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どうも、いなかです。よろしくお願いします。
今日はですね、お客さんからまたお願いしたいと言われる対話の技術について話していきたいと思います。
僕も自分の対話をサービスとして販売して、今約10年目となります。
最近はですね、関わるお客さん、もうほとんどの方が自分の対話を仕事にしていきたい、自分との対話を売って仕事にしていきたいという方がですね、結構大半になってきました。
その中でですね、どうやってお客さんからまたお願いしたいですと、繰り返しね、あなたとの対話を求めてきていただけるのか。
そこにはやっぱり単なる話を聞くだけでもなかなか難しいし、こちらが教えたりとかレクチャーする、ティーチングするだけでも難しいし、
もちろん雑談だけではなかなかね、リピートして、ましてやお客さんがお金を払ってわざわざあなたとの対話をもう一度欲しいと言ってきていただけるにはなかなかちょっと難しいのかなというところで、
実はね、対話には立派な技術があると僕は考えています。ということで、いろんな技術がもちろんあると思うんですが、
今日はそのまたお願いしたいと言っていただけるための技術というので、一つめちゃくちゃシンプルな方法なんですが、あなたにレクチャーしたいと思うので、ぜひこれを覚えておいていただけるといいかなと思います。
それでは早速結論からなんですが、それは何かというと、対話の中で、特にクライアントさんと対話している中で、
あなたが結論だったりとか、解決策だったりとか、提案だったりとか、正解だったりとか、そういったことを伝えたくなった時に一度黙る。
これが今日ね、お伝えたいクライアントさん、お客さんからまたお願いしますっていう風に言っていただくための対話の技術なんです。
ちょっと表紙抜けかもしれないです。 だけどこれがめちゃくちゃ重要なんですよね。
多くのコーチはというか、多くのこういう対話業を仕事にしている方は、
クライアントさんのためをもってですね、やっぱり話していることに対して、そっち違うなとか、こっちの方が本質なのになとか、
こっちの方が正しいのになとか、こっちの方がうまくいくのになっていう風に話を聞けばいくほどね、いろいろ本質が見えてきて、正解がわかってきて、
こっちの方が答えだよなっていうような解決策だったりとか、結論、つまり言いたいことこういうことですよねっていう結論だったりとか、
そういったことをですね、ついついやっぱりこう提示したくなっちゃうし、クライアントさんに投げかけたくなっちゃうんですよ。
だから僕ももう、今10年って言いましたけど、この10年経った今でも毎度毎度ね、セッションの後に振り返ってます。
今日はこうでこうでこういう風になったけど、あの時こうしてたらもっとこうだったかなとかっていう振り返りとともに反省ばっかりで、
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そんな中で10年ね、自分でいろいろ試行錯誤しながら実践の中で、本当にリアルでお金をいただきながら責任を持って関わらせていただいている中で、
いろいろ試行錯誤してきて、これは間違いないなっていうふうに自分の中で確信を持てている一つというのが、
今日のお伝えしている黙るってことなんですよね。
普通にこう人間関係としてね、コミュニケーションを取っていて、間が生まれる、やはり沈黙の間が生まれるとかって結構怖いじゃないですか。
まあ勇気がいるというか、苦手な人って多いと思うんです。
だからクライアントさんがね、何か言葉に詰まったりとか、話したいんだけどなかなか出てこないっていう時に、
ついついこう自分がね、カットインして質問を変えたりとか、
こちらからまた喋りかけてしまったりとか、話し出してしまったりとかっていうこともあったり、話を聞いてたり相談を受けていると、
ついついやっぱりね、自分の方が経験がある立場だとすると、
あ、こっちこうだよとか、それよりもこっちの方がうまくいくよとかね、
こっちやった方がいいよっていうこの解決策だったりとか、結論っていうのがついつい急ぎすぎちゃうんですよね。
でもこれは対話業としては、実はやってはいけないというよりは、やらない方がうまくいく。
クライアントさんに対しての貢献度合いというのは、より高くなると僕は考えています。
だから自分もですね、いつもいつもいつも対話の中で結論を伝えたくなったりとか、
どうしても言っていること、考えていること、今話していることが本質じゃないなとか、
これはなんか絶対ずれてるよなっていうふうに思ったとしても、そこを一回ぐっと自分の中で黙らすんですよね、自分自身を。
これを黙るっていうのは実は本当技術で、この技術を自分の中で意図して活用しないと扱わないと、
ついつい話したくなっちゃったりとか、ついつい質問をどんどんグイグイと質問を投げかけてしまったりとかするので、
本当に黙るって技術なんですよね。
この技術をしっかりと使えるようになると何が起こるかというと、
クライアントさん本人も気づいてなかったような深い気づきが起こったり、
クライアントさん本人も気づいてなかったような問題に気づけたり、
クライアントさん本人が問題だと捉えてたことが問題じゃなかったっていうことに気づけたり、
いろんな価値を提供できるんです。黙るだけで。
これ本当に不思議なんですが、実は実際に一回やってみてほしいんですよね。
自分が言いたいなと思ったタイミングで一度黙る。
黙るってなった時にただ単に沈黙が流れるわけなので、沈黙を流すっていうのはもちろんいいです。
間を作るっていうのもいいし、一度こちらが何か解決策とか提示したくなったりとか、
本質を伝えたくなった時に黙ってもう一回質問してみたり、
もう一回これってどうですかっていうことを相手に投げかけてみたりとか。
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要はこちらからあまり話しかけたり喋りかけたりとか、結論を伝えたりとかっていう、
あまり話すっていうことに対してのウェイトを置かない。
むしろ黙り込んで5%10%ぐらいの時間をこちらは喋るぐらい。
あとはもう本当にクライアントさんにどんどん喋ってもらう。
こういう感覚でも全然いいかなというふうに思います。
対話というのはやっぱり双方向のコミュニケーション成り立つものなんですけど、
ただやっぱりクライアントさん本人が自ら喋っている方が気づきは深まるし、
自分がアウトプットしていればしているほどどんどん話している内容が深まってくるし、
本質にどんどん本人の中でも気づいてないような目的や本当の課題だったりとかそういったところにも気づける。
だからこそ僕たち提供者としては対話業として提供している立場としては黙るという技術っていうのは本当に重要なんですよね。
今これ考え方だけ言ってるのになかなか伝わりづらいと思うので、
一つ事例があるので、つい最近の話なんですけど、
あんまり個人のクライアントさんと実際に話している中でのやり取りなのであんまり具体的な話はできないですが、
その方はね僕のところにこのセッションを受けに来て相談される内容として、
その日のテーマとしては自分の今やっていること、自分でもお仕事されている方だったんですけど、
自分でやっていることがいまいちなんかこう方向性としてパッとしないと。
今やられていることも仕事として一応ね成り立ってはいるしお客さんもできてるんだけど、
あんまりこうワクワクできない。自分の中で夢中になって楽しんでできていない。
だからまあ好きなことじゃないんだなっていうことには自分自身で気づいている。
だけど生活ももちろんあるしお客さんも実際に来ていただいているので、
できることとしてはそれがねベストだと思って今やられていると。
だからこそ今日話のテーマで深掘りしていきたいのは、
本当に自分が今やっていることがこれからも貫き通すべきことなのか、
それとも自分のやりたいことっての他にあって方向性も含めて、
そちらの方がより活躍できたりとかより前に進めるんだったらそっちも検討したいというところで、
やりたいことを探したいという思いで来ていただいたんですよね。
でお話を聞いててもちろん今お客さんもいて仕事としても成立していて、
個人で仕事するっていう意味でそうやってね実現できているということがもうそれ自体が素晴らしいことじゃないですか。
それも含めていろいろ話を聞いている中で、
なんで今のね仕事に対して夢中になれない楽しいという感覚が得られないのか。
逆に何かやりたいことだったりとかこういうことだったら続けれそうっていうのが何かありますかとかっていうねいろいろ話をしてたんです。
個人情報なのであまり具体的には話せないですけど、
そこからいろいろ話を深掘っていて、
結局ですね僕の中でこっちなんじゃないかなとか、
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でもそれって言っていることとしてはやりたいことってこの人にとってはこういうやりたいこと実はあるんじゃないかな。
例えばその対話、人とコミュニケーション取るっていうのはすごく好きだっていうことだったのでそっちはやりたい。
だけど今教えている内容に対してはあんまりワクワクしないとか、
なんか教えるっていうことに対してあんまり夢中になれないっていうことだったので、
そこを取っ払っても対話っていうものだけでシンプルにやっていくっていうのも一つこの人のやりたいことにつながるんじゃないかなと思って、
ついついそれを提案しそうになったんですよ。
対話というところにシンプルに思う気を入れ、
それを自分の商品として販売していくっていう形で進んでいくのありなんじゃないですかって本当に言いそうになったんですよね。
ここで使ったのが今日お伝えしている黙るという技術です。
伝えそうになったときにあって思って黙ったんですよね。この技術を使ったわけですよ。
で何をしたかというと何でそれをもっともっとね自分の中でやりたいというふうに思っていないことなのにできてると思いますかと形になっているとか仕事になっていると思いますかって言ったんですよね。
僕が聞いたとするとその人は実は他にもいろいろ掛け持ちでというのが並行してお仕事をされていることがあって、
そっちもいろいろ自分の中で仕事としてやられている。
なので何足かのわらじを履いて今スタートしているというか、進まれているお仕事をしているっていう方だったんですよね。
でとにかく今そっちのこともすごくね意識として集中しないといけないし、もちろん自分でやっているその
今日ね相談に来ていただいた方のこれ求められてるんだけどやりたいことじゃないんですよねっていうこともでも仕事としてお客さんが来てくれているのでやっている
とかっていうのでいろいろですね掛け持ちしすぎていてもう寝る時間がほとんど削られていて
時間がほとんどないとプライベートの時間が寝る時間すらないぐらいの状態だったっていう話だったんですよ。
で結局その人は話をね僕にすればするほど本当のその人の目的や求めていることは自分のやりたいことを見つけてそこをこれから切り開いていきたいっていう風にね最初は来ていただいてたんですけど
僕が黙る技術を使ってもっと話を深掘りして聞いていけばいくほどその人が本当に目的としてたのは時間をしっかりと確保したい。
もう睡眠時間すら削っている状態なのでちゃんと睡眠も取れるでプライベートで家族との時間とかも過ごせる
そういった時間をもっともっとね確保していきたい、大切にしていきたいっていうような実はその人の一番の願いとか優先順位っていうのは実は今時間だったんですよね。
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これも僕がもしね先ほど言っていたこっちの方がっていうこの対話一本で絞ってサービス化してこっちでやっていた方がいいですよとかっていう風に
もし提案しちゃってて、もしそれを受け取っててその人が実践を映すってなるとまた今のお仕事と別で対話の仕事をシンプルに進めていかないといけない。
プラスになっていくわけですね。より時間が捻出されてしまう。
つまり本人の中でも気づいてなかったんですけど実は一番求めてた優先順位っていうのは時間の確保なのにやりたいことをさらに見つけてこっちだって進んでいくってなると当然生活もかかっているので
いきなりすべての仕事、今の仕事を手放すことはできないしってなってくるとより時間がなくなってくるっていう本来求めてたもの
本質的にその人が求めてたものと全然逆方向に行ってしまう可能性があったわけですよ
っていうのでいろいろ話をね深掘りして聞いていると
ああそうだったんだな本当にその人が求めてたことは実はやりたいことを見つけてそっちにベクトルをね
変えていきたいわけではなくてそっちに進んでいきたいわけではなくて時間をしっかりと確保したいんだなっていうことがわかって
時間をしっかりと確保できるんであれば今のできる仕事求められている仕事に対してより熱量って注げますかっていうと注げるっていうことだったんですよね
でまた話をいろいろそこからねあのじゃあこうしていきましょうっていうことを言いたかったんですけどここもぐっと黙る技術を使って黙って
じゃあなんでそのために今こういうことができてないんでしょうかとか今そのためにどういう課題があるんでしょうかとか
またこうさらに深掘りをしたりとかいろんな角度から質問をしていった結果何が起こったかというと今充実してるねって話になったんですよね
それは何でかって言った時にいろいろ掛け持ちしているものを今徐々に手放していっている最中だと
でこれもやっぱりあのその方とはまだ一度しかお会いしてなかったので僕は全てを把握しているやっぱりわけではない
だけど競争的なというかその人が今話の中でテーマで挙げてくれていろいろ話してくれているその話題とかその言葉だけを聞いちゃうと
もう今めちゃくちゃ時間がなくて全てが手つかずになってしまっていてむしろやりたいことをねあの見つけてそこに向かうみたいなこともかなり難しいっていう状態なのかなって思ってたんですけど
今徐々に手放せてるっていうことだったんですよねだから徐々に睡眠時間も今確保できてるっていうことが1時間ちょっと対話していく中でやっと出てきたんですよ
で僕もやっと気づけて結論としてどうなったかっていうと今めっちゃ充実してますねって話になったんです
時間も確保しつつ仕事も自分でできていてでこれからじゃあどうしていこうっていうところの今土台に立っていると
だからやっとこの1時間ちょっと話してやっと本題に入りましたねやっと本当のテーマになりましたねっていうことをお互いでね笑いながら確認してたんですけど
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で結論として結果その人とその時間で対話をして何をしたのかっていうと
今その人が一番向き合うべき問題というのは自分の今やりたいことを見つけてそのベクトルで進んでいこうっていうことをやるわけでもなく
時間をしっかりと確保してその時間を大切にして睡眠時間とか削ってたものをちゃんとそこを充実させていこうっていうわけでもなく
今充実しているんだからじゃあこの充実した今度は状態のままどうやって仕事の成果も上げていけるのかっていう
こっちのテーマが本当にその人が求めてたことだったっていうことなんです
これって本当に黙る技術を使ってなければ全然違った結論に行ってるっていうのがイメージどうですかねできそうですか
これもし僕が一番最初のそのやりたいことを見つけたいっていうテーマを持ってきていただいたわけなので
そこについて僕がもうアドバイスだったりとか提案をし続けていたとしたらもうそのテーマでじゃあやっていきましょうっていう話になって終わってたはずなんですよ
でも蓋開けてみるとその人は時間がないからその今狭間で苦しんでたっていうわけなので
それをさらにじゃあ自分で時間を捻出してやっていくかというときっとやらないはずなんですよね
だからこのテーマ設定がそもそもずれてた
だからこそこれ黙る技術を使ってなければ全然ずれているテーマでずっとその時間対話を続けていって答え結論が出て行動を移していこうって話ですけど
結局行動が移らないのでその対話の時間その人の人生にとって何のインパクトも残せない価値のない時間になってたわけです
だけどそこを一歩黙ることでさらに違った部分でのテーマが見つかった
だけどもそこもさらに黙るテーマ黙る技術を見つけた
使ったことで活用したことで実は本当にその人が今一番求めていて
そして本当に向き合うべきこれからの課題はここっていうところがやっと見つかったっていうのが3段階ですよね
やっと本当のテーマが見つかったっていうことなんです
これが本人で気づけるかというとまず無理だと思うんですよね
僕もやっぱりそれを自分の感覚とかこれまでの経験とか価値観とか
自分の今までのいろいろなビジネススキル技術知識いろんな思考を含めて
こうだろうなっていうある意味自分の中で答えをね
勝手に出してクライアントさんに提示していたとすれば
もうこれは全然他ど違いな答え結論になってしまっていて
本当にその人にとっての結論が本当にその人のための結論になってなかったというふうに思うんです
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だからこそそこまで黙る技術を使って深掘りして
本人でも気づいてなかったような本当のテーマや本当の課題に気づいて
でここまで深く話せたことで出てきましたねやっとっていうところで
じゃあこれからどうしていきますかっていう話にできたので
またその人はこの時間をねこれからもお願いしたいっていうので
最後言っていただいて帰っていただいたんですね
それがまあ1回目その人と初めてお会いしたっていう瞬間時間だったんです
でまぁちょっとね長くなっちゃったのでまとめますが
ここまで対話というところに対してただ単に話を聞くわけでもなく
ただ単に話をしてもらうだけでもなく質問をするだけでもなく
こちらから話すだけでもなくて対話というのは何のためにやるのかというと
やっぱり一番の目的はクライアントさんの人生クライアントさんの現状が変わっていく
クライアントさんがより良い人生を作っていくために対話があると思うし
その時間を一緒に共有していくっていうことだと思うんですよね
だからこそ提供者として大事なことというのは
こっちが知っているつもりにならないこと
そしてこちらが答えや正解を持っているという感覚も持たないこと
クライアントが答えを持っているというのはコーチングの概念では有名な話ですけど
答えを持っているというよりはお互い答えがどこにあるのか
ちゃんとわかりきるまでしっかりと話を深めていかないといけないというのがすごく大事で
だからこそ結論とか結果とか解決策とか正解とかそれを焦らない
まず提供者がそれを焦ってしまった瞬間にその対話の時間というのは
さっきの事例で言った通り全然他ど違いな全然ずれた的外れな結論で終わってしまうので
クライアントさんの人生にとって何のインパクトも残せない
そんな時間になってしまう恐れがあるので
だからこそ対話というのはこの黙る技術というのがめちゃくちゃ重要なんです
ここまで重要ですということを語らせていただいたので
ぜひあなたも活用してみてください
やることはとってもシンプルですよね
自分が言いたくなったな伝えたくなったなって時に黙るっていうことを自分に言い聞かせる
もうただそれだけです
より一歩二歩深めて質問したりとか
より本人に話してもらうクライアントさんにどんどん深掘りして
本人の中からねどんどん出していく答えを出していく結論を出していけるように
本当にその人が望んでいることっていうのは何なんだろうっていう
この問いを常に持ちながらクライアントさんと対話をしていくっていうのがすごく大事だし
僕たちがお金をいただいてまで提供できる
提供していくためのこの担っている役割なのかなというふうに思うので
ぜひこれは活用していただけたらなというふうに思います
ここまで長い時間聞いていただいてありがとうございました
それではまた