スピーカー 2
この番組好きでいつも太陽さんの広告音楽の世界の話を楽しく聞いていて、
お便りさせていただいて、今回機会いただきました。
ありがとうございます。
スピーカー 3
いやー、そうなんですよ。本当に嬉しいですね。
スピーカー 1
こんなちゃんとした人が聞く?
スピーカー 2
ちゃんとしてない、ちゃんとしてない。
スピーカー 3
だって広告音楽の世界は、
本当に聞いてる人がゼロ人だと思ってやってましたからね。
スピーカー 1
いや、でも本当に広告の世界の人に刺さっていたということやねんじゃん。
スピーカー 2
いや、多分こうやって声出してる人が、
たまたま一人現在しただけでめちゃくちゃいると思いますよ、実際。
スピーカー 1
本当ですか?
スピーカー 2
すごい面白い、すっごい面白く聞かせていただきました。
スピーカー 3
すっご。やってきてよかったな。
スピーカー 2
私何人か会社の友達に勧めました。
スピーカー 3
え、マジっすか?
スピーカー 1
唯一ぐらい俺がちんぷんかんぷんのコーナーが刺さってる人がいるんですね。
スピーカー 2
すごいことなんですよ。
スピーカー 1
なんですよ。
おそらく、はるさんきっかけで、
もしかしたら広告業界の方が初めてこの愛の楽曲を聞く方がいらっしゃるかもしれないんで。
スピーカー 3
この回をね。
スピーカー 1
そうそうそう。
この番組をね、この回で初めて聞く方もいらっしゃると思うんで、
まず簡単にざっと言っとくと、
高谷君はバカです。
いやいや、ちょっと待って。
まずそんな説明ある?バカですって。
いや言っとかないと。
偏差値が低いですみたいな言い方してくれん?バカですって。
あ、そっかそっか。
スピーカー 3
広告業界の経験はないですもんね、高谷君。
スピーカー 1
ない。まあ少なからずないよね。
っていうことです。
で、まずその広告音楽の世界っていうコーナーをやってます。
この番組でね。
で、それなんでかっていうと、
その、太陽ですね。
僕の弟の太陽が演劇で広告音楽プロデューサーをやってました。
で、その視点で一般の方からは見えづらい、
広告音楽とか、広告自体の制作の現場についたりとか、
ついての話とか、なんかそういう話をしてます。
で、僕ももともと太陽と二人で広告音楽制作会社ですね。
株式会社オフィスゆうちっていうのをやってたっていう経験もあるので、
まあそんな3人で広告について、広告音楽について、
あれこれ話すっていうのをずっとやってきてます。
で、さっき言った通り、一切広告業界の方からの反響がなかったと。
スピーカー 3
今まではね。
スピーカー 1
今までは。
なんで太陽がウキウキしてるっていうことですね。
スピーカー 3
今、はるさんが来てくれたから。
スピーカー 1
そういうことです。
スピーカー 2
私もすごく楽しみ。
スピーカー 3
もう本当に嬉しいですよ。
スピーカー 1
そういう感じでいろいろ話していきたいなと思うんですけども、
実際じゃあちょっとまずはるさんお聞きしたいのは、
今、広告代理店の営業っていう立場でやられてると思うんですけど、
音楽プロデューサーの人と話すことってあるんですか?直で。
スピーカー 2
いやもう本当に、たくさん制作案件担当してきましたけれども、
数えるぐらいだと思います。
スピーカー 1
ええ?ですよね。
スピーカー 2
あるにはあるんですけど、この後お話出てくると思うんですけど、
制作プロダクションの方がいる場ではあって、
こうやって音楽プロデューサーの方と挿しで話すっていうことは初めてです。
スピーカー 1
ああそうなんですか。
そうなんですよ。
これね、聞いてる方全部把握するのは無理だと思うんですけど、
いろんな立場の人がいるんですね、まず代理店の中にもね。
だから営業っていう立場の人もいれば、クリエイティブディレクターっていう立場の人もいれば、
プロデューサーっていう立場が代理店の中にはいないのか。
制作会社っていう中にいたりとか。
その制作会社の中からさらに映像制作会社の中でディレクターっていう人がいたり、
このディレクターも外にいるパターンもあったりとか、
でその全然違う文脈で広告音楽制作会社っていうのがあって、
でこれが代理店とやり取りするパターンもあるし、
制作会社とやり取りするパターンもあるみたいな、ちょっともういろいろあるんです。
スピーカー 1
なるほどね。
高井くん、だからここは一旦把握しなくて大丈夫。
まあでもなんとなくわかるよ。
スピーカー 3
一応悠々白書で例えると、
僕が上京した時があれだったんですよ。
もうフリーターっていうか、フリーの作家?
フリーの作家としてキャリアを始めたわけですけど、
スピーカー 1
でその時ってもう音楽プロデューサーとだけやり取りする。
スピーカー 3
で映像監督ともやり取りしないし、
広告代理店のクリエイティブディレクターともやり取りしないんで、
そのさらに向こうの営業の方っていうのは、
もう魔界のS級妖怪みたいな感じ。
スピーカー 1
いやいやいや、誰が妖怪やん。
わかりづら。
誰が妖怪やん、はるさんと。
スピーカー 3
もう全く違う世界で生きている人みたいな感じ。
スピーカー 2
だから同じ一つのCM制作に携わっていても、
広告代理店の営業の私たちと音楽プロデューサーの太陽さんの間に、
スピーカー 3
ものすごいたくさんの人が開催しているので、
スピーカー 2
なんでもうすごい、
例えば私たち三つ盛りを制作プロダクションから出してもらって、
そこに書いてある音楽プロデューサーのお名前を見て初めて、
今回は太陽さんが担当いただいてたんだ、みたいなことを気づくっていうのが全然ザラにあります。
スピーカー 1
なんかあれですか、コンビニでバイトしてて、
初めてコンビニで売ってるおにぎりを結んでる製造のおばちゃんと話してるような感覚ですよね。
スピーカー 2
そういうことですよね。
スピーカー 3
本当にそうです。
スピーカー 2
確かに確かに。
なんなら米育ててる人を初めて知るぐらいの遠さ。
スピーカー 1
米を育ててるようなね。
なるほど。
スピーカー 3
ちなみに僕の体験で言うと、
代理店の営業の方と会ったことはあるんですけど、
どんな時に会うかっていうと、
タレントさんが歌うやつ。
タレントさんが歌うやつでスタジオに来ていただいて、いろんな方がね。
で、その時に代理店の営業の方もいらっしゃることもありますっていう感じです。
で、その時に名刺交換したこともあるけど、
ちゃんとゆっくり話したことはないみたいな。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
本当まさに名刺交換したこともあるけどぐらいの距離感ですね。
スピーカー 1
同じことを作ってても全く遠くにいるみたいな存在なんですね。
なるほど。
だからこの場めちゃくちゃ貴重っていうことがまず伝えればいいかなと。
スピーカー 3
そうね。今までの広告の雑誌とかでもこういう対談は見たことないですよね。
スピーカー 2
見たことないですね、確かに。
スピーカー 1
面白い。
ということで、もう今日は時間の許す限り話していきたいと思うんですけども、
ちなみに春さんも広告音楽の世界ずっと聞いていただいた中で、
こんなの話したらいいんじゃないかっていうのがもうトピックとしてタイトルいただいてるんです。
はいはいはい。
なんでそれをもとにまず太陽がこれ話したいなっていうのを選んで話していくっていうスタイルでやっていこうかなと思うんやけど、
なんかある?今15個ぐらいもういただいてるんです。
スピーカー 2
すごい。
もうありすぎて。
スピーカー 3
本当にですね、面白そうすぎていろんなお話が。
スピーカー 1
そうなんですよ。春さんあれなんですね、いっぱい溜まってるんですね、やっぱり。
スピーカー 2
いやでもね、あれですよ、やっぱり真面目な話。
太陽さんの話してらっしゃることって全部私たちも当事者として関わってることなのに、
立ってる位置が変わるとこんなに物の見方が違うんだみたいなこともそうだし、
逆にそれは本当まさにその通りみたいなこととかもあるから、
もう面白くて仕方なかったって感じですね。
スピーカー 1
嬉しい。
面白。
脇出てきてるんですけど、トピックは。
すごいですね。
スピーカー 3
ちょっと今トピックを見ていて、これに決めた。
まず一つ目お聞きしたいのが、クライアントはなぜ高いお金を払って代理店に依頼するのか。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
っていう。
スピーカー 1
これ、だから〇〇さんやったらいくらでできるって言われたんやけど、みたいな。
よく言われるって話ですね。
スピーカー 2
とてもよくありますね。
スピーカー 1
これじゃあちょっとまず説明いいですか。
どういう話なのかこれ、はるさんの方から。
スピーカー 2
これもういつかたいようさんが、なんで高いお金を払って音楽プロデューサーをつけるのかっていう話をされてたと思うんですけど、
その答えとすごく近くて、やっぱり失敗できないからなんですよね、たぶん。
スピーカー 1
そうよね。
スピーカー 2
で、クライアントさんってやっぱり広告作るってなった時に、やっぱり大きなお金を投資するっていうのもそうだし、
あとはそのお金のこととは関係なく、やっぱり世に出ていくものだから、
会社のすごく商品の売れ行きとかにも関わるし、すごく会社の名誉にも関わるじゃないですけれども、
みたいなやっぱり失敗できないっていうところがあるっていうのはすごく大きいなと思ってます。
で、実際ある同じものを作るっていうので、
スピーカー 2
何て言うんですかね、原価でできるっていうのもあるにはあると思うんですけど、
だけどやっぱりそれを大前提絶対納期に合わせなきゃいけないし、その納期までに何が起きても間に合わせなければいけないし、
そこのクオリティが100点のものを目指してたとして、やっぱり50点のものを納品するような会社だと困るっていうのは絶対クライアントさんとしてはあるんですよね。
80点以上は絶対出してもらわないと困るみたいなっていうのがあるので、
やっぱりそこの確実に納品できる量みたいなところはすごくクライアントさんの気持ちとしてはあるんじゃないかなとは思います。
スピーカー 1
この話ちょっと僕一個していいっすか。
実は1回だけ広告案件を代理店通さないでやったことがあるんですよ。
それは直でクライアントさん、とある会社さんなんですけど、直で連絡きて、
当たり前体操を作ってるオフィス樋口の方ですよねみたいな感じで、
お笑い系の音楽とかいっぱい作ってるっていうことで、お笑いを交えた映像作ってもらいたいって来たんですよ。
それではいはいって受けてやったんですけど、結構トラブっちゃって。
それは話が違うみたいな感じで、要は現場の担当の人と話してたんですけど、
撮影当日になって、上司からやっぱりダメって言われましたみたいな感じになって。
もうダメって言われた中で制限ギリギリくぐりながら何とか収録するみたいな、時間内に終わらせるみたいなことをやったんですけど、
たぶん代理店が入ってたらこんなことは起こんないですよ。
もっと確認のフローとかがちゃんとしてたりとか、リスクヘッジがあったりとか、
あとは前さばきとかチェックポイントとかっていうのが僕全然わかってなくて。
いつどの時点で誰に確認しないといけないみたいな。
で、全責任を追わされかけたみたいな感じがあって、実は。
代理店すげえなと思ったんですよね。
スピーカー 3
それは感じますね、僕も。
スピーカー 2
当然やっぱり作っていく中でいろいろなトラブルというか予期していないことが起きるんですけれども、政策関係なので。
そうなった時のきちんと進行するみたいな話もそうだし、仮に何かが起きてしまっても絶対間に合わせるっていう。
例えばわかりやすい話で言うと、今はテレビのCMのデータってデータ入行になったんですけど、オンラインへの入行になったんですけど、
ついこの間まで物理的なビデオテープみたいな物理テープ使って入行してたんですよね。
で、そういうのとかもテレビ局全国に100局以上応援しますっていう時に、何かの事故で間に合わなくなりそうだってなったら最後はそのテープ自分で飛行機乗ってテレビ局に持っていくみたいな。
そこまでしてでも間に合わせるみたいなのはやりますね。何があっても死んでも間に合わせるみたいな。
っていうのもあるし、もちろんクオリティとして、蓋を開けてみたら30点のものができちゃいましたみたいなことは絶対避けるように着地させるっていうのもあるし、
あとは全然違う視点で言うと、ある大きなブランドAみたいなのを担当していたとして、やっぱりCMだけじゃなくて商品開発とか市場調査とか、
いろいろなところをその商品、一つの商品に関して担当している代理店がやった方が、CMも総合的な目でいいものができるっていう、そういう目線もあると思いますね。
そのブランドのことは丸ごとお願いできるみたいな。
スピーカー 1
おそらくこれ一般的な人から見たら、CMの映像を作りましたってなったときに、この映像やったら知り合いのまるまるさんでも撮れるぞって思っちゃうって結構あると思う。
スピーカー 2
めちゃくちゃよく言われる。
スピーカー 1
だからそれは映像を撮るだけしか見てないですよね。
スピーカー 3
もだしり、それがうまく、必ずじゃあそのまるまるさんがやったときにダリッと8割でできますかっていうところですよね。
スピーカー 2
たまたまその1回はうまくできたかもしれないけど。
スピーカー 3
確率なんですよね。たまたまうまくいくことはそれはありますけど、やっぱ毎回高い可能性で80点以上出せるかっていうと、そして必ず納期に間に合わせるかっていうとできないですからね。なかなか。
スピーカー 1
で、たぶんそこの映像に行くまでの後ろの、例えばじゃあどれくらいのユーザーを想定して、ペルソナはどうどうどうで、どんくらいのリーチ率がある。
だったらここにさせたためにはこういうテイストで、こういうコピーをつけて、ここのバイターに送りましょうの先のアウトプットしか我々は見てないと。
でも実はそこに至るまでにそういうことを考えてるっていうのって、たぶん一般の人はあんまり想像できてないかもしれないですよね。
で、出来上がったその映像だけを見て、あ、これやったらこのカメラいい感じにこうやってすら俺でも作れるんじゃねって思うみたいな。
なんかこれが結構起きてる現象じゃないかなって思いますね。
スピーカー 2
たしかに、そうですよね。制作のプロセスだけを再現するっていうことであれば、もっと安くできるよねっていう発想ってことですよね。
スピーカー 1
しかも実際たぶん撮ってみたらその映像撮れなかったりすると思うんですよ。自分で撮ろうと思ったら。
スピーカー 2
天気とかもありますしね。
そうそうそう。
スピーカー 1
っていうことが起きてるような気がしますね。
だから保険料っていうのも相当含まれてるし、責任を取るみたいな、いろんなものが含まれてるってことですよね。作る以外の。
スピーカー 3
そうですね。
スピーカー 2
責任を取るっていうのが結構やっぱり責任を全うするっていうのがやっぱり重いですよね。
重いですよね。
だから我々も発注いただいたからにはもう絶対その責任を全うするつもりでやるので、何かじゃあそれが全うできなさそうな事態になったら本当にもう何とかしてでも、さっきさっきの飛行機乗ってでもじゃないですけど。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
長寿命を合わせるっていうのはありますね。
スピーカー 1
責任感がないと伝わらないと思うんですけど、だから例えば今日もね、春さんが来てもらう収録で高谷君が遅れてきましたけど、この責任感だったら絶対無理ですよね。
だから飛行機乗ってお越し来てもらわないと。
スピーカー 3
そっち。
スピーカー 1
さすがにそこはこれに代理店が入ってればね。
そうですよね。代理店が入ってないからこういうことになってるわけですよね。
スピーカー 3
この収録入ってないですもんね。
スピーカー 1
そうなんよ。代理店が入ってたらお越し来てくれるんやけどね、僕の。
スピーカー 3
タレントやもんな。大物タレント。
スピーカー 2
出身タレント。
スピーカー 1
そういうことですよね。でもね、そういうことですよね。やっぱり代理店がいるっていうのはね。
必要ですよ。
確かにそうかもしれないな。
ということで、いやもういいね。初っ端からちょっともうギア上がってきたよ。
スピーカー 3
いやー。
スピーカー 1
いやでもなんか意外と、意外とそうかと思って、あれですね、話が聞けちゃいますね。難しい話なんだろうなと思ってましたけど。
僕の知らない僕なんかでもわかるという。
これ多分いろんな仕事でもそうやもんね。
そうね。
多分だからタカヤ君も思い当たる節あると思うけど、ほらアットホームチャンネルって言って自分でYouTubeチャンネルやってるじゃないですか。
やるよね。
あれね、一本だけ見たらホームレスの方にインタビューしてやるわけやけど、
その辺のホームレスに話してあげるだけやけ簡単やろと言われてもおかしくないよね。
まさに。
いやでもあれを絶対に毎週土曜日に確実に上げていくとか、炎上リスクを最大に抑えながらやるみたいな努力は多分見る人全然知らんわけ。
いやだからそうね、後追いで始まるそういうチャンネルあるんやけど、やっぱ続かんし伸びんし、一本ポンと伸びたやつがあっても後のやつが続かないみたいなことも起きるし、
まさにそういうことかもしれませんね。
と思った。
それを継続していくっていうのはね、大変ですもんね。
スピーカー 3
建築とかでも一緒かなって思いますね。
なんか建築って、建築加害てその人が設計して建築会社に頼むっていうことが多いは多いですけど、やっぱり経験のない人からしたら発注経験ですね。
発注経験が少ない人だったら職人さんそれぞれに声かけてやったほうが安上がりだよみたいな。
スピーカー 1
だからあれ中抜きされるみたいな感覚あるよね。
みたいな感覚でしかないってことですね、代理店に対して。
スピーカー 2
そういうふうに見られがちですよね。
スピーカー 3
そうしたら中抜きされないからお得だよみたいな感じで言う人もいるんですけど、やっぱり経験を積めば積むほど、言うたら何個も建物を発注するみたいな人だったら、どんどんトラブルを実感していって。
そうじゃなくて、やっぱり建築家にお願いしたりとか建築会社の現場監督にお願いしたほうが、その先は任せたほうがスムーズになるみたいな確率を実感していくみたいなことはあると思います。
スピーカー 1
多分だから、今ほらいろんな問題が起きてるじゃないですか。大手代理店が結構でかいお金を何たらみたいなあるじゃないですか。
多分そういうので世間の中で代理店って中抜きするものみたいな。
スピーカー 2
イメージ悪いですよね。
スピーカー 1
派遣会社とかも中抜きしちゃうやろって思うかもしれないですけど、管理するっていうのと中抜きするって全く違っていて、多分ですけど、本来は管理することに価値がある。
全部を管理して責任を全うするっていう。でもその中でそれを悪用してやる何人かがおそらくいて、それが表沙汰になったからそういう印象めちゃくちゃついてると思うんで、ここはちょっとちゃんと言っときたいですよね。
スピーカー 3
あ、そうなんですね。意外。
ちゃんと説明すればそこを理解してもらえればいい話なんで。
スピーカー 1
これはね、はるさん、世界平和のために必要な考え方。
いやめちゃくちゃそうですね、でもね。
そう思った?たかゆくん。
いやこれは本当にそう思いましたね。
なんで?
なんか分かってないだけなんですよね、みんなね。
そうなんです。
悪いように見えて。反射は別ですよね。
反射は本当に悪い。反射って本当に悪いから。でもそうじゃないとは、やっぱりこう、分かってないだけなんですよね。
そのように思って接すれば、なんか全ての人間が全員いい人になっちゃうみたいなこの考え方ですよ。
これはもうこの広告業界とか代理店関係なく、やっぱり人間が人間として付き合っていく上で重要な考えかもしれません。
もう最終回。
スピーカー 3
本当に今回来てくれてありがとうございました。
締めにかかった。
いやでも分かる。
スピーカー 1
本当にそう思う。
スピーカー 3
あのね、経験上で言うと、やっぱり僕らの立場からしたら、本当にこのクライアントクソだなって。
スピーカー 2
見えるクライアントありますよね。
スピーカー 3
提示される予算と納期だけで感じちゃうんですよね。
スピーカー 2
いや、だとしたらそれってやっぱり予算に関して十分な、予算に対して発注内容が見合ってないってことですよね。
スピーカー 3
そうですね。ちょっと例を言っていいですか。
スピーカー 2
あのPをたくさん入れてほしいんですけど、この間あったとある話で、
スピーカー 1
設立で売上高が、
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 3
で、従業員数の会社の音楽の問い合わせが来たんですけど、
それの予算が全然ないから、フリー音源になんとか音をつけて工夫する感じで、なんとか形にできないでしょうかっていう話が来て、
もうそれ見た瞬間に潰れろと思いました。
スピーカー 2
なんかね、それをタイヨさんのところに発注している、だからその大本代理店だと思うんですけど、代理店がクソなんだと思うんですよね、そういうの聞くと。
だから多分クライアントさんから、いや確かにあるんですよ、その予算でこれやりたいって言います?みたいなことって。
でも別にそれって、なんだろう、クライアントさんってだいたいそんな悪意を持ってそういう相談をしていることってなくて、経験上。
本当にこれぐらいでできたりしないのってことを純粋に聞かれるケースが結構ある。
スピーカー 3
実現してるだけみたいな。
スピーカー 2
そうですそうですそうですとか、あとは本当に何か予算の中で、この予算しかないけど本当はこれがやりたいみたいな、そういうちょっと願望を言っているっていうケースがやっぱりたーたあって、
その時に、じゃあなんか逆にその予算の中で効率的にやるにはこういうことがいいんじゃないかっていうことを提案するのも代理店だし、
じゃあ本当はやりたいことっていうのは譲れないってなった時に、じゃあそうするともうちょっとこれぐらいの予算をかけるとこういうことができてくるっていうのを話し合うのも代理店の役目だったりするから、
そういうなんかクソみたいなっていうふうに太陽さんが思ってしまうようなオーダーがいっちゃってる時点でそこに開催している、
代理店の人なのかプロダクションの人なのかわかんないんですけど誰かがおかしいっていうのは思います。
スピーカー 1
なるほどね、これなんか例えて言うと、たぶんみなさんでもわかるように言うと、いくら億万長者で、じゃあもう資産5兆ありますみたいな人が、
セブンイレブンに行った時におにぎり300円ってなったら高って言うと思うんですよ、なんかそういう感覚だと思っていて、
何と比べるかみたいな比較対象が低いものだったりなかったりすると、相場がそもそもわかんなかったり間違ってるみたいなことってあると思うんですよね。
なんかそういう話だけな気がするんですよね。
スピーカー 2
茉穂 相場がわかってないっていうのはそれはもう本当に当たり前にあることですよね。
スピーカー 1
これがたぶんクライアントが相場がわかってないのはしょうがない。
スピーカー 2
茉穂 当たり前ですよ。
スピーカー 1
なぜなら製作のプロじゃないからっていう。
で、これがたぶん代理店以下の広告業界にいる人がわかってなかったらそれは問題ですよ。
プロだから相場が理解するっていうのは大事なんですけど、なんかそれがわかんないから代理店とかで相談してるのであって、
だからわからないことを悪いって言っちゃうのって結構悪いなって思ってるって感じですね。
スピーカー 2
茉穂 本当にそうだと思いますね。
スピーカー 1
だからこれね、今結構大きい話してますけど実は身近なとこでも起きてると思ってて。
例えばじゃあ個人で飲食店やってる人が大学生のデザイナーに何か発注するみたいな。
大学生でバイトやってるデザイナーに発注するみたいなことって結構身近に起きてると思うんですよ。
メニュー表作ってみたいな。
こういう時に例えば大学生からするとデザインってこうこうこういうもんだよねっていうのがあるじゃないですか。
例えばじゃあ入校した後にやっぱりメニューの写真を差し替えてって言われたみたいな。
それであの店主クソだって怒ってるっていうパターンって結構あると思うんですよ。
スピーカー 3
それだけでね。
スピーカー 1
それだけで。いやだって普通入校した後に変えるってありえないじゃんみたいな感じで。
デザインの常識からすると、もう常識はじるじゃんって言うと思うんですけど、多分その店主からすると入校のタイミングとか聞いてないしみたいな。
そもそも入校して変えれないの知らないし、えだってカラーコピーでできないのそれみたいな感覚だと思うんですよね。
これって自分が、デザイナーからすると自分が当たり前のように知ってることを相手が知っていると思って仕事してる時点で、
結構なんかプロとしてはまだまだ足りてないってことだと思うんですよね。
なんかそういうこと結構あるなと思ってて。
スピーカー 3
あるねー。
スピーカー 2
めちゃくちゃありますね。
スピーカー 1
なんか僕よく講演会とかに呼ばれることあるんですけど、早めにデータくださいって言っても早めっていう感覚が僕からすると3日ぐらいなんですけど、向こうからすると2週間以内だったみたいな。
これ早めっていう言葉の定義がうまく業界によって違うみたいなことってあったりとか。
スピーカー 3
これで早めって言ってたのに2週間待っても来ないんですけどって怒るみたいなのってめちゃくちゃあると思うんですよ多分。
スピーカー 1
なんかこれはいかになんていうんですかね、それぞれ生きてる世界が違うっていう認識をまずして、
それは悪いのじゃなくて擦り合わせができてなかったし、そのリスクヘッジをしてなかった、こちらがプロの責任だっていかに思うかみたいなところが結構あるなって思ってますね。
スピーカー 2
やっぱりそもそもその擦り合わせが必要だとも思っていなかったみたいな感じで、そういうことって往々にして起きるから。
スピーカー 1
めちゃくちゃあると思う。っていうのがめっちゃありますね。あと権利問題とかめっちゃありますね。
スピーカー 2
めちゃくちゃありますね。音楽に限らずクリエイティブ全般ありますけど、やっぱりすごいありますね。
スピーカー 1
これって使っちゃいけなかったの?みたいなことを。
スピーカー 2
あるあるある。だからすごく綺麗にデザインしたパンフレットのデータちょっとバラバラにできる形でくださいって言って、それぞれバラバラでクライアント側で使っちゃったりとかって、
あんまり慣れていないクライアントだと起きたりはするんだけど、別にそれも悪いことだと思ってやってるわけじゃないですからね。
スピーカー 3
そうですね。法律でダメっていうわけでもないですもんね。
スピーカー 2
でもないけど、どうして。
マナー的にっていうのがありますもんね。
そうですね。っていうことをやっぱり理解してもらうとか、そういうのは絶対必要ですよね。
スピーカー 1
めちゃくちゃある。あとなんかあれ、仮歌デモで送ったやつがそのまんま使われちゃってた。
スピーカー 2
気に入られすぎちゃうとかね。これいいじゃん。
スピーカー 1
僕らからすると、一旦仮で渡したものであって、最終的にこれでオッケーであれば、あとミックスしたりとかマスタリングしたりするみたいな、
制作者として世に出ても恥ずかしくない形で出したいと思ってるんですよ。
だから向こうからすると、そこまで手間を煩わせるの悪いからこれでオッケーと思ってましたみたいな。
だから僕らからすると、手間を煩わせてでもいいものを出さないと恥ずかしいっていう感覚があるんですけど、
向こうからすると、手間かけさせるの悪いみたいな。だからいいと思ってるものが違うみたいなのがあるんですよね。
スピーカー 2
あとそれにちょっと話しとれちゃうけど、デモ音源とかは一回クライアントさんに提出すると、
すごいたくさん聞いてくださるから、確認っていう意味で、
しかも社内のいろんな人でも何回も何回もしかもすごく集中して聞いてくださったりするから、
聞き慣れちゃって、これでいいんじゃないみたいな気持ちになってくるみたいな。
スピーカー 1
むしろブラッシュアップしたときに、あれ?前のと違うみたいなふうに言われちゃうこととかもあったりしますね。
スピーカー 2
そうですよね。この問題もありますよね。だから聞き慣れちゃうことがいいって思っちゃうみたいな。
スピーカー 1
愛着になってしまうっていう。
慣れによっていいと思っちゃう。でもなんか、我々は初見の人が聞いたイメージで作ってるから、絶対たぶん最後にブラッシュアップしたやつがいいんですよ、初見の人が聞いたときに。
でもなんかそれはね、難しいですからね。判断できないから。とかもありますね。めちゃくちゃ面白い。
スピーカー 2
なんかこれまた話それるけど、広告制作のプロセスって、広告って世に出たときにはそんなに真剣に見られるものでも聞かれるものでもないと思うんですけど、集中した状態で。
基本的にながら見とかながら聞きとか、注意が他のことに言ってる人の注意を引きに行くみたいなものだと思うんですけど、
やっぱりどのプロセスでもクライアントが確認するときってすごく集中してその広告のことだけをチェックするので。
そうですね。
だからどうしてもね、やっぱりちょっとその環境の違いはありますよね。
スピーカー 1
そうなんですよね。しかももうそもそも愛をもって接してるパターンが多いから。
スピーカー 2
愛着というか、熱をもって接してくださってるっていうのがあるからね。
スピーカー 3
いやそれ僕前から思うことがあって、死者やるじゃないですか。
で、死者ってでっかいスタジオにバーってスーツの人たちが集まったりして、でみんなでしっかり見るんですけど。
スピーカー 2
そんな風に見ないから。
スピーカー 3
15秒とか30秒のものをみんなで見て、今のどうでしたかみたいなお伺いを立てるんですけど、
そうじゃなくてみんな私服で着てお菓子を食べながら1時間ぐらいかけて普通のテレビ番組と他のCMを挟みつつ、
その中に1個だけ、1枠だけ今回作ったやつを挟み込んだ方が良い死者になると思ってるんですけど。
スピーカー 1
それ面白いね。
スピーカー 2
視聴環境を再現っていう。
スピーカー 3
確かにそうだね。
何でも鑑定談とか見ながらね。
スピーカー 1
いや別に番組なんだから。
何でも鑑定談の間と間で流れるとか。
スピーカー 3
そうそう。で、他のことなんかキッチンとか作っといて、その場所に死者のトントントンとかしながら、流れたみたいな。
スピーカー 1
確かにその環境で流れる。
スピーカー 2
でもそうすると圧倒的に音楽についての議論がされるようになりそうですよね。
スピーカー 1
いいですね。その死者やってみたいですね。
おもろ。楽しそうだねその死者。鍋パーとかしないやろ。
たこパーとかね。たこ焼きパーとかしながら。
確かにね。
いいね。死者が楽しくなりそうやね。
とかもありますよな。
スピーカー 3
ちょっと次いいですか。
スピーカー 1
もう一個ぐらいじゃない?
スピーカー 3
ちょっとさっきの話と絡むんですけど、制作案件における受注スキルと発注スキル。
これ代理店のクリエイターとクライアントの間に立つ代理店の方が必要なスキルだと思うんですけど、
これってはるさん的にはどういうものをスキルと定義しているのか。
スピーカー 2
これは面白いな。
クライアントから何か請求を依頼するとき。
次回へ続く。