フュージョンエネルギーのスタートアップであるMiRESSOはですね、
具体的にはベリリウムというレアメタルを日本で初めて製錬製造しようとしている会社です。
これベリヒウムとは何ぞやというところなんですけども、
今世界中がですね、新しい発電方式としてフュージョンエネルギーの発電炉を作ろうとしている中で、
この炉内で非常に重要な役割を持った素材、レアメタルでベリリウムというものがあってですね、
これを国内で生産して、こういった炉を作っている会社にですね、供給しようとしているスタートアップでございます。
ご説明ありがとうございます。
さて、今回は少し投資家視点に寄り添ってですね、掘り下げていければと思っております。
そこでさんにお答えいただきたいというふうに思っておりますが、
今回ラウンドでですね、ジェネシアベンチャーズからも追加投資をさせていただきましたが、
まず、担当者ベースでですね、追加投資をしたいと考え始めたのは、いつ頃でしたでしょうか?
そうですね、追加投資をしたいなと思い始めたのは、
あの前回、LOIのお話とかがあったかなと思うんですけど、
初回のLOIが取り始めたぐらいのところで、
大体、1年半前ぐらいになってくるのかなと思っています。
めちゃくちゃ早いタイミングですね、そういう意味では。
そうですね、その頃から投資をしたいなと思っておりまして、
また、僕たちが追加投資をすることが、ミレッソのためにもなるなっていうところですね。
金額に関わらずっていうところは考えていました。
一方、ミレッソは、結構ジェネシアの中では、なかなか出さないチケットサイズで、
初回投資をしているスタートアップでもあったっていうところで、
追加投資、社内でも通るのかなみたいなところが、少し個人的にも考えているところがあり、
そこをどう切り出そうっていうのを、結構個人的には悶々と考えながら、
投資のディスカッションをさせていただいておりました。
めちゃくちゃリアルだ。ありがとうございます。
ジェネシアベンチャーズ、SEEDのファーストラウンドで投資をさせていただくことが多いんですけれども、
大体チケットサイズとしては、初回の投資で1億円が平均ぐらいかな。
場合によっては、それ以上の金額を出させていただくことも多いんですけれども、
MIRESTに対しての初回の投資金額って、そこでいくらでしたっけ、我々から。
1.5億円投資をしておりまして、
確か最初のオファーとしても、次回投資はできない可能性が高いですっていう形でオファーをさせていただいてたんですよね。
そうでしたね。そんなことももしかしたらあったかもしれない。その前提で投資家探し、一緒に頑張りますという。
そうですね。
それは初耳でしたね。初めて聞きました。
それだけやっぱり世界的にものでかいチャレンジで、今井さんおっしゃるようなCAPEXヘビーでお金がかかりますよというところでもありましたが、
まだまだLOIが集め切る前から、そこでさんとしては前向きに考えたいなと、担当者ベースで思い始めた。
その背景とかって、やっぱりここMIRESTと他のスタッフとは違うなというような思うところがあったということだと思うんですけども、
どういったポイントに惹かれたとかってありますでしょうか。
やっぱりポイントとして、量産というところのお話をされていたんですけど、量産の前のMIRESTのところは結構しっかり進められているなというところを感じていまして、
エンジニアリングだったりとか、サイエンスのチームの良さというところを非常に感じておりました。
その上で既存市場もフュージョンエネルギー市場もいけるっていう話をしていたと思うんですけど、
どちらの市場からも組んでいきたいっていうようなお話を、私としても各社からLOIが来る前からある程度感じてはいたところでは、
実際にそこがリアライズしてきているところを感じて、ここの市場をもっと長期で立ち上がるかなと思っていたところが、
早めに立ち上がりそうだっていうところ、そこの証明もこの会社であればできそうだと思ったのが非常に大きなところかなと。
もう一つが、ここはもう今井さんがすごく頑張られたところだと思うんですけど、
もう一つテクノロジーと市場の前に、自分たちがこういう席をサプライヤーから受け取れるのかみたいなところですね。
今後もう少し長期で考えるボトルネックなのかなと思っていたところに関しても、先回りして動いてくださっておりまして、
そういった面でも投資家として頼りがいがある投資先っていうと変かもしれないですけど、そういった投資先だなと思っております。
そういえばSEEDでは我々が初めて投資をさせていただいたのっていつでしたっけ?
SEEDで投資をさせていただいたのが、2023年の…
そうですね。リリースは2024年の3月だったと思いますね。
なので意思決定は23年のどこかでやっていただいたのかなとは思ってます。
なるほど。その1年から1年半の事業進捗ですよね。
ここはやっぱり伴奏する中で市場がどんどん拡張してきたというところと、リアライズが早まってくるというところに加えて、
技術の部分でのブレイクスルーっていうのを間近に見られていて、これはもう追加で出さなきゃみたいな。
そういったものを坂井さんとしても感じられたということかなと思います。
そうですね。まさにそうですね。そう思ってますし、
僕たちがすごく高評価しているのに出さないことで、ミネストが他の投資家からディスカウントされてしまうのはすごく嫌だなと思ったんですよね。
なので、すごく難儀の高い挑戦はされているので、投資家がお呼び越しになるのもすごくわかるんですよね。
他の投資家の気持ちもわかるからこそ、そこを後押しする意味でも投資をしたかったというところが、私と個人としてもあります。
シードのVCと非常に大事な役割だと思っていますし、フォローオン投資をすることによるシグナリングっていうのは小さくないなというところもあるので、
そこをすでに社内の予算もポジション予算も限られた中で推進した坂井さんのファイナンス力というところも非常に光るところだなと、肌から見てて思っておりました。
逆に投資を迷うポイントっていうのは坂井さんとしてはあまりなかったんでしょうか。
そうですね、迷うポイントとしては、やっぱりこの金額集め切るのかみたいなところはありまして、
省畜倍でこの金額全部集め切れば確かに全てできるかもしれないけれど、この金額全部集め切れなかった時にどうしようみたいなところはすごく考えましたし、
それは今井さんを含めた経営人とも何回もお話しして、色々調整をさせていただいていたところにもなっています。
逆に懸念点はないけど、お金が集まらないことが懸念点になっているみたいな。
結果が懸念点なので、ここって投資判断としてはどうしようもない部分かなと思ってますが。
ある意味集めるぞというような前提で走り出して意思決定して、今実際にそこが決定してきているという、そういうことですよね。
そうですね、そこはもう信じるしかなかったですね。
ありがとうございます。少し今井さんにも話を振っていければというふうに思っておりますが、
それでは今井さんとしては資金がもともと目標としていた金額に集まらないかもみたいな不安がよぎるようなことっていうのはタイミングとしてもあられたんでしょうか。
そうですね、不安という観点でいくと、それは常にありましたね。不安であり、重圧であり、やはり都市化の既存の方々にもこれだけやるんだというところを、
既存の方はお金を出していただいた後に次のラウンドではこれだけということは事前に共有しているので、その部分って最後できるかどうかは結果論でやるまでわからないわけですが、そういった観点ではありました。
最後はそうですね、まだ今も常にそういった気持ちは抱えているんですけども、この後にまたより大きなチャレンジが我々の会社としてはより大きなプラントを作ろうとしているので、
多分このスタートアップのおそらくキャパックスヘビーなビジネスモデルで挑戦するにあたっては宿命なんだなというのは思うようになりましたね。
ありがとうございます。あとこのファイナンスを進める中で、LOIを二桁の会社から集められたというところもありますが、
さまざまな方面からのリファレンスといったところも一つ、面観点の一つになっていたというふうに伺いましたけれども、そちらについても少し伺うことって可能でしょうか。
はい、そうですね。ここは既存の投資家さんであったりとか、ジェネシアさんをはじめ、あと他の日本の有名な会社さんがですね、参加していただいてリファレンスにも出ていただいたっていうところですし、
あと一番大きいのは著名なVCから出資を受けているアメリカの大手フュージョンスタートアップ社で、金額という観点でいくとかなりお金を集めている会社ですね。
そういった会社がですね、我々今長期的なお話をさせていただいてて、今回のシリーズへも、実際はセカンドからなんですけども、セカンドのところですごくサポートをいただいているというのはすごく大きなポイントかなと思ってますし、
それをいただけるように昨年から1年以上ずっとお話をしてきて、こういった関係性を築けているところも含めて、すごくアピールポイントなのかなと思っています。
ありがとうございます。曽我部さん、もしよければこちらの会社について少し補足をいただければと思いますが、いかがでしょうか。
そうですね、実はちょっと私投資判断の方が先だったので、リファレンス出れていないっていうような形ではあったんですが、やっぱりそういった世界のビッグプレイヤーっていうところと連携できているっていうところだったり、その他の複数の会社さんとも連携ができているっていうところは、
そうやってしまえば、このフュージョンエネルギーの市場自体にベッドするような形になるのかなと思っていて、福岡市場がしっかり伸びれば、ミレストの業績も伸びるっていうような形が将来的に取れてくるのかなと思っておりまして、そういった意味でも、ミレストの将来性っていうところが、このLOIによって示されてきているところがあるのかなとは思っております。
ありがとうございます。このアメリカの大手、フュージョンスタートアップですけれども、フュージョンエネルギーの分野の最重要プレイヤーの一者と言っても過言ではないのかなというふうに思ってまして、そういったプレイヤーがですね、我々の資金調達に際してリファレンスに応じていただけるっていうのは、どういった意味を持つものなんでしょうか。
はい。やはりこの米国の会社がこういったことを我々にサポートいただけるというところは、それだけ我々の会社がこのフュージョンエネルギーの業界における重要な役割を果たすというふうに期待をしていただいているのかなと思っております。
我々はもともと日本のQSTという量子化学技術研究開発機構からスピンアウトしてますので、日本の発電炉の開発というところももちろん最重要な顧客として、そこは会社のミッションとしてやっていますが、そこだけでなくアメリカの一番民間で進んでいるところからもこういったお話が来ているというところでいくと、もちろん今いろんな世界中にあるフュージョンエネルギーのスタートアップというのがいますが、
だからここに順位とかつけがたいと思いますが、ただ資金をどれだけ集めているかとか、ナショナルプロジェクトから支持されているというところは我々の会社の意義であったりとか、期待値というところを表しているのかなと自分たちにもあれですけども思ってますので、そういったところでは重要なファクターかなと思っております。
おだしょー ありがとうございます。本当に世界のフロンピアにあるプロジェクト、これを推進構成する一社がヴィレストというようなことだというふうに私も理解をしておりますが、今回調達した資金を使って、これは今井さんにお伺いをしたいんですけども、今後1年、2年どういった取り組みに臨まれていくのでしょうか。
おだしょー ありがとうございます。今まさに青森の八戸市で、我々今回8月に資金調達のプレスリリースを出させていただいたときに、投資家の一社である太平洋金属産の土地に、今日本で初めてのベリリウムの精錬をするパイロットプラントを作ろうとしています。
まさに今回集めた資金調達集めた金額を使って、このプラントを完成させるというところが目的ですし、その後の試運転から商業的にまずは日本でこのレアメタルベリリウムっていうのを作るというところが直近の1年半、2年での最重要ミッションだと考えているところです。
おだしょー ありがとうございます。日本で初めてというだけでなく、これは世界でも初めてのプロジェクトになってきますかね。