
周りにも馴染みがなくて
そういう友達もいなかったんですけど
シスターヒヨコさん出てくるじゃないですか
あんなシスター服を着た先生がいるカトリック高校が長崎には普通にあるんですか
普通にシスター服の人はいっぱいいますよ
私ちなみに中高カトリックの高校男子校ですけどだったので
友達に今回のエンディングに名前が出た学校の子もいますし
うちの娘はそこの大学に通ってましたし
新学校の友達とかも普通にいたので
だから意外とカトリックつながりは私にはあるんですよね
カトリック系のところにいる女性の方はだいたいこんな感じ
シスターみんなこの格好です
若くてもおばあちゃんでも
その意味でリアリズムってことですよねあれは普通に
あまり若い人はいないんですけどね比較的ね
今普通にスーパーに行ったら見かけたりとかしますよ
僕そのシスターたちの描写でいうと今回あれなんですよね
メインキャラはそうでもないけど
シスターたちはよりになると眉毛タッチで描いてるんですよね
いわゆる輪郭線で囲んだやつじゃなくて
眉毛の生え方を一歩ずつ描いていて
あれがあんまり眉毛整えてない感じに描かれて
それが結構面白いなと思って見てたんですよね
意図してるんでしょうねやっぱりね
多分意図してる
ちょっとリアルというか生っぽい感じが加わるのを含めて面白かったですね
シスター服ってアニメで描かれると
一本間違うとセクシー系じゃないですか
51:02
大概はそういう味付けで使われますからね
本来の要素とは違う方向で使われますよね
そういう意味じゃあ純粋なシスターを描こうと思うと
化粧系のNASAみたいな部分での描き方になるんだろうなと
ひよこ先生は綺麗ですけれども
元ロッカーですからね
ここは慶応味を感じましたよ
さわちゃんかなと
そこが一番ある意味アニメだなって思ったところぐらい
サービスだなと思いながら
音楽について喋るとき早口になるところがね
オタクっぽい感じで笑ってしまいます
シスターもそういうところあるんだっていう親しみやすさ
いい先生ですよねとにかくね
カトリック系だからというところもあるけれども
トツコがクリスチャンなのかっていうのは描かれてないので
そうなんですよ
宣伝を受けてるかどうか
分からないんですよね
合唱部に入ってた君もカトリックかどうか分からないんですよね
結構首から下げてるかどうかで分かったりするんですけど
そういう描写は一切なかったので
カトリック系高校あるあるだなと思って見てました
別に行けるわけですよね
行ったからといってクリスチャンになれなんていう強制はないし
宗教の授業はあったりとかするけれども
決して別に進められるわけではないというところも
すごくカトリックらしさみたいなものは感じさせてくれたんで
私は結構身近に感じたなぁ
そこは結構好きな部分ですね
トツコがね一応実家は博多らしいんですけど
それから学校を選んできてるわけですよね
なぜなんだろうとはちょっと思うんですよね
作中では書かれてないけど
もしかしたら地元にいたくないことがあったのかもと思ったりもするし
そんなことはなく単純に感じの子なので
崇高なムードに憧れてっていう可能性もあるよなと思ったりもしますね
舞台的にはあの生徒たちが登っている坂はどんどん坂って言うんですけれども
その先に学校はなくて
大体あの辺の近くにある学校といえば
オランダ坂の途中にあるプロテスタント系の大学があるんですよね
そうなんですね
だから今回の映画協力の中にはないんですよ
54:00
取材してない
プロテスタントだから
今回はカトリックが協力してるんで
映像的にはめちゃくちゃ映えるんで
行くけど行った先は神戸の学校だったっていう
神戸の学校がモデルだった
でもそこはね何とか長崎の学校にしてほしかったなと思ったんですけど
ただあの俯瞰から見る学校のデザインを見たら
いやまあここを選ぶよねっていう
あそこまでの学校は長崎にはないなって思いながらね
監督もいろんなインタビューで答えてますけど
軽女の豊里小学校と同じデザイナーというか実家なんですよね
ちょっと名前僕今出てこないんですけど
同じ人が作っている建物で
古い建物のでも独特の構造がやっぱ面白いってことで選ばれてる
ちなみにやっぱでも美術の設定政策
美術の絵を描く人たちの連携役の人がすごい気を使ってたのは
ふわっとキリスト教的に描いちゃうとプロテスタントと混じっちゃうかもしれないので
カトリックはこうプロテスタントはこうっていう
資料やレクチャーをちゃんとして間違えないように建物を描くときにしたという話がありましたね
そういうところは多分見る人が見たらすぐ分かってしまうっていうところですからね
そうなので絶対そうはならないようにということは結構気を使ったというお話です
BBVVさんからのコメントです
脚本は吉田玲子さんですが少し盛り上がりには欠けるけれどもほっこり優しい形
音楽始めたての3人がいきなり武道館立つとかないですからね
音楽は牛尾健介さん
白猫堂の楽曲は音楽始めたての3人が好きなジャンルで作ってみた歌ってみた感を上手く出せていました
最近地下幕土天阿弁の相対性理論ライクなキャッチーさ
帰り道は思わず口ずさんでいました
ミスチルファンには怒られますが最後のエンディング曲はない方が良かったかな
オリジナル作品ということで山田尚子監督にはチャレンジを続けてほしいですね
はいありがとうございます
音楽良かったですね
そうですね牛尾さんと山田監督のコンビは毎回いろんな新鮮な気持ちになる感じですよね
バンドで何をやるんだってしかもスリーピースバンドなわけじゃないですか
でも超変則的だよね
そうなんですよ本当に
しかもみんな素人じゃないけれどバンド演奏したことないわけですよね本当に
それであの仕上がりにどんな曲を出すのかっていうところもあるし
57:07
上手くもう持ってきたなっていう歌っている曲たちが
初回見た後音楽というかの話になり
かどかのムックを作るチームで一番最初の試写に近い感じのところで見に行ったんでね
みんな出てきてとりあえずルイ君について
牛尾さんが出てたよね牛尾さんが出てたよねっていうすごいどうでもいい話で盛り上がるんですね
そのままですね言われてみれば
ムードがねあの優しい感じとがちょっとそれっぽい感じで何か似せてるわけではないんですよね
小島さんはエドワードファーロングだと思って書いたっていうね
あのターミネーター2の子役で書いてだから片目隠れてるんですけど
っていうことらしいですけどでもあの状況であの楽器の使い方見ると
牛尾さんを思い出してしまうとね予断です完全に予断ですけど
youtubeであの演奏してるシーンがあったんですけど普通にちゃんと牛尾さんがやってたんで
あの小さいキーボードでそれを見るとなるほどなーって思いながら
そりゃうまいわって思いながら見たんですけど
だってそれで言うと君ちゃんはねあの総体制御の長井誠一さんが弾いてる話なので
いやよくすごい成長したなちょっとの期間でっていう部分はね
いやまぁギターしかやってなかったわけですからねやめてからね
偽版もねなんかそんなにゴリゴリやってる感じじゃないですかね
お客さんが来てというよりお客さんが0時に来た時だけみたいな仕事ぶりでしたから
オフィスでギターの件貼り直してましたしね
それでバイトはいいのかっていう疑問も
いやそこはねせっかく出会いがあったからねルイ君との出会いがあったわけなのでそこでね
いやーでもあれがみんなのやりたいバイトじゃないですか
心の中の本当になんかね
いや確かに
ああいう世界に住みたいわけじゃないですかみんな
いやだからあそこはやはりファンタジーなんですよ
後ろ猫が誘ってくれる場所なんですよ
後ろ猫が見えた人だけ入るよね
異次元の場所なんじゃないかと思いますけど
いやお兄ちゃんもあんな豪華なギター置いてくんかっていうところもあって
あれは確かなんか実際に音楽プロデューサーの人がどっかからちゃんと入手して同じモデル買って
音楽収録とか使ったそうですからね
最後の方ライブをやるわけですけれども
最初はそんな盛り上がらなかった
1:00:00
ああそうですね
これもよくそうだよねいきなりここで盛り上がってたらおかしいよねっていう感じ
で最後まさにこのスイキンチカモク
アーメンの
ここでめっちゃ盛り上がってみんなが踊るシスターたちが踊るシーン
うわここはサイエンサルだなみたいな感じで
サイエンサリーであり映画K-ONであり
映画K-ONであり犬王でありみたいなそんな感じ
2回目の試写見たときに知り合いのライターさんと一緒で
女性のライターさんなんですけど
後でちょっとメッセージやり取りしたときに
黒歴史ですけど高校時代にバンドやってましたけれど
体育館で弾いてるときのその最初の
ガランとした感じというかムードがすごいリアルでしたみたいなことが書かれていて
娘の高校の体育館の演奏とか見に行くと
そういう雰囲気あるんですよね
よく雰囲気あるなと思ってて面白かった
リアリティを感じましたね
これオリジナルだからですよね
だからみんなが知ってる曲だったら盛り上がるんですよ
でもあえてこれはオリジナルでやるって言って
オリジナルを作ったばっかりに
そりゃ知らないわけじゃないけれども
前に立ってる人でも全員が知ってるわけじゃないじゃないですか
キミちゃんのことも知らない子たちもいるしっていう中で
しかも誰あの子っていうルイ君みたいなのもいるわけですから
女子校ですからね
そうですよね
学校のイベントだからということで
男子がいてもっていうことだったとは思いますけども
どれっていう感じでの見方ですよね
最初の静けさをね
パチパチパチパチみたいな感じも含めて
そういう部分はちゃんとバンドものっていうのかな
音楽ものとしての見せ方は上手い感じでちゃんと盛り上がって最後
アマチュアバンドものですよね
アマチュアバンド自身は上手いんですけどね
上手すぎるぐらい上手いんですけどね
よくできてたなと思いながら
作画的にはね
演奏そのものも丁寧に当然描かれてるんですけど
盛り上がってるギャラリーの作画が良すぎて
すごいってなって見てましたね
シスターたちのダンスも可愛いんですけど
トツコの友達たちが肩を組んで体を揺らしてるところで
1:03:02
これが当たり前なんですけど
先に動く人って引っ張られる人がいるんですよね
ちょっとずつタイミングがずれてるんですよ
そこがすごい良いものを見させてもらったなって感じになりましたね
おばあちゃんも良かったですね
おばあちゃんも良かったですね
おばあちゃんも昔こうだったんだみたいなね
派手な感じが
家にいた時じゃ想像できなかったわみたいなところも含めて
それで言うとおばあちゃん
戸田恵子さんのお芝居がすごい良くて
ちょっとシャレたモダンな感じはあるけど
おばあちゃんはおばあちゃんでみたいなバランスも良くて
すごい面白いキャラだなと思いましたね
さすが君のおばあちゃんだなっていう感じは
感じましたね
お洒落なお家だったし
でもそば屋でパートをやっててリアリティ
そこもそば屋でバイトしながら学校に行かせてるのかという風に
受け取れちゃうところが
それをやめていいのか
そういう風に感じさせる部分があって
そこが気になっちゃう
全部で気になっちゃう部分ですね
君の家庭環境に関してはね
実際違うみたいですけれども
そして最後ミスチルのエンディング
これ賛否両論みたいですけれど
私は良かったと思うんですよ
ちゃんとアレンジ
うしおさんがやってるじゃないですか
そうですね
だからミスチルの曲なんだけど
あの流れであのドラムの音が入って
もうまさにこの作品のエンディングにはちゃんとなってると思うんですよね
それはそう思いましたね
あとエンドの絵とがうまくいく割に加わってて
作品世界の一部になってるのも
うまく地ならしをしてくれるというか
本編からここへ来てもおかしくない感じになってるというか
そういう風に感じはしましたね
絵と音がいい感じになってたのでっていうところはありますね
ただまあびっくりはしますけどね
そうですね確かにボーカル男性ですからね
女性バンドでも良かったかなっていう感じはします
バンドはバンドでも
白猫堂とミスチルでは音楽性全然違うので
そういうことは思ったり
そこがもうそのこういう映画としての宣伝効果みたいなもの
でのミスチルだと思うので
そこに関しては
映画商業作品である以上というところと
その中でどう擦り合わせをするのか
っていう部分なのかなという気はしたので
1:06:03
そういう意味で擦り合わせ良かったんですよね
できてる感じでしたね
そうなんですよね
だから思ってるほど悪くないんじゃないのっていうか
まずアレンジがいいなって思って私は見ました
まあいろいろ賛否あるんだろうとは思いますけど
でもこういう工業的にはこういうものだろうなって思った感じですかね
しかもCパートがあるじゃないですか
そうなんですよね
そうなんですよね
最後にアテナが動画でね
あれがあることによって本当にそのクッションになってて
白猫堂の曲がかかってCパートになるんじゃないのは
良かったんじゃないのかなと思うので
という感想ですよね私はね
つねしんさんからのコメントです
ラストのシスターひよこのポイントが高いです
聖地巡礼での注意は島と本土との交通は注意がいります
長崎から上後島は1日かかり
サセボと組み合わせて回るのがいいでしょうね
地元民からすると休日の移動にアテナが付きますが
映画ですからOKでしょう
はいありがとうございます
そうですね
あの今回舞台になっているところが
長崎市内と後藤とサセボなんですよね
だから結構回るのは本当に大変
長崎人でも行くの1日では済まない感じかな
という気がするので
今スタンプラリーとかいろいろやってるんですよ
県内でいろいろやってるイベントがやってるので
観光として盛り上げようとしている感じですね
牛尾さんがこの映画の音響音楽は
響きが大事だからということで
旧五輪協会ですねモデルンだった
そこへ音響測定に行ってるんですよ
さすがですね
本当大変だったんですよ音響測定が
何が大変でしたかと言ったら遠かったという話で
音響測定そのものはそんなに時間がかかることではないんですって
機材を持ち込んで周波数下から上まで鳴らして
その残響を録音してパターンをちゃんと捉える
ということはそんなに時間かからないんですけど
しかも目的地まで行くのが別にルートがはっきりしてるわけじゃなくて
乗り継ぎ乗り継ぎなので乗り継ぎの間もすごい時間があって
すごい大変だったという話が来たのが印象的でしたね
そうなんですよだから地元民からすると
日曜日に朝一で行って練習して帰ってくるってどうなってんのっていう
1:09:00
それは無理じゃないかな逼迫ならいいけれどっていうような
なのでこの辺はめっちゃファンタジーだなって思いながら見てます
都合のいい距離感と都合のいい島がそこにあるんだな
でも離島なんだみたいなそんなすぐ行けるんだったら
その医者も悩まなくていいんじゃないかなみたいなことも考えるんだけど
でもあの感じを出したかったんだろうなっていうのもすごく分かるんで
そこは目を瞑ります長崎人としても全然気にならない感じで
でもそういう部分がなるほど舞台になるっていうことなんだなと
決して繋がらないっていうここから上がっていったら
別の人が神戸に繋がるんだみたいなのと同じように
そういうことなんだなみたいなものは感じますけど
でもあの学校に行く時とかに普通に通学で路面電車を使ってるシーンとか
綺麗に描かれていたりとかして市民の生活っておかしいな
街で暮らしている感っていうのはすごくよく出ていたなという感じが
嬉しく見てましたね
本当に綺麗に描いてくれたなっていう感じがあって
あとですよクリスマスに雪が降る
長崎は雪が降りますから
そうですね
ここはファンタジーじゃなくて普通に雪が降るので
まさにああいう感じで
船止まるんですよすぐ荒れると
割とそこはリアルなんですか
そこリアルなんです
逆に言うと行く前から分かるだろうと思うんですけど
天気予報で
天気予報で今日は危ないですよ雨が降りますよ雪が降りますよ
は多分事前に分かってたと思うんで
多分その辺はこうせたなと思うわけですよ
クリスマスだしっていう彼女たち準備してたから
なおさらだったと思うんですけど
やめるという選択肢がね
なかったわけですね
ワンチャン帰ってこれるだろうみたいなね
行けると思ったんでしょうけど
山行くと遭難するやつの声ね
それはねルイくんが止めろよって思うんですよね
ルイくんは聞きしてるわけだから
知ってたはずだろうと思うんですけど
そこはどうしても
あそこでクリスマスパーティーをしたかったんだなっていうところとか
雪がでも雪が降って翌日帰れたんだっていうところもあるんですけどね
なかなか数日とか普通に止まる
ちなみにその雪で言うと
東京は年内に降ることはほぼないんですよね
ゼロではないけれど
1:12:01
基本的には年明けのやっぱ一番寒くなる2月とか
1月後半に降ることが多くて
クリスマスに雪が降るってのはなかなかないんですが
フィクションの中の東京めっちゃ年内に雪降るんですよ
それがね
言われて人に教えられて以来
その通りだってなって以来
すごい気になってしまうというんですね
ちなみにジョゼとトラと魚たちアニメ映画で
あれ最後クライマックス大阪で雪が降ってるんですけど
あれも年内なんですけど
監督がここは嘘ですと
大阪こんなに雪降りませんと
ただ車椅子の輪立ちが重要なポイントになるので
脚本上のアイディアで入れましたというお話でしたね
確かに長崎でもクリスマスに雪が降ることは
滅多にないわけじゃないですけど
あそこまではさすがに降らないですね
めっちゃ白かったですよね
あそこまで降るのは確かに
1月以降2月かなって感じではありますね
雪はフィクションの中のロマンなんですよね
降ってほしい時に降ってくるものという感じがしますね
九州だから降らないわけじゃないっていうところがリアルだった
北九州側は大きい山脈もないから
そのまま北の寒気が来ますからね
東京より古いんですよ
九州は背骨みたいに山がずっと通ってるんでね
なかなか難しかったりしますけど
是非作品で描かれたのと同じ場所もあるので
長崎の方にも訪れていただきたいなと思いますけれども
ということで作品的にはあのエンディングに繋がるわけですね
ルイくんがフェリーで島を出ていくというシーン
あのシーンっていうのは3月になると見られる光景なんですよ
そうなんですね
長崎で教師になると公立の教師になると島に行かされるんですよ
2年3年かなっていう決まりがあって
その先生たちが戻ってくるときにあれがあるんですね
もちろん卒業する子どもたちもいれば
そのタイミングで島を出る人たちもいるしということで
そういうタイミングでまさにあの綺麗な映像のシーン
そのままが繰り広げられるわけです
脚本にはあのシーンはなくて
絵コンテで最後に付け加えられたシーンだそうなんですけど
それはロケ版に行ったときに
その島から離任する先生たちを送る子どもがいるのを実際に目撃して
1:15:01
まさにそのタイミングだったわけですね
それでいいシーンだったんで入れたいっていう感じで
そのシーンを参考に入れたということらしいですね
それでルイくんが
でもあれは長崎市に向かっていると思うんですね
ノベライズでは別の目的地らしいですよ
その船はないと思うんですけど
架空の目的地に行ってるそうですけど
普通だったらあれは後藤から長崎への船ですね
そこを見送る君とトツコ
ということはあの二人は島に行っているということですよね
送りに行ったってことですね
送りに行ったけど直接会ってはいなかったということなんだろうな
というのはあの感じでわかる
最後でキミちゃんが走りながら声をかけることで物語は終わるわけです
これは完全に想像ですけど
クリスマスプレゼントのあたりで
キミちゃんがもうルイくんに母情というか
淡い気持ちをいただいているのははっきりわかっているわけなので
その感情のラストをたぶん作りたかったのはあるんじゃないかなと思うんですよね
だからダッシュですよね
小島さんが原画を描いたというダッシュがすごい
効いてるなぁと僕なんかは思いますね
それがなかったらっていう感じもあるんで
そうなんですよ
つまりその前で終わってるっていうのは
結局トツコがバレエをジゼルを一人で通して踊って
色が見えるっていうところで終わるわけです
トツコの話としてはそこで終わるんだけど
その後やっぱりルイくんと
キミの感情の一種の着地点を一個用意しておかないと
ということはあったんだろうなと思うんですよね
ある意味3人の一つの区切りみたいなのを
1回ちゃんと描くことで終われるみたいな
風になってったのかなと思うんですよね
そこはちゃんと物語として結末を作ってくれたなという感じがしました
これからも続いていくんですよね
彼の女たちの関係というのは
シバともそうでしたし
昔と違ってもう二度と会えないということはないわけなので
ネットとか色々関わっていくんだろうと思いますし
キミちゃんも中退してるわけなんで
どこにでも行けるわけじゃないですか
言ってしまえばもうね
そうっていうところもあるし
青春の1ページでもいいんでしょうし
今後も何か音楽に関わっていきながら
みたいな未来もあるのかもしれないしという
そういう感じで
やっぱり青春の一時の良さみたいなものは
きっちりと最後には描けたのかなという感じはしますよね
1:18:02
あとあれですね
締めくくりのA字ですね
CUというすごいシンプルなやつで
このキャラクターたちの人生はこれからですからね
だからどっかでこの子たちは生きてるんだよって
言ってくれて終わったような気がして
僕はすごく良かったなぁと思うんですよね
なんか綺麗に物語が終わった
物語としては終わりだけど
この子たちは生きてますよっていう
どっかですれ違うかもねっていう感じがあって
良かったなぁと思うんですよね
はい
藤井さんに解説をしていただいて
解説というか僕も思ったことを言ってただけですけど
より作品理解が深まったんじゃないかと思います
なせちゃん
すごく深まりました
ありがとうございました
なすさん自力で短間映画というところに
たどり着いちゃったんだよね
最初に
そうですね
ただ
なんでしょうね
私も映画は好きなので
本当それこそ何も解決しないみたいな映画も
いっぱいあるじゃないですか
はいそう
だから別にそういう映画もあるよねって思ってるはずなのに
いざアニメになった時に
そういう見方ができなくなってるっていうのは
なんでだろうなと
今日はすごく考えさせられて
でもなんか
昨今のアニメ作品の
なんですかね
作家性をどんどん出していけるようになってきているところで
短間系みたいな感じのアニメ映画もきっと増えていくから
私自身もこうアニメ
アニメーションだからみたいなバイアスに囚われないで
作品を見ないといけないなっていうのを
なんか改めて
ちょっと反省もするような
エンディングで恐縮なんですけれど
なんか
そうかと思うところがたくさんあったし
こういう短間系アニメっていうのは
増えていってほしいなっていう
それこそ海外から来る映画は
結構そういうのもあるじゃないですか
とかあともっと私の勉強不足だったのは
あのCに出してるとか
そういうところからも読み取るべきだったとか
いろいろ思います
映画祭にたくさん出してますよね
そうなんですよ
あのC国際映画祭的な映画なんだとか
なんかそういうところからも読み取れるものってあるはずで
なんかまだまだ勉強不足でした
はいということで
今日の特集は
映画君の色でした
1:21:08
毎週特典音声そこあにサイドBをプレゼント
お送りしてまいりましたそこあにです
富士山宣伝ありますか
宣伝ということじゃないんですけれど
今年中ぐらいからずっと
都民の予習議論というのを書いていて
もうそろそろ書き上げなきゃいけないんですが
まだ書き上がっていないという
編集さんに
執筆計画について話をしましょうかって
言われている段階なんですが
これ書き上がると来年どっかで出ると思うので
ぜひですね楽しみにしていただければと思います
じゃあぜひその時はまた
告知に来ていただこうと思います
一応一部分は
webで読めますね
読めるようになってますので
それ読んで興味になっている方は
ちょっと待っていただければと思います
今回はゲストありがとうございました
ありがとうございます
さて来週の特集は
はい来週は劇場版オーバーロード
西欧国編を特集します
はいもう9月13日から
IMAX先行で上映開始しております
そして9月20日から
全国ロードショー始まりますので
20日始まってすぐの特集になります
皆さんの感想をお待ちしております
そこアニロットコンまで
投稿募集から投稿お待ちしております
君の色特集は
サポーターの皆様には
毎週アフタートーク
そこアニサイドBをお届けいたします
今週もサポートありがとうございました
それではまた来週お会いいたしましょう
お相手は私クムと
なぜひとみでした
そこアニは
1:24:53
ホットキャストウェーブの制作で
お送りいたしました
