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始まりました。映画の話したすぎるラジオ第178回になります。この番組は大阪で映画トークバーイベント映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
では、メンバーの近況の話から入っていこうと思うんですけども、マリオンさん、何か見ました?
映画の方は、ブルーピリオドを見ました。
僕、原作とか読んでないんですけど、すごく良かったです。
これもある種、ちょっとルックバックに通ずる話っぽくもあるんですけど、ある意味、描き手、クリエイター側の話みたいな感じはするんですけど、
これこそ僕ちょっと好きなタイプのというか、本当にクリエイター自身から出てくる描きたいっていう思いそのものみたいなのが結実していくみたいな話だったなっていうので、
僕としてはすごく飲み込みやすかったっていう感じですかね。
有名な漫画ですので、知ってる方も多いと思うんですけど、
実写化するにあたって、主人公がどういう気持ちの上でその絵を描くのかみたいなところも、
映画の尺できっちりロジカルに組み立てて、説明というか描写していくっていうところもすごく見事だなって思いましたし、
あと、結構あれです。映画の主題歌にそのまま夜遊びの軍情とかを使わないっていうのも結構気がやんなとかちょっと思ったりもしましたね。
僕だったら普通に使っちゃいそうだなって思ったんですけど、あえて使わないで結構、夜遊びの軍情僕好きなんですけど、結構直接的じゃないですか。
それがだいぶ今回主題歌とか挿入歌とか結構多めなんですけど、そういったのでちゃんときちんと実写映画としてのチューニングができてるのかなっていう感じがすごくしたりしましたし。
あと、エンドロール最後の終わり方とかが、本当に絵を描く音で終わるんですよね。
へー。
これなんかいいなってやっぱすごい思っちゃいました。
そういうのをむしろルックバックに求めていたんだけどっていうのを、むしろブルーピリオードの方がちゃんとやってくれたじゃんみたいな感じをちょっと思ったりとかして。
すごくよくできた実写映画だなっていうふうに思いましたね。
音の演出の評判は人から聞いてて、あ、それいいなってなりました。やっぱりちょっとルックバックでもの足りなかったところというか。
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そうですね、はい。
音の使い方っていうのは気になったところであったんで、それやってくれてるんやったらブルーピリオードいいじゃんってちょっと見たくなりましたね。
これ結構よかったですね。
あとこの監督さんが結構好きだったりするんですけど、萩原健太郎っていう人なんですけど、実写版の東京グールの一作目とか、さよならまでの30分っていういい青春映画を撮ってくれてる方だったりしたので。
東京グールの方もすごい実写版よくできてるなって僕思ったので、すごく信頼できる職業監督的なポジションにいる方だなって個人的にそう思ってて。
そういう意味でも見に行ったら、この人の絵が外れないなというか、ある一定ラインのハードルをちゃんと超えてきてくれる人だなっていう感じがして、僕はすごく信頼できる人だったので、本当に今作でもそういうのが感じられてすごくよかったですね。
なんかちゃんとエッセンス上手に拾える職人監督って信頼度上がりますよね。
そうなんですよね。またしかも脚本が吉田玲子っていう。
確かに。
クレジット見るとき、あ、吉田玲子かーって思って、やっぱね、この人の名前見るとちょっと安心感湧きますよね。
丁寧にエッセンスまとめてくれてるんだなっていうのがすごく感じたりとかできますし。
そういう意味でも本当によくできた実写映画だったなというふうには思いましたね。
あと、映画じゃないんですけど、ラストマイルに向けてアンナチュラルとニュー404を今見てます。
アンナチュラルは見終わりました。
いや、こんな盛り上がってた意味がわかったわっていうか、すげーよくできてますよねっていう。
びっくりしちゃいましたね。
1話目で、あれ?これいつ作ったんだっけ?ってやっぱりなります。
第1話目コロナ、あれ?でも作られたの2019年とかだから、すごい纏い抜きすぎてて怖いなって思いましたし。
脚本家としての乃木彰子さんの腕っていうのももちろんありますし。
丁寧にそのキャラクターの積み重ねがだんだん生きてくるんですよね。後半になればなるほど。
そしてまた絶妙にいろいろテーマも盛り込みつつっていうのの旨さですよね。
素晴らしいなって思いました。
特に後半あたりのいじめ問題の話と、あとビル火災の話はちょっと良いなとすごく思いましたね。
細かいキャラクターの積み重ねのある種の到達点みたいなのを見るみたいなところだったので、それはちょっと感情的にもうるっときましたし。
また米津玄師のレモンってこんなにぴったりハマるんだっていうのがちょっと驚きましたね。
06:03
これはすげえわってちょっと思いました。
僕多分予習なしで行くことになると思います。ラストマイルは。
多分見なくてもそんな重要じゃないですよ。繋がってはいると思いますけど。
もう本当に一瞬らしいです。このキャラクターが出てくるのは。
世界観同じですよっていう遊び心みたいなやつですよね。
天気のこの時に君の名の途中人物出てきますよみたいな感じですよね。
そのぐらいだと思う。別に大丈夫だと思うんですけど。
ちょっといい機会なんで見てみたら、それは面白いわってちょっと唸らされたって感じですね。
今週はこんな感じですね。
大井さんいかがされてましたか。
今週は見た映画が2本あって、1つは実家に帰ってたのでこの3日間。
なのでちょっと東京とか大阪ではもう上映終わっちゃってるんですけど、東京カーボーイを見てきました。
それとちょっと関連してしゃべりたいなと思ったのが、ちょうどその前日にU-NEXTで配信で見たマニアさんからご紹介したトレジャーハンタークミコを見たんですよ。
見たんですね。
見ました見ました。
ちょっとこの2本がすごい自分の中で紐づけられるなと思ったんで、それでしゃべってみたいなと思うんですけど。
両方ともその日本人がアメリカに行ってっていう話ではあるんですよね。
すごいざっくり言う。東京カーボーイの方はユーラ・アラタが演じてる主人公のサラリーマンが潰れかけてる農場というか、自社の買ってる土地なんだけど、ほとんど利益を出してない農場に和牛を入れに行くと。
合法的にっていう。入れに行こうとするんだけど実際に行ってみるとなかなか機場のクローンでは話が進まなくて、英語も全然ユーラ・アラタはしゃべれない役なんですけど。
その中で現地のカーボーイたちと信仰を深めることで徐々に徐々に自分らしさってなんだっけっていうことを思い出していく物語になっていて。
トレーチャー・アラタ・クミコは前回マリオさんがご紹介していただいたようなファーゴの物語を本当だと思い込んだ主人公が日本からアメリカに飛び立ってファーゴの隠したお宝を探しに行くっていう話になってるんですけど。
両方ともすごい共通してるなって思ったのが、日本語と英語っていうこの2つの言語ですごいコミュニケーションの断絶を上手く描いてるなと思ったんですよ。
しかもそこからキャラクターがどう選択していくかが2つとも違って面白いなと思って。
東京カーボーイは日本語と英語の断絶が最初あるんですけど、もちろんそんなに上手くはならないんですけど徐々に徐々にカーボーイらしさみたいなものを自分が売り切り入れることによって、
英語というか身体的コミュニケーションが先に立って、そこから言語の壁をどんどん越えていくみたいな話になっていくんですね。
だけど一番最初、俺どうしたらいいんだよって孤立感はやっぱり断絶によって上手く描かれてるんですよ。
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一方でトレジャーハンタークミコの場合は、日本でもちょっと断絶気味な彼女なんですけど、アメリカに行くとそれが顕著になって、断絶によってより内側に閉じこもっていく話になっていくっていう。
どんどん内に内に入っていくっていう。
その2つの断絶、要は越えるための断絶という壁と、越えない壁としてというか、防壁としての断絶っていう2つが言語の違いで、結構見事に描かれていて。
両方とも日本と英語なんで、共感ももちろんできるってところもあって、この2作品はすごい共通、同じモチーフを使って違うことを表してて面白いなっていうのは見てて思いました。
確かにすごいこの2作めちゃくちゃ共通点あるやんっていうのと、その描き方の途中で別れていくっていうのは言われてみればそうだなって思いましたけど、すごいですね。
いいなんかはしごじゃないですけど、はしご映画みたいな感じですけど、繋がりが見えていいですね。
なんかいい感じに文脈が生まれてますよね。
そうなんですよ。
まあ偶然、ほんと連続で見たって感じだったんですけど。
両方ともすごい描き方の違いも含めて面白かったですし、2つともお話としてすごい面白いというか愛するキャラクター性もあって、両方とも好きな映画だなっていうふうに思いましたね。
見ていただきありがとうございます。
そうですね。
ありがとうございます。
見てほしいものリストでしたもんね。
そうです。ありがとうございます。
あと、とりあえずハンタークミクでもう1個言いたかったのが、エンディング曲でちょっと笑わずにやらなかったというか、何これってエンディングでしたよね。
そうでした。僕そのことすっかり忘れてましたよね。
全然記憶が抜けたんで、ちょっと見返した時にこんなヘンテコなやつだったなっていうのを思い出しました。
結構お話がこうなんていうかな、すごい内へ内へ入っていくというか、内静的な結構こう、まあ重い軽いで言ったら重い側の話だと思うんですけど、
最後なんかちょっとエンディング曲で、どんな気持ちに慣れてるんだみたいな。
そうだったなと思って。
それもちょっと嬉しい驚きではありましたね。面白この映画ってなりました。
本当に唯一無二の映画には違いないと思うんですね。やっぱりね。こんな不思議な映画があるんだっていう。
しかもすごく近近感とか距離感が近いというか、日本人が主人公っていうのもありますけど、っていうのがあるっていうのがすごく印象に残る映画ですよね。
面白かったです。という感じですかね。今週はこんな感じです。
はい、じゃあ僕はですね、のりゃん死の海っていう映画を見てきまして、韓国映画の朝鮮出兵の話ですね。
いすんしん三部作のやつで、前作の半山竜の出現ってやつを見てて、一作目は見てなかったんですけど、前作結構面白かったんで今回も見に行ったんですけど、
12:10
今回も結構面白かったなっていう感じでですね。朝鮮出兵の話なので、日本が悪役なわけなんですけども、今回の日本側の武将が島津義博なんですね。
ビッグネームだと思うんですけど、戦国武将の中でも、ただ誠しやかに言われている噂話として、島津家はタイガにならないっていうのがよく聞く話としてあって、なんでかっていうと朝鮮で活躍したからっていうのがよく言われてて、朝鮮で活躍したってことは向こうでひどいことをしたから、
どうしてもセンシティブな内容にならざるを得ないっていうところで扱いづらいっていうのはよく言われる言説なんですけど、ただ韓国映画としては島津を取り上げることができるっていうのが逆転の発想だっていうのがちょっとありまして、
実際、悪役なんですよ。もちろん悪役なんですけど、ただタイガドラマになるとどうしてもちょっと善人になるんですよね、戦国武将が。戦争を終わらせるために頑張った人みたいな描き方になったりとかって、でもそれって嘘なんですよ。
あの人たちはエグい人たちなんで、むしろ悪役としての方が戦国武将的な存在は描けるとも言えると言いますか。実際今回、強くて悪くてかっこいい島津義博が描かれてて、これは結構良かったです。
で、ちゃんとそれに対峙する映画としてはもちろん禅の側にあたるイスンシンもかっこいい存在として描かれてるし、あとその朝鮮対日本の戦に第三勢力として関わっているミンですね。ミンの武将もまたその立場の中で立ち回ってっていうこの感じが結構良くてですね、なかなか見どころのある映画だったんじゃないかなとは思います。
ちょっとクライマックス盛り上げすぎかなとは思ったんですけど、イスンシンの魂が勝つんだっていうエモーショナルになっていくところが、ちょっと少しダルっとなったというか、途中までのドライな戦争ものとしてのかっこよさは少しぼやけて、対外戦争に勝った朝鮮としての盛り上げ方になっていくので、なんかちょっとボルテージ変わったなって。
それはそれでなんですけど、なんか良かったなと思いつつ、あとはこれを韓国側が作ってくれてるから楽しめてるよなっていうのがあって。
それは難しさですよね。攻めた側、攻められた側の中でそれをエンターテインメントにするっていうこと。やっぱり攻めた側としてエンターテインメントとしては楽しめないよなみたいなところに対して、日本が悪役であることで逆に楽しめるみたいな。
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いろんな難いところにうまいこと針の穴に糸が通ったような楽しみ方をした映画だったなと思って。本当にいろいろこれを楽しめるっていうことはどういうことなんだろうみたいな倫理観の置きどころとかいろいろ考えながら見ました本当に。そういう意味でも面白かったかなとは思いましたね。
では今日のお便り募集企画の話に入っていきたいと思います。今回のテーマが60分映画ですね。60分前後あるいは60分より短い映画っていうあたりの解釈は投稿者の方にお任せするような形でやらせてもらいまして、あんまり詳しく説明しないっていう感じでやらせてもらったんですけども。
じゃあどんな感じでお便り来ているかっていうのを紹介していきたいと思うんですけども。今回ですねちょっとお便り多くてですね、いただいたメッセージ内容を少し一部抜粋して紹介させていただいております。その点ご了承ください。
はい、では1つ目。フリスクさんからいただきました。作品名許し。宗教偽性問題や就職の際の宗教の幅の聞かせ方とかを知れて宗教偽性問題に対して解像度が上がります。はい、ご覧になった方います?
いやーこれ全然知らなかったんですけど。
ごめんなさい、僕も全然知らなかった。宗教偽物なんですね。
なんか星の子みたいな感じなんですかね。
ちょっと思い出しました。
まあ絵がありましたけど。
なんか結構興味深い題材ではありますよね。
はい、じゃあちょっとテンポよくいきましょうか。
はい、野良さんからですね。作品が映画ハートキャッチプリキュア花の都でファッションショーですかってやってますかね。
この映画の本編は70分ですが、個人的にはプリキュア映画の最高傑作だと強く確信しております。公開当時私は高校3年生でしたが、この映画を劇場で見てショックを受けました。ありがとうございます。
ありがとうございます。
ハートキャッチプリキュアの映画はね、プリキュア映画の中でも特に評価が高いことで有名なんですよね。
そうなんですね。
たまにね、プリキュア映画を見ることがあるんですけど、グッと来るときあります。本当に。
思いつきで見てみても面白いかもしれないです。本当に。
あとちょっと僕のメインで紹介したい、取り上げたい作品じゃないんですけど、この変身ヒロインモノの文脈で言うと、前も一回話してたんですけど、劇場版美少女戦士セーラームーンRは60分くらいでめちゃくちゃいい映画なんで、
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この文脈で紹介させてください、改めて。
なるほど。
はい。
はい、じゃあ次、キマトマヤさんからですね、作品名がスミ子22でいいのかな。
ふつんと移り変わる毎日、良かったことも嫌だったことも忘れていいし、誰かに話してもいいし、とふと思い出して笑ってもいいし、そっと背中を押してくれる素敵な作品です。
ということでありがとうございます。
ありがとうございます。
結構新しい作品でしたよね、これ。
あ、そうっすか。
違ったっけ?
僕全然…
今大阪でやってるっぽいんですけどね。
確かそうでしたね、そんなこと書いていただいてましたね。
シアターセブンかな、かながわ映画どっちかで多分やっていると思うんですけど、これも全然僕知りませんでした。
そう。
ポスターとかの見た感じ結構しみるような話なのかなーとかちょっと思って。
うんうんうんうんうん。
気になってます、これ。
あー、はいはいこれか、はいはいはいはい。
はい、やったら見てみよう。
お二人結構好きそうな感じしますね。
クラウドファンディングというか自主制作の流れを組んだ良いほうがな匂いがします。
うんうんうんうん。
確かに。
良さそうだな。
致してあんまりこういうのに積極的にこう映画館行ってないなっていうのはちょっと思ったので見に行きたいな、これ。
うん。
はい、じゃあ次が今原さんからいただきました。
仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャーデイブレイク
山口さんが以前話されていたドラゴンボールの人造人間編に類似した世界観で、ドラゴンボール世代の自分にとっては非常に胸が熱くなる展開でした。
すでに起きてしまった出来事を変えることはできないけれど、それでも何とかしたいという動機で行動するヒーロー。たまらなく好きです。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
仮面ライダーガッチャードの映画そういう話なんですね。
おー、なるほど。
そうなのか。
結構面白そうですね。
さっきのプリキュアもそうですけど、東映の児童向け特撮ドラマとかアニメってこれぐらいのサイズ感の映画が多いので、ちょうどこの企画に収まる作品が多いかもしれないですね。
確かにそうですね。
その線でいくと確かにちょうど60分台ぐらいの映画多そうだな。
僕は仮面ライダーのこれぐらいの映画でいうと、仮面ライダーダブルオーエバーA to Z運命のガイアメモリーをちょっと推したい。
なるほど。
はい、これもいい映画なんですよ。
いい映画なんですよ。
アクションが決まっててね、いい映画なんですよね。
よかったら見てください。
では、次いきますね。
セロトニンさんからです。
21:00
上げられている映画が疑惑とダンス。台本なし完全アドリブの会話劇です。好き嫌いが分かれる作品かもしれませんが、自分はすごく刺さりました。
ありがとうございます。
ご覧になっている方います?
僕見たことあります。
本当ですか。
見ました。これあれですよね、とんかつDJアゲ太郎とか撮ってる人でしたよね。前忘れちゃった。
あー、はいはいはい。
二宮健監督でやってたかな。
あ、そうですそうです。
そうですよね。
これ、完全アドリブの会話劇か。すごかった。これすごかったですよ。大学時代の友達が揃ってみたいな感じだったかな。
結婚、その中の友達6人組なんですけど、その中の2人が結婚するって言って集まるんですけど、その時に実はお前あの時みたいなのを掘り返し出して、それが収拾つかないことになるみたいな。
へー。
お前あわよくばそういうことしようとしてた?みたいなとか。
このゴタゴタに及んでなんか昔のよりを戻そうとしてないかお前みたいなことを拡散し出してるなお前みたいな言い合いがちょっととんでもないことになるっていう話で。
これ、しかもあれです。60分未満ですけど、53分か、53分で途中インターミッションが挟まるんですよ。
おお、こんな短いのに。
本当に休みじゃないんですけどね。映画としてインターミッションみたいなコーナーが設けられて、そこで踊りだすんですけど。
確かにこのひたすらカオスな言い合い聞き続けていたら疲れるんで、ここのインターミッション正解って感じがすごくします。
なるほど。
ストレス度が溜まってくるので、別にちょっと休憩入れますねっていういきなり諮らいなのかなって勝手に思ったんですけど、どうなのかはわかりませんけどね、実際は。
そういう映画でしたね。面白かったですよね。
はい、では次行きましょう。
はい、光小太郎さんから作品名がキートンのセブンチャンス。バスター・キートンが今日中に結婚するためにドタバタする話。
目につく女性全てに求婚するがかわされ続ける前半も、必要に追いかけてくる100人以上の女性から走って逃げる後半も、肉体を駆使したスラップスティックギャグのつるべ打ち。
サイレント映画だからこその見ればわかる映像のド迫力には大いにビビりました。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
バスター・キートンってなんだかんだとちゃんと見たことないなって。
そうなんですよ。
こうね、ワンシーンとかを本当に何回も見てるんですよ、バスター・キートンの映像って。
でもなんかちゃんと1作品を通してちゃんと見たことってあんまないなと思って、全然見れるんでしょうけどね。
そうですね。見やすいはずなんですけどね、別に。
24:01
時間、尺的な意味もですし。見ててもたぶんめちゃくちゃ面白いでしょうしね。
後半のその100人以上の女性から走って逃げる展開ってすごくないですか?
逃走中でしか見ないですよ。
そんなシーン見れるの?っていうのちょっとすごい見たくなりましたけど。
アクションの中でもスラップスティックギャグでアクションするっていうのも結構なんか最近なかなかないバランスでもありましてね。
結構バスター・キートンのやってきたことって僕らジャッキー・チェンとかトム・クルーズとかで見てたりするから、逆にこうわざわざ頑張ってバスター・キートン見ようってならなかったりはするんですけど、
やっぱりトム・クルーズとかも今の映画だからこそなんですけど、やっぱ危ないことしてるってすごい演出的にも盛り上げるじゃないですか。
バスター・キートンの映画って別に盛り上がるわけじゃないんですよね。
真横から撮り続けてみたいな、ただキートンがめっちゃ危ない目にやってるみたいなのを、
なんかこう他人事として見てるみたいな雰囲気が逆にやばいなってすごいなる感じありますよね。
まだ安全基準とかも6にない時代で本当にミスったら死にますよねみたいなことが行われてるっていう、しかもそこに映像的にあんまり感情が止まらずに起きてるっていうのが、
なんかすごい怖いからこそ面白いというか、なんかすごいですよね。
はい、では次ですね。
オレンジヒーローさん。
泥捨ての果てで僕らは、タイムテレビを通じて2分の時差で繋がっているというルールのもとに、ビル内というミニマルな設定と場所だけに短いながらも充実感が味わえる一本。
SFO約束となる少しずつ当事者が軽く理を理解していく展開や、後半タイムテレビを活用した問題解決までバレることなく楽しめますと。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
泥捨ての果てで僕らはね、どうやって撮ったのかなっていうのがまずすごくて、撮ってるところもそうなんですけど、あれを撮る前にどうやって設計したのかなっていう、撮影の設計がすごい興味深いですね。
リバー流れないでよとかもそうでしたけど、ヨーロッパ企画の作品ってこの設計がすごいなって本当に、作品そのものもそうなんですけど、これを作った人たちのデザイン力というか設計力みたいなものにちょっと舌を巻くんですよね、本当。
その作り込みのすごさと裏腹のSF的存在の大雑把さみたいなのも味わい深かったりするんですけど。
でもなんかこう、まさにその舞台的なやり方なんだけど、映画ならではの面白さみたいなものもしっかりあるじゃないですか。
27:01
例えば、それこそリバーの流れないでよでは天気が変わっていたりとか、ああいうのってやっぱ映画ならではだったりするじゃないですか。
そういう映画っていうメディアにしっかりうまく合わせる形で脚本というか設計をするあたりもやっぱりいつもうまいなって思わされちゃいますよね。
本当にそうですよね。
はい、では次のお便りから我々の取り上げた作品の話と絡ませながら紹介させていただきたいと思うんですけども、ではマリオンさんからお願いできますか。
はい、グッドウォッチメンズライちゃんさんからです。
60分程度の映画というテーマで好きな映画をあげるなら、ケリー・ライカート監督のオールド・ジョイです。厳密には73分の映画です。
寄婚男性とヒッピーのホームレス男性がキャンプに出かけるというごくごくミニマムで要素の少ない映画ですが、とても感情を揺さぶられます。
なんというか、アフターサンのお父さんのバックストーリーみたいな話だと思ったりもしました。
ケリー・ライカートは女性監督ですが、こんなにも男性描写の解像度がクリアでありながら複雑であることに驚かされます。
今日、男性監督や女性監督を区別する意味があるのか、と自戒の念を込めながら。
もし、鑑賞されていたら皆さんの感想を聞いてみたいなと思います。
ありがとうございます。
見てる方いらっしゃいます?
僕は見てますけどね。
僕たぶん、ファーストカウの時にチラッとこのタイトルを上げた気がします。
だと思います。
ファーストカウに近いのは、同じ監督の中で一番近いのはオールド・ジョイだと思うので。
確かに本当に、2人の男性がキャンプに出かけて帰ってくるだけの話って本当にその通りなんですよね。
やっぱりその時々の喋ってることとかが、2人友達同士で、久しぶりに会ってキャンプ行こうよみたいな話なんですけど、
やっぱりもうお互いにそれぞれライフステージとかも変わってきてるわけですよね。
方や寄婚男性、結婚してて、ちょっとお子さんそろそろ生まれるかなみたいな感じなんですけど。
一方、一人はホームレスというか、ホームレスと言うとちょっとまた違うのかもしれないですけど、
自由に気ままにアメリカを旅しながらみたいな感じの人なのかなって感じですかね。
なるほど。
ちょっと窓っぽい感じかな、おそらく。
ちょっと詳しく言えないですけど。
でもまだちょっとフラフラ、自由気ままに人生を謳歌してる人っていう感じですかね、みたいな人なんですけど。
だんだんちょっと会って、久しぶりじゃん、嬉しいねって感じかなって思ってたら、
ちょっとずつずれっていうか、感じてきてしまったりもするっていうのが、
もうあの頃にはちょっと戻れないんだなっていう感覚ですよね。
30:02
なるほど。
そういうのがちょっとやっぱり、もう戻れない何か思いを馳せるという意味で、
ちょっとまあ確かにアフターさん的でもあるし、
自由気ままにちょっと暮らしてるヒッピー風の男性の方はちょっとやっぱり、
少しちょっと不安を抱えている感じなんですね、やっぱり。
自由は謳歌してるんだけど、その自由さ、その真の座ってなさみたいなものに対して不安を覚えているみたいな感じ。
結構劇中でも結構ちょっと、その時々テンションがちょっと波があったりとか若干するんですけど、
そこもちょっとなんかアフターさんのお父さんっぽいのかなっていう、
ちょっと今回のお便りで、そういうふうにアフターさんの目を上げていただいたので、
ちょっとそういうとこなのかなってちょっと僕も思ったりしたんですけど。
うんうんうん。
やっぱりそういう男性同士の、でもホモソーシャルっぽくもなく、
お互いそれぞれのライフステージからのちょっと弱音みたいな部分とかをポロリと出しながら、
大いなる自然の中でキャンプして温泉に浸かってみたいな感じですね。
そこで癒されてもいるんだけど同時に、
あ、もう何か戻れないんだなっていう、なんとも言えない切なさっていうのをちょっと同時にこう、
映像から醸し出されていくっていうような映画です。
なのでこれ確かにすごい深い映画ですよね。
うーん。
いや、なんかすごそう。
もっとすごいっす。すごいっすって言うとあれですけど。
こういう何かを打ち明け合えるみたいな瞬間、そのまままず尊いっていうのがやっぱりありますし、
だんだん街の喧騒がどんどん離れていくっていう感じがすごく、
本当見てるだけちょっと癒されもするしっていう感じがしますね。
なんか全体的にケリー・ライカート監督って結構短めの映画多めですよね。
そうですね。確かに結構短いの多い気がしますね。
90分台とか。
長いやつもありますけど、確かに短めのでも結構ソリッドで面白いっていうのが多い監督ですよね。
確かに。
ちょっとでもこれは大石さんとか多分好きだと思うけどなっていうのはちょっと思いますけどね。
ちょっとお便りバスついたところで省いちゃったんですけど、そう書いてあって実は。
いや、そうそう。
ちょっとこれはいずれ見たいと思います。
ファーストカウとかもね、大石さん多分お好きだったと思うので、ぜひ見ていただきたいですけど。
で、あれですかね、このまま僕の60分おすすめのやつあげていいんですよね。
どうぞどうぞ。
そうですね。
オールドジョイドは全く関係ないんですけど、ケリー・ライカート監督は全く違う映画をあげるんですけど。
33:00
あれですね。
そうして私たちはプールに金魚ですかね。
時間にして27分。
短い。
短い映画で、監督が永久誠っていうWe are little zombiesっていう映画を撮ってる人ですけど、その人の短編映画ですね。
実際にあった事件がモチーフなんですけど、埼玉県の中学校のプールに400匹の金魚が放たれてっていう事件があって。
また変な。
で、犯人がその学校の女子中学生4人だったっていう。
で、理由としては綺麗だと思ってっていう。
っていうので、変わった事件、陳事件って感じですよね。
それをベースにした、モチーフにした映画ではあるんですけど。
いわゆる平息感ある街で私たち平凡になっていくんだっていう。
焦燥感あふれるタイプの映画になってまして。
独特な表現というかポップさでそれを描いてるんですね。
近いのは中島敦也っぽい感じって言ったらいいですかね。
あのポップさで地方都市のプラス中学生のどん詰まり感っていうのを描いていくっていうのを30分ギュッと濃縮して描くみたいな映画で。
セリフ回しも一時独特で面白かったりするんですよね。
舞台埼玉県の狭山市っていう狭い山って書いてる。
名前暮らして攻めみたいなことを言ったりとか。
主人公たちがカラオケで柔軟祭って言ったかな。
名曲ありますけどあれを歌えると海とかが出てくるんですよ。
でも埼玉は海ねーしみたいな。
海ないないないない。
みたいなのがずっとつらっとあるかっていう。
私たちなんてどん詰まりで刺激に飢えてるんだろうみたいなのを描いていくみたいな。
世の中に対するある種のひねくれた感じみたいなの。
彼女たちのひねくれた感じなのを描いていく。
だからあれにちょっと近いですけどね。
ちょっと朝の医療的な感じでもしますし。
確かに。
するし、ちょっとゴーストワールド的なこじらせた感っていうのもあって。
すごくこういう静止モード大好きなのでこれはあげたいなっていうふうに思ってあげました。
We are little zombiesは見てるんですよ。
たぶん聞いてる限り感じ似てるなっていうふうには思ったんですけど。
あれはもう結構中学生ぐらいの子供の閉塞感の話なのに妙に軽いというか。
なんかポップさがその話の根っこにあるメンタリティと表面上の質感がすごいギャップがあって。
36:08
そこは飲み込みづらさでもあるし魅力でもあったなって思って。
なんかそれのコンパクト版なのかなっていうふうに聞きながら想像してました。
そうですね。本当にコンパクト版っていう感じです。確かに。
いやでも本当にこういいんですよねって感じ。
好きな台詞があるんですけど。
この感情大人になると忘れちゃうらしいんだぜみたいな。
大人になったら虫音のモスキートーンみたいなセリフがあってそうやんなって思ったっていう。
運命たとえじゃんっていう。
僕もたまに使いたくなるんでよく言うんですけど。モスキートーンみたいな感じだよねみたいな言っちゃうんですけど。
そういうセリフ回しも面白いしすごく好きですね。
これちなみにYouTubeで見れるんですよ。公式で上がってるんで。
今無くなっちゃってるんですけど。YouTubeで普通に見れるのでご興味ある方は是非って感じですね。
なるほど。
いやリトルゾンビーズね、好きでもあり苦手でもありっていう相反してる映画なんで。
なんかわかるっていうか。
このノリでこれ描くの嫌いって言いそうな人もいるなっていうのはすごいわかる。
この軽薄というかポップな感じでこれやってくるのちょっと苦手っていう人はいそうだなと思うんですよ。
ちょっとそれ気になるな。
いいですよ。僕は好きですよ。
だいぶ擦れたポップを擦らした感じでやってんのちょっと憎たらしいっちゃ憎たらしいですけど。
まあそこも魅力ですかね。
はいじゃあおしさんいきましょうか。
僕の方でピックアップさせていただいたのがむかいてい観覧車さんのお便りなんですけど。
あげていただいた作品がナスアンダルシアの夏ですね。
お便りの方読ませていただきますが。
自転車レースは大学生の頃何気なく深夜に流れていたツールとフランスの中級を見ていた程度ですがチームの駆け引き等を見ていて熱くなりました。
大泉陽さん声優としてもとても上手な方ですね。レースさながらのスピード感や人間ドラマも苦毒なくてさらっと楽しめました。
続編ナススーツケースの渡り取りも54分でこれまた面白かったです。
実はこれ僕まだ見ててなくていつか見たいなと思ってずっとウォッチリストに入ってる作品なんですけど。
ご覧になられた方っていらっしゃいます?
いやあのね原作漫画は読んでるんですよ黒大王の。
漫画あるんですね。
いやいやなんか漫画があること全く知らなくて。
はいはいはい。
全然僕も知らなかったし。
あの黒大王って僕の世代だと結構あのちょっとサブカル漫画の界隈ではちょっとビッグネームだったんですけどちょっと世代ずれるとなんか違いますね。
39:02
いや本当に初めてお聞きしましたお名前を。
本当にはい。ずっと幸せでしたすいません。
あそうでちょっとねこれはいずれ見たいなと思っていたのでもうお勧めいただいて明日があさってか今週どっかで見ようと思ってます。
なんか1回それこそ確かなサンキュー達夫さんかな米粒卓教のサンキュー達夫さんが鶴戸フランスの何が面白いかはこれを映画を見ればわかるっていう話をされていたのを覚えていて。
なんかそれも含めて後小坂喜太郎さんが監督ってのもあってこれはいずれ見てみようかなと思ってますと。
でこのナスアンダルシアの夏のスタジオがマットハウスだったかなのはずなんですけど同じくマットハウスの作家で小池武さんっていうアニメーターの方がいらっしゃって僕があげてあげる作品はその方の絵が監督された51分の映画なんですけどルパンタサード次元大好きの母標ってご覧になられた方いらっしゃいます。
見てないですね。
これも見てないなでもめちゃくちゃなんかこのラインのルパン三世の映画どれもおもろいって聞いたことあるっていうぐらいですもん。
あのやばいですこの映画。
僕大好きなんですけど特にその3作品次元大好きとご縁問とあとミニ藤子がそれぞれ主人公の話があるんですけど僕その中でも次元大好きの母標が大好きでもうねとにかくハードボイルドなんですよ。
僕が知ってるルパン三世って日曜洋画劇場とかのスペシャルでやってるやつで割とコメディになってたんですよね結構。
元の原作漫画にあったであろうハードボイルドってもうほとんど失われていてどちらかというと全年齢が見れる作品になってたなって印象があってなんかいつも期待してたのと違うなって思いながらスペシャル見終わるみたいなことが多かったんですけど。
この小池たけしさんが監督されてるルパン三世シリーズはもうとにかくハードボイルドで主人公は次元大好きで次元大好きが別のスナイパーに狙われるって話なんですけどそのスナイパーと勝負していって詳しくは言わないんですけど技術とロマンで敵に勝つみたいな話なんですよ。
なんかちょっと紅の豚以来かっこいい男ってこれだなっていう。
なんていうか本当西部劇的でもあるしあるいは時代劇のようでもある。
なんかその美しさがとにかくこの作品はしかも51分という短いの中にまとめられていて今多分いろいろな配信サイトで見やすくなってると思うのでぜひぜひ見てみてください。
結構あのルパンのシリーズって目立ってたじゃないですか存在感が。
目立ってました。
いやー逃してたのもったいなかったなーって。
なんかもうどう見てもいいじゃんってわかってるのにね。
42:01
絶対かっこいいじゃんっていう。
なんかこう全体的にこのシリーズはその途中ずっとだれたりもするしたりとか結構その冗長な展開も多々あるっちゃあるんですけど
とにかくああ最後このシーンやりたかったんだなっていうのに向けていくんですよ。
本当にただただその一点のクライマックスに全力疾走していくシリーズでもあって。
それが見れたらああもう全部okってなるっていう。
そういう意味ですごいこうまっすぐなルパンって感じが。
アニメーターの熱みたいなのがすごい感じられるのでお暇な時間を見つけてぜひぜひ見てみてください。
いいですねいい機会かもしれない見る。
ぜひぜひ次元大好きな僕よだけでもぜひ。
はいでは僕から紹介させていただきますね。
まずお便りタウルさんからいただきました。
ナルソン・ミキオー監督の作品から1939年の作品で67分の真心をあげます。
10歳の少女2人の絆を描いた可愛い映画なんですがナルセの傑作の一本であり大人たちの汚い世界や戦争が激化する時代の闇をキラキラとした少女たちの描写で打ち消すかのような味わいがあります。
揺り物ともいえる作品で同年公開の揺り映画の傑作73分の花積み日記とともにぜひ見ていただきたい作品です。
いやーすいませんちょっと詳しくなくて作品名も存じ上げず見たこともないんですがめっちゃ良さそうですね。
おーって感じですよね。
揺り映画化みたいなところにひっかかりますしね。
いやーちょっとねナルセ・ミキオーなんか最近話題に上がることが多いんですが。
僕としては女の子同士の話というところから発展させまして僕から紹介したいのがカランコへの花という作品です。
いわゆるLGBTをテーマにした映画でレインボーリール映画祭だったかなに何かの賞を取った非常に優れた作品なんですけれども。
話としては学校でセクシャルマイノリティに関する授業が行われるんですね。
同性同士の恋愛があったりするんですよっていうのを保健の先生が授業をするんですけど。
あれこんな授業をするってうちのクラスにいるんじゃねってなるとこから始まる話なんですね。
そこからどんどんいるんじゃねいるんじゃねが膨らんでいくんですよね。
でその主人公の女の子とその女の子のグループ4人グループだったと思うんですけども。
その4人グループの話なんですけども。
いわゆるLGBTっていう言葉この言葉自体ちょっとうかつに使いにくい言葉になってしまった感があるなと思ってるんですけど。
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みんな結構他人事としてお話しされてると思うんですよ。
自分はそうじゃないからで話してると思うんですよ。
ニュースとか見てると自分じゃないからまあいいでしょっていうので。
いろんなところでそういうあんまり良くない話が行われてるなっていうのが僕の印象なんですけれども。
僕がこういうことを考えるときに基本的にまず一旦は自分がそうだったらどうするんだろうっていうのを考えてみるんですけど。
でも正直もう自分がそうだったとしても我慢したらいいやって思っちゃうなっていうふうに思うんですけど。
次に自分の子供がその立場だった時にどうするんだろうっていうのを想像した時にもうそれは無理なんですよ絶対に耐えられないんです。
その実は身近にいたのかもしれない実は当事者だったのかもしれないっていうのが転換する映画なんですよね。
それによってどれほど人が傷ついてるのかっていうのを40分ぐらいの短い時間の中でズバリと切り裂いてくる構成の上手さ。
そして自分じゃないと思ってる人たち当事者じゃないと思ってる人たちの残酷さなんですよ本当に。
主人公が家に帰ったらお母さんがこういう事故があったみたいだねみたいな噂話をしてるんですよね。
みんなが当事者じゃないまま誰かから誰かへ話を繋いで伝言ゲームが行われて色が濁っていくんですよねその概念が。
その概念が濁りきった先に何が起こるかっていう破局の話でもあるんですけど、
もうねぜひ見てエンディングで食らっていただきたい。
この絶望を食らっていただきたいなと思う一作です。
短いけど非常に優れたそして短いからこそ伝わる一作なんじゃないかなと思って紹介させていただきました。
マリオンさんと同じタイミングで見たんですよね。
見ましたよね。
本当に山口さんとかと結構共通の映画好きの間の中でカランコや花はすごいぞっていう風になって、
ここととばかりみんなで見に行って結構色々話した覚えがありますね。
これ見た時すごい打ちのめされてしまってどうしたらよかったんだろうみたいな気持ちになってすごいしまったんですよね。
めちゃくちゃ悪意があったわけじゃないんです。
ただそれが全部裏目に出ちゃってるだけというか本当に無自覚だったり、
けどなんかちゃんと寄り添いたいんだけどそこにちょっとぎこちなさを出てしまってて、
あーってなっちゃうみたいな時とかもあったりとかして、
それ本当に人の複雑な機微をめちゃくちゃちゃんと描いてるという意味でも見事ですし、
この何とも言えない答えの出ない問いを持って帰らなくちゃいけないんだっていうことに本当にずっと食らっちゃうような映画でしたね。
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はい、という感じでお便り募集企画のコーナーはこれで終わらせてもらえたらと思います。
では今日のテーマとか入っていきたいと思います。