こんにちは、創業期のスタートアップ投資に特化したベンチャーキャピタル、ANRIの代表、さまたANRIです。
この番組では、毎回様々な起業家精神を持った方をゲストに呼びし、
起業背景や目指す未来など、その人を突き動かす熱について、深く掘り下げていきます。
今回は、前回に引き続き、Rice Capital代表パートナーの福山太郎様にお越しいただきました。
福山さん、よろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、前回、起業家としてのお話を伺ったので、今回はRice Capitalが何をやっているかという話と、
あとはもうちょっとロングスパンで、今お年寄りでしたっけ?
37歳になりました。
ていうか、そんなに年齢変わらないんだね。
はい、87年生まれ。飯と同じ年です。
確かに。
ここからどういうことをやっていきたいのかというのを、お話を伺っていければなと思っています。
ということで、Rice Capitalを立ち上げたのが今年?
はい、今年の7月にファーストクローディングでした。
なるほど。一応、ファンドの簡単なテーマ的なものを、改めて、今聞いている起業家の方にお話いただければと思います。
Rice Capitalは日米のスタートアップに投資するファンドで、だいたいファンドの半分をアメリカに投資して、半分を日本のスタートアップに投資します。
テーマとしては、アメリカはYコンビネーターの卒業生を中心に投資するモデルで、
日本はSaaSやマーケットプレイスを中心に、SEEDからシリーズBまで、一緒に3000万から1億円くらい出資するファンドになっています。
なるほど。
で、LPもアメリカと日本?
そうですね。日本とアメリカが多いですね。
ファンドってやってみてどうですか?
最高にこんな良い仕事があるんだというくらい楽しいですね。
楽?
まあ、楽かどうかでどうなんですかね。
正直スタートアップを経営している時の方がもちろん大変だったなとは思いますね。
ただもちろんファンを立ち上げるのはゼロからのあれですし、
私を信頼してお金を預けてくださっている方が多いので、そういった意味ではもちろん簡単じゃないですけど、
でも正直企業の方がやっぱり大変だったなというのはもちろんありますね。
そうだよね。
今は絶賛投資をしている最中?
絶賛投資しています、はい。
今聞いている企業家の方で、どういう企業家に来てほしいとか、
こういう企業家にはバリューを返せるなみたいなことはありますか?
日本はSaaSを僕はもともとやっていたので、
SaaS系であればこういうことは気をつけた方がいいよだとか、
こういうところやったら伸びやすいよみたいなのは伝えることができるんじゃないかなと思うので、
そういった意味ではビジネスモデル的にはやっぱりSaaSが強いかなと思います。
他にもアメリカで特にYコミュネーター中心に投資していて、
YコミュネーターAIの会社が今すごい多いので、
そういった意味ではこれからAIの事業止めを選ぶ人にも
そういったところのトレンドを伝えられるんじゃないかなと思いますし、
またやっぱりもともと企業家だったってことが一つ強みであるんじゃないかなと思うので、
そういったサポートに興味ある人にはサポートできるんじゃないかなと思います。
前回もお話しさせてもらったんですが、
企業家出身のベンチャーキャプテルってまだ日本にも全然いないし、
もっと増えた方がいいなっていうのはすごい思うんですよね。
そうですね。
一つは結構投資家やりますって言った時に、
応援してくれる人が大多数だったんですけど、
一部もう一回起業しないの?みたいな。
やっぱりもう第二周目シリアル行くっしょみたいな感じで言われたのは
多少プレッシャーとしてあったというか、
もちろんそれは企業家がもっと増えた方がいいと思うので、
それは大事だなと思うんですけど、
やっぱり投資家もエコシステムにはすごい大事だと僕は思ってるんで、
そういった意味ではもっと投資家としてちゃんとホームランを狙いに行きますっていう、
元企業家のキャリアパスっていうのは日本でも増えてもいいんじゃないかなと思いますね。
なんかこの前、アトミコのニクラスが日本に来てて、
登壇してるのを聞いてて、
やっぱ企業家がベンチャーキャピタルを会社としてやると、
全然考え方が違うというか、
何がPMFでどうやったらこのマーケットの中で勝てるのかみたいな、
すごい企業家っぽい発想になるから、
日本でもジェームズがベンチャーキャピタルを起業してるなって感じがしていて、
このマーケットがどうなっててどんなオプショニティがあるかみたいな、
日本はやっぱりベンチャーキャピタリストがベンチャーキャピタルやってることがすごい多いから、
言うならば結構金融っぽいんですよね。
でもものすごい企業家っぽい人たちがまだまだやれるチャンスがむしろ空いてるというか、
日本のベンチャーキャピタルもっともっと競争を加熱した方がいい派なんで10年間。
そうですね、ちょっと1回VCやってみて感じるのは、
やっぱり組織がそこまでなくても、
特にうちはソロGPなんで、組織がなくてもいける分、
だらけようと思えばだらけられる仕事というか、
やってる風に見せてそんなに働かなくてもいけるところなので、
そういった意味では逆に自分にちゃんと規律を持って、
スタートアップの時並みにハードワークしてると、
ちゃんと勉強した内容も増えるし、
年先に提供できる価値も増えるので、
そこはもっとやればいいファンドが作れるんじゃないかなと思って、
チャンスだと思って見てますね。
なるほど。
ちなみに福山さんにコンタクトしたい時は、
どうすると一番いいんですか?
Twitter、リンクトイン、フェイスブック、何でもありですし、
一番お会いしやすいのは、
他の投資家や他の企業家に紹介していただく時は、
基本的に100%お会いさせてもらってます。
投資家側として、
こんにちは、会いたいですっていうのはむしろ返信しづらいじゃないですか。
どういうものだとおって思うのか?
一番は、なぜうちの会社に投資すべきか。
結局コーヒーちょっとお茶しましょうだとか、
ちょっと情報交換しましょうって言っても、
最終的にはこっちは投資家でそっちは企業家なので、
最終的には投資するかどうかが一つの終着点になると思うので、
そういった意味だと、アメリカでもそうなんですけど、
最初のメールでわかりやすく、
これぐらいの売り上げで、これぐらい伸びてて、
こういうステージにいて、
こういう調達をしようと思ってるんですけど、
興味ありますか?みたいな言われると、
ちゃんと意思決定がしやすいというか、
ふわっとされて、こんな領域でやろうとしてます、
情報を明かせませんが、
一回お茶しませんかって感じだと、
もしかしたら会ったほうがよかったかもしれないけど、
時間の関係じゃいなかったりするので、
そういった意味では、
あんまり主比義務とか恐れずに、
セキュララにお互い行ってったほうが、
いいマッチング生まれやすいんじゃないかなと思ってます。
なるほど。
じゃあ、それこそXなり、リンクトインなりで連絡すれば。
そうですね。
一応、まだ全部返信はできてない時もあるんですけど、
全部ちゃんとメール通してやってますね。
素晴らしいな。
僕からもちろんDMというか、送らせていただくこともあって、
一番最後の投資はDMですね。
へー。
こっちからオファーしてる?
そうです。こんにちは。興味があるのでお話させてください。
素晴らしい。
お願いします。頑張ってます。
西米スタートアップ、投資家として見てて、
感想というか、どういうふうに日本のスタートアップを見てるんですか?
投資戦略で言うと、
アメリカは上場で大きくなった時のボラがすごいというか、
成功すると10ビリオン、100ビリオンの会社が生まれるんで、
そういった意味では、100社中99社失敗しても、
1社100ビリオンになってくれれば、
ファンドとして大きなリターンを出せるモデルなんですけれど、
日本でもちろん大きな会社増えてほしいですけど、
どうしても上場する時の平均値で言うと、
100億、300億のレンジが多いんじゃないかなと思うので、
そういった意味で100社投資して1社300億で上場しましたら、
どうしてもファンドとしてリターンが出ないので、
ちゃんと絞って投資して、
そのうちの半分がそれこそ上場するみたいな形で、
モデルを組まないとリターンは出せないんじゃないかなと思っています。
そういう意味では日米で商品設計が微妙に違うってことですよね。
そうです。
投資方針も件数も、投資金額もサポートスタイルも、
日米はもうガラッと変えてやっています。
じゃあ期待調整をそれぞれしている。
そうですね。
それはアメリカと日本のサポート体制とどういう差があるんですか。
アメリカはよくも悪くも、
元企業側の投資家も非常に多いですし、
1回の資金調達って何十人から調達するラウンドも多いので、
そういった意味では1人1人の株主への期待値もそこまでないし、
たまに助けで教えとき連絡するし、
あとはメールベースで株主報告を送るんで、
何かあったら質問してないぐらいの感じなんですけど、
日本はそこまでまだ株主をバーっと多く集める機会もないので、
たぶんその分、一緒にちゃんとサポートしてくださいね、
みたいな感じのところはあると思うので、
日本ではちゃんとどういう感じでやってるのかなとか、
課題っていうのをちゃんと把握して、
できるだけハンズオンと言わないですけど、
サポートをしていくっていうのは日本でやろうとしてますね。
めちゃめちゃ面白い。
これぐらいパキッと日米の差を言える人なかなかいないので、
めっちゃ勉強になりますわ。
日本も株主レポートだけしっかり出して、
テレビミーティングやらなくていいんじゃないかなと思うんですけど。
そうですね、あと取締役会が多いですね、日本は。
日本は月1回、1時間か2時間やってる会社が多いんじゃないかなと思うんですけど、
アメリカは最初は2ヶ月に1回、
大きくなってくると3ヶ月に1回になってくるんで、
基本5人とか6人しか参加しないんですけど、
日本は結構人数も増えてくるんで、
あれは全員大変なんじゃないかなと思って感じですね。
確かに。
そうですね、上司が僕取締役会やってるんですけど、
取締役会としてのフォーマットは3ヶ月に1回で、
その間に3時間。
で、もうフォーキャストを主に説明して、
今まで何やってきたかっていうところが7割ぐらい。
で、これから何するかは3割みたいな。
だからどっちかっていうとアメリカのスタートアップに近いフォーマットなのかもしれないですね。
いいですね。
ちょっと日本はやっぱ打ち合わせ。
定例しましょうっていう、
投資家もそうですし企業家もそうなんですけど、
定例が結構多いなっていう正直印象はあるんで、
もうちょっと簡略化してもいいんじゃないか。
あんまり定例やっていいことないんだけどな。
企業家に時間を、とにかく時間を返すって話をさないで最近してるんですけど、
ミーティングが無駄。
そうですね。定例が企業家のための定例だったらいいと思うんですけど、
投資家の社内メモのための打ち合わせになったら、
お互いアンハッピーなんじゃないかなって気がします。
なんで企業とのミーティングも、社内のミーティングも削る。
時間を参加者に返す。
どれくらい返せるかっていう。
そうですね。で、その分ちょっと今つらいんですけど、
5分後電話できますかって時にすぐ電話できて、
なんならそのまま3,4時間、4時間もその企業家と話してられるみたいな関係値の方が逆にいいんじゃないかなって気がします。
確かに。
なんか投資家やってて、一番バリ出したのはなんだろうと思うと、
プライベートの悩みとかの相談に乗って、
そっからはじゃあもう弁護士を、一番いい弁護士を紹介するから一緒にそれで解決しようとか、
こういうのが一番いいなと思ってて、
定例ミーティングで何かいいこと言ったっていう経験がないですね。
そうですね。なんで僕も、やっぱ年に1,2回大きな意思決定をする時に、
10%でもいい意思決定をするときの支えになってあげればいいぐらいの期待値で見てるというか、
でも企業家とすると逆にそれをやってもらえたらすごい嬉しいんで、
そういう存在になれたなと思ってますね。
確かにな。
あとやっぱり河川燃えるのはやっぱりろくでもないトラブルですね。
そうですね。
でもやってる側だったというか、企業家の時はもう本当終わるんじゃないかって思ってる問題も、
やっぱり何回かそれ経験したことあったりとか、何社かで同じこと見てると、
正直なんとかなりそうな問題だよっていうのも見えてくるじゃないですか。
なんでそれをちゃんと伝えてもらえるだけでやっぱりやってる側はすごい嬉しいというか。
そうですね。
僕なんか直接担当した企業家にもよく言ってるのは、トラブルがあったらまず連絡してもらえば、
大体のトラブルはいけると。
400億円以上盗まれたことがあるところしかあんまりないから、
多分あんまりびっくりしないと思うと。
で、やっぱりもう最近新しいトラブルっていう類型はないから、
なんかその従業員にトラブルがあるとか、社長にトラブルがあるとか、
なんかその事故とかぐらいだったら、もうあんまり驚かなくなってて、
冷静に切り分けしてとかはできるんだから、ここだけ強くなったなっていう。
そうですね。結局やっぱりプロダクトがユーザーに愛されてる限り、
あとはどうにでもなるってあれですけど、大体のことはなんとかなると思ってるんで。
それをちゃんとなんとかなるよって伝えてあげたいですよね。
起業家として挑戦してきて、
世の中的にしっかりとエグゼットしたっていう評価やってると思うんですけど、
今ライスキャピタルやってきて、
これをやれたらなんか自分ベンチャーキャピタルとしてやったなっていうのは、
どのポイントなんですか?
僕の人生のテーマは、やっぱ世界で挑戦するっていうのが一つのテーマで、
そのために生まれてきたと思ってるんで、
やっぱりこのファンドでもアメリカの中のファンドとして、
ちゃんとトップのリターンを出して、
アメリカに投資家として挑戦するっていうのが今回のテーマなので。
一つのテーマは日米を通じて、なんでもいいんですけど、
やっぱりエグジット数が世界で一番多いソロGPのファンドを今目指してやってます。
意外とアメリカでもソロGPでずっとやり続けて、
エグジットがすごい多いって感じで、ファンドがあんまりないんじゃないかなと思っていて。
なるほど。
日本はIPOの数も多いですし、
ソロやることができたら、結構世界でも堂々と戦えるんじゃないかなと思ってます。
すごい。トップソロGP。
はい。
おー。
一つのテーマです。
それめちゃめちゃ面白い。
そうですね。
これは日本、アメリカだけで投資じゃなくて、
日本投資するところでそこで生きてくるというか、
日本で結構ユニークなマーケットで、
そこでちゃんとリターン出せると、
アメリカのファンドも差別化できると思ってるんで、
そこは今すごい楽しくやってます。
ソロGPのステップアップって何なんですかね?
ファンドサイズでかくしていくんですかね?
僕は今のところはしたくないなと思っていて、
一つはファンドが大きくなると組織が作る必要が出てくるんで、
今はマネジメントしたくないんで、
そういった意味ではソロGPで今のファンドサイズでずっとやり続けるのが、
僕はいいんじゃないかなと思っていて。
で、大きくなるとリード投資をする必要が出てくると思うんですけど、
アメリカのVCと話してると、
最初フォロー投資の時は、
みんなで仲良く投資家同士のコミュニティにいたんですけど、
みんなファンドサイズが大きくなってリードを取り立てた瞬間に、
情報交換のランチをしなくなったっていうのを聞いて、
ちょっと競合っちゃ競合になるんで、
僕はみんなと仲良くしたいタイプなんで、
そういった意味では今のファンドサイズでリードは取らず、
日米やってますみたいなスタイルでいいんじゃないかなと思ってますね。
確かに。それはすごい分かった。
スペース上で一緒にいるインセンティブがある状況とない状況があるじゃないですか。
日本のベンチャーキャプテルも10年前の方が、
全員でやらないとお金が集まらなかったから、
結構もっと牧歌的で、
みんなで案件を本当にシェアするって感じだったのが、
この3、4年でだんだんちょっとシュラ感というか、
特殊なバリの出し方っていうのが大型のファンダムがなくなってくるので、
リードを誰が張るかっていうのと、
どれを蹴落とすか、
プロラターの権利すらも、
いや今回ここは入れないだろうっていうバトルが、
やっぱりよく伸びる会社ごと出てくるみたいになってきてて、
これの究極系はプライベートエクティファンドだと思ってて、
ファンド名つけなかったんですよね。
ファンド名つけずにアンリーだったっていうのは、
やっぱ先人たちでソロGPっぽいことやってる人たちは、
ファンド名つけても誰もファンド名で呼んでくれなかったっていうのがあって、
もうじゃあアンリーでいいかっていう。
ちょうど当時だからアンドリーさんが出るタイミングだったんで、
なんか名前でいいんじゃない?みたいな。
ちょっとあれじゃないですか。
自己紹介するときどうなんですか?
アンリーのアンリーですっていう。
これね、慣れた。
初めの1年はもう本当にみんなお笑いですよ。
自分もちょっと笑っちゃうけど、アンリーアンリーですみたいな。
もうでもここまでずっと社内でやってると、
もうなんか慣れますっていう。
なるほど。
バーグハンバーグバーグルすら慣れますからね、人は。
懐かしい。
そうですね。
確かに。
でもアンドリーさんもそうですしね。
マッキンゼロもそうなんで。
僕メアドの頭の部分、ミーなんですけど、
ソロファンドで誰も雇わないつもりで、
一人でやり続けると思ったんで、
もうメアドも自分一人しかいないと思ったんで、
ミーってしたら人増えちゃって。
どうしようみたいな。
なるほど。
もしかしたら僕も変わるかもしれないですね。
いや、分かんないですよ。
だから5年後に会ったら、私がソロGPになったかもしれないんで。
逆に。
分かんないですよ。
ベンチャーキャプタルってそれぞれの良さがあるし、
ここは箱の良さがあるし、ここはココの良さがあるし。
うちはその中でどのパラメーターで取れるんだろうみたいな。
それこそ前回出ていただいた、前々回からヒューリモスさんみたいに、
箱をひたすらでかくして、100人とかでチームプレイでやっていくっていうやり方なんですし、
僕らは多分ソロGPっぽいところと、完全に箱っぽくやっていくのの間ぐらいで、
キャピタリストの悪が強い状態をどう残して、
ものすごい多いかじゃないけど、複数人のソリッドなベンチャーキャピタリストを
養成できるかみたいな方でチューンナップできないかなと。
それはちなみに僕がこっちに行った理由は、
自分のキャピタリストとしての才能が天才じゃないなっていうのをすごく強く感じて、
めちゃめちゃ投資が当たる時期と全然投資が当たらない時期があって、
多分僕自身はソロGPだったら途中で失格の犯行をされてたはずだったんですよね。
自分はFKM参法でアントペラー投資の実績がなかったし、
投資がノリと勢いだったんですよね。ノリと勢いが当たっちゃったのが良くないですけど、
当たったけど当たり続けなかったんで、逆にそれがすごい良くて。
4年か5年くらいだったタイミングで、誤解を恐れずになんですけど、
そんなに投資家としての才能がないなと思ったんですよね。
投資家としての才能がないけど、良い投資家を見つけられるみたいな方にチェンジして、
じゃあそっちで行きましょうみたいな。
それこそ、うちだとサメシマがいたりとか、長期間第二位とかループ投資してる中地がいたりとか、
正直僕にはできないオリジナル投資家ができるベンチャー・キャピタリストを
なんとなく育てれるスキルがあるっぽいみたいなので、
自分の投資はちょっと一旦置いといて、こっち行こうかってなったのが4年目、5年目くらい。
それが正解だったかは未だに分からない。
ずっと自分自身をトレインしていれば、もしかしたらもっと投資家ができたかもしれないけど、
どっちの世界線もあったなって。
まあいろんな形のファーム、アメリカいっぱいありますけど、買ったほうが企業化としては選択肢が増えるので、
エコシステムにとっては間違いなくいいですよね。
確かに。
いいなあ。前回とか昔対談したのがあれだ?
2014年。
2014年、10年前でしょ。
はい。吉田さんと飲んだ次の日で2日酔いのまま、
そうだね。
サッポロ。
あの時にインタビューとかしてて、声がボロボロになったんだよな。
そうなんですよ。一応これすいません。もう10年前の話ですからね。
昔のIBSのインタビューで、福山さんと僕が一緒にインタビューを僕がさせてもらうっていう動画があって、そっから10年ですね。
びっくりするぐらいさっき言ったんですけど、驚くくらい自分の声が高くて。
高かったね。
はい。2番するべき。うるさかったっすね。
そうだね。
あんな落ち着きのなかった。
今日は絶対同じようにならないように。
すごい声低く話してた。
そういうことか。
ひどかったです。
自分はあんま変わんないな。あんま成長しないんだろうな。
いやいや、言ってるんですか。
生き延びてるけど。
まあでもしかしたらこれで10年後にお互い。
あの頃は企業家と私は一応独立して、それこそソロGPだった頃ですね。
そうです。髪の毛も立ってましたよ。
立ってましたね。ツンツンしてましたね。もっと短くて。
まあなんでその企業家とソロGPとして会ってたところから
ソロGPと僕はベンチャーキャプテンの経営者として生まれてるんで
これがだから2034年に次東壇で一緒に対談した頃には全然違う未来が待ってるかもしれないですよ。
どうなってんすかね。
どうなんすかね。でも10年後VCになるとは10年後は思ってなかったんで。
確かにね。
MFCですよね。
もう全然アイデアになかったの?
当時はエリーパックフォンドをアスダック上場させて世界一の会社を言い込んだ時だったんで。
でもアメリカだったら一回エクジットした後にVCになるっていうのは結構多いキャリアなので
そういった意味ではアメリカではずっと落ち先をしますね。
ちなみにその仕事のベンチャーキャピタルのソロGPとして世界一になるって意外に野望は何かあるんですか?
まあでもやっぱりドラッガーも言ってましたけど死んだ時にどう思われたいかって言った時に
僕はやっぱりアメリカで挑戦してた人だねって少しでも多くの人に思ってもらえたらいいなと思ってるんで。
それは一つのテーマとして自分の中であるんだなと思ってます。