エンジニアコミュニティの特性
このポッドキャストは、ギークの2人が興味がある技術や熱中していることについて語り合う番組です。
オクです。
ゾウイです。
今回はですね、オクの方でですね、最近こういろんなエンジニアリングのコミュニティみたいなものをお邪魔しておりました。
コミュニティの特性もいろいろあって、年齢層であったりとか特性も違っていて、というところを感じておりました。
はい。
興味があるものにしか参加しないんで、それぞれ面白いんですけど、
最近ちょっと読んだ本を元に考えると、ちょっと違う見え方をしたんで、そんな話をしたいなと思います。
はい。
今回読んだのが、『空気と世間』っていう本なんですけど、
はい。
この本の中で、世間ってこんなもの、空気ってこんなものよっていう説明があるんですけど、
その中で、世間ってゾウよ、ゴシュウ、お互いに物を贈り合うみたいな関係を持ってますよっていうのと、
徴用の女、いわゆる年上の方が年下よりも偉いんですよと、
共通の時間意識、同じような時間を共有してますねという認識、
差別的で排他的、神秘性、あと呪術性みたいな書き方もされるんですけど、そういうものを持っているというふうになってます。
空気はこの中のどれかが欠けたり流動化しているものですよって紹介をされてるんですね。
はい。
昨今だと本書の趣旨としては、世間っていうのは崩れて空気が主体になってるんですよということが書かれてます。
これを踏まえて、私がこう最近お邪魔したようなエンジニアリングのコミュニティみたいなものを振り返ると、
あくまで比較的なんですけど、特に会の運営に関わるベテランって重く見られるし、
登壇する、してもらうような関係みたいなものって互習の関係ってあるかなみたいなことを感じます。
神秘性みたいな観点でいうと、乾杯で始めるようなところ、しっかり温度を取るような運営だと神秘性に関わる儀式っていうところの要素もあるかもしれないなと。
特定の技術に向き合ってきた人たちが集まっている、特に1日やるイベントやるみたいな時間を共にしていると、
共通の時間意識っていうのを養われるのかなと思いました。
例外的にですけど、特にエンジニアのコミュニティなので、実力主義とかスキル、あと何を話すかみたいなところで、
その年齢の動向よりも重く見る向きっていうのがあるので、その点では世間ほど固まってないので、むしろそこは空気なんだろうなってところを感じるんですよね。
ちょっと要素を振り返って、そういう感じかなと思いました。
特にエンジニアリングコミュニティが世間とか空気の要素を持っているなと感じたのが、
世間っていうのに属しているとコンテキスト共有しているので、お互いの立場について丁寧な説明を省いて話しているっていうことなんですよね。
それは共通の時間意識を持っていたりするから、いわゆる主語が丁寧な説明みたいなものを省いて話せるからってことなんですけど、
これ自分も自然にやっている仕草なんですけど、あまり相手のスキル感であるとか、結構気にしないで話していると思うんですよね。
同じぐらいのスキル感だったりとか、同じぐらいの意識感みたいなものを持って参加している前提になっていると思うんですよ。
これ自体って回の趣旨に伴って集まっているから、ある種当たり前なのかもしれないんですけど、
この要素って実は強まるほどに、空気とか時間を共有可能なメンバーが居心地がいい形で排他的になるんじゃないかと思っていて、
さっきの差別的で排他的っていう要素が一部表に出てくるのかなと思っていて、最終的にコミュニティって壊れる方向に向かうんじゃないかなって思ったんですよね。
世間との関係
ちょっとその匂いみたいなものを感じる要素があって、コロナ前にやってたコミュニティみたいなものが、コロナ後に復活していないケースっていくつかあるかなと思ってて、
その中のいくつかがこの要素が実はあったんじゃないかっていうのを思うんですよね。
自分がいくつか、ごくちょっと主観的なものなんですけど、自分が行ってたいくつかのコミュニティの中で、
乾杯の音頭ちゃんとやるようなイベントほど復活していないような気がちょっとしていて、その奇跡性みたいなところでですね。
コロナの時間、要はコロナでリアルでイベントできない、乾杯がちゃんとできないみたいな結果、空気とか世間、醸成するには時間が空きすぎているとか、醸成する要素が不足してて、
むしろそういうもののめんどくささ、危機感みたいなものが働いちゃったから結果的に復活できてない、別にいいんじゃないみたいになってるようなものがあるのかなって気がしたんですよね。
というわけで最後、コロナ前後のコミュニティが復活するしないみたいな話をしたんですけど、
見えてる範囲で構わないんですけど、復活してのしているしてないコミュニティとか世間とかの空気って、
なんか感じる、そういった特性とかって、ZOEさんのところで感じるようなものってありますか?
うーん、まあちょっと難しいとか、それぞれどんなコミュニティに参加してたかにもよるかなと思うんですけど、
むしろ、何だろうな、差別的じゃないというか、オープン、初心者も是非来てください、
例えばライトニングトークの練習にでも使ってくださいみたいな、なんかオープンなコミュニティほど復活してないような気がしてます。
あー、むしろその結束を作れなかった方こそ復活できてない。
うん。
あー、なるほどなるほど。
かなと思います。
あー、なるほど。
あとはまあ、良い悪いはいろいろあるかなと思うんですけど、
特にコロナ明けのコミュニティは、あんまりウィンウィンの関係成立してないんじゃないかなと思ってて、
はいはいはい、なるほど。
宣伝の要素が強いイベントの方が多いかなとは思ってますね。
なるほど。
特にどの企業がみたいな話はしないんですけど、
まあそのコロナ前は、
例えば演技園の登壇とか発表の機会とか情報発信の機会っていうようなものを、場を提供するっていうコミュニティに対して
登壇って形で企業が飲食費とか会場提供って形で支援することで、
ある種ウィンウィンな関係が保たれてたかなという部分が、そういうイベントもあったかなと思うんですけど、
なんかコロナ後は、会場提供してたところがむしろ主催するようになって、
あーなるほど。
まあ多分それ生存戦略だと思うんですけどね。
自分たちのサービスとかを宣伝したりとか、盛り上げるために必要な手段だと思うんですけど、
コロナ後の変化
自ら主催することによってどっちかっていうと軸がコミュニティよりかは、
なんか何かの要素の宣伝の要素が強く出てるものが多いんじゃないかなって自分が観測してる範囲だと思ってます。
あーなるほど。
それは個人的に楽しくないんで。
なんで自分が行くコミュニティは、完全に個人がやってるコミュニティに、
キーがいても共産とか会場借りてるとかその程度のものにしか行かなくなっちゃいましたね。
あーなるほど。
なるほどなぁ。生存戦略ですよね。
そうですね。
どうなんですかね。
昨今のエンジニアの売り手市場的なものもあって、
そこに対してアピールできるってことをそこに求めてる節はあるんですよね。
それがダメだとかやるなっていうふうには全く思ってないんですけど、
純粋に自分には合ってないっていうだけ。
ノットフォーミーっていう話ね。
そういうことが必要だし、活動していくっていうその方針は全然いいと思ってます。
ただコロナ前にやったようなものではないなとは思ってます。
あーなるほど。
確かにそこの雰囲気はやっぱ違ってますよね、コロナ前後で。
やっぱり主催する人が参加してる会社だったりやってたりとか、
そうじゃなくてもその会社貸してもらってる会社の宣伝やっぱりちゃんと挟むようになったみたいなところありますかね。
だからそこが結果なんですかね、数値化されちゃったんでしょうねきっと。
なんか協賛されてるっていうラベリングじゃなくて、
どう何かの目標に紐付けられたりとか結果みんなしたんだなーみたいな。
ありがとうございます。