1. Ayo! by Genesia.
  2. #02 What is Genesia?
2025-09-30 19:05

#02 What is Genesia?

今回は、ジェネシア・ベンチャーズ Investment Manager 水谷航己さんと、General Partner 鈴木隆宏さんが、改めてジェネシア・ベンチャーズとはどんなVCなのか、そして最近の取り組みについて詳しくお届けします。


▼出演

・ジェネシア・ベンチャーズ Investment Manager 水谷航己

・ジェネシア・ベンチャーズ General Partner 鈴木隆宏


▼市場仮説を素早く立体的に構築するためのフレームワーク『Market.iO(マーケットアイオー)』について

https://www.genesiaventures.com/market-io/


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▼ジェネシア・ベンチャーズについて

シード期(創業初期)のスタートアップに投資と経営支援を行う、独立系のベンチャーキャピタルです。日本・インドネシア・ベトナム・インドに拠点を構え、アジアで持続可能な産業がうまれるプラットフォームの創造を目指します。

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▼制作

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サマリー

ジェネシア・ベンチャーズの投資活動について、創業前後のシード期のファーストラウンドに特化したアプローチやビジョン、ミッションが説明されます。特に、企業家とのコミュニケーションを大切にし、投資の意思決定プロセスにおける市場や経営チームの重要性についても議論されます。今回のエピソードでは、企業家とVCの関係性や投資における迅速な意思決定の重要性が議論されています。また、投資対象の多様化とそれに伴う戦略的なアライメントについても触れられています。

ジェネシア・ベンチャーズの紹介
Ayo! by Genesia
皆さまこんにちは、ジェネシア・ベンチャーズ インベストメントマネージャーの水谷幸喜です。
この番組では、プレスリリースなどのオフィシャルな情報の裏側に光を当てて、
企業家と投資家、それぞれの思いや葛藤をありのままにさらけ出します。
Ayo!はインドネシア語で、Come on! Let's go! Here we go!という意味、
スタートアップのチャレンジをリアルにお届けしてまいります。
今回は、都会に引き続き、我がGP、鈴木隆博、改め、隆さんをお招きしております。
隆さんと一緒に改めて、ジェネシア・ベンチャーズってどんなVCなのか、
そして、緊急報告としての最近のチャレンジについて、ご紹介していければと思っております。
隆さん、こんにちは。
こんにちは、鈴木隆博です。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
我々、ジェネシア・ベンチャーズですね。
もし、ビジョンとミッションについてもお話しさせていただければと思っています。
我々のビジョンとしては、全ての人に豊かさと機会をもたらす社会を実現する。
この実現に向けたミッションとして、アジアで持続可能な産業が生まれるプラットフォームを作るといったところを掲げております。
それに向けてですね、我々、特に創業前後、シリード期のファーストラウンドでリードで募集をさせていただくVCとして、
日々チャレンジ、試行錯誤を企業家の皆様と一緒にやっております。
そうですよね。意外と我々って、シード期とかファーストラウンドで投資をしているという印象を持たれていないかという感覚があるんですけど、
その辺って実際に水谷さん、日本とかで投資活動をしている中でどう感じていますか?
プレシードや初回のファーストラウンドで投資をするのが、やっぱり一番得意にしているというか、ところはあるんですけれども、
それなりの初回投資の金額をできるようにファンドの設計をしているからこそ、
プレシリーズAが主戦場なのかというふうに認識されてしまっているところもありますよね。
そうですよね。実際、過去の投資を振り返ってきても、半分以上、ほとんどはシード期、特にファーストラウンドで出資というのが多かったりするので、
そういう意味で言うと、今回このポッドキャストを聞いていただいている方の中で、これから企業を考えている方というのは、
本当に気にせず相談いただけるとうれしいなというふうに思っていますし、
実際、我々、創業前の方から事業の壁打ちみたいなのも結構受けたりすることも多かったりするので、
そういう意味で言うと、事業営業を固めきる前から相談してもらえると、我々としても非常にコミュニケーションを取りやすいし、検討も進みやすいかなというふうに思っています。
そうなんですよ。去年にはなるんですけど、2024年の我々の投資実行を振り返ったデータを集計しているんですけれども、
去年ですね、新規投資17社投資をしているんですけれども、一番最初の外部投資家を招くエクリティファイナンスが過半数を占めているというのが我々の、特に日本、海外も含めてですね、投資をやっています。
さらにリード投資については、日本はもう100%やらせていただいているというのが、我々の投資のスタンスになっているのかなというふうに思っています。
そうですね。海外は、どうしても1本目でお話しした通り、日本よりも多くのお金が流れ込んでいるということで、競合のVCだったりとか競合のスタートアップが多かったりはするので、
その意味でいうと、もちろんリードを取れるものはリードを取っているということで、海外の投資も半分以上はリードかなというふうに思うんですけど、
一部、アメリカのいわゆるTier1 VCのセコイアという、今名前変わってピークXという形になっていますけれども、そういったところとの共同投資する機会があったにするときは、
別にセコイアと戦って喧嘩するのも得策ではないので、セコイアにリードをお譲りして、我々がフォローオンで入るみたいなそういったこともやっているかなというふうに思っています。
さらに2024年の投資のデータを紐解いていくと、全球投資は17社やっているんですが、追加投資を13社ほどやらせていただいております。
この追加投資をしっかりしていくというところは、ベンチャーキャピタルとしても非常に大事なポイントになってくるのかなというふうに考えています。
もともとファンドの設計としても、ファンド全体の中で一定追加投資のバジェットを確保しながらポートフォリオマネジメントをしているのかなというふうに思っておりますが。
投資の意思決定プロセス
そうですね。ファンドの追加投資自体は、ざっくり言うと50%が新規投資、50%が追加投資という形で、各ファンの設計というか考えているので、
結構潤沢に追加投資予算を持ちながら、しっかりと創業期のスタートアップにバーストさせていただきながら、
次のラウンドというところの仮設検証が進んでいる場合は、積極的に追加投資をやらせていただいていくというのが実情かなというふうに考えています。
さらに興味深いデータがありまして、2024年追加投資を13社させていただいているんですけれども、
この13社中ですね、12社がアップラウンドをしているというところですね。
すなわち都会で調達した時よりもしっかり株価を上げて追加投資を我々としても踏み切っているというところで、
これは結構勇気がいる意思決定にはなってくるのかなというところもあるんですけれども、
改めてタカさんにお伺いをしたいんですが、追加投資の意思決定と初回投資の意思決定、結構違う部分もあるんじゃないかなというふうに思うんですが。
そうですね、確かに。非常に難しいですね。
ある意味もう伴奏し始めてから、ここは追加投資もあるような、みたいなのもやっぱり。
そうですね、まず多分意思決定っていう意味で言うと、初回投資の話も合わせてしてしまった方が分かりやすいかなというふうに思うんですけれども、
これも社会に説法っていうふうに思われる方もいると思うんですけれども、基本的に初回投資、追加投資とともに見ているところで言うと、
一つ目が市場ですよね。どのマーケットで戦おうとしているのか。
二つ目が、そのマーケットでどのような人たちが戦おうとしているのかっていうところで言う企業家を含めた経営チーム。
三つ目が、その経営チームをもってして、どのような戦略でその大きな市場、山に例える、どの山の登山口から登ろうとしているのかっていう戦略の部分を分けて議論をしているという形になっているかなというふうに思っています。
ただ、正直、私自身はベンチャー・キャピタリストを歴15年ぐらいあるんですけど、市場は正直誰でもここ市場大きそうだなとかわかるところではあるので、
そんなに議論がそこでけんけんガクガクと行われることはまずないなと、実はぶっちゃけで言うとあるわと思っていて、
指導機であればあるほど重要なのが、企業家自身だったりとか、企業家を含めた経営チームがどのような人たちなのか、
どのような思いを持ってその創業に至っているのか、みたいなところを重点的に見させていただいているというのがあるかなというふうに思っています。
この市場の話ですね、やっぱりこのVCスタートアップ界隈では、タム・タム・ソムみたいなちょっと小難しい、頭のいいような概念も出てきてはいるんですけれども、
リアルな投資の意識っていうのを現場においては、もう直感的にこのマーケットでかいのかみたいな、タム・タム・ソムを整地化するみたいなものにあんまり意味を成していなくて、
このマーケット厚いよね、アービトラージュあるよね、みたいなところがリアルなんじゃないかなというふうに私は思うんですけど、タカさんから見てもどうですか。
もちろん背景にあるロジックはいくつかありますけど、比較的それも含めて直感的にこの市場ありそうだなとか、
例えばすごく巨大なマーケットであって競合が多そうに見えて、実はそこまで強い競合がいなくてフラグベンティットな状態っていうところに関して言うと、
逆に言うと裏返しって競合が多いんだけども、圧倒的には強者がいないマーケットであるってことは、一定の市場規模のシェアを取りに行ける可能性があるよねみたいな話もあったりするので、
その辺も含めて直感的に結構判断する部分はあるかなというふうには感じています。
このVCの投資の意思決定の裏側、このマーケットの見方、市場の見方、本当に奥深いなというふうに思っていてですね。
精一化して頭をよくやっちゃうと面白くならないなっていうのが最近の私の所感でもございます。
そうですね。あとは我々、概要欄にリンク貼らせていただければなと思ってはいるんですけど、
マーケットIOって形で市場を8つの分類に類型化しているフレームワークがありまして、
それ何かっていうと、川幅の広さ、これが市場の大きさですよね。
その川を走っている船の大さ、これが競合プレイヤーの数、
あとは速さ、遅さというところで、そのマーケットがどのような変化があるのかみたいなところ、
トレンドの部分のこの3つの掛け算で市場の有望性を見ているところがあるので、
そういったフレームワークを基にですね、この投資先候補のビジネスはどの類型に当てはまっているからこそ、
ここを重点的に企業家の方と議論がした方がいいよね、みたいなところは社内で持っているなというふうに思っています。
なのでぜひ参考にしていただきながら、いろんな公式の方とも議論する際にですね、
どのようにその市場を見立てを持っているのかみたいなのを聞いてみると、
比較的VCの方々の意思決定の裏側にあるロジックみたいなところが、
なんとなく透けて見えるかなというふうに思っています。
この意思決定のロジック、それからプロセスっていうところ、なかなか表にしづらいところもあると思うんですけども、
ジェネシアの投資の意思決定プロセスって、実際どういうふうになっているのかって、高田さんからお話いただいてもいいですか?
そうですね、オフィシャルにはキャピタリストだったりとかと面談いただいて、
毎週ディルシェアみたいな形で、どういった会社と合っているかみたいなのを先ほど話したマーケットIOと合わせて共有したりとかして、
議論のポイントを絞り込むみたいなところの作業を毎週一周にやらせていただいていて、
その中で、このスタートアップ面白そうだよねっていうところを直感的に判断した上で、
より深くディスカッションを進めさせていただくっていう形で、その後、投資委員会を第一回というような形で開催させていただいて、
その後、ファウンダーディスカッションという形で経営者の方に、我々のチームにプレゼンテーションをいただいて、最終的に意思決定をするというような形にはなっています。
一方で、過去の投資を振り返って思うのは、もちろん投資のプロセスって意味で今のプロセスを必ずどの案件でも踏まさせていただいているものの、
市場の見立てだったりとか、経営者に関する直感みたいなのが働くケースもあったりするので、
出会った瞬間に、この会社に投資したいなというふうに思う会社も結構多かったりするので、そういった意味でかなりスピーディーに意思決定自体はできているのかなというふうには感じています。
まさに我々の立場でこれを言うと、さらなるコミットメントになってしまうかもしれないですけれども、やっぱり投資のゴーオアノーゴー、そのコミットメントの表明に際しては、
基本で言えば1ヶ月以内ではやっぱりやりたい、やれるような体制を常に整えているというところで、1ヶ月よりも早く意思決定をよりできるか。
投資における意思決定
ただ、施設ではないというところをいくら密に意思決定できるかというのもやっぱりSEEDのベンチャーキャピタルとして非常に求められているケーパビリティだなというふうに私自身も感じています。
あとは、もちろんすごくクイックに意思決定すること自体は多分できると思ってはいるんですけど、
企業家目線で考えたときに、クイックに意思決定してお互いがクイックに一緒にやりましょうっていうのは実は危険かなというふうに個人的には思っていて、
SEED投資家ってある種一番長くお付き合いするVCだと思うんですよね、企業家から見たときに。
例えば、我々のイチゴファンドの出資先であったタイミーだったりとかも、投資してからあんだけ急成長しているって言われたタイミーですら、6年7年上場まで時間がかかっているってことを考えると、
最低でもそれぐらいの期間一緒にやらせていただくってことを考えたときに、
キャピタリストとの相性だったりとか、あとはファンドとの相性みたいなのって絶対的に存在するなというふうに思っているので、
企業家の方も、もちろん一番早くコミットしていられるVCの方に対するリスペクトはすごく重要だとは思っているんですけども、
その一方で5年10年っていうスパンで一緒に戦っていく人として、
信頼関係を作り続けられるかどうかみたいな目線でVCを選ぶっていうのもすごく大事かなと思っているので、
単純に早く意思決定することの重要性だけではない部分、関係性構築っていうところも含めて、
1ヶ月ほど議論を深めながら、お互いに戦略の部分で合意が至った場合に投資をさせていただくっていうのはそんな形になっているかなというふうに感じています。
ここの意思決定をするまでの仮説をお互いに擦り合わせていくプロセスっていうのは、
やはり極めて大事だなというふうに私も7年やってきて感じているところではあるんですけれども、
我々としては投資の対象領域っていうのが非常に広がっているなと。
投資戦略の多様性
もともとやっぱり日本、それから東南アジアのソフトウェア開発、ITのところが中心だったところですね。
ここ数年、東南アジアだけではなくてインド、それからITソフトウェアだけではなくてディープテックと、
いわゆるディープテックと言われるところについても投資のスコープも広げているなというふうに思っておりますが、
引き続き同じような1ヶ月みたいな部分で意思決定をしていくっていうところに、
かなり基準も変わってくるんじゃないのかなというふうに思っているんですけれども、
高田さんがGPとして投資の意思決定をするにあたって、
多様なエリア、事業領域がある中で大切にしている要素って、もしあれば改めて教えてもらえますか。
すごく難しい質問が出てきたなって気持ちは思ったんですけど、
もちろんディープテックはディープテックで、しっかりと技術の評価をする必要があるので、
クイックに早急に意思決定する必要があるかどうかで言うと、
時間軸は領域によって違うなっていうのが大前提としてあるっていうのがあるんですけども、
大きく僕が投資をするときに意識しているところがあるとすると2つあって、
一つが所定のドミノの一倒し目がどこにありそうかみたいなところを議論をした上で、
ここを倒すんだっていうところのアライメントができるか、お互いにっていうところがすごく大事。
逆に言うとドミノの一倒し目がぼんやりしたまま投資をすると、
バウンスボーの過程で結局我々どこに向かってんだっけみたいな話になりがちなところがあるので、
そういう意味で言うと、所定どう倒していくかみたいなところをしっかりと議論をするっていうのは大事にしてますところと、
あとはそれが、なるほどそこだったら確かにドミノの一倒し目いきそうだなっていう想像がつくかみたいなところは結構大事にしてます。
2つ目は全然話が変わっちゃうんですけど、ドミノの一倒し目ってことは短期的な部分ですよね。
なんですけど一番シード期において短期的な部分をまず倒さないとその先にいけないので、ここが一番大事だと思ってます。
一方で、ノーススターを決めるわけじゃないですけど、北極星はどっちにあるの。
実は北に向かいたいのか南に向かいたいのかってあるじゃないですか。
ここをその会社として経営チームとしてどこに向かっていくことを考えていて、その上でこの事業領域をどう選んでいて、
その所定がどうですかってノーススターがどこにあるのかみたいなところの、こっちは中長期の目線なんですよね。
所定と中長期のアライメントが我々のファンドの投資方針と合うかどうかっていうのが一番大事にしてるポイントだったりはします。
なので意外と僕はですね、起業家の判断もしますが、結構所定の倒し方だ、Howの部分も結構議論を大事にしてたりするってところがポイントかなというふうに思ってます。
ある意味そこのポイントがブレないからこそ、多様なエリア、多様な事業領域での意思決定がブレないというか、
ある意味コアになる01の立ち上げっていうところにやっぱり専門職的にやっているからこそ、その意思決定ができるっていうところがあるのかなと私も感じてます。
それはあるとは思いますね。やっぱり180を超える遠先がある中で、しっかりとドミノを倒せた会社となかなか苦戦してしまっている遠先ももちろんあるんですけども、
そういったところの中からいろいろな事業領域を見ていることによって、そこの勘どころみたいなのは多少使われてきたものではあるかなというふうに思ってます。
なかなか深いGPの投資の意思決定の裏側について探ってまいりました。
このポッドキャストをプレスリリースの裏側を探るというコンセプトでやらせていただいておりますので、
まず我々の裏側から披露しようというところで、今回こんなトピックスでお届けをさせていただきました。
というわけで、今回もそろそろ締めさせていただきたいと思います。
タカさんは2回にわたって出演してもらいましたけれども、久しぶりにのご収録いかがでしょうか。
そうですね、難しさもありつつ楽しく議論できたなというふうに思いますし、
やっぱり普段と違う水谷の側面で、堅い水谷を見れたというのも少し面白かったなというふうに思っています。
皆さまご視聴いただきましてありがとうございます。
この番組ではあなたからの感想や質問をお待ちしております。
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配信は各週火曜日の朝7時を予定しています。
ぜひ番組をフォローして次回の配信をお待ちください。
Here we go from Asiaということで、ぜひまた次回。
あいよー。
19:05

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